【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一 ―― とある一室 ―― [神一は椅子に腰掛け腕を組む。] 政治とは流血の伴う戦争である。 毛沢東の言葉の中で 最も好きな言葉だ。 僕は総理大臣になる男。 そのためにはまずこのポムペッシュ学園で 生徒会長になり絶対的な権威を手に入れる。 僕はこの文化祭で みなの犬になろうじゃないか。 生徒会長になるためなら何だってしよう。 そして僕は人生の勝ち犬になる。* (14) 2020/06/12(Fri) 8:29:05 |
【人】 絵描き 要気付かれないように、気付かないように、と丁寧に開けた筈の、扉は無情にも大きな音を立てた。立てやがった。くそっ! それでも堂々と歩いていけば問題ない!僕は何も悪いことはしていないのだから……! と開き直ってみても、聞こえてきたのは女性の悲鳴。 そして何かが落ちる音。 落ちたのは画材だ。 やはり入らなければよかったか……と後悔するより先にすべきことがあるだろう? 僕が入らなければ無事平穏に暮らしていたはずの彼女。それに落ちるはずのなかった画材。両者にきちんと謝罪すべきだ。そうに違いないきっとそうだ。 予想外の反応でちょっとパニクりかけてる思考をどうにか働かせ、体を動かした。 とりあえず、身近にある絵の具をひとつ拾って、彼女に話しかける。 「えっと……?すいません。突然……」 彼女の方を恐る恐る見るとキラキラと美しい白い髪が無機質な蛍光灯の光を浴び、輝いていた。 (16) 2020/06/12(Fri) 10:40:57 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 中学3年の、夏の終わり頃。 そう言えばあの日も雨だったな。 進路相談の日。 母の母校でもある音大の附属に行って、 もっと音楽の勉強がしたいって。 あの日。 担任にそう進路を伝えた帰り道。 ] (17) 2020/06/12(Fri) 11:31:11 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ レッスンに行く為に母の迎えを待っていた、 コンビニの駐車場で立つ俺に向かって 雨でスリップしたバイクが突っ込んできた。 ]* (18) 2020/06/12(Fri) 11:33:22 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 気づいたら病院のベッドの上。 ぐわんと鳴る頭に吐き気を感じながら 周りを見渡して、 目を真っ赤にした母と目が合った。 もしかして死んだ?なんてふざけた調子で 呟いた声は擦れていて、 母が子供のようにわんわん泣いた。 大袈裟だなぁと笑おうとして、ふと。 動かない左腕、 巻かれたギプス。 俺の周りから音が消えた気がした。 ] (19) 2020/06/12(Fri) 12:17:54 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ そのあとはあんまり記憶がない。 数カ所の複雑骨折とそれに伴う筋断裂、みたいな説明。 ただ一つ。 担当医に言われた言葉だけが ぐるぐると意識を埋め尽くす。 今までのようにはピアノは弾けないと思う、なんて。 悪夢のような、現実だった。 ]* (20) 2020/06/12(Fri) 12:21:44 |
【人】 自撮り ユイやっとお昼休みー! 4時間目の数学マジ何言ってるかわかんなかった! わかんないから授業のあとに質問しに行ったら「一番前に座ってるのにこんな問題もわからんのか」って言われた〜! #ほんとはらたつ #できるようになりたいのに (21) 2020/06/12(Fri) 13:55:33 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ それから真面目にリハビリに 取り組む日々だったけど (ちなみにリハビリはクッッソ痛ぇ。 理学療法士が若くて可愛いあの子じゃなかったら 絶対に 殴ってた)思うようには動いてくれなかった。 好きだったショパンやリストどころか、 ピアノの鍵盤を押さえることすら恐ろしく難しく。 幸い右手は無事で日常生活は まぁまぁなんとかなるとわかったけど、 大袈裟じゃなく 俺の人生は終わったな って思ったんだ。 ] (23) 2020/06/12(Fri) 15:32:40 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ そこからはお決まりのコース。ベタなやつ。 荒れて、荒んで。ぐれてやった。 今時ベタ過ぎて、ドラマや漫画でさえもう誰も 書かないだろ、ってくらいの。 と言ってもまぁ中坊だったから可愛いもんで 髪を染めたり、夜遅くまで帰らなかったり、 タバコを吸ったり、そんな程度。 そんな俺に対しても、原因が原因だけに 怒ることも出来なかった両親。 おかげで溝は見事に深まった。 ピアノが弾けなくなった俺に対して 彼らの落胆も凄まじかっただろうし。 いや二人とも懸命に表面には出さないように していたと思うけど。 ] (24) 2020/06/12(Fri) 15:34:47 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ だから今までの成績やら内心やらで、 なんとかこのポムペッシュ学園に入学出来たのは ほんとにラッキーだった。 いろんな奴がいるし、居心地は悪くない。 イベントは学園あげて盛り上がるのと、 それがいつだって雨なのを除けば。 とは言ってもまぁ問題児に成り下がった俺だから 学校からすりゃ入学させたこと 後悔してんのかも知れないな。 ]* (25) 2020/06/12(Fri) 15:39:49 |
帰宅部 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a11) 2020/06/12(Fri) 16:48:44 |
次期生徒会長候補 赤羽 神一は、メモを貼った。 (a12) 2020/06/12(Fri) 17:46:27 |
【人】 教育実習生 青柳 慶[ 懐かしの母校。 教育実習と文化祭が被る学校。 俺も学生の頃に何人も見てきた。 そして、今度は自分自身が同じ立場になって この場に帰ってくるとは、 あの頃全く想像してもなかった ] お前ら、あんま走るなよ! [ ちょっと廊下で晴れた中庭を眺めていると、 後ろに風が舞った。 生徒たちが荷物を抱えて走っていたらしく、 早歩きになっているのが見て分かる。 その後ろ姿に少し前の自分を重ねて、 笑みが溢れるのを、 誰かに見られているだろうか ]* (26) 2020/06/12(Fri) 17:51:43 |
【人】 テニス部 ちあー教室にてー [如月ちあは、自分の席に座り、頬杖をついて窓を眺めている。] あーあ、雨かぁ。そしたら、部活は無いかぁ。残念。 [ちあは、ソフトテニス部だ。 文化祭の期間は、特別に部活は休みになる。 もし今日が晴れたならば、最後の部活だった。 ちあは、特別強い訳ではないが、ソフトテニスをすることが好きだった。] それにしても、文化祭楽しみだな! どんな屋台や催し物があるんだろう!ワクワクするー! (27) 2020/06/12(Fri) 18:04:15 |
テニス部 ちあは、メモを貼った。 (a13) 2020/06/12(Fri) 18:05:15 |
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。 (a15) 2020/06/12(Fri) 18:15:52 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ ちょっと皮が剥がれかけているピアノの椅子を 右手で引っ張って窓ぎわへ。 食い終わった焼きそばパンのビニール袋を 丸めてゴミ箱に投げた。 だいたい三食を学園で済ませる俺にとって、 この学園の購買は朝早くから開いてて有難い。 私立一貫校の割に、売ってるものは庶民派なのも良い。 家でメシ食わないのは、単に両親と顔を 合わせたくないだけ。 ] (28) 2020/06/12(Fri) 18:22:51 |
【人】 美術部 しずく[ しずくの目の前には赤い絵の具が差し出された ] 「えっと……?すいません。突然……」 >>16 [ しずくは慌てて拾うのをやめて立ち上がった ] 「こ、こちらこそ…すみません。鍵を閉めたと思ってて だから誰も来ないお思って… 恥ずかしい… 」[ しずくは赤くなる顔を隠すように両手で覆った。 「あ、ありがとうございます…」 少し落ち着いたしずくは差し出されていた絵の具を受け取るとキャンパスの横に置いた。 「わ、私は美術部で2年の雨蓮しずくと言います。 あの…ごめんなさい。私の画材を拾うのを手伝わせてしまって。何か用があって来られたのに、私のせいで無駄に時間を…」 しずくは申し訳なさそうに、そして不安そうに手をもじもじと動かした。しずくの治せない小さなくせだ ]* (30) 2020/06/12(Fri) 18:30:33 |
【人】 絵描き 要「あっ、鍵を……」 ……閉められたら僕が出入りできなくなるじゃないか!彼女が鍵を閉め忘れていたことに感謝しよう……。 なんて、本人を前にしては言えないけど。 「ありがとうございます」>>30 彼女はそう言って机の上に絵の具を置いた。彼女が動く度に白く美しい髪が揺れる。 その煌めきに自然と目がいってしまう。 「わ、私は美術部で2年の雨蓮しずくと言います。 あの…ごめんなさい。私の画材を拾うのを手伝わせてしまって。何か用があって来られたのに、私のせいで無駄に時間を…」 彼女の名前はしずく、というらしい。人を覚えられない僕でも彼女のことなら、きっと覚えられるだろう。 手を忙しなく動かす様はなんだか小動物のようだ。 でもこういう時って、どうすればいいんだ……? とりあえず名前を? 「えっと、僕の名前は須藤要って言います。高校2年生で一応、美術部ってことに……?」 ここまで言って彼女と同級生だということに気がついた。 「あーでも、授業もろくにでてないし、部活もきちんと行ってないから、う、うん」 なんだか自分で言ってて悲しくなってきた。自分で決めたことなんだけども。けども。 「用、なんて、そんな、僕のはほら、期限とかないわけだし……こちらこそ、ほんとごめん」 彼女の前のキャンバスに目をやると殆ど何も進んでないのが伺える。美術部とかは、文化祭で追い込みとかあるんだろうに……。申し訳ないと言わせてるのに申し訳ない気持ちになり、肩を縮こませた。 現実逃避気味に、彼女の艶やかな髪を見る。 (31) 2020/06/12(Fri) 19:11:22 |
【人】 絵描き 要やっぱり彼女の髪の毛は綺麗だ。いや、こんな髪ばかり見て僕は変態か、と思わなくは無いのだけど、美しいものに目がいってしまうのは芸術家の性なんだよ、うん。うん……。バレないよね?髪は顔の一部だしきっとバレないよね……。 白い髪の人、初めて見たなあ……。老人の白髪とはまた違って生命力に溢れてるって言うか、輝きが違う。きちんと手入れされているのだろう。 「あぁ、、綺麗な髪だ……」 (32) 2020/06/12(Fri) 19:11:42 |
【人】 闇の帝王 由乃文化祭の季節がやってきた。 僕の魅力をくまなくお伝えするチャンスがやっときた。 僕はこれまで秘めてきた闇の力で文化祭を盛り上げることを想像し、エクスタシーを感じた。 (33) 2020/06/12(Fri) 19:22:28 |
闇の帝王 由乃は、メモを貼った。 (a16) 2020/06/12(Fri) 19:27:24 |
絵描き 要は、メモを貼った。 (a17) 2020/06/12(Fri) 19:32:59 |
【人】 自撮り ユイムカついたときは〜、爆速で〜、猫ふんじゃったを弾くのだッ ♪ネコフンジャッタ!ネコフンジャッタ! ♪ネコフンヅケチャッタラヒッカイタ!!! ・ ・ ・ ふう。いい汗かいた。 さてバイエルやろ。 次の左手が、ド・レ・ミ・ファ…ドファラ! 右手が… [譜面を読むのが苦手なようだ。遅々として進まない…] (34) 2020/06/12(Fri) 20:27:36 |
自撮り ユイは、メモを貼った。 (a18) 2020/06/12(Fri) 20:29:54 |
【人】 教育実習生 青柳 慶−廊下− [ 一瞬鼻を通ったタバコの匂い。>>29 吸っている本人から見られているとは つゆ知らず。彼はその場から離れて、 自分たちが卒業してから出来た教室に 興味が湧いて、新音楽室とやらに 足がむいていた。 昼休みなのに、ピアノの音がする。>>34 ] 誰かいるわけ? [ 驚かせるつもりもなかったけれど、 閉まっていた扉を彼は臆することなく開ける。 まだまだ、初心者といわんばかりの拙い音。 扉を開けてピアノの椅子に座っていたのは、 どちらかといえば、というか 完全なる パリピ系女子 見たことないから、多分化学をとっていない生徒。] あー…………練習の邪魔した?* (35) 2020/06/12(Fri) 20:50:43 |
【人】 美術部 しずく「えっと、僕の名前は須藤要って言います。高校2年生で一応、美術部ってことに……?」 [ しずくは美術部に須藤要という男子生徒が居たのを知らなかったことを恥じた。 彼女はアルビノよりで、肌も弱いし免疫力も低く、度々学校を休んでいた。 そのため、クラスメイトも部活のメンバーが誰がいるのかもあまり詳しくなかった。] 「 うぅ、ごめんなさい 」[ しずくは小さな声で謝罪をした。聞こえたのか聞こえなかったのかはわからないが 「あーでも、授業もろくにでてないし、部活もきちんと行ってないから、う、うん」 と言ってくれて少しだけしずくはホッとした。 しずくは少し落ち着きを取り戻すと、目の前の須藤要から「あぁ、、綺麗な髪だ……」 と聞こえた気がした。] >>32 (36) 2020/06/12(Fri) 21:38:18 |
【人】 美術部 しずく(う、ううん。きっと幻聴。私の願望…。だって、こんな老婆のような髪を綺麗だなんて言ってくれる人なんていないもの…) [ しずくは横髪をクシャりと握った。 小学生の頃から学校を休みがちだったしずくを、クラスメイトはからかった。 白髪の物語に出てくる山姥のようだと。 中学生の頃は指導係の教師に「みっともない」「髪を染めろ」とも言われた。 染めたくとも、しずくの肌はカラー剤すら受け付けなかった。 だからこそ、しずくは自分の髪が嫌いだ。 自分にも自信が無いし、自分から話しかけるなんて畏れ多くてできない。 けれど、不思議と目の前の男子生徒 須藤要には話しかけてみたいと思った。] 「あ、あの…須藤くんって呼んでいいかな?だ、ダメだよね…私なんかが呼んじゃ。ごめんなさい…聞かなかったことに…」* (37) 2020/06/12(Fri) 21:40:09 |
【人】 絵描き 要「あ、あの…須藤くんって呼んでいいかな?」 「えっ?ぜひぜひ!なんならしたの名前でも……?あ、渾名とかも面白そうだと思っていたんだよね!ええと、僕はなんて呼べばいいかな?あーでも初めから馴れ馴れしいのは嫌だよね。雨蓮さんがいいかな……うん」 あまりの嬉しさに矢継ぎ早に言葉を紡ぐ。 人の名前を呼ぶなんて何年ぶりだろう……いや、何十年ぶり? そんな関係性、必要ないと思っていたものだけれど、凄い、嬉しい……。 「だ、ダメだよね…私なんかが呼んじゃ。ごめんなさい…聞かなかったことに…」 彼女は急に、萎んだような声を出す。心做しか髪の輝きもくすんでいるように思えた。 「え……?なんで?僕、すごい嬉しい、けど……?」 何か、彼女の気に触るようなことを言っただろうか?と不安に思うも、彼女が嫌味でそんなことを言ってるようには見えない。 だからこそ、ただ単純に理由が知りたかった。 彼女のことをもっと知りたい。 そう誰かに思ったのはきっと初めてのこと。 (38) 2020/06/12(Fri) 22:04:49 |
【人】 生物部部長 クロユリ早朝、いつものように部室にいる生き物の世話を終え、旧校舎の薄暗い階段を下りてくる姿があった。 旧校舎には空き教室が多いため人の行き来は少ない、ましてや早朝、いつもは誰かと遭遇することはほとんどない。だが今日は文化祭の準備のためだろうか、ちらほらと人の気配がしているようだ。 雨、やまなそうね まったくこの学校の文化祭ときたら そんなことを思いながらも、心なしか楽しげに口元を綻ばせた。 (40) 2020/06/13(Sat) 6:53:39 |
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新