132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| >>21 エノ 「傷に効く薬を持ってきた。 ……いや、僕が"作った"と言うべきか」 VRの特性を利用して作ったもの。 手のひらの上には塗り薬の入った容器。 「僕の父は外科医だ。昔、切り傷をした時に 手当をしてもらったことがある。 その時に使ってもらったのを作った……筈だ」 よく効く薬だという。 君の言う通り、毒でも塗ってとどめをさしにきたのかもしれない。 信じるかどうかは君次第だ。 (23) 2022/03/04(Fri) 14:27:19 |
薬局
「そうですね」
端的に答えてモップを受け取る。
移動する前に、眼前で揺れたスプレーを捉えた。じぃ、と焼き付けるように視線を注ぐ。
「てっきり特殊な薬剤か何かを使うものだと思っていました。それなら薬局でも普通に買えそうでいいですね。
使う機会が無いに越したことはありませんが、覚えておきます」
小さくお礼を述べて指示通り離れた場所からモップがけを始めようと、
「カミクズさん」
して、立ち止まって振り向いた。
「W誰かがそこで生きていた事の名残を感じていたいW。
海でそう話していましたよね。誰かが居たんだなと安心すると。
……こんな痕跡でも?」
乾いた赤を感慨もなくモップで叩いた。
| >>24 >>25 エノ 「うるさいな……別にやさしくはない。 感謝するならナツメにするんだな」 彼女に言われなければ何もしていなかっただろうから。 咳払いをして、ズレた眼鏡をなおす。 嬉しそうな君に反して、どこか不機嫌そうになった。 「……医者に仲間意識? どういうことだ」 怪訝な顔をしながらも、頼まれたことは了承する。 渋々といった態度だけれど。 ガーゼ、包帯などを用意して。 濡らしたタオルで、傷口が開かないように 背中をそっと拭けば。薬を塗り始める。意外と丁寧だ。 少々染みるくらいはあるだろうけど。 君が治したいと思うのならきっと、この薬は効くものだ。 ここはVR世界。現実とは少々違うから。 (26) 2022/03/04(Fri) 18:25:33 |
薬局
「はい、どうしまし…」
た、と続けようとして。
投げ掛けられた問い、示されたものに、暫しの沈黙の後。
「…その最たるものじゃないですか、これは」
眉を下げて笑って、それを肯定した。
「誰かが生きて、生きようとした事の、名残じゃないですか。
その終わりに寄り添ったものの、名残じゃないですか。
それを汲み取る事のできる、最後の痕跡じゃないですか。
…人が人らしく生きたように、思えるじゃないですか。」
乾いた血痕に視線を落として、殆ど独白のようにそう零して。
それから、ふと顔を上げてあなたの方を見た。
寂しいような、悲しいような、複雑な色の笑みだった。
「ねえ、ユスさん」
「全部綺麗にしてしまったら、わからなくなるんですよ。
その人がどんなふうに生きたのか、どんな終わりだったのか。
どんな事を、思っていたのか。
それらを懐うことが、二度とできなくなってしまうんです」
「自分は、それは少し寂しい事のように思うんです」
| >>27 エノ 「……恩でも売ろうとしたんじゃないのか」 これに関しては君と同じことを思っている。 カイだって大して話したわけではないが。 それなのに頼みを聞いたのは、ただのきまぐれか。 「成る程。なんでまた最初から本名名乗ってなかったのかわからんが」 薬を塗り終えるとガーゼを当てて包帯を巻く。 嫌そうなのも無視して、他にも傷があるのなら、そこもかかさず。 「……はい。終わり。これで少しは治るだろ」 「礼? じゃあ僕をここから出してくれ」 けど、そんなの無理だろ? カイは皮肉気に笑う。 礼なんていらないと言外に言っているようだ。 (29) 2022/03/04(Fri) 19:54:14 |
病室の、一人になる時間で。
端末を弄って、息をついた。
生きるようにと願われた。
生きたいと、思ってしまっている。
思っている。
思えば、思うほどに。
この端末の中の機能が、疎ましく感じる。
「……今日は、ツルギくんにする。」
端末を一つ、タップして。
「明日はどうしよう」
「どうすればいい?」
「ナツメさんは、看病してくれた。」
「打算でも何でも、そうしてくれた。」
「カイくんもそう。」
「わざわざ薬まで作ってくれた。」
「ハナサキさんは、話したことはないけれど。」
「ナツメさんが、命をとして助けたいらしい。義理がある。」
「フカワくんは。」
「殺したく、無い。」
「俺は」
「俺は、ヒメノさんを殺してる。」
「じゃあもう、そうするしかないんじゃないか?」
ヒメノさん。
俺、やっと君の気持ち、理解できたかもな。
……生きたくてたまらないのに、死ななきゃいけないの。
こういう気持ちなのか。
ごめんね。
「明日は立候補しよう。」
そうするしかもう、ないよ。
| >>30 エノ 「違う人間に」 カイにはその一言だけでは 君が違う人間になりたい理由はわからない。 わからないけれど。 「……僕も思ったコトがある」 ぽつり、無意識につぶやく。 きっと、カイは逆だ。特別になりたかったほうだ。 だからきっとすべて理解まではできないのだろう。 はっとして、今のは、なんでもない。と言って。 「ふうん。それが本当ならありがたいな」 ▽ (31) 2022/03/04(Fri) 20:30:12 |
| >>30 エノ 「ああ、あと──これもやるよ 傷の手当てだけじゃ、不十分だからな」 ひとつ、赤い飴玉にも見えるそれを、君に差し出す。 「これは、そうだな……大量に出血した後は 貧血と同じような症状になることもあるだろ。 だから、まあ、そう、鉄分」 実は、適当。製薬会社の子息であろう君になら これが薬の類ではないことくらいはわかるのかも。 だからこれはいわゆる、気休めである。 いたいのいたいのとんでいけ、でなんでか子供が泣き止む程度の。 「じゃあな」 そうぶっきらぼうに言って、カイはさっさと医務室を立ち去る。 (32) 2022/03/04(Fri) 20:31:07 |
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る