69 【R18RP】乾いた風の向こうへ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| [ 部屋に帰り窓から王宮方向を眺めていると、明日の朝に向かってみようと彼から同意が返る。] 起きられるかな。 [ 自分は部屋に残した白ワインを酔い醒ましの水代わりにし、彼に氷水はどう? と伺った。 起きられないのはどちらかとは言わない。陽が上がってしまえば自分がぐずつきそうだし、夜明けぎりぎりの時間では彼の眠りが足りないかもしれない。] せめてもう少しだけでも陽射しが弱ければいいのに。 ダンテは行きたいところはある? [ 職人の店を気にしていたようだからそこか >>158。同じ寝台に潜り込むと、存外近い他人の体温は一層眠気を誘う。どちらかが眠りに落ちる前に、答えは聞けたかどうか。]* (219) 2021/04/20(Tue) 7:32:18 |
昼間少し寝たから。
[ 日中活動できない訳ではないが、直接陽の当たるのはどうしても不得手で、朝方の早い時刻、もしくは夕方からの活動になりがちだ。
旅行先なら一番活動しやすいだろう時間に、同行者の動きを制限してしまう事に申し訳なさがある。
だからこそ彼も最初の旅行は、陽の短い季節に雪国へ行こうと誘ってくれたのだろう。旅の最中に、何がきっかけだったか海の話になった。北方の鈍色の海。物語にあるような青い海を見たことがないと言えば、次はそれを見に行こうと彼は言った。]
明け方起きられたら、お城に行って、それから何処かの店で朝食にしよう。
それから、もし僕が眠るようなら、ダンテは何処か見て回って貰ってもいいし……。
[ 寝台に膝で乗り上げると深く沈み、ほんの微かにだけ撥条が軋む音がした。ダンテが掛け布を開いて自分を招く素振りだが、既に眠そうで聴こえているかわからない。
今日一日の様子では、外を出歩くに危険がある程の殺伐とした世情でないようではあるが、引き続いて明日もそうであるかはわからない。彼を一人にすること、語尾は言い淀む。
寝台の軋みは体重を乗せた最初のひとつきり、後は音もなくシーツを渡って寄り添い腕に収まると、猫みたいだね、と彼が言った。起きている。
月明かりが思いがけぬほど冴え冴えと、部屋の中の陰を明瞭にする。
規則正しい筈の心音が時折跳ねるように響き、浅い長い呼吸の音が、隣の人が、横たわって暫くの後もまだ眠らずにいることを伝える。]
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る