250 【身内】冒険者たちとエロトラップダンジョン【R18】
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[甘くいやらしい響きが耳孔を擽り
意思とは無関係にぶわ、と奥から熱いものがこみ上げる。
必死に耐えていたけれど
彼の声でそんな風に囁かれて、
もう無理だった。]
うっ、あぁぁんッ、
あぁぁぁ…っっっ!!!♡♡
[ぶるり、と大きく体が震え
呆気なく下着の中で吐精する。
べったりと肌に精が張り付く不快感はあるのに
一度出したくらいでは萎える気配もなく
まだガチガチに張ったままだ。]
(〜〜〜………っっっ…… ちが、う)
[こいつはバドじゃない。
バドの顔で、バドの声で、バドの体だけど。
バドは、俺の知っているバドはこんなこと言わない。
誰より最愛の恋人だからこそ、
どうしようもない違和感が積もっていく。
――こわい、と
今まで一度だって彼に対して抱いたことのない
本能的な恐怖すら感じるのに。
淫欲に支配されている肉体は
彼に触られているというだけで悦んでしまう。]
……ちく、しょぉ……っっ
[歯がゆさと焦燥と、自分ではどうにもならない欲に
はぁはぁと荒い息を吐きながら
泣きたい気持ちになって唇を噛んだ。
依然腹の底で疼く劣情を持て余したまま。**]
[ ネスの呼ぶ声だけは、鈍った頭にも響いてくる。
逆を言えば、ソレ以外は今は耳に入らなくて。
指先でネスの後孔に触れて、そのまま潜り込ませれば
今何よりも欲しい熱と畝りがそこにある。
ココに入れたい。
入れて、ネスを鳴かせて
何度も何度も、ココに俺の精を染み込ませたい。
だめ、という静止の声を聞くことはない。
持て余した熱をネスに注ぐことしか考えられない。 ]
──……ん、
[ 不意に、俺の指を受け入れていたネスの体が
するりと俺の腕から抜けた。 ]
[ その場に立ち上がったネスが、
俺の体を抱いて立たせる。
今はダメだと強く俺に語りかけられても、
俺はまだ不思議そうにネスを見ていた。
ダメ?どうして。
今俺とお前で交わる事以外、
全てどうでもいいじゃねえか。
まだ霞がかった思考のまま、
ネスに連れられるままに通路から側の部屋へと足を向ける。
走っている最中も、ネスの体が欲しくて
前なんてろくに見ていなかったから
俺を抱いて走ったネスは、かなり苦労したことだろう。
…っ、せま……
[ そうして押し込まれたのは、狭いロッカー。
ネスの体ともども中に入ると、
小さく眉根を寄せて唸った。
この期に及んでも、普段であれば当然気付くはずの
俺等以外の生物の気配に気付くことはなく。 ]
[ ただ、狭い中に入ったからこそ
より濃く感じるようになったネスの匂いに
浮かされるように擦り寄った。
欲しい。
頭の中はそれで埋め尽くされていて、
静かにして、と言い聞かせるようにして
俺の口をふさぐネスの手に、
どこか獣じみた呼吸を苦しげに吐いた。 ]
…はぁ……っはぁ……
[ なけなしの理性で、ネスの言うことを聞くように頷く。
キスを贈られれば、
我慢の縁にある情欲が刺激され
ぐ……と小さく呻いてネスの太腿に屹立を押し付けた。 ]
[ ネスが鞄を探っている間、
自身のズボンに手をかけると
下着の中で窮屈そうにしていたそれを取り出し、
片手で自身を慰めるようにゆっくりと扱いた。
もう片方の手は、再びネスの下肢に。
先程触れた暖かさにまた触れたくて、
ネスの足の間を掻き分けるようにして後孔を探す。
ネスの手を取るような邪魔はしていないのだ。
これでも十分譲歩している方だと思いたいが、
どうしたって邪魔にはなっていたかもしれない。
ヒタ……
ヒタ……
と、俺達のロッカーの側を知らない気配が通る。
その間も俺は手を止めることができなくて、
ネスの体の中に触れようと
後孔に指を沈めていた。
敵に見つかるかもしれないとか、
ネスの調合の邪魔になるだとか
そんな事を考えられる余裕はない。
今すぐにネスを床に引き倒し、
自身をねじ込んで仕舞いたいほどの衝動を
どうにか抑え込んで息を殺していた。 ]
[ ネスの邪魔をしながらも、
まだか、と時折視線で伺う。
ろくに働かない頭の中、
恋人の「良し」を待ちわびるように。** ]
[離れた舌先を繋ぐ糸が煌めき
重力に逆らえず雫を垂らして、ふつりと切れる。
否定しながらも甘い嬌声が否応なしに上がり
頬を赤く染め上げる表情は情欲を煽った。]
さっきも欲しそうな顔で見てたもんなぁ。
[きっと違う、そんなはずはない。
頭のどこかでそう思っているはずなのに
その‟どこか”はとても遠く。
靄がかり、まともな思考には至れない。
休む間もなく熱を扱いていれば
やがてフィルの身体はぶるりと大きく震えて。]
っふ、イッたのにまだガチガチだな。
そんなに溜まってたのか。
[この身体を、この口を使って喋っているのは誰だろう。
自分であるのに、自分じゃあない。
口端が歪に上がり射精したばかりのフィルの熱を
暴くように、曝け出すように衣服を手早く脱がしてしまえば
張りつめたままの熱に粘液塗れの手を覆う。
ぬちゅっ、と蜜と愛液を混ぜたくって
その手が容赦なく性器を扱き始めて。]
ぐちょぐちょだ。
戦闘の最中に、こんなにして…
胸だけでも気持ちよさそうじゃねぇか。
[勃ち上がった艶めかしい粒を触手の突起がぞりぞりと撫でまわす。
時に転がすように、時に吸い上げるように吸引し
それと同時に下肢へも新たな蔓がのびていく。]
[蔓は足にも絡みつき、徐々に肌を上り詰め
一本は扱かれている肉棒の亀頭へと辿り付いて
先端からあふれる蜜を養分にしようと吸い付いて。
やがてもう一本は後方へと向い
秘所を探すようにうぞうぞと肌の上を這う。]
いっぱい出していいぞ?
声も、精液も。
ああ、それとも……
[耳朶を甘噛みした唇がゆるりと開かれ
その耳の奥を犯すように舌先が侵入する。
脳内へ響かせるように水音を立てて舐めまわし
意識させるように、密着し押し付けた自分の熱を
太腿にこすりつけてゆっくりと腰を揺らす。]
出すより、挿れられたいか?
[これが、と服越しの熱を押し付け
歪に微笑む。]
(助けなくちゃ、ならねぇのに)
(身体も意識も勝手に)
[遠く遠くどこかでそう思っているのに。
酷くしたい、犯したいという意識が勝る。
めちゃくちゃにして、突き上げて、種を植え付けたい。
優しくも甘くもない嗜虐心だけが快楽を求めている。]
良い子だろ、フィル。
どうして欲しいか言えるよな?
──
「いつもみたいに、そのチンポで犯してください」
って。
[唯一、小刻みに震える指が繋いだ片手は離さないまま*]
んぅ、ぁ
[達したばかりだというのに
ズボンのベルトが外され下着が下ろされて
精液まみれの性器が露になる。
蜜と精液で濡れた手でぐちゃぐちゃと
上下に扱かれればまたすぐにでも果ててしまいそうで
ひくり、と喉が鳴った。]
あぁあ、んんっ…♡ふぁぁ……っ♡
あ、ひぅぅ…っ、んぁぁん…っっ♡♡ ぁぁ……ッ
[こんなになってるのは俺のせいじゃない。
ああ、でも―――どこもかしこも気持ちいい。
胸粒をぞりぞりと扱かれるのも、敏感な亀頭を吸われるのも。
もっとしてほしい、もっと――
情欲にだらしなく表情を蕩けさせ、
ただ甘い声ばかりをあげていたけれど。]
ッ、
[先程から腿に当たっていた熱が
グリと擦りつけられて息を飲んだ。
――欲しい。
それが欲しい。今すぐに。
犯されて恥も外聞もなく果ててしまいたいと、
体の芯は痛いほどそう訴えているのに。
どこか歪な笑みに、駄目だと心が警鐘を鳴らす。]
――――――っっ
[囁かれた台詞に、頭の奥がカアッと沸騰するように熱くなった。
―――これは欲情ではなく、て。]
(―――ちが、う……!!)
[バドは、バドはいつだって俺を揶揄って、
意地悪ばかり言うけれど。
その底にはいつだって俺のことが愛しくて、
可愛がりたくて仕方ないのが滲んでいて、
今の"これ"とは決定的に違う。
こんな嗜虐的な笑みで、支配的な声で、
俺をただ屈服させるためだけの台詞、
絶対にバドは言わない。
違う、と思ってしまうと腹の底からこみ上げるのは怒りで。
それが情欲に支配されそうになる思考回路をギリギリ上回った。
ギリ、と強く奥歯を噛み、バドを睨みつける。]
〜〜こっちがおとなしくしてりゃ
あんま舐めたこと言ってんじゃ、ねえぞっ...!!!
バドっ...!!!
[俺が情けなく痴態を晒すのも
甘えて請うのも、それを己に許すのも。
世界でたった一人バドにだけで、
その皮を被った「なにか」に対してじゃない。
繋いだまま小刻みに震える片手を
爪が食い込みそうなくらいに強く握り、
バドの深層意識に向けて必死に呼び掛ける。]
おいっ!!目ぇ覚ませバド!!!
こんな魔物にあっさり体明け渡しやがって、
俺が嬲り犯されてもいいってのかよっ!!馬鹿バド!!!
俺の事守るんだろーがッ!?!?
[懸命に身を捩じらせ訴えるも当然のように身動きは取れないし。
その言葉が届くかどうかは、果たして――…**]
[彼が今どんな状態か、
詳しく分析する余裕が無いので、測りかねる。
でも、僕が作った媚薬を飲んだ時よりも
衝動は強くなさそうで、でも、話は通じなさそうだ。
だめだと言っても言葉が返らなくて、
指も勿論引いてくれなくて。
ゼクスさんがこんな状態で、今度敵に襲われたら……
殺されないにしても、どうなるかわからない。
言ってもきいてくれないなら、
無理にでも連れて行くしかない]
―――っ……
[力任せに立たせた彼は、僕の言葉を理解しがたいものという様な顔で聞いている。
……別人の様になってしまったけれど、
彼は僕の大切な人に違いない。
守るって、足手まといにならないって決めたから、
走る気のない彼の身体をしっかり抱いて、
逃げる事に全力だった]
[逃げた先にあったロッカーに二人で入れば、
狭いって言われて、
ちょっと可笑しい様な、拗ねたい様な気持ちで彼の口を塞いだ]
ん、……
[もうここに入るしかないと思ったけれど、
こんな風に擦り寄られて、
手に熱い息をかけられて、失敗したかな、と思う……]
(……僕も、ヘンな気持ちになりそう……)
[伝染してしまいそうになる思考に、頭を振る。
だめだ、僕まで堕ちちゃ。
彼も我慢するって頷いてくれたから、僕は僕の仕事を全うする]
[彼にキスをして、鞄の中に手を突っ込む]
!……、
[と、小さな呻き声が上から聴こえて、
腿のあたりに、硬いものが押し当てられた。
ロッカーの中は暗かったけれど、
それが何かはわからない筈はない。
調合ができない訳じゃない、と
何も言わず、手探りで鞄の中から道具を取り出す。
その間にも彼は何やらごそごそと下肢で音を立て
、
やがて、密着しているからこそわかる振動が伝わって、
切なく目を細める。
自分でさせて申し訳ない気持ち。
でも謝る前に、薬を作ろうと……]
ひゃ、っ……
[不意に後ろに触れて来た手に思わず声を上げそうになって、
何とか踏みとどまる。軽く睨む様に彼を見上げたけれど、
彼は止める気配は無い]
[このまま、調合を進めるしかない。
言葉はあまり彼に効かなそうだし、
暴れたら、ロッカーから飛び出てしまう。
意を決して胸の前の狭いスペースに小皿を出して、
その上に粉末と固形物を出して、石でできた棒でごりごりと擦って混ぜ合わせていく。
計量器がないから勘頼りだし、
この「催淫を打ち消す薬」なんて大雑把な薬が
彼に効くかわからないけれど。
孔に指を挿入れられても、作業を進める]
ふ、ぅ……
ぁ……
[スムーズには勿論いかない。
好きな人に孔と身体の中を弄られて、
感じるな、なんて無茶な話だ。
外に足音が聞こえれば何とか声を堪えようとしたけれど、
どうしたって甘い吐息混じりに声が漏れてしまった]
[時々刺さる視線が、更に僕を責め立てる。
薬を待たれているのだと解釈したのだけど、
こんな場面で感じてしまっている僕を
観察されている様に思えてならなくて]
……ん、できた、よ。
[でも、目当ての薬を完成させる。
本当に出来に自信がないから不安いっぱいなんだけど、
真珠くらいの大きさになった薬を摘まんで、チョコを食べさせた時みたいに、彼の口の中に押し込んだ]
[ちゃんと飲み込んでくれる様に、
もう一度彼の口を塞ぎながら、
もう片方の手は、彼の手で扱かれていた雄芯へ添えた。
何もしてあげられなかった分、
最後はせめて僕が愛でてあげたくて。
あまり強烈な刺激にならない様に、
先端をすりすりと擽ってあげる。
薬が効くのは少し時間がかかると思うし、
一回射精すれば、少しは辛いのもマシになるかな、という気持ちもあった。**]
[手のひらの上で転がるように
手中に収めた相手が甘い声を上げ表情を
蕩けさせていくことに、愉悦めいた笑みが浮かぶ。
こうなるために生み出され
こうすることが使命なのだ
蔓から吸収する精液の力で瘴気を漂わせ
嬌声を聞くことで力さえも増す。]
[──そのはずだった。
先程まで甘い声を上げていた相手は
反抗的に喚き散らす。
この男がそんなにも重要なのか。
同じ身だというのに、簡単には折れないらしい。
面白い。
それならそれで屈服させるだけだ。]
健気だなぁ?
こんな淫らな姿になっても
この男が重要とは。
[その口を黙らせるように乱暴な口付けを強制する。
舌を差し込み、咥内をゆっくりと舐めまわし
絡みつかせては吸い上げるその口付けの仕方は
朝の口付けと同じ。]
[唇を重ねたまま、痛いくらいに繋がれた指が
皮膚に爪が食い込むほどに繋がった手が
ぎゅっと優しく、確かに握り返された。]
…──今のは、効いた。
[唇が離れた瞬間唱えられた呪文で、旋風が舞う。
一帯の瘴気が一気に祓われ、淀んでいた瞳に光がさした。
フィルの熱を撫でていた手を魔物へと押しやり
また間髪入れずに呪文を綴る。]
bladeofwind!!
今だ、フィル!!
[巻き起こる風が魔物だけを的確に捉え
フィルの自由を奪っていた蔓を切り裂いたと同時。
繋いでいた手を離すと、魔剣に飛びつきそれを投げ渡した*]
っったりまえだろッ
んぅ……!!!
[反論を封じるように乱暴に唇が重ねられる。
駄目か、と悔しそうに目元を歪めたものの
もうどうすることもできなくて。]
(クソッ……!!!)
[ああ、口付けはこんなにもバドだ。
柔らかい舌が咥内を這う感触に
また頭の中がぼんやりっとしてきて。
欲に飲まれてしまいそうになった刹那――、
優しく、けれど力強く。
手を握り返す力を確かに感じた。]
……っ、
[唇が離れた瞬間、
辺りに巻き起こった風と共に視界に入ったのは。
さっきまでの虚ろな目をした"何か"ではなく、
自分のよく見知った恋人の顔。
目を見開いた隙に
バドが間髪入れずに呪文を唱え
蔓が切り裂かれて両腕が自由になる。
側にあった愛剣が放られ、
咄嗟にそれを掴んで。]
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