人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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[アスルの唇が頬に触れ、滴を掬ってくれる。
自分が泣いているときにしてくれる涙を受け止める仕草はいつも優しくて、大雑把さが嘘のような繊細さがあった。

胸にこみ上げる熱。嬉しくてくすぐったくて。
触れる手のひらにふんわり微笑んで、自然と首元に回していた手にぎゅっと力を込めて身体を寄せ合う。
銀色の髪からはさわやかな風と彼の香りがする。
覗き込んだなら、今は夜の空のように光を煌めかせる青い瞳がじっと見つめてきて、こんなに長く付き合ってきていたとしてもじんわり頬に熱が上るのは止められなかった。]

 この場所も、私の特等席ね。

[アスルの飛行機限定、ハンドルの隣の場所。
下ろしてもらうとたおやかな仕草でワンピースの裾を整え、その割にはしゃぐように足を揺らしてみせる。
振り向くように仰いだら、ちゃんとアスルがいる。
この場所から眺める、操縦しながら前を見据えるアスルの横顔がなによりも好きだった。
どんな景色より、どんな雲の形や空の色より、自分の心に仕舞われた絵には、彼の横顔ばかりが詰まっている。]


 もう、そんなことを言って。
 でも大切に持っていてくれてありがとう。

[アスルが耳につけやすいよう顔を傾ける。
揃った真珠の耳飾りは力をなくしているはずなのに、心を表すかのように月の明かりをやどして光をまとった。]

 ……うん。

[眉を下げながら、幸せそうに目が細まり唇が綻ぶ。
自分もまた彼の手のひらにあのコインを乗せた。
彼がずっと大切に持ち続けてきた飛行機乗りの証のひとつ。]

 私も、もうアスルを探さなくていいものね。

[昔から街でよく迷子になる見習いだったけれど。
悪戯っぽくこちらも笑んで、視線が交わるままに――彼の手をほんの少し引いたなら、そっと瞼を下ろした。*]

【人】 武藤景虎


 またそのうちボート乗れるとこ行こうな。

[船着き場にのんびり戻りながら、水面に指をつける柚樹にそう返して。

スワンはある意味で面白かったけど、手漕ぎの方が柚樹は好きそうだ。>>134

スワンは屋根ついてたし、テラスも屋根付きのじゃない方で素敵と言ってたっけ、温泉も露天で喜んでいた。

建物の中がそもそも息苦しいみたいなところがあるし、何かと開放的な場所のが好きなんだろう。

ならやっぱ夏に遊びに行くならプールより海かな。

こんな感じの湖や川も、また行けたらいいなって。

此処に来ることはもう叶わないのかもと思えば、いつもより美味い気のする澄んだ空気を少し深めに吸った。]
(141) 2023/03/12(Sun) 21:57:14

【人】 武藤景虎


 生き餌ってくらいだから生きてた方が美味そうに見えんのかな、魚視点。

[道中で釣りのやり方は簡単に柚樹に話だから、川につけば早速釣りの準備に取り掛かる。

針に生き餌を通す柚樹の手元を見ながら、あまり参考にならなさそうな回答をしつつ、川面に投げ入れるところまで見届ければ自分の放った糸の先を眺めた。

気づいたら餌外れてたりしないか心配になったりしてくるものの、引き上げずにしばらくの時間待ってると眠くなってくる。

でも、川のせせらぎや流れる空気の清涼さが気持ちいい。]
(143) 2023/03/12(Sun) 21:57:42

【人】 武藤景虎


 お、引いてる。

[ぼんやりしかけたところで竿を引く感触にちょっとテンションが上がったりもして。

釣れたら楽しいんだよな、とは。
何もない時間を過ごすのを楽しむような感覚はまだ少し早いのかもしれない。

結果的には釣果は(3)2n5尾だったかな。]

 えらい、網なら結構いけるね。
 手掴みはさすがに難しいと思うよ?

[釣りはなんか違ったらしい柚樹が網を手にし出した柚樹が2尾ゲットした後、素手を川に入れ始めた辺りで釣竿を置いた。

水が気持ちよさそうだから、濡れないようにスラックスの裾とシャツの袖を捲って川の中には入ってみた。
バシャバシャしてるだけで楽しい。]
(145) 2023/03/12(Sun) 22:00:32

【人】 武藤景虎

 はは、冷たくて気持ちいいな。

[柚樹に軽く水の飛沫をかけたりしたけど、本来の目的を思い出して。

あんまり水を掻いたり大きな声を出したら魚が逃げそうだから、少しは控えめにはした。

網を使ってみたところ(2)2n5尾は捕まえられたところで、試しにやってみた手掴みの結果は(2)0n3尾だった。

二人合わせたらとりあえずの夕飯分くらいにはなるんじゃないだろうか。

柚樹をお腹いっぱいにはしてやりたいところだけど。]*
(146) 2023/03/12(Sun) 22:01:01
[大切にしてたというのには当然だろというように見せて]

 俺以上に正直者なんていないぞ。なんていうと笑われるのはどうしてだろうな。

[ふふっと冗談めかした笑みを浮かべる、そんな一瞬すら戻ってきた日常を思い返して愛おしい。
特等席に座り、ペルラの月色の髪をより引き立てる耳飾りがあるべき場所に戻ったことに満足して、自分の掌に戻ってきたコイン。親父にもらったお土産で空に興味をもちはじめた切欠のコインが返ってくる。]

 そうだな。幸せになることを考えたら自然とそこにいるわけだしな。

[俺の、ペルラの、互いの幸せをそう評するようにいいながら、強請るように手を引く奥ゆかしい人へと、そっと顔を近づけて重ね合わせる。激しさはなくゆっくりと噛みしめるように触れあう唇に、あの時悼めなかったものが、喜びのものとなって一筋の涙がこぼれる]

 ……そういえば、これいえなかったことあったな…

 一生愛し続ける。だから結婚しよう。俺のペルラ……

[巫女と守り人であったならば言えなかった言葉も、もう二人には関係ない。
彼女が戻ってきたからこそ言える言葉を伝えて――湖上の上で月明かりに映る影を重ね合わせるのであった*]

【人】 武藤景虎

[柚樹が空気の通らない場所が苦手らしい>>147ことは、あの美術館に閉じ込められたような状況の時からなんとなくわかってはいた。

不思議な力で阻まれていない行くことのできる範囲に、いくらか外もあったから走りに行けば元気になるのでは?と提案した時の表情は今思い返しても少し心臓がうるさくなる。

まあ、あれは外に出たいのと走りたいのと両方の側面があったとは思うけど。

オレが先に現実に還ることになった時も、話す時間をくれと頼んだ時に誘われたのは屋上だったし。

それ以外でも、一緒に出かけた時は建物の中にいても何かと屋上に連れて行かれることは多い気はする。

偶に爪の塗装をしている時は、皮膚呼吸できない感じがするとか言ってたっけ。
これはちょっと違うかもしれないが。

そんな感じだから、遊びに行くのに開けた場所の多いキャンプ場がちょうど良いっていうのは、此処に来るまで気づいてなかったのは不覚だったかな。]
(158) 2023/03/13(Mon) 1:23:41

【人】 武藤景虎

[ボートは大層気に入ったらしいものの、川釣りは向いてないようだった。>>148

じっとしてんのが苦手なんだろうなとは、オレもそんなに人のことは言えないけど。

川に手を突っ込んで魚を掴み捕ろうとしている柚樹に水の飛沫をかけたら猫みたいな悲鳴を上げたのが面白くて、つい戯れを続けそうにはなったが、威嚇音を発されたのにごめんごめんとは笑って言いつつ。>>149

竹を川に叩きつけて網に追い込むみたいな漁の方法を知ってたら、柚樹も得意そうな気はするんだけど残念ながら知らないので。

それでも真面目に魚の捕獲に戻った後はそれなり、網でも手掴みでも二匹ずつは捕まえることができたので、もしかしたら才能があるかもしれん。]

柚樹は魚捌けるもんな、頼りにしてる。

[川魚の丸焼きってそのまま串刺して焼いてるイメージがあるけど内臓とか取り除いたりは必要なんかな。

魚によるのかとは思いつつ、イワナとかマスとか?おそらくその辺りの魚がクーラーボックスに詰められるとコテージまで戻ることにした。]
(159) 2023/03/13(Mon) 1:24:03

【人】 武藤景虎


 んー?ああ、ご褒美決まった?

[道すがら、柚樹に告げられたのはさっきのボート競争の景品の件で。>>150

意外と早く決まったな、とは此処にいる間には特に思いつかないかもと思っていたのもあって。

なんか奢ったりどっか連れてったりみたいな感じかなと思っていたので。
その場合、此処よりは現実の方での要件になるかな、とは。
だから、此処で叶えて欲しいことだとわかって一、二度瞬きをした。]

 オレの焼いた魚……。

[今持ってるやつのことだよな、とはさすがにわかる。

返事をする前に暫し逡巡する。
ガチで一回も一人で料理したことないんだが。
ただ焼いたら美味くなるってもんでもなさそうだし、柚樹が調理した方が美味くなるのは確実だ。

でも、そんな期待した目で言われたら叶えてやりたいとは思うもので。]
(160) 2023/03/13(Mon) 1:24:39

【人】 武藤景虎


 わかった。
 オレの手料理は相当レアなので、景品としては豪華だな。

[頑張ったご褒美にはちょうどいいかも、なんて大言壮語もいいところだが。

オレの手料理食いたいと言う人間が柚樹以外に存在しないだけではあっても、特別ではあるので。]

 手伝って貰わないし一人で作る……けど、
 ちょっと待ってて貰える?

[川魚焼くための手順を検索させて貰ってもいいかな。

どうせならちゃんと本当に美味く焼きたいとは思うので。

ネット一切繋がらなかったら、釣竿借りた小屋にでも走って聞こうかと思ったりはしたけど、幸いネットは繋がるようだ。]
(161) 2023/03/13(Mon) 1:27:57

【人】 武藤景虎


 んー、じゃあ、二尾だけ貰おう。
 柚樹の分とオレの分。

[柚樹の分だけでいいんだが、失敗した時用……というか、二つ焼いて美味くできた方を柚樹に食べさせた方が成功率高そうだし。

多分ニジマスと思われる同じくらいの大きさの魚を二尾取り出して、後は任せていいかなとお願いした。

まずは火の準備かな。
夕飯の準備をする頃には、昨日と同じく何だかんだ初日以外は世話になってるテラスの焼き場へと向かおう。]*
(162) 2023/03/13(Mon) 1:28:14

【人】 武藤景虎

[川魚焼いて食った経験なんてあったかな、昔家族でキャンプ行った時くらいかも。

とーちゃんが一時期キャンプ関連にハマっていたことがあって、アウトドア雑誌を購読してたことがあるから読んだりした記憶はぼんやりあるが、オレ自身がなんかした覚えは特にない。

庭にテント張ったりキャンプ用のガスコンロ使って米炊いたりも謎に楽しかったな、此処はいい感じのコテージがあったけどテントも楽しかったりするからそのうちそういうキャンプもしてみたいな、とか。

それはさておき、オレの焼いた魚を柚樹に食わせるというミッションが発生したので魚の焼き方を調べ始めたのだった。

人の手料理をそんなに長いこと食べてないとは知らねど>>167、柚樹んちに行った時は柚樹が常に作ってはいるし、外食でもなければ滅多に食べることはないんだろうなとは。]

 おう、任せとけ。

[スマホの検索した手順と睨めっこした後、顔を上げれば礼を告げる柚樹と目が合って。>>168

そんなかわいい顔されたら頑張らないとなと改めて気合をいれておく。
どうせなら、食べた後に笑顔になって欲しいのはあるし。]
(171) 2023/03/13(Mon) 8:44:28

【人】 武藤景虎


 ありがと。
 そうだな、火おこしは覚えといたら便利だろうし。

[テラスに出れば今日は柚樹と一緒に火おこしをして、炭の積み方とか火の回し方とか、まあ、着火剤あれば大体なんとかなるよと話して。]

[ニジマスを選んだのは大きめの方が細かい作業が少なくなるからというのと、包丁使わずとも割り箸だけでハラワタ抜けるっぽいので。

柚樹と交代で火の番をしていたから、包丁使うからと横に立っていてもらう必要もないし……って子どもかと思ってはしまうが。

川魚は塩でぬめりを取っておけば鱗を削ぐみたいな作業は必要なさそうで助かる。

魚の口の中に割り箸を突っ込んで、ぐるぐるしたら内臓が巻き取れるのはちょっと面白かった。エラもついでに引き抜けるし。

焼き上がりにもよるけどこっちが柚樹のかな。
二尾とも全体に少し水で湿らせた塩を多めにぺたぺたしておく。

串打ちが一番大変そうだな、とは手順を確認しながら。

とはいえ、そこまで繊細な作業ではないから背骨の位置を確認しながらちょっと波打つ感じで焼いてる時にズルってならないように……と、一尾目より二尾目のが上手くできた。]
(172) 2023/03/13(Mon) 8:44:51

【人】 武藤景虎


 多分だいじょぶ、焼いたら食える感じにはなった。

[柚樹の方がやっぱり手際もよかったから、焚き火の周りに串に刺した魚を立てる時には既に結構出来てたみたいだ。

そう、あと大事なのは何飲もうかなって魚捕まえてる時から考えてた酒のことで。>>170]

 オレもとりあえずレモンのやつにしとく。
 昨日飲んだのと同じやつー。
 あ、日本酒も飲む。

[前に柚樹に付き合ってそこそこハードな筋トレした後、居酒屋行った時もレモンサワー飲んだなって。

でも日本酒も飲みたいなと思ったから、それはレモンチューハイの缶空けてからかなと。

魚の骨もパリパリに焼いたら食えるんだってと話しつつ、パチパチ音を立てて焼かれていく魚を眺めた。]
(173) 2023/03/13(Mon) 8:45:16

【人】 武藤景虎


 もうそろそろ良さそうかな。
 めっちゃ腹減ってきた……。

[魚の皮がいい感じに固くなってきて、周囲に美味そうな匂いが漂うのに腹の虫が鳴きそうになる。

ちゃんと焼けてるかを確かめてから、見た目的にも綺麗にできた方を柚樹の分ねと伝えておいた。

まずは乾杯かな、と魚の串を手に取る前にチューハイの缶を開けて。]

 魚捕れた記念……、じゃなくて、
 柚樹のボート競争勝利祝いかな。

[おめでと、お疲れ様と声をかけると缶を前に掲げる。

缶を軽く合わせれば、口元で大きめに傾けた。
やっぱり一杯目はレモンのやつにしといてよかったな。
空腹と全体的に酷使した体に染み渡る感じがする。]
(174) 2023/03/13(Mon) 8:46:03

【人】 武藤景虎


 えーと、じゃあ記念品贈与……?

[そう言って柚樹の分の魚の串を渡した。

自分の分で毒味……じゃなく味見してからのがいいかなとも思ったんだけど、ご褒美なので先に食うのもあれかなって。

柚樹が食べるまでは、若干緊張した面持ちで見つめはしてしまった。

美味く出来てればいいんだけど。]*
(175) 2023/03/13(Mon) 8:46:19
[わずかな言葉が頭の中をぐるぐると巡るばかりで、他には何も考えることはできなかった。
 その感触はよく知っているはずなのに、記憶はどこか遠く曖昧で靄がかったようにも感じられる。それでも、冷えた身体に伝わる熱にやすらぎを覚えた。

 水が身体に染み渡る、気がした。
 固まっていた身体が少しずつ動かせるようになってくる。
 自分が“生きている”と感じたのは生まれて初めてだったかもしれない。

 痩せた指は大きな手を求めて彷徨う。触れたならばそっと指先を絡める。]


  
……ありがと



[ほとんど吐息のように、彼女はつぶやいた。]**

[水を与えた後、僅かながらに彼女の体が動いた気がした。
 彼女の左隣から身を寄せ、肩を抱いて見守るうち、すっかり細くなった指が彷徨うのを見つけてそっと左手を寄せる。絡まってくる指を感じながらぴたりと掌を合わせ、絡め返した指で一本一本を愛おしむように撫でた。

 弱い吐息に乗せられた声は確かに耳に届き、微笑みが浮かぶ]


  椿、また会って話ができてよかった。


[室内に響かせた声は穏やかに安らいでいた。彼女にとっては聞き慣れないだろうが、夢の中での別れ際に聴いたばかりの声でもあるだろう。

 もう一度言葉が交わせることが心から嬉しかった。
 彼女の命はもう長く続けられないかもしれないけれど、少しでも長く共に在ることができるようにと祈った]**

【人】 武藤景虎


 そうかな。
 林檎の皮剥きよりはやりやすかった。

[包丁使ってないしな、と串に刺した魚を褒められたことにいくらか安堵する。>>176

立て置きで少し焚き火から離してじっくり焼く方式なら、ちゃんと見とけばそこまで焦げたりもしないだろうし。

内臓はちゃんと取れたはずなので、後は塩加減とかその辺がうまいこといってたら大丈夫そうとは思いつつ、心配で焼いてる間は結構ずっと見てた。
脂が溶け出して煙が立つ頃には腹が減る一方だったけど。

レモンチューハイの後は日本酒も飲みたいと告げると、満面の笑みを浮かべる様子に、まだ日本酒は飲んでなかったもんなと笑みを返して。

柚樹は日本酒が特に好きだし、魚焼いてたら良さそうなアテができると分かれば飲みたがるだろうなとは思っていた。]
(181) 2023/03/13(Mon) 12:18:28

【人】 武藤景虎


 うん?了解。

[10分で戻ると言うのに、なんか追加で作るのかなとは思っていたけど。

戻ってきた柚樹が手にしていたアテにはちょっとびっくりした。>>177

米も炊く準備もしてきたらしいのに、さっとよくそんなに作れるなというのもあるし、ふきのとうなんてあったの?と聞いたら川辺で採取していたらしい。

全然気づかなかった、ふきのとうも酒には合うよね。
今度実家から送られてくる野菜にも入ってるって。]
(182) 2023/03/13(Mon) 12:19:22

【人】 武藤景虎


 ん、乾杯。

[新しく用意された酒のアテを見たら空腹も限界値を超えそうになった辺りで、乾杯をして。

お互い数秒無言で缶チューハイを喉に流し込む。]

 はー、美味いな……。

[いろいろと体動かした後はやっぱり酸っぱいものが良いんだなとは以前実感した通りで。

喉の渇きと疲労感が癒されて一息吐いた後、柚樹に魚を渡す時には酒で緩んだ気が少し緊張したけれど。]
(183) 2023/03/13(Mon) 12:19:47

【人】 武藤景虎


 美味い?そっか、よかった。

[ご馳走は大袈裟ではと照れくさそうに笑って返しはしたものの、本当に美味そうに食べてくれたから安堵の息を吐いた。>>179

柚樹が美味いもの食って幸せそうな顔をしているのを見るのが好きだけど、自分が作ったものでそう笑って貰えるのは一層嬉しいものなんだな、と。]

 なんかオレの方もご褒美貰った気分になるな。

[初めてのことで手間取りはしたけど、その顔が見られるなら安いものだと思う。

柚樹の食べる様子をしばらく眺めていたから、自分の分のニジマスに齧り付くのは少し遅くなった。

うん、塩気も焼き加減も良い感じで美味くできたと思う。
初めて自分で全部やったという補正も込みかもしれないけど。

柚樹が準備してくれた方も当然ながら美味かったから、いっぱい捕れてよかったな。]
(184) 2023/03/13(Mon) 12:20:05

【人】 武藤景虎


 ん、見た目似たようなもんなのに味違うな。

[どっちがどっちだっけ?とイワナとヤマメを見比べつつ。

癖のある方がイワナでと味の特徴を言われて、ああ、こっちかって見た目の違いを把握するより味の違いのが覚えやすい。

熱々の魚を齧る合間に最初の一缶はあっという間に飲み切ってしまって、柚樹の出して来た一升瓶には早々に手を伸ばすことになった。]

 春の酒とかもあるんだ?
 ん、飲みやすいし好きな味だ。

[柚樹と飲むようになってから日本酒もいろいろ飲む機会が増えた。
名前やサブタイトルみたいなやつはなかなか覚えられないんだけど。

こういう濁りがある感じのやつは特に好きだな、と魚を食べつつグラスを呷った。]
(185) 2023/03/13(Mon) 12:21:08

【人】 武藤景虎


 う……、骨せんべいやばいな。
 めちゃくちゃ酒に合う。

[こんがりと焼き色のついた骨を口に運ぶと、ばりばり噛み砕けば香ばしい風味が鼻腔に抜けて、その余韻が口内に残るうちに日本酒の入ったグラスを傾ける角度が大きくなるのも仕方ない。

わさびの効いてるポテサラも蕗味噌も酒に合うし、これは飲みすぎる気がする。

おそらくこれがキャンプ最後の晩になるかと思えば、多少飲み過ぎたところで問題はないか。

幸い車で帰るってわけでもなく、帰りは現実で目を覚ました時になるんだし。]

 酒も飯も美味いし最高だな。

[遠慮なく飲んでおこうと手酌でグラスに酒を注ぎ足しつつ、柚樹の頬に触れたりする頻度も上がったりはしてしまったのだけど。

焚き火の近くに並べて座っていた椅子の位置をがたがた近づけだした辺りでまあまあ酔ってるなとは自覚していた。

網の上でジリジリ良い音を立てて身を焦がす骨を見ながら、肩が当たるくらいに身を寄せてグラスを傾ける。]
(186) 2023/03/13(Mon) 12:21:32

【人】 武藤景虎


 ……っ、

[“たのしーね“と言う声に柚樹の方へと顔を向ければ、顔を崩して笑っているのをかわいいなと思いながら顔を寄せようとして。

続けられた二文字に、瞬間的に顔が熱くなって固まってしまった。

わざとなの??
いや、無意識なんだろうけど。
米も炊いてたみたいだし、酒も魚もまだあるから、うん。
食べる気も飲む気もまだあるし。]

 ……ん、柚樹がかわいいからたのしいよ。

[文脈がおかしい気はしないでもないが、言いながら口端に唇を押し当てる。

軽く触れた唇に柔く歯を立ててしまったのは、まあ、柚樹が悪いので。]*
(187) 2023/03/13(Mon) 12:21:48

【人】 武藤景虎

[柚樹とは色々食べに行ったり作ってもらったりしてるけど、食べ物の好みは似通っているとは思う。

甘いものに関してはオレの方が好きとか、チョコ系を頼みがち――ではなく確実に頼む――といった違いはあれど、ケーキやパフェなんかを食べるときには分けて食えるという利点があるし。

オレが骨せんべいに食いつくのは意外だったらしいが、柚樹は好きだろうなとは思ったよ。

前に酒の肴としての料理をリクエストした時も意外と渋いものが好きなんだねと驚かれた記憶がある。
普段はわかりやすい肉とか、柚樹の弟と似たようなものを喜んで食べるし、あとはやっぱ甘いもんばっか食ってるせいはありそう。
でも、酒飲まない頃から酒のアテっぽいものも好きなので。

日本酒飲む段取りになって、追加の肴も出して貰った時点で早く食べたさはあったのだけど、柚樹が"ご褒美"のニジマスを食べている間はぼんやり見てたら食べないのかと聞かれてしまった。>>188
我に帰った感じで食べたので、ちょっと舌を火傷しそうになった。

美味いよと笑顔になったのは、柚樹にちゃんと美味いもの食わせられたことを確認できたというのもあったかも。
食べてる顔見てたらわかりはしたんだけど。

柚樹の焼いた分を食べてるときはそれ程まで黙々食べてる感じでもなかったから、補正的なものもあるのかと思えば猶更焼いてよかったなって。]
(193) 2023/03/13(Mon) 15:54:20

【人】 武藤景虎


 ああ、花見用の酒。お花見もしたいよな。

[この辺りも春めいた色の木々が遠くに見えたりもするが、湖やら川に夢中ではあったし。
春になったら花見もしたいと冬の頃に話したっけ。現実に帰った後は感覚的にもう少ししたら花見もできる頃かな。
花見の席に合いそうなラベルの瓶を見ながらそんなことを思い出した。

夏の日本酒がどんなものなのかはよく知らないが、夏は日本酒というよりビールとかサワーになりがちかも。]

 魚の頭食うことも普段そうそうないよね。
 顔まで肉があったり目玉食ったりする煮付け用の魚はともかく。

[ああいうのは可食部多いというだけでまた別かな。好きではあるけど。

背骨は美味かったけど頭はどうなんだろうと思っていたら、柚樹が美味そうに食べていたので齧ってみたら、ちゃんと美味くてびっくりした。>>189
普段食わないとこまで食えるとなんだか得した気分になるな。]
(194) 2023/03/13(Mon) 15:55:17

【人】 武藤景虎

[そうこうしてるうちに酒も進むわけで。気づけば距離も近くなっていたのだけど。

昨日の夜までは柚樹を寝かせてやりたいと思っていたからあまり酔わないようにしようと意識していたのもあったし、反動的に気が緩んでいたのもあると思う。
それ故に、記憶がどっかいってる時に触った時と違って、他意のある触れ方だったとしても仕方がない。

柚樹も酔ってんなとは気づいてはいたけど、寄せた体に凭れ掛かってくるのに嬉しくはなってしまうし。>>190]

 んー……、酔ってはいるが、柚樹よりは酔ってない。

[それはマジでそうだと思う。だって呼び方……、とは指摘できなかった。
そう呼ばれるのが嫌なわけではないし、ただやばいだけで。

距離近くしたオレも悪いには悪いのだが、いろいろ堪えることになったのは魚を途中放棄することになったら悪いしという思いもあって。
魚食べたいから邪魔しないでと言われたら若干ショックなので避けたともいう。]
(195) 2023/03/13(Mon) 15:56:05
 




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