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【人】 背負う者 ルヘナ感情なんて持つから、死ぬ。 だから意地でも生きてやる、と。 決意して、 その裏に寂しさと、悲しみと、苦しさを隠した。 人を信じる気持ち もう要らない、と投げ捨てたかったものは 結局手元に残っている。 明日を、前向きに生きていこう、と、瞼を開く。 その瞬間……… → (19) 2021/04/30(Fri) 0:21:58 |
【人】 その辺に居る ルヘナ「あっ思い出した。」 ルヘナは本来の姿を取り戻した……。 「うーんこのゲームも中々面白かった。 僕は人が死んだらあんな風になるのか。 意外〜。 ていうか腹減ったな。」 自分が昨日焼いたパンを食べ始めた。 だいぶ元気だ。 「…………皆、そうか、 死んでなかったのか。そうか……」 「よかった。」 (20) 2021/04/30(Fri) 0:22:45 |
【人】 子供 カウス>>18 続き 【兄さん】に連れられた先、 ギルド『silly billy』で少年は読み書きを教わった。 奪わずとも、食事を与えられる日々を得た。 少年は、新たな日々を得た。 生きるために、盗みを働く日々は終わるはずだった。 仲間の証と【秘術】を教わり、それで満たされた。 でも、こんな自分を拾ってくれたのは、 一体どうしてなのだろう? その疑問は、すぐに明らかになる。 「なぁカウス、【宝物庫】に仕事だ。 預かってもらいたいモンがある。 余計な詮索はするんじゃねぇ。分かるだろォ?」 少年は聡かった。そうでなければ幸せだったろう。 渡された宝石が、一体どのようなものなのか理解した。 どうして【兄さん】が自分を拾ったのか。 どうして【秘術】を教えてくれたのか。 どうして、仲間と呼んでくれたのか。 それらも同時に、全て、理解した。 ▷ (21) 2021/04/30(Fri) 0:23:03 |
【人】 子供 カウス>>21 続き そうして、生まれて初めての 少年の『救い』は呆気なく砕かれた。 人から奪わなくても食べていけると喜んで食べた 食事は誰かから奪った盗品を元手にしていた。 文字を教えたのも【秘術】を教えたのも、 都合のいい手駒として使役するためだった。 (俺の人生は、そういう風にできてんだな) 少年は、己の人生を諦めた。 【秘術】なんてものを教えられた自分が裏切った時、 口封じされるのは目に見えていた。 少年は拾われた時に、 そして【秘術】を教わったあの時に詰んでいたのだ。 少年は、本を見ることが多くなった。 ギルドに拾われた時から持っていた古びた本は、 【錬金術】について書かれたものだった。 石を金に変える術。本を捲る度、思ったものだ。 (こんな術があれば、俺も) こんなギルドに頼らずとも生きていけただろう。 今となっては、もう遅い。 少年の【夢】は、芽吹く前に潰えたのだ。 ▷ (22) 2021/04/30(Fri) 0:24:09 |
【人】 見物人 サダル>>ヌンキ 「あ」 あなたがキファに出会う前。 すすす。とヌンキに近寄り 「ヌンキ。ヌンキ、お願いがあります。 きいてくれますか、きいてくれますよね。 頑張ってください。 これは、おまじないですから。気づかなくていいです。 本物か、本物じゃないかは、あなたが決めてください。 これは。 ヌンキに贈る 愛の告白がしたい気分 サダルは全力でヌンキの顔面にむかって 気分&みを投げつけた。 リボンがほどけ、そして、顔にぶつかったその気分≠ヘ あなたに何をもたらしただろうか。 「それじゃあ、自分は好きな人たちと仲良くしてくるんで。 ヌンキも、お願いします」 アディオス。 (23) 2021/04/30(Fri) 0:24:42 |
【人】 気分屋 ルヴァ「これで終了……か。 やっとこの面倒臭い設定からも解放される〜〜〜〜!!!」 周囲のざわめきを見ながら、気分屋は笑った。 全部、終わったのだ。 「さっさと帰って──」 現実世界の記憶が。 戻って来る。 「……あたしは」 「自分は」 「僕は」 「おれは」 「俺は」 「俺は」 「……」 ルヴァは、現実の記憶を取り戻した。 取り戻してしまった。 だから、ふらりとどこかへ姿を消した。 (24) 2021/04/30(Fri) 0:24:51 |
【人】 子供 カウス>>22 続き 近いうち、ギルド会合なるものが開かれると 少年は【兄さん】に伝えられる。 会合に参加して欲しい。 そして、ギルドに有利な情報を集めてこい、と。 夢も希望も救いも持たず、手駒として少年は頷いた。 そうして【宝物庫】の中身を全て 置いていくよう要請されると勘づくものだ。 (ああ、俺もうすぐ死ぬんだな) それでも少年は構わなかった。 もうとっくに、いつでも死ぬ覚悟はできていた。 そうして少年は、レムノスを訪れる。 与えられた使命は3つ。 ひとつ。 各ギルドから、可能な限り【宝物】の情報を集めること。 ひとつ。 有益な取引先となり得る『等価交換』と縁を作ること。 ひとつ。 『silly billy』を嗅ぎ回る、目障りな騎士の弱みを握ること。 これが少年に与えられた『設定』──前日譚である。 (25) 2021/04/30(Fri) 0:25:42 |
【人】 がらんどう ゲイザー>>ブラキウム 使い切りの連絡魔具でとある配達員に連絡を入れた。 実家のパイ屋の扉には鍵をかけていないので、配達員も自由に出入りできるだろう。 テーブルにはいくつかのバスケット >>13 と、『お駄賃です』と書かれたメモ帳とキャンディが置いてある。 『ブラキウムさんへ 定例会議の参加者さんを労う料理を作っておきました。 数個のバスケットに詰めていますから、星見杯亭会議室まで届けてください。 また、差出人は匿名でお願いしますね。 届け終わったらブラキウムさんも皆さんと召し上がってください。貴方も頑張っていましたし。疲れた時には甘いもの、ですからね。 お世話になりました。 ゲイザー』 (26) 2021/04/30(Fri) 0:28:12 |
ルヴァは、自室に戻った。 (a4) 2021/04/30(Fri) 0:28:57 |
【人】 子供 カウス「……あー、終わった。終わった? マジ?」 疑心である。 少年は溜め息をついた。 疲労からか心労からか、脱力感が拭えない。 「そうだ。ハマル、ルヘナ。 探しいって……謝んないと。 超イヤ 」足取りは、テストが終わった後も重い。 (27) 2021/04/30(Fri) 0:29:06 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>23 サダル 「……? サダル? サダルなんで生きて……えぇ????」 意味がわからない。 サダルは死んだはず。 一体どういう事なんだろう。 もう一体何をいってるのかもよくわからない。 俺は十分頑張ってきたのだけど。 もう、ゆっくり休んでもいい頃合いでは? そう思っていたらなんか勢いよく顔面にぶつけられた。 「 い” 何を隠そうこの男、ルヴァと全く関わってこなかったため。 気分を売り買いというものがそもそもよくわかっていない。 なんだかよくわからないまま気分の餌食になってしまうことだろう……。 「え、いや。 ちょ、ちょっと、今のなに…… サダル!!! 」助けて欲しい。 (28) 2021/04/30(Fri) 0:34:35 |
ルヴァは、あの子が好き=B (a5) 2021/04/30(Fri) 0:45:06 |
ルヴァは、あの子といると楽しい=B (a6) 2021/04/30(Fri) 0:45:14 |
ルヴァは、あの子と会えて幸せ≠セ。 (a7) 2021/04/30(Fri) 0:45:21 |
ルヴァは、ゲイザーを探している。 (a8) 2021/04/30(Fri) 0:47:29 |
ENo.9 有葉理人 ルヴァは、メモを貼った。 (a9) 2021/04/30(Fri) 0:49:44 |
【人】 がらんどう ゲイザー実家のパイ屋をある程度物色した後。 ふふんと満足げに鼻を鳴らして辺りを見回す。 「……よし。もう心残りはないですね!お父さんがいないなら私はもうここにいる理由ないですし! ええ、勿論……心……残りは…………」 だらりと手が下ろされる。 サルガスによって多くの修正を受けた今、死んだはずの自分たちもその死が無かったことにされている。 恐らく会って、触れて、言葉を交わせるはずだ。 「心残りは……」 (29) 2021/04/30(Fri) 1:00:24 |
ゲイザーは、使い切りの連絡魔具を手に取った。最後の一つだ。 (a10) 2021/04/30(Fri) 1:03:55 |
ゲイザーは、実家の座標と短いメッセージをルヴァに送った。『ルヴァさん、話をしませんか』 (a11) 2021/04/30(Fri) 1:05:13 |
ルヴァは、カウスから受け取った連絡魔具(※盗品)に着信が来たことに気付いた。 (a12) 2021/04/30(Fri) 1:07:46 |
ルヴァは、示された座標に向かう。 (a13) 2021/04/30(Fri) 1:08:28 |
【人】 黒い羊 ハマル黒い水が大事な人を拐っていく。 今日もあの時の夢を見る。夢?いいや。 現実に起こった事だ。 いやだ、いやだ、いやだ! ひとりにしないで。どうか。どうか。おねがいです。 『彼/彼女』を連れて行かないで。誰も連れていかないで。 お願いです、どうか『俺/私』を、 「置いていかないで!!!」 [飛び起きる][周囲を見回す][ここはどこだっけ?] [キュー][そうだ][ハマルは] [……][…………] 【Loading!】【Error!】 【Re:Loading…】【Success!】 「……? ハマルはハマル、だったな」 [周囲を見回す] [……賭けはうまくいったのだろうか?] (30) 2021/04/30(Fri) 1:25:17 |
見物人 サダルは、メモを貼った。 (a14) 2021/04/30(Fri) 4:17:23 |
【人】 贄の羊 アンタレス音が鳴り、空を見上げる。 時間が来たと察すると裏口からギルドの中へと。 大切に想っていた家族の顔を最後に暫し見つめ、自室へと入って行った。 再びこの扉を開ける時は全てがリセットされて自分は今日までのアンタレスではなくなるのだろう。 ベッドへ横たわって目を閉じ、 ……さよなら と小さく自分と世界に別れを告げて静かに意識を手放した。 (31) 2021/04/30(Fri) 4:49:25 |
【人】 尸解仙 キファ>>9 ヌンキ 「はあ!? 何故そうなるのだ!」 キファは、これまでの経緯を説明する。 自分は一度死んだこと。 唯一死者の見えるラサルハグに伝言を託したこと。 幽霊となって、自分を探すヌンキをずっと見ていたこと。 「”思い出さなかった”のか?」 まあ良い、と続ける。 「おまえが苦しんでいた時、吾は何もしてやれなかった。 声は届かない。差し伸べた手はすり抜ける。 だから、今するぞ」 小躯な自分より大きな背中に腕を回して。 キファはヌンキを抱き寄せる。 「ありがとう」 親愛の抱擁、だった。 キファはヌンキを好いている。 ……でも、それは恋情ではない。 (33) 2021/04/30(Fri) 8:47:13 |
ハマルは、カウスにむぎゅ〜〜〜〜〜〜〜!! (a15) 2021/04/30(Fri) 10:01:19 |
ハマルは、キファに力いっぱいむぎゅ〜〜〜〜〜〜! (a16) 2021/04/30(Fri) 10:08:21 |
【人】 セキュリティAI ブラキウム>>26 ゲイザー *タタタ* 連絡を受けたブラキウムは、すぐに走り出しました。 そうしてパイ屋へ立ち入れば、書き置きを手に取ります。 匿名での依頼は、初めてではありません。 しかし以前サダルから受けた配達と違うのは、名前を伏せる理由がわからないことです。 「…… ゲイザ〜! 」パイ屋の中を、大きな声で探し回ります。 もしかすると、ご近所に聴こえてしまうかもしれません。 (42) 2021/04/30(Fri) 10:44:47 |
セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。 (a17) 2021/04/30(Fri) 10:47:52 |
【人】 その辺に居る ルヘナ>>36 カウス 「……!」 君の声を聞けば、振り向く。 ルヘナの顔を見ていたならば、 君を視界に入れた瞬間、心底安心したように破顔し それからスッ……と真顔に戻る様子が見えただろう。 感情を押し隠した。 「カウスか。どうした、 パンが食べたいか? パンか? パンにするか? パンが良いか?」 これまで通り──よりも、嬉しそうにうにを構い始める。 君が嫌がっても君の頭を撫で回す。 君はこれを早めに振り払った方が良い…… (43) 2021/04/30(Fri) 10:48:12 |
ルヘナは、カウスをワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ! (a18) 2021/04/30(Fri) 10:48:29 |
セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。 (a19) 2021/04/30(Fri) 10:50:10 |
セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。 (a20) 2021/04/30(Fri) 10:51:38 |
【人】 黒い羊 ハマル>>39 カウス 「生きてる。カウス、生きてる」 [ぎゅー][最後に見たのは貴方の生首だ] [貴方の事情を知ったのは、メレフの手紙だ] [何も知らないまま貴方を頼り、結局手を掴めなかった] [進んだ先で漸く抱けた『後悔』だった] 「……ハマルは。 カウスが自分で決めた事ならきっと正しかったんだと思う」 [きっと貴方が想定していた言葉だ] 「でも」 [そこまでは][走りきり踏ん張らなくてよくなったハマルは] 「……ハマルはそれでも、さびしかったぞ」 [貴方にしがみつき、胸元に顔を埋めたまま] [くぐもった声は、貴方を責めるのではなく] [どこか拗ねたような響きだった] (46) 2021/04/30(Fri) 10:55:50 |
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