人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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[明確な告白の前に、これからも「可愛い」と言う宣言をしたり、終電を逃したら送っていくと申し出たり、随分と厚かましく「彼氏面」をする自分に対し、彼女から返ってくるのは嫌悪でも固辞でもない。
親に甘えることなく育ってきたという成育歴はこの時点では聞いていなかったが、甘え方まで絶妙に可愛いものだから、何度も唇を内側に巻き込んで堪える羽目になった。
本当に隠せる場所ならともかく、ここはまだ彼女の店からほど近い路上なので。]

 頑張りはするけど無理はしないよ勿論。
 仕事を疎かにするやつがきちんと仕事をしてる人の横に立つなんて恥ずかしいし、
 体調不良で無理してうつすのも嫌だし、長引いて会えない日が出来るのも嫌だし。

 でも言っとくけど、僕の仕事はかなり融通が利くものだし、
 身体もすごい丈夫だからね?

[これは守れる約束だ。
自分が彼女の夜道を心配するように、彼女が自分の健康やスケジュールの心配をする権利を持っていてほしい。]

[明かされた話は、自分の人生において似た経験がないものだから、「同じ気持ち」になることはできない。
本当の意味で共感できないことを、耳障りの良い言葉で表現しても嘘になりそうで。
だから彼女の心を救える適切な言葉を探し出せない不甲斐ない自分を正直に晒した。
彼女自身が嫌いになれないと言う母親に怒っていることを隠さなかった。]


 「かわいそう」が言える人は「持ってる側」だよね。
 僕が使うのは「こんなおいしいものが嫌い?かわいそう!」みたいな時だけど。


[その言葉、さっきも聞いたような、と過ったが、食事に夢中だった時に流れた言葉だとは思い至らない。]


 マシロちゃんは、蔑ろにされたことを怒って良いと思うけど。
 
 ……そうか。
 甘え方がわかんないくらい放っておかれたから、
 怒っても「大丈夫」って思えないんだ。

 ああもうなんで!
 なんでこんな、
 
 ……僕の好きな子を傷つけたなって、怒鳴り込んでやりたい。

[呻くように低く呟く。]

[今度は衝動に駆られたスピードではなくゆっくりと引き寄せる。]


 好きだよ。


[切実な響きを耳元に落とした。
彼女が甘えを預けられる場所になりたいという願いを込めて。

約束で自分はまた更に幸せになれる。]


 うん。
 「うさぎの穴は例外」ってちゃんと言えるところも好きだよ。
 マシロちゃんが料理とお店を好きなの、ずっと見て来たからね。

 恋人。うん。
 
――ああ、

   ……「もう離さない」って、こういう時に出てくる言葉なんだなぁ。

[高野の真似をして自分には似合わないと笑った言葉がこんなにしっくり来る日が来ようとは。
実感が籠った言葉は、あの時よりは客観的に笑えるものになってはいないと思うけれど。]


 はは、かーわぃ、
 そうだね、ぴょんって背中向けるの得意だよね。
 
 僕は力もそんなに強い訳じゃないけど、この手は絶対離さない。


[抱擁を解いた。
抱き締めていたら表情が見られないのが惜しいから。*]

メモを貼った。

メモを貼った。

【人】   タカノ

 お待たせ?

[ 店内で何があったのか、
 多分詳しくは知らない。

 けどいつもと少し違う空気の誰かを
 見たなら、何かあったのかな、くらいに思う。

 少なくとも、洗い浚い吐かせるより、
 ケアする時間を過ごせていれば、尚の事。

 お待ちしてました、他の誰かにだって
 よく言われる言葉に、自然と そう返したし、
 ホッとしたような表情>>233を見たなら、
 より足取りは軽くカウンターへと向かう。]

 かつぶし掛かっているの土佐煮って
 いうんだっけ?あれおいしいよねぇ。
 パスタもいいけど、和食がいいかな。
(245) 2023/03/07(Tue) 22:08:58

【人】   タカノ

[ 席へついたらすぐに、 ]

 この日、休み取れたんだけど
 どこか行きたいところある?

[ そう聞いた。
 付き合う、というよりは知りたい、の
 延長からの言葉。

 ない、と言われたときのための
 情報だってそれなりにかき集めた。

 ……嘘、必死にかき集めた。
 ときには人を頼る>>177ことさえして。* ] 
(246) 2023/03/07(Tue) 22:09:16

【人】   タカノ

[ もし彼が、抵抗してくるようなら
 つべこべ言うな、とか実力行使も考えた。
 
 見世物にさせたくない一心で。

 だが思いの外素直に従ってくれたので、
 悪目立ちするようなことは、なかったと思う。 ]
(252) 2023/03/07(Tue) 22:28:47

【人】   タカノ

[ 差し出されたハンカチは受け取られ>>236
 こちらの話が一区切りしたあたりで、
 表情が少し、変わった>>237だろうか。 ]

 なーに、あんたも
 イケメンなんて自分が一番かっこよくて
 自分以外は溝だと思ってんだろ とか言うクチ?

[ 嫌味からではなく、笑ってくれたので
 いくらか、ほっとして。 ] 

 一度好きになれたなら、またなれるよ。

[ 角砂糖が二つ、カップに沈む。
 好みも聞かず、注文したので。
 次があるなら、気をつけるとして。 ]
(253) 2023/03/07(Tue) 22:29:10

【人】   タカノ

 ………ふーん。

 思って良くない?何がダメ?
 そんなんあったら俺だって思うよ。

 それから二人はどうなったの
 上手くいくなら、祝福してあげられるの?
 なんも知らん顔して?

 無理じゃん、そんなの。
 大事な友達だから、なにもかも
 清らかな気持ちで接しないといけないの?

 ………想像してみたけど、俺なら
 は?俺のほうが好きだが?なんで
 お前が告られてんの?って思うし、

 本人にも言っちゃうね。

[ 酒が入ったならもう少し言葉もマイルドに
 なるのだろう、あの店の酒なら、より優しく。
 しかし、 ]
(254) 2023/03/07(Tue) 22:29:44

【人】   タカノ

 友達大事にして、その気持押し込めて
 おめでとうって言える、ならそりゃご立派

 俺にしてみりゃクソ喰らえってとこ。

 仲良しごっこで気が済むなら、
 余計なお節介だろーけど。


 大事な友達が、自分になにか思うことが
 あるっぽいのに、話してくれない、
 ひた隠しにしてる、避けられてるって、
 俺ならそっちのがよっぽどヤダね。
(255) 2023/03/07(Tue) 22:30:21

【人】   タカノ

 ――Madam March Hareだな。
 よし、行こう。

[ カップの中、半分ほど残った珈琲を
 流し込むと、相手にもそれをせっついて ]

 ほらほら、葉月もちゃっちゃと飲んじゃって。
 こういうのはな、
 早いうちにどうにかすべきだ

 学校じゃないんだから、
 数日休んでもまた会えるって保証、

 ないんだよ?
(256) 2023/03/07(Tue) 22:30:53

【人】   タカノ

 機会を逃して、会えなくなって。
 好きな人と、友達と、両方失って
 自分カワイソーって酔える 
 あんたじゃないんだろう?

 なんもかんも失敗して、
 自棄になったら電話してよ。

[ 席を立ち、再び彼の腕を引く ]

 潰れるまで、付き合うからさ。
 俺、兄弟いないけど、門下生いたから
 お兄ちゃんは慣れっこだよ?

[ コード決済でさっさと会計を済ませ、
 また来るよと言い残し、店を出る。
 しゃっきり一人で歩けるようなら ]
(257) 2023/03/07(Tue) 22:31:21

【人】   タカノ

 いや、言えよ。
 いつまでも腕引いちゃったじゃん

 好きな人の腕もまだ引いてねーってのに

[ 笑い飛ばすように言って、
 向かうは、我らがウサギの穴。
 逃げられたら、今日はもう、追わないだろうけどね。* ]
(258) 2023/03/07(Tue) 22:31:44

【人】   タカノ

 チエちゃん、会いたかったんだ。
 この前のピザ、チエちゃんが作ったんだって?
 
 あれ、すっごい美味しかったから
 今日も期待してるよ。

[ いらっしゃいませ>>249の声に答え
 軽く手をあげた。 ]

 すっかり修行済みになっちゃってるんじゃないかって
 期待に胸膨らませて、お腹は空かせてきました。

[ お出かけ?と声には ]

 そーだよ。
 仲良く?それは嬉しいね。

[ いやデートの誘いです、という言葉も、
 ここまで出かかって、引っかかって、
 自分の中へ落ちていく。

 たとえ冗談めいていても
 相手が困るかも
 しれないからね。* ]
(260) 2023/03/07(Tue) 22:37:50

 僕はね、印象に残りにくい子どもだったんだ。

 教室の一軍でも、逆にはみ出し者でもなく、体つきも成績も至って普通。
 さっきも言ったけど、家もサラリーマンの父とパートの母と3人家族で、仲が悪い訳でもなければ比べられる兄弟もいない。
 マンガだと最終回になっても名前が判明しないモブみたいな。

 平凡な人生ってね、笑顔になることがないんだよ。
 テレビ観ても「面白い」がわかんない。
 友達はいたからそれなりに学校生活は送れてたんだろうけど、僕自身にも中学までの思い出って特になくて。

[語り始めたのは自分のつまらない半生。
ドラマティックな出来事がまるでないから、食事の肴にもならない。
だから、あれだけ店に通っていても、きっと誰も知らない。]

 中学何年生だったかの時にスマホを買ってもらって写真を撮り始めて気づいたんだ。
 「カメラを向けたら人って笑うんだ」って。
 そんなことを中学生になるまで知らなかった自分にぞっとした。


 で、笑顔を学ぶ為に写真を撮り始めたんだ。
 ポートレート専門じゃなくてグルメ専門になったのはね、
 「おいしい」って思ったら自分でも笑顔になってる気がしたからだよ。
 おいしいものを食べてたら笑顔になれるって思ったら、
 今度はおいしいもの探しの方にハマっちゃって。

 こりゃあ普通高校に行ってる場合じゃないなって、写真を専門的に学べるコースがある通信制にしたんだ。
 在学中にバイトで始めたグルメ記事が割と評判になって、今ではフリーのグルメライターです。
 SNSでごはん日記もつけてて、そっちの名義でもPR記事とか手掛けて商品もらったりもしてる。

[時間に融通が利く仕事で、それなりに収入があるというネタバラシ。]


 うさぎで仕事のことを言ってなかったのは、完全プライベートで行き始めて気にいっちゃったから、
 「これがいつか記事になるかも」って思われて提供されるのは悲しいなぁと思って。
 同時に、記事にしたらそれなりの反響があるって予想できるから、宝物を見せたくないって気持ちもあって。

[その独占欲は知恵に語ったのと同じだ。]

 まー、今となっては高野さんとかさ、貝沢さんみたいな――ああ後一人声優さんがいるけどこれは内緒かな、所謂「ギョーカイ人」がいるからね、ますます記事にはしないんだけど。

 SNSに前にシャミちゃんのもう一個のお仕事の紹介を偶然知らずに紹介しちゃったことがあって、リアクションかなりついてたから、SNSにも載せない。

 だからあの店に行くのはこれからもただの「神田」だよ。

[苦い後悔の話はまだ本人にはしていない。
彼女を多忙に陥らせた罪滅ぼしが出来る日もいまだ取り置き中だ。]


 前置きが長くなったけど。

 笑顔がよくわからないモブの神田くんは、あの店で自然に「幸せ」ってことを実感したんだ。
 初めは料理が美味しいからだって思ってて、それは勿論そうなんだけどね。

[じっと彼女を見た。
見ていると口角が自然に緩む。
今の自分は、「笑顔がわからない」なんて決して言わない。]


 マシロちゃんが笑ってて、
 マシロちゃんの料理で僕じゃない人もみんな笑顔になってて、
 「楽しんでほしい」って気持ちを聞いた時にね、「ああそっかぁ」って。

 あの日マシロちゃんに言った「幸せプラス」って表現ね、
 ずっと考えてたりどこかで使った言葉じゃなくて、あの場で自然に出た言葉なんだよ。

 僕を幸せにしてくれるのはマシロちゃんなんだって、思った。
 ただの客に過ぎない奴が店員さんに対して思うには重すぎるけど、これが君を意識した最初。

 最初のうさぎクッキーの写真を撮ったのは確かに習慣だけど、
 「また食べたい」って気持ちになったのは、無意識でも既に君が僕を幸せにしてくれるって本能で感じてたからなんだ。

 「ナンパじゃない」って言いながら写真を渡したのは、何気ない行動じゃないよ。
 喜んで欲しいって、顔を思い浮かべながらプリントしました。

[先程は口をはさめなかった、自分の行動の裏側にある気持ち。
あれがきっかけで彼女が自分を意識してくれたのなら、あの時既に好きだったのだと言いたくて。]


 料理に対して謙遜しないところが好きです。
 仲間の料理を人前で得意げに話すところも好きです。
 誉め言葉を否定しないで、照れてても一旦受け止めてくれるところも、
 それを聞いてどういう気持ちか素直にきちんと伝えてくれるところも、

 料理だけじゃない、マシロちゃんの存在自体が僕を幸せにしてくれてる。

 今言語化できるのがこれくらいなのが悔しいけど、
 もっともーっとある君の好きなとこは、
 これからずっと傍で聞いていて。


 好きだよ、マシロちゃん。
 「マシロちゃんの」料理が食べたい。お菓子が食べたい。

 僕を好きになってくれてありがとう。

[よく聞こえる白うさぎの耳は、全部を聞いてくれただろうか。
思いの丈を離せば随分と長話になってしまった。
「送るよ」と促して、先に立ち上がろう。*]

メモを貼った。

メモを貼った。

――牛しゃぶの話――

[店名を見れば、またランチのラインナップを見れば、この店は洋食屋さんなのだろうなと判断する一見さんも多くいるだろう。
だが自分は知っている。
望めばそれに必要な具材がない時以外は和食も作ってくれることを。

日本人の中にこの色嫌いなやついる?いねーよなあ!
とばかりの鍋つゆの色。
先に入れられた大根には出汁の味がしっかりと浸みている。

甘い白ネギ、シャキシャキの水菜、傘でたっぷり煮汁を抱えられるしいたけ、どれも好きな野菜だ。]


 はわわ……見てこのレースみたいな牛肉……
 まさにアート……ナギちゃん天才……


[菜箸が思わず震えた。
薄さを確かめるように、兄弟たちに掲げて見せる。]


 これをしゃぶ、しゃぶ、しゃぶ、 ……と、


[自分の取り皿にそっと置き、箸を持ち帰る。
まずは肉だけを口に入れ、「ほどける〜〜」と震えた。

それから野菜を巻いて。

青ネギと、生姜とをかけて。

最後に細切れしか残らなかった鍋つゆにご飯を入れて卵雑炊にしてもらったのを、3人で競うように食べた。]

[また3人で、或いは高野も入れて4人で、楽しく鍋をつつきたい。
そんなことを呑気に思い返したのは、浮かれた帰り道の翌日のこと。**]

【人】   タカノ

 炊き込みご飯!腹ペコには嬉しいね。

[ その顔がまだひとつ。
 心を乱すのだと、伝えられる日は、来るだろうか。

 受け取ったお茶とおしぼり、手を拭いて、
 両手で、お茶を包んで、すぐに一口、頂いた。

 今日も指先は、それほど冷えていない。 ]

 是非

[ いいですか?>>261の声に答えると
 彼はキッチンに回っただろうか。
 今日も特等席で、魔法使いたちの妙技を
 拝見すべく、手元を覗き込む。 ]
(290) 2023/03/07(Tue) 23:40:17
メモを貼った。

【人】   タカノ

 本人に伝えてあげてって、
 そう言われたからね。会える機会を
 伺っていたんだ。

 うん、すごく美味しかった。
 そうなの?那岐くん無茶振りとか
 するんだ、意外。

 信用されてるんだね。 
羨ましい。


[ 止まらないこちらの手>>263の見つつ ]

 うん、食べます。
 お米は気にしなくてもいいよ。
 欲しくなったら料理人泣かせだけど
 白米頂戴って言っちゃうかもしれないけど。

[ ぱちん、とウィンクをされたら ]

 徐々に、是非。

[ くすくす笑って見せよう。* ] 
(291) 2023/03/07(Tue) 23:40:46

【人】   タカノ

 前は思ってたのかよ。
 別に慣れてるけど。

 認識変わったようでなにより。

[ そうだな、と。>>274
 弱々しくとも、肯定できればきっと。
 その日はまたすぐ、訪れる。 ]

 だろ?

[ 無理かな、と葉月は言う。>>275
 俺はそもそもあの店で紡がれる
 人間関係に彼ほど明るくないけれど。

 こうなるにちがいない、なんて
 思い込みに過ぎないと思ってる。 ]
(297) 2023/03/07(Tue) 23:53:16

【人】   タカノ

 肉食?そう?
 そりゃ初めて言われた。

[ いくらか落ち着いたなら、
 引っ張ってきた甲斐もあったかもしれない。
 二人と話してみる>>276
 その言葉を彼から引き出せたなら、
 首尾は上々というところ。 ]

 思い立ったが吉日って言うだろ?
 ほらちゃっちゃと。

 じゃ、寄越して。どうせ俺の奢りだし。

 あっっま

[ 胸焼けする、とか言うなら、
 寄越せとカップを奪って、彼の分の
 珈琲を飲み干して。 ]
(298) 2023/03/07(Tue) 23:53:34

【人】   タカノ

 あっはっは、いーよ。

[ 寝不足にされるらしい>>277
 それもおもしろそうではあるし
 付き合うけど、願わくば話題の中心は
 別のことであるといい。 ]

 そーだよ、なんなら俺も今必死に、
 どうしたら、知ってもらえるかな、
 教えてもらえるかな、

 好きになってもらえるかなって、
 考えてるとこ。

[ 名前についてはうまく濁すことになるだろう。
 別に君を信用していないとかではなく、
 相手の気持ちを考えたために。 ]
(299) 2023/03/07(Tue) 23:53:52
 




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てつなぎxxx

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那岐(4d)
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