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人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


 
― to:天ヶ瀬くん ―

[そうやって迎えた三日目。
願い事が見つからないのかと聞かれれば、
私はこう返した。]


 この前も少し話したけど。
 私の考えてることは、幽霊がいなくても
 自分でどうにかしなきゃって、
 元々そう思っていたことだから。

 それにね。何にせよ、
 ずるいお願いの仕方はやめようって思ったの。

 だから私は、もし何か願っても
 少し手を貸してもらうくらいで。
 お願いできなくてもそれはそれで、
 どうにかできるから大丈夫。


[本当言うと、長い間うじうじ悩んでた
過去の自分もいるわけだけど。
そこは多少強がったって許されるでしょ?]

 

 

 じゃあ、これからは
 あおちゃんって呼ぶね。

 だめかな?


 今日はここでお話してる間。

 明日からのことは、また明日話そっか。

 

 

 嫌いにならないよ。
 なる要素あったかな、わからないけど

 うん、ひとまずお願い事預かったから。
 もしもの時は言ってね?

 でも、もしもがなくても、
 あおちゃんが何お願いしてもしなくても

 よかったら昨日教えてくれたお店、
 今度一緒に行ってくれないかな。
 ほら、初めてのお店に入るのって緊張しちゃうし。


[シェアして一緒に食べようって
そこまではまだ書かなかったけど。

女の子になりたい天ヶ瀬くんでも、
女の子になった青葉ちゃんでも、
私はどちらでも、そうできたらいいなって思った。]

 

 
[急いで送ったメッセージは、
やっぱり言葉足らずだったかもしれない。
ちゃんと伝わった自信がなくて、
少しの間、手元から目が離せなかった顔を上げられなかったけど。]



 (猫じゃらしのスタンプ)

 猫ちゃんにちゅ〜るあげてみたいなあ
 うち、ペットいないの。


[途中で送れなかった猫への返信。
なんでもない会話をひとつ、付け足して。]
 

 

── 3rd day 昼過ぎ ──


 大木と話したあと、そして学校を抜け出す前。
 あたしのもとに一通のメッセージ。
 なんて返すか悩むよりも先に、
 未早には『あーそうだよなー』って気持ちが沸いた
 

 『 ごめんね、心配かけてるよね
   生きてるよー。 』


 そんなひとことだけをぽん、と送る。

 

 

 4th dayが来たら、全部伝えよう。
 だから今は

     
    
おつかれ鯖
 って書かれたスタンプ *


 

 

  うん、聞かせてほしい
  時間は、今からじゃダメ?
  今、中庭にいるけど
  あたしが絵音くんのところまで行った方が良いかな

  でも、今はまだ、
  あたしははっきりした答えは出せてない
  それでも、良かったら

  決めてからの方が良いなら、また後で


[ 文面でのやりとりは得意ではない
 だから、敢えて思いは書かない
 授業をサボっていることは暗に伝えるが
 ]
 

── TO:秋氏@──

じゃあ俺が中庭に行く
今外だからちょっと待ってて

なんでもいい。今の秋獅フ気持ちが知りたい
話を聞くくらいは出来ると思う。

[ 文章は極力短く、今伝えるべき部分に留めたつもり。

  話を聞く以外に何もするつもりが無いのではなく、
  全ては会ってみなければ分からない為に。 ]

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

────探し物はなんですか?
    見つけにくいものですか?
    カバンの中も、机の中も、
    探したけれど見つからないのに………


[昔のヒットソングを口ずさむ。
 俺たちが生まれるより前の歌。

 大空
そら
の下俺は、
 屋上に大の字になっていた。

 時刻は始業後。
 午前中の授業はぶっ飛ばしました。
 独りの屋上は、なんだかとっても広かった。]
(129) 2022/10/22(Sat) 9:41:40

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

────まだまだ探す気ですか?
    それより僕と踊りませんか?
    夢の中へ、夢の中へ
    行ってみたいと思いませんか………


探し物
願い事
は、見つからなかった。
 どうしても、願いを叶える幽霊のことが、
 気になってしまった。

 仮に代償がいらないとしたならば。
 その対価を払っているのは、彼女自身だ。
 なんらかの力を持っているとして、
 それを使い切ってしまったら、彼女は…きっと。

 そう思ったら、願い事などかけられなかった。

 それはそれとして、大切な友人らを、
 助けて欲しいと願ってしまった。]
(130) 2022/10/22(Sat) 9:41:55

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 わがままだなー、俺。

大空
そら
に、手を伸ばす。
 
 掌を太陽に透かしてみれば、
 真っ赤に流れる僕の血潮。

 みんなみんな、生きている。
 生きている。
 ……生きている。]

 ……生きてくれよ。
 寂しいよ。

[赤い髪の君を想って、
 ごろん、と体を丸め、呟いた。]
(131) 2022/10/22(Sat) 9:42:21

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[君は壮真と共に赴くか?
         
────50%

   幽霊は君にも同じ伝言を伝えるか?
                
────50%


  
またも雑な計算の25%。



   君にも、俺の想いが伝わりますように。**]
(132) 2022/10/22(Sat) 9:42:38
──グループメッセージ──

 ミッションコンプリートしました。
 >* ))))><

[魚は入れないといけない風潮なのかなと思って
予測変換で出てきた魚の顔文字(?)を添えた。]

─ Last day 夜・千葉 個人宛 ─


  ミッションコンプリートおつかれ!
  今度会ったとき、
  何があったか聞いてもいいか?


[送られたメッセージは文章のみ。

 話すだけならメッセージでもできる。
 また会って話したいという意図が伝わることを祈って]**

──To:大木さん──

おつありです。
昼はメッセージありがとうございました。
グループメッセージのやつ、励みになったんで。

あれから大木さんとも会ってないんで、
俺も話せたら嬉しいです。

明日でも明後日でも、近いうちに。
俺は割といつでも暇です。

[“旧校舎を見たい“以外は願いはなさそうだった大木さんは、
どういう決断をしたのだろう。

願うことは結局なかった自分としては
気になるところでもあったから、
彼の話も聞きたいと思った。]

─ 千葉 個人宛 ─

[色好い返信がすぐにあると、微笑みが浮かんだ。
 自分が送ったメッセージが
 千葉の励みになってくれたのも、とても嬉しくて]


  それはよかった、送った甲斐がある。
  なら近いうちに、放課後にでも
  教室まで行っていいか? 何組だっけ。


[今すぐ日付まで決めるのは難しく、
 とりあえず訪ねやすそうな場所をとクラスを尋ねた]

──To:大木さん──

[3年の教室はちょっと行きづらいんだよなと
思っていたので大木さんが来てくれるらしいのがありがたい。]

ありがとうございます。
俺は2-Cなんで、都合良い時に連絡ください。

[3年生が忙しくなる時期より前ならいつでも良いだろう、
と返事を返す。

場所はどこでも良かったので、お言葉に甘えておこう。]*

─ 千葉 個人宛 ─


  了解。じゃあまたな、おやすみ。


[クラスを教えてもらって、
 簡素な返信をして画面を閉じる。

 都合がついた日には一報を入れるだろう、
 「今日行くから少し残ってて」などと。

 大木は近々行くつもりではあるが、
 いくらこれから3年が忙しくなる時期といっても、
 放課後に人と会って話す時間が
 少しも取れなくなるなんてことはないだろう]**

 

  ありがとう


[ それだけのメッセージを、送って
 話を聞くと言ってくれている時点で、己の出した考えと、
 向き合おうとしているのだとは、知らぬまま
 ]
 

 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
 
 
  ありがとう
 
  うん、お店も案内するし 彩葉ちゃんちの猫になる
 
 
  すっごく強くなれた気がする
 
  彩葉ちゃん、ありがとう
 
 
[ 思うままに書いてたら、2回も同じこと言ってたけど
  それに気づいたのは送信したあと。

  昨日、彼女にリクエストした曲のタイトル
  それになぞらえて ────
  悩んで、打ち明けて、ひとつ強くなったよ、と ]**
 
 

 
[願い事がいくつあったって、
全て思い通りになりはしないだろうけど、それでも。

夜の旧校舎。ここに来て送る、最後の確認。]



― to:あおちゃん ―


 私も旧校舎に来ました。

 あおちゃんのお願い事、決まった?

 

 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
 
 
  僕も今、1階にいるよ。
  そっちに行くね。
 
  うん、もう迷わない。  …… たぶん。
 
 
[ 代わりに命を寄こせって言われたら
  流石に断るからね。だから、" たぶん "。 ]
 
 

─ 未國 個人宛 ─

[未國が意識不明の3日間のいつかの日中、
 個人宛メッセージ]


  入院したって聞いた。
  見舞いに行ってもいいか?


[メッセージはそれだけ。スタンプも何も無い]

 

── 三日後・病室にて ──


 あたしが意識を失っていたらしい三日間。
 多分いろんなひとからのメッセージが
 あたしのところに飛んできていて
 大木のメッセージも、そのひとつ。

 気づいたのは当然三日後のことで、
 片っ端からメッセージを返していく中に
 当然大木からのそれも、含まれていた。


 『 ごめん、意識失ってた
   いいよーもう大丈夫みたい 』


 あたしの返事はとても軽い。
 ごめん寝坊した、みたいなノリで、
 大変に深刻なことを、大木に告げる。
 病院の場所や面会時間も一緒に添えた。

 

 


 送ってから暫くして。
 あたしはもう一通だけ、大木にメッセージを送る


 『 見て、空めっちゃキレイ 』


 病室からの写真を添付する 
 その指は、一瞬だけ止まって、

 
         
…………。



           送信。


 

 
― to:あおちゃん ―


 わかった。じゃあ、上で待ってるから。

 


 ―― To:秋緒ちゃん


  生きてる?


[ それだけのメッセージが届いたのは、放課後。
 授業が終わって少ししたくらいの時間。 ]
 



  秋緒ちゃんなら、きっと、この三日間
  真剣に悩んだんじゃないかな…と思う

  願い事、あってもなくても、
  まだ迷ってるかもしれないけど
  その中で見つけられたものが、
  秋緒ちゃんが生きる上での
  お守りみたいなものになればいいなって

  お姉さんは勝手にそう思います

 



  誰かさんは後悔するなって言うけど
  願っても、願わないことにしても、
  後悔しないようなことって何もないと思う

  (絶対後悔しないって言い切れる
   そんな願いがあるんなら、
   それはそれでいいと思うけど)

  でも、考えたことは、その時間は
  秋緒ちゃんだけが持ってるものだから


  きっと意味があるよ


[ この部分だけはきっと、
 文章量以上に少し間を置いて届いたと思う ]

 



[ うさぎが「ファイト!」って立て札持ってる
 スタンプぺたり。メッセージはそこまで。 *]

 



  ボクはいつも受け取るばかりで
  せなちゃんにも
  学校の友達にも
  貰った勇気も、元気も、優しさも
  何も返せていません。

  今のままのボクは、
  やっぱりボクが好きになれないから
  ボクが誇れるボクになるために
  

 [ 消えてしまったメッセージのなか
   もっと好きになるかもしれないねが 
   ボクに今更許されるとも、思わないけれど ]

 



  ユメリンがいってた
  夢の向こう側へ ボクもいってきます。


[ 学年も違うからそんなに、
  色んな実感はないかもしれませんが。

  ボクはせなちゃんを傷つけました。
  許せなくても、許さなくても
  ……やっぱりそれも、せなちゃんへの
  甘えになるかも知れませんが 

  ちゃんとせなちゃんには伝えたかった。]
 

  

― to 未早さん ―


  ありがとうございます

  未早さん、部活の後、会えませんか


[ メッセージでのやりとりは苦手で、単純な感謝の言葉のみになってしまうけど
 スタンプすらない、そっけない画面

 未早はもう生徒会もないし合唱部もない
 この申し出は未早を待ちぼうけさせることになるのだけど…… ]
 

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

—— 三日目 ——

[そのメッセージを受け取ったのは、
 きっと早朝のことだった。>>-1056

 気づいたのは、旧校舎に向かう前。

 唐突すぎる?
 君はそう思っていたかもしれないけれど、
 俺はこの三日間、いつだって
 割とずっと臨戦態勢だったよ、なんてね。
 
 俺はいつだって、
 『助けて』って声に弱いんだ。
 君が求めてくれるなら、いつだって。

 俺はふっと笑って、メッセージを返した。]
(688) 2022/10/24(Mon) 20:31:17
 To.健人
 
 おはよー!
 助っ人の大地君です(・ω・´)
 
 ご注文ありがとう
 まぁ、『今だけ』ってのは無理だけど

 でも、心配しないで?
 俺の運って、減るタイプの運じゃないからさ
 君に分けたって、俺の運は変わらないよ

 それから俺の運は、使いこなすのにコツが要ります
 『25%』の時が最強です
 うまく使いこなしてね★

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[勢いで送ってしまってから、

 なんだこの迷惑メールみたいなメッセージ……


 となったのは秘密だ。]


 そもそも、運って何だろうね?

[俺にとっては、ジンクスみたいなものだけど。

 『25%の賭けにおいて、俺は負けない』

 っていう、絶対的な自信。
 そういう、強がりみたいな気持ちを携えて、
 俺はきっとこれからも生きていく。]
(689) 2022/10/24(Mon) 20:31:48

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[俺は、君へ俺の運が伝染するようにと、祈った。

 そして……

 同じ祈りを抱いてくれるよう、幽霊さんに頼んだ。]
(690) 2022/10/24(Mon) 20:32:01

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[旧校舎を後にした俺は、屋上に転がっていた。
 どれだけの時間が過ぎたことか。
 多分始業の時間はとっくに過ぎてた。]

 ……やっぱダメかも――……

[格好つける相手もいない今だから言おう。

 ぶっちゃけめちゃめちゃ胃が痛い。


 のっそり起き上がり、屋上を後にする。
 誰もいない廊下は、
 少し遠くから扉越しに聞こえる授業中の先生の声を
 微かに運んでくるけれど。

 それどころではない。]
(691) 2022/10/24(Mon) 20:32:17

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

—— 保健室 ——

 せんせー
 ベッド貸してぇ

[その時保健室には先客がいたか。
 俺は特別気にもせずに、先生に声をかける。
 ベッド貸して、と言いながら、
 座るのは先生の前の丸椅子だ。

 先生と顔見知りのようになっているのは、
 別に病弱だからじゃない。
 委員会のおかげだ。]
(692) 2022/10/24(Mon) 20:32:41

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[先生は俺を、小鳥遊弟、と呼ぶ。
 兄ちゃんがこの学校に通っていたのは
 12年も前のことだけど、
 この先生は、異動に異動を重ねて
 この学校に帰ってきた先生。

 初めて会った時、名乗る前から小鳥遊って、
 呼ばれて、びっくりしたことがある。

 12年前、兄ちゃんは保健室常連だった。
 
主に、やんちゃによる怪我で
(693) 2022/10/24(Mon) 20:32:54

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 主訴、吐き気でーす
 多分熱はないです。

[俺自身は、そこまで保健室常連でもなく、
 サボりも殆ど経験がなかったから、
 先生はとりあえず受け入れてくれる。

 何かデスクワークをして入れる先生を、
 間近でぼーっと眺めていても、
 先生は放っておいてくれた。]

 ねぇ、先生。
 
[ふと、口を開く。]
(694) 2022/10/24(Mon) 20:33:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 先生、幽霊って信じる?

[尋ねたら、ペンを走らせていた、
 先生の手が止まった。
 しばらくの間の後、先生がこちらを見る。

 本当に、そっくりだね、

 …って、何とも言えない顔で言われた。]
(695) 2022/10/24(Mon) 20:33:20

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[寝てくか、と先生に尋ねられるも、
 結局落ち着きどころを見失った俺は、
 早々に保健室を後にした。

 それから……どうしたんだったか。
 よくわからない。*]
(696) 2022/10/24(Mon) 20:34:12
[……『それ』を受け取った時、
 俺はまだ、学校にいた。]

 To.慎ちゃん

 今、逢いに行きます(。・ω´・。)

[メッセージに脈絡があったかどうかは……?]

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[どうにかして慎ちゃんと合流し、
 俺は早々にしゃがみ込む。]

 慎ちゃぁん、俺、胃が痛い。

[いつもより低い位置から見上げて、
 はは、と笑う。]

 慎ちゃん、結局願い事どうしたん?
 俺はね……

[手持無沙汰に、俺の話を語ろうか。
 君はやっぱり苦笑するのかな。>>136
 
 俺、君のその反応好きだよ。
 なんだか、安心するんだ。]
(697) 2022/10/24(Mon) 20:34:37

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

  [そして—————


        『時』が来る————、>>416
(698) 2022/10/24(Mon) 20:34:47

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[君は知らない、25%の意味

 知るわけがない、語っていないのだから

 俺の『運』とかそういうヤツは、

 『25%』の上に成り立っているもの

 ……つまりね、

 増えても減ってもいけないんだ

 まぁ、裏を返せば

 そうそう増えたり減ったりするもんでもないので

 君の気持ちだけは、喜んで受け取るよ

 
ところで昆布って定番じゃないの?うっそーん。
(699) 2022/10/24(Mon) 20:35:07

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[降り注ぐ光に、手を伸ばした。
 君のくれた『幸運』は、当たり前だけど、
 君の姿をしていたよ。

 それから、君の返してくれた答えも。

 『ありがとう、また明日』

 ぐわっと胸の内から膨れた何かが、
 そのまま熱いしずくになって、眦からあふれ出す。]

 慎ちゃぁん、
 そーまたち、帰ってくるってぇ、

[低い位置から傍らの慎ちゃんを、
 泣きべそかいたまんま見上げて、
 その袖を引いた。

 声をあげて泣くことはもうないけれど、
 この涙を飛べる術を、俺はまだ知らないんだ。*]
(700) 2022/10/24(Mon) 20:35:23

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 夜 ──

 ただいま、兄ちゃん。

[帰宅して俺は、仏壇に手を合わせる。
 深夜に帰宅しても、両親は何も言わない。

 俺が帰ったのを確認したら、就寝する。

 交わす言葉は最小限。
 ただいま。おかえり。
 それだけ。]
(701) 2022/10/24(Mon) 20:35:36

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[誰に話すことでもない、秘密がある。
 
 両親は俺に対して、寛容なんじゃない。
 興味がないってコト。

 別に、問題はない。
 ただ……例えば、もうしばらく、
 母さんから名前呼ばれてないなぁ、とか、
 そんなこと。

 最後に聞いたのは、中学生の時。

 間違えて、大空
そら
って呼ばれて俺、
 一瞬ポカンとしてしまった。
 俺が反応するより先に、
 ショックを受けた顔したのは、母さん。

 反射的に、そんなに似てる?って、笑ったら。

 母さんが泣いた。
 父さんは俺を責める顔したけどさ。

 じゃあ俺、どうしたらよかった?って。

 聞く相手なんか、どこにもいない。]
(702) 2022/10/24(Mon) 20:35:51

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 やっぱりさ。
 幽霊に、叶えられる願いなんて、
 ないよね。

誰もいない・・・・・仏間で、俺はポツリ。
 最初の結論に辿り着く。>>0:64

 結局俺は、『願い事』を口にしなかった。
 理由は簡単。

 本当の願いは、俺自身わからなかったから。

 中途半端な願いを口にするくらいなら……

 選んだのは、俺自身。]
(703) 2022/10/24(Mon) 20:36:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 兄ちゃん。

[仏壇の中の四角いフレームの縁を、指先で撫でる。

 遺影の中の君は、

 俺とおんなじ顔で笑っている・・・・・・・・・・・・・。]

 三日間はさ。短いよ。
 短かったよ。何にもできないくらい。

[俺は、きっと彼らなら、
 俺が何もしなくても、正しい未来を選べたこと、
 知っていた。
 俺の手助けなんか、きっといらなかった。

 
違う。
 選んだ道が何であれ、それが正解だった。
 他人が口挟むことじゃない。
(704) 2022/10/24(Mon) 20:36:25

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[自分の幸せが見つからないなら、

 せめて大切な人には幸せであって欲しい。

 そこに、自分が存在していなくても……


 それってそんなに、おかしなことだろうか?]
(705) 2022/10/24(Mon) 20:36:41

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 数日後、病院 ──

[人伝に、噂を聞いて。
 行くのが少し遅くなってしまったのは、
 なんとなく、
 他のお見舞いと、鉢合わせないように。>>679

 や。
 迎えにきたよ。なんてね。

[俺は、いつもの
遺影と同じ
顔して笑う。
 笑いながら、君に飴を差し出した。

 もう退院するって君に、
 大仰なお見舞い持ってきても、仕方ない。

 渡すなら、日常への片道切符を。]
(706) 2022/10/24(Mon) 20:36:55

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[君は記憶喪失。
 それも、『あの』三日間だけ。

 それはつまり……
 君は誰かの願いか、その代償に、
 記憶を手放した、と考えるのが容易い。

 ……存在ごと消えるよりは、随分平和だ。

 君の語る顛末と照らし合わせれば、
 ますますその事実は浮き彫りになる。>>681

 ま……大変なやつも、いたかな。

[君が他人事みたいに言う、
 いや、今の君にとっては他人事なのだから、
 それが当たり前とばかりに、
 俺もさらっと返した。

 三日間。
 長かった?と、君が問う。>>682
(707) 2022/10/24(Mon) 20:37:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

『三日間、かぁ、』

『長くて短い三日間になりそうだね』>>1:177

『あたしにとっては、短いよ』>>1:218

『叶えて欲しいじゃん?』

『せっかくのチャンスなんだから』>>1:220


[……あぁ。
 あの日の未國は、消えたのだなと。

 唐突に、思った。]
(708) 2022/10/24(Mon) 20:37:21

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 
   三國が言った通り、

          短かったよ。

 
(709) 2022/10/24(Mon) 20:37:47

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[何かを決めるには、あまりにも。

 何かを変えるにも、あまりにも。

 短くて、短い三日間だった。

 必死に足掻いた三日間。
 きっと、君もそうだった。

 君は俺に、魂を投げ出すなと言ったね。
 投げ出さなかったよ。
 投げ出すつもりもなかったけど。

 俺も、言えばよかったかな。
 君を一つも投げ出すなって?

 無理だよ、エスパーじゃないもん。
 予測なんかできるわけないだろ。

 君の手放したあの三日間の、ほんの数分を、
 俺はなんだかひどく惜しく感じて。


 いつもの笑みを、ほんの少しだけ歪めたんだ。**]
(710) 2022/10/24(Mon) 20:38:19

 ―― To:秋緒ちゃん


  いいよ、終わったらまた連絡して


[ 私も大概そっけない文面を
 スタンプでごまかすことが多いのでね、
 そこはまあお互い様だと思うよ? ]
 



 ─ 支えとなったメッセージ(慎之介)─


  ─ >>慎之介() ─


  連絡ありがとう
  君からのこのメッセージがあったから

  俺は自由に動くことが出来たよ


  終わったよ、俺の三日間
  慎之介はどう?
  今までにないくらい
  頭使っただろ?

  願いがあっても願わずとも
  きっと明日から俺たちの世界は
  同じで、違う。

  また明日、ね。

           この言葉が言えることが
           今は嬉しく思うよ


 

─ 秋月 個人宛 ─


  悔いなく動けたみたいでよかった。
  お前が明日を迎えられることも。

  こんなにいろいろ悩んだり考えたりしたの
  初めてだったな。

  結局オレは本当に何も願わなかったけど、
  この3日間があってよかったと思ってる。

  また明日、昼休みにでも。


  お前今から昨日の昼の記憶失くさないか?


[メッセージはその日の夜遅く、いつもなら
 大木からは返信が無い時間帯に送信されていた]

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 4d朝 ――

[いつも通りの朝。
 いつも通り、仏壇に手を合わせる。

 両手の親指で、口角を揉む。

 “正しい”
お手本通りの
角度を描いた唇を、
 己の指でつっと撫で。よし。]

 行ってきます!

[いつも通り、家を出た。]
(819) 2022/10/24(Mon) 23:08:39

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[朝早くの学校は、人気もまばら。
 運動部も朝練を始める前の時間だ。

 俺は、独り屋上で、大空
そら
の下、
 深呼吸をした。

 程なくして、壮真は、それからきっと、健人も、
 やって来るだろう。

 やって来たら俺は————


  おかえり!!!


 って、二人を迎えるんだ。

 ダブルラリアットで。
* ]
(820) 2022/10/24(Mon) 23:08:47

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 昼休み ――

 いいよ!

[昼に誘う慎ちゃんの下心(あったかどうか)は
 もちろん知らないが、
 誘われて断るような大地君ではない。

 俺の弁当は、コンビニ飯。
 おにぎりとか、パンとか。

 そういえば、この4人で集まってたことなかったね、
 なんて、
 今更ながらに笑うんだ。*]
(884) 2022/10/24(Mon) 23:52:25

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[“あの”三日間を超えて

 ほんの少しだけ変わった何か。

 でもそれって、

 別段事件って言うほどのものじゃない。

 大事なものは、何一つ変わっちゃいないんだ。

 良くも……悪くも。]
(886) 2022/10/24(Mon) 23:52:34

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地


[変化をつかみ取れたのは、

 勇気をもって一歩を踏み出せた人たちだけ。

 その一歩をもってしても、

 本当に欲しいものが掴みとれたかどうかは、

 運次第……だったんじゃないかな。]
(887) 2022/10/24(Mon) 23:52:42

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 でも、まぁ。
 いいんじゃない?
 願い事なんかに、頼らなくってもさ。

 幽霊に叶えてもらえるような願いがあって、
 幽霊に出会えたならラッキーだけど。

 願い事をして、叶わないことだって、
 あって当たり前なんだよ。
 そもそも、叶う方が、おかしいんだから。

[そう言って笑った相手は————]
(888) 2022/10/24(Mon) 23:52:50

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 願い事を前にして、一生懸命悩んでさ。
 その結果として、今がある。
 結論が出たかどうかも、
 それが正しかったかどうかも。
 どんな結果になったかさえ、
 多分どうでも良くってさ。

 でも……
 ……悩んだことに、意味があったんだよ。
 きっと。

[叶わぬ願いに絶望したくなくて、
 願いをかけることをしなかった俺。

 君は少なくとも、俺とは違ったはずだ。
 君は、どんな顔をしたろうね?]
(889) 2022/10/24(Mon) 23:52:59

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 あーあー!
 5兆円、降ってこないかなー!!

[俺はそう、本気でもない願いを、
 大空
そら
へ向けて叫んだ。**]
(890) 2022/10/24(Mon) 23:53:11
 




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