「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a54) 2022/11/25(Fri) 19:14:32 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a55) 2022/11/25(Fri) 19:55:36 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a56) 2022/11/25(Fri) 20:05:12 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a57) 2022/11/25(Fri) 20:21:04 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a58) 2022/11/25(Fri) 20:29:13 |
【人】 踊子 リリー ― 追想 ― [ 「その髪と瞳がなければ貴女じゃない」と、 いつか遠い日、母は言った。 ──姉の美が損なわれ、 姉が海へ身を投げた日の夜だった。 ] (96) 2022/11/25(Fri) 20:55:55 |
【人】 踊子 リリー[ 父の姿は記憶の中には存在しない。 私が生まれてすぐに、美を失った母を捨てて どこか違うところへ行ったのだと聞いた。 それでも母の手元には 異なる毛色の、けれど美を備えた娘二人が残った。 この街では、美≠ヘ多様な概念を擁するけれど 母が執着したのは、一目でわかる見目の方。 ひとつも欠けないよう、丁寧に籠の中へ入れ 娘の栄誉が己の道になると信じ、投影を重ね。 間違ってるよ、とは言えなかった。 けれど、どんなに嫌われても言った方が良かったと、 ──そのことに気付いたのは、 姉の背へ「出来損ない」と罵る母の顔を見てからだ。 ] (97) 2022/11/25(Fri) 20:56:02 |
【人】 踊子 リリー[ だから私は母の望むままに踊った。 私が何を考えて、何を思っているかも知らずに、 この道が自分の栄誉に近付いていると信じ切って 疑いもせず歩む母の手を引いた。 ──ねえ。心のまま、自由に踊るなんて未来 本当は、踏み出すつもりもなかったの。 誰の手も入らない、母が望んだ踊りで、 母の乞うままの私で、女神様に認められれば。 「 望むものを手に入れられる 」のでしょう? 私、女神様にこう願うつもりで、ここに来たの。 ] (99) 2022/11/25(Fri) 20:56:09 |
【人】 踊子 リリー「 それじゃあ、私と母を殺してくれる? 」 [ 大きな舞台も要らない。夢もいらない。 それが母への復讐だと思ったから。 ──この、荒唐無稽な街でなら。 ] (100) 2022/11/25(Fri) 20:56:14 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a59) 2022/11/25(Fri) 20:57:47 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a60) 2022/11/25(Fri) 21:00:56 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a61) 2022/11/25(Fri) 21:02:32 |
【人】 大富豪 シメオン[シメオン・ジョスイは誰にも何も命じてはいない。 女を舞台に上げるなとも、干せとも何も言ってはいない。 ただ「あれは気に入らない」とそう呟いただけ。 それだけで女の未来は簡単に道を閉ざされようとしている。 無論のこと、男はそうなることをわかっていたのだ。 それこそが男の力の一旦。] (102) 2022/11/25(Fri) 21:28:28 |
【人】 大富豪 シメオン[確かに男は女に『美』を見出していた。 その舞いに『美』の片鱗を見ていたのだ。 踊りに込められた妄執。 自分の執念とはまた違う形の何か。 男はそれに興味を持ったからこそ声をかけた。 だが、女は男の手を掴まなかった。 「覚悟はある」とそう啖呵を切った女。 そのせいで、女は今、道を閉ざされようとしている。 男は何もせぬままに嘲笑う。 この苦境を乗り越えるために、お前は私に何を見せてくれるのかと。*] (103) 2022/11/25(Fri) 21:28:54 |
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