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【人】 三橋 夕凪[そのまま指を滑らせて、頬に。 ぺと、と開いた掌を軽く押し付けた。 そこには確かな熱があって。] 良かった、本物でした。 [へにゃりと笑って、腕を下ろす。 触れていた右手を握って、胸元に抱えた。] ……他の皆さんは、戻れたでしょうか、 友達の姿も、見当たらなくて。 [はぁ、と肩を落とした。 視線も同じように落とせば、ずっと気にしていた 小さな一言が口から溢れる。] ─── 帰ったら、また、 先生は居なくなりますか……? (78) 2021/02/09(Tue) 7:58:48 |
【人】 三橋 夕凪[先生が同じように座っていてくれたなら、 手を伸ばして今度はその上着の、 袖のあたりをぎゅうと握った。] 先生、あのね。 [小学生の、作文の書き出しのような。 俯いたままの顔を上げた。] (79) 2021/02/09(Tue) 8:01:46 |
【人】 三橋 夕凪……やっと、言えました。 夢でもなんでも、逢えて、 ほんとによかった。 [もっと、綺麗な格好で、会いたかったですけど。 そう付け足して、またえへへと表情を崩す。 体を少し動かして、腕を伸ばす。 タロットカードを先生の手に握らせようと、 顔を上げて、ふわりと笑った。]* (80) 2021/02/09(Tue) 8:04:08 |
【人】 半裸刑事 エロンボ♂/* >>-123 ひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひた!!!! (81) 2021/02/09(Tue) 10:42:50 |
【人】 半裸刑事 エロンボ♂やあ、ありがとう 素敵なスカートだね、これなら風通しも良いし でも刑事が率先して変態のような格好をするわけにもいかないんだ [ ふぁさぁっ(首) ] ケース2:ジャージ >>-134 やあ、ありがとう 鮮やかな緑色だね、フィット感も良さそうだし 風通しは良さそうじゃないけれど、せっかくプレゼントしてくれたんだから工夫して使わせてもらうよ [ 僕はハサミを取り出し、股の前の部分を切り取− ] (82) 2021/02/09(Tue) 12:11:59 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ 片膝を付き 座る彼女の顔をよく見ようと覗き込んだ。 自然、目と目が見合う形になる。 刻一刻と迫るタロットの期限。 それなのに、 数分前の焦りが何処かへ消え去ったかのように 今はこの場の時が止まっているように感じるのは 何故だろう。] (83) 2021/02/09(Tue) 21:15:22 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎 (85) 2021/02/09(Tue) 21:16:33 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ 細く柔らかな指は髪に絡むように動いた後、 そのまま額を、目元を、 伝うように滑る。 彼女の指先は少し冷たかっただろうか。 だが…それに触れられた場所は熱を持ち 自分でも呆れ戸惑うような火照りを残してゆく。 沿わせた指先は頬まで来たところではたと止まり、 そのまま小さな手のひらが、左頬を包んだ。] (86) 2021/02/09(Tue) 21:17:46 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ そして離される、彼女の手。 離されてもなお 触れられていた左頬は、じんと灼けつくように熱い ……4年前に初めて出逢ってから。 廊下で模試の成績を誉めた時も。 俺の無実を訴えて続けてくれた時も。 ずっと、彼女の想いは変わっていなかった。 ならば今度こそ、俺が応える番じゃないか。] (87) 2021/02/09(Tue) 21:18:42 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ 自然と湧き出る感情のままにそう答え、 続いて告げられる言葉に 最初から分かっていたさ、と言わんばかりに頷き 微笑む。] (88) 2021/02/09(Tue) 21:22:17 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ そう言って、 丁度腕を上げた夕凪の手を左手で取る。 そして、そのままの体制で 右手で夕凪の肩に触れ、自分の元へ引き寄せた。]* (89) 2021/02/09(Tue) 21:43:53 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ ──そして、刻は来る。 地面が唐突にヴゥンと音を立てた。 2人で握りしめたタロットは 段々と眩い光を放ち始め その光は放射状に広がり 2人の居る空間だけを包み込んだ。 眩むようなまばゆさに目を細めたのち。 最後に、去りゆくこの地を目に焼き付けようと 空間を見渡す。] (90) 2021/02/09(Tue) 21:45:04 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ 結局この場所は何だったのだろう。 ──ネリーは。スバルは。 ──過去から来たという柚乃は。 再び気を失う直前、 自分らの居る空間の床が ぼろり、と崩れるのを、見た気がする。 ──まるで、建物の倒壊のような。] (91) 2021/02/09(Tue) 21:48:31 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ 疑問は渦巻きつつも、 掴んだ恋人のタロットを手放す事は決してなく。 あと一秒でも、一瞬でもいいから 目の前の大切な人と時を共有していたい。 再び気を失う最後の瞬間まで そう、考えていた。 ]** (92) 2021/02/09(Tue) 21:50:01 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ 文字通り、崩れていく世界の その中心で。 溢れんばかりに満たされる心と 比例するかのように湧き上がる、 一つの不安があった。 ──この場から帰れば、此処で起きた事を 全て忘れてしまうのではないか? 俺は全て忘れてしまうのだろうか。 ここで出逢った人も、この場所を探索した事も それによる気付きも、 ……夕凪と再会した記憶も。 ] (93) 2021/02/09(Tue) 22:11:14 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎 (94) 2021/02/09(Tue) 22:12:23 |
添木 卓郎は、** (a1) 2021/02/09(Tue) 22:13:40 |
【人】 三橋 夕凪[微かに埃と汗の混じった髪が 私の涙を絡めて、瞼を、鼻を、頬を 擽って揺れる。 どうしようもなく愛しい気持ちが込み上げて そのまま首元で先生の皮膚を撫でるように すぅ、と息を吸えば、忙しく打つ鼓動が少し、 なぜか落ち着いていくのがわかった。] (98) 2021/02/09(Tue) 22:57:17 |
【人】 忘愛症候群 リク[ ぱちり、と瞬きをした。 目の前にはこちらを焼くように輝く赤い夕日。 それは、徐々に今日の出番は終わりだというように 姿を隠していっていて。 はて、なにがあったんだっけ。 夕日を目に入れながら、 直前の記憶を思い出そうとした。 そう、私は、……変なところに行ってしまって。 色んな人と出会って、そして。 ] 帰って、きたんだ。 [ 感慨に、ぽつりと呟いた。 風が二つに結った髪をさらう。 ここは学校帰り、道から少し外れた橋の上。 あの日、変な世界に行くまでにいた場所。 ] (102) 2021/02/10(Wed) 15:27:42 |
【人】 忘愛症候群 リク[ 周りを見渡せば、自分の荷物と ……他に、誰か。 夕凪さんは、いただろうか。 カードは置いてきていたから、 帰っていないことはないだろうけれど ほんのりとした心配は、残っている。 ]* (103) 2021/02/10(Wed) 15:27:55 |
【人】 忘愛症候群 リク[ それからの日常は平凡なものだった。 あんなおかしなことがあったというのに 世界は何も変わることはなく。 たまにあの日出会った人を思い出しては 元気にしているかな、と少しだけ 思いを馳せることがあるくらい。 だって、実際に会える人がいたとしても 私は会おうとはしなかった。 不思議なことがあったって、 私の病が治っているわけがないと そう思っていたし。 実際そうなのだろう。 ]ぽっかり空いてしまった記憶を 私は思い出すことはない。 (104) 2021/02/10(Wed) 15:28:11 |
【人】 忘愛症候群 リク[ そして、私は。 家族、と言われる人達と車に乗っている時 事故に遭う。 車体はひしゃげて、中身はぐちゃぐちゃ。 けれど、救助された時 私だけが生き残っていた。 ] (105) 2021/02/10(Wed) 15:28:27 |
【人】 忘愛症候群 リク[ ───…… ベッドに寝転がって、 ぼんやりと天井を見上げる。 一度に失ったものが多すぎて 実感がどうにもわかない。 母、父、妹。 その顔を、その表情を ・・・・・ 私は、思い出せる。 患った時と同じような衝撃を受けたからか、 病はスイッチが切り替わったように治ったらしい。 ] (106) 2021/02/10(Wed) 15:28:43 |
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