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![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ――小さな天変地異―― それは、多かれ少なかれそうだと思いますが。 自己の中だけで留めておけないなら、ケアは必要です。 [>>188表面上の調和。その言葉は、ユグにちりりと痛みを残した。 自分の行ってきた不和の解消が功を奏さず、ただ表面をなぞるばかりであることは、それこそユグの悩みのひとつでもあるからだ。 攻撃的な意思なく発された言葉でも、痛みはある。] (206) 2022/12/16(Fri) 23:34:41 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ……前提? [>>189呟かれた言葉に、話の方向性が変わった気がして、はたと瞬く。 >>190曰く、壊すべきだと思ったら壊すと。] ………… ゼロの言うことは、理解はできます。 僕も、過去をなぞらないようにして維持をする義務がある、とは言いません。 ただ、誰もが何にも脅かされることなく、苦労もなく、穏やかに暮らせる場所が欲しいだけです。諍いがなく、痛みもなく、苦しまない場所が。 それなら、敢えて壊す必要は薄れるのではないですか。 ゼロだけでなく、他の誰も。 そのためには、諍いの種を、魂の不和を、なだらかにしたい。 (207) 2022/12/16(Fri) 23:35:40 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ壊そうとするのを止めるわけじゃない。 壊したくならないような環境にしたい。 それを過去から学ぶなら、再演ではないと僕は思います。 [理想論でしかない、出来るわけない、と思われるかもしれない。 それでも行動しなければ何も変わらないと、ユグは思っている。] (208) 2022/12/16(Fri) 23:36:01 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ……話し合いには時間が足りないというのは、同意します。 それでも、時間が足りないと言って答えないのも、問題の先送りです。 結論を出さざるを得ないのなら、いっそ短いほうが迷わないのかもしれません。 [>>191なんとなく、ではあるが。 神様は僕らを愛するが故に猶予をくれただけであって、本来は有無を言わさずすべてを壊して、僕らを新たな世界へ連れて行くつもりだったのではないかと思う。 僕のように受け入れるのが当たり前、ではなく。 反対の意見を聞くつもりがなかったのではないかと。 ――浮かぶ小さな疑念は、頭の中で振り払う。] (209) 2022/12/16(Fri) 23:36:53 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ……そう、ですね。 もしもそうなら、よかったと思います。 迎えがもっと、早かったなら。 [>>194ユグは、来たる迎えを信じて生きていけたけれど。 もしも生まれてすぐに神様の迎えがあったなら、きっと両親は苦しむこともなかった。 自分は、ひとりになることはなかった。 この世界で生きざるを得なかったことで、苦しんだ仲間は他にも多くいるだろう。 彼も、彼女も、救われたのでは] ――今更、ですけど。 [ほつりと、零す。 ああやはりこんな世界はなくなってしまえば、という癇癪じみた思いが、ふつりと肚のうちにある*] (210) 2022/12/16(Fri) 23:40:40 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ――噛み合わないやり取り>>214―― [クリスタベルの件については、表に出たからって騒がれたくないとまで言われれば、あとは飲み込むだけ。 触れるだけ踏み込むだけの材料を持っていないのも、表面ばかりを繕おうとしているのも、また確かなのだ。] (224) 2022/12/17(Sat) 0:57:57 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ[>>215ゼロが、箱庭の穏やかな暮らしの条件をなぞるように並べるうちは、自分の中に思い浮かべる風景と重ねながら、内心納得していたのだけれど。 あってたまるか、と一蹴されれば>>216、目を見開いた。] ……どうして、 [掠れた音でそう問えば、何一つ面白みがない>>217、と言われる。] 面白さは、平和に勝るのですか。 穏やかな中で可能な主張では、足りないのですか。 あなたは、世界が疎ましかったのではないのですか。 自分の置かれた環境が嫌だったのでは? (225) 2022/12/17(Sat) 0:58:21 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグそこから抜け出せることより、自由と面白さを求めるのですか。 [それは、ついにユグには理解の出来ない範囲に入ってきた。 主張したいだけの自我が、ユグにはなかった。 迎えが来るまでの間も、ただ迎えが来るのを待っているだけの時間で。 神への忠誠と憧れだけで、生きてきたから。] (226) 2022/12/17(Sat) 0:59:03 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ[これが個の違いによる、避けられない亀裂だと言うなら―― 神様はどうして僕らをこんなふうに作ったのだろう] (227) 2022/12/17(Sat) 1:01:30 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ……あの方に壊したいという意志があるのは、事実でしょうね。 [なし崩しかどうかは知らずとも。 もともと壊す気だったのだ、というのはそうだろうと思う。] こんな結論にしか到れなかったことを、悲しく思います。 [>>218それでも、長話をして、彼ひとりをどうにかすれば解決する問題でもないと思うから、話を終わろうと去るのを引き止めはしなかった*] (228) 2022/12/17(Sat) 1:02:55 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 ![]() (a50) 2022/12/17(Sat) 1:13:07 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 ![]() (a51) 2022/12/17(Sat) 1:13:40 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 ![]() (a76) 2022/12/17(Sat) 18:15:30 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ――ゼロと別れるころ―― [誰かに自分の幸せを決められることが気に食わない>>211。 生まれてすぐに迎えが来ていたなら、幸福に暮らせたろう>>194。 それぞれにはそれぞれの思想があって、受け入れるも入れないも、思いは様々らしい。 前世にも、現世にもだ。 ――それなら。 はじめからこの洋館にいた人なら、どうなのだろう。 箱庭の空間を幸福と思うのか。それとも、世界を守りたいのか。 浮かぶのは、ひとりの顔。] (299) 2022/12/17(Sat) 18:40:10 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ……シンは、どう思うのでしょうね。 [小さく呟くのと同時、職員がこちらに声をかけてきた。 慌てた様子の職員>>217は目についていたものの、まだ『世界』の訪れに東奔西走しているのだと思っていた。 けれど、伝えられたのはすでにはじまった世界の崩壊の話で。 天変地異、異常気象>>198。たしかに、気の早いこと>>218。] (302) 2022/12/17(Sat) 18:40:55 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグわかりました。ありがとう。 [知ったところで、今すぐに何らかの対処を行えなるわけでもない。 ひとつ頷いて、人探しのリストに『世界』の姿を加えた。 ヒナギクほど動転しないさまを、冷たいと思われたろうか? 果ては、世界を守る気はないのだと。 積極的な崩壊を選び取りはしないが、その結果を受け入れないとも思わないから、はたから見れば同じこと。 せめて伝えてくれた職員には身の安全を守るよう言って、見送る。] (304) 2022/12/17(Sat) 18:41:27 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ[――時間がないな。 焦り。ゼロと別れひとりになって、内心に落ちてきたのは、そんな感情だ。 問答無用で崩壊させてしまうのであれば、傷つく人が出る。 ヒナギクも嫌がっていた>>1:402。チェレスタは諦めていると言ったが、守りたい人がいるのは事実>>160。 ゼロも その理由はともかく 箱庭には行きたくないと言っていたし>>218。このままでは、不平不満は残るだろう。それらは無くすことは出来ないものだとしても、軽減させることは出来るのではないか。それすら許されないなんて。 それが一番、ユグにとっては後悔する結果と思われた。 チェレスタの祈り>>220を無駄にするのは、心苦しい。] (306) 2022/12/17(Sat) 18:41:49 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ (308) 2022/12/17(Sat) 18:42:13 |
![]() | 【人】 XII『吊された男』 ユグ (309) 2022/12/17(Sat) 18:42:39 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 ![]() (a78) 2022/12/17(Sat) 18:48:36 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 ![]() (a79) 2022/12/17(Sat) 18:50:03 |
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