【人】 凍剣士 スピカ―ダンジョン内部― 限界…といえば、そうですね。 [感覚を確かめるように、手を何度か握っては開いて見せる。 一線を踏み越えてしまってから、むしろ体力は滾っている。 頭も冴え、霧の影響もほとんど無いと言っていい。 ――飢餓にも似た、空腹感以外は。] …依頼の達成、でしたね。 ただ、こちらも予想外の事が起こってまして。 正直、俺自身ここから生きて帰れるかわからないし、貴女を帰せるか保証できない状況です。 ――見せ場は用意しますから、そこまでを依頼の完遂。 としてもいいですか? [息を整え、冷静に告げる。 突き放しているように見えるが、そうではない。 彼女には、視聴者から集めた防御魔法がある。 であれば、彼女を獲物として選んでも防がれてしまうかもしれない…。 そんな、落ち着いた思考が出来るほどには回復していた。 当然のように、獲物として彼女を吟味していた事には気付かずに。 覗きこむ彼女に、横目で視線を返す。 返答は、どうであったろう。*] (177) 2021/05/03(Mon) 21:45:59 |
凍剣士 スピカは、メモを貼った。 (a36) 2021/05/03(Mon) 21:49:31 |
【人】 凍剣士 スピカ―>>@12― …非常にありがたいですが、お断りします。 [こうなったのは、自分の責任だ。 彼女の目に自分がどう映ろうと、責任は自分にある。 それに、自分は助かりたいのではなく、助けたいのだ。 その一点で認識に差があるように感じる。 そもそも、この作り上げられたダンジョン内で、おそらく管理者に当たるであろう、先刻の魔物の力を覆せるのか。 覆したところで、どうにか出来るような作りになっているのか。 それは否だろう。 どれだけ足掻いたとして、解決できるような作りになっていると思えない。] もし、組むとしたら他の者をお勧めします。 俺は…もう手遅れでしょうから。 [そう言って、立ち上がる。 そのまま彼女の反応を伺った。*] (194) 2021/05/03(Mon) 23:26:43 |
凍剣士 スピカは、メモを貼った。 (a43) 2021/05/03(Mon) 23:28:13 |
【人】 凍剣士 スピカ―>>@13― ありがとう。 貴女も――… せめて貴女だけでも、ご無事で。 [去り行く彼女を見送って、その背が見えなくなっても、しばらくそうしていた。 ――おもむろ、両手を胸の前で合わせて、心から祈る。 『神様、どうか居るのなら、彼女が無事にこの迷宮から出られるよう導いてください。』 何度も、何度も、身じろぎ一つせず胸の奥で唱えあげて、それからゆっくり解いて、踵を返して歩き出した。 どうか、彼女の行く先が救いのあるものであって欲しい。 だからこそ、彼女と同じ道は歩かない。 歩いてはいけない。 彼女とは反対の道を進み、やがて通路の闇に呑まれた。**] (201) 2021/05/04(Tue) 0:03:33 |
凍剣士 スピカは、メモを貼った。 (a46) 2021/05/04(Tue) 0:09:20 |
(a47) 2021/05/04(Tue) 0:51:04 |
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