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人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 軍医 ルーク


  そうか、合わせる顔がないのかあ。
  なら尚更、顔を見せてもらわないと?
  ああ、そうだね、それじゃあ、
  その耳、触らせてもらおうかな?
  それでお相子。
  
  
[ もし彼が振り返ったなら、
 寝台に横向きに横たわり、両手を差し出し、
 擽るように指を動かしている様子が見えるだろう。
 いつぞやの結ぶ結ばないの話を覚えているかは、
 さあ、どうだろう?

 なお、声に出すときに“きみ”と呼び続けていた自分が、
 内心では、うさぎ、と思っていたのは、
 その赤い髪から覗く、感情豊かな耳を、
 つい目で追いかけてしまっていたから。

 もし動かずにいるなら、
 此方から這い寄ってやるくらいの心算だった。]
(227) 2020/05/23(Sat) 21:05:03

【人】 軍医 ルーク

[ 彼のいる場所のすぐ近くにあのタブレットがあるのに、
 気付く余裕もないようだった。

 こんなやり取りは、
 向こうはそれどころではないかもしれないけれど――
 暫く前までの自分たちを、思い出させるものでもあった。
 それは懐かしいようで、
 けれど、沢山のことを知ってしまった自分は、
 もう何も知らずにいたあの頃には戻れない。
 戻りたいとも、思わない。
 少しずつ、正解も分からずに、
 暗闇で組み立ててきた硝子の破片のパズル。
 出鱈目につながりながら、音を奏で始めたピアノ。
  
 告げたいと思うことが、たくさんある。
 渡したいと思うものも。]
(228) 2020/05/23(Sat) 21:06:15

【人】 軍医 ルーク


  ああ、そうだ、
  どうせならもう一つ頼んでもいいかな?
  そこの戸棚に鍵がかかってるんだ、
  開けて、中を見て。
  耳を触らせるのと、鍵を開けるの、
  二つ合わせて、さっきのとお相子だ。

  
[ ぺんぎんが、ぱあっと表情を明るくする。
 机の引き出しを開けて鍵をとってきて、どうぞ、と渡した。
 その顔だけで、何があるか分かってしまいそうなものだが、
 棚を空ければそこには、
 瓶に入った薄桃色の苺シロップと、
 砂糖漬けの苺で作った小さなジャムの瓶があるだろう。
 ぺんぎんが調達してきたとうもろこしの茶の袋も。

 確認したいことがあったという、
 その話も気になっている。>>1:362
 そして、自分も。
 まだ気付かれずにいる棚のタブレットを、
 それとなく視線で確かめた。

 この先にあるものが、何であったとしても、
 踏み出したいと、強く、願っている。]*
(230) 2020/05/23(Sat) 21:11:21
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a25) 2020/05/23(Sat) 21:15:34

 
   Jさんですね、わかりました
 
   受験勉強は正直、あまり身が入らないです
   もう志望校決まったんですね!
   私は成績と相談して、一番無難なところになりそうです
 

 
   それ、すごくよくわかります
 
   私も昔から仲のいい子で
   近すぎて、好きだって気付いたのが遅かったっていうか
 
   他に好きな人がいるのか聞いてみるのは
    …… 怖いですよね
 
   でも、卒業したら会えなくなるかもしれないですから
   勉強も手につかない様なら、
   告白もアリだと思います
 
   そっと胸にしまいこんでおくのなら
   代わりに私が お話を聞きますね
 
 





         ひと に 刺されたおんなは、
         みずほらしい少女のかたちをしていた。




 



 『日本語で使われる「可愛い」って
  褒め言葉と違う場合がある

  パンダへの可愛いは英語でいう
  cute、lovelyと同じで褒め言葉
  ユージンもそれで使ったと思う

  だから、俺とユージンは
  パンダには同じ可愛いを感じてる
  俺はそう思ったから、納得してる』

 



 『で、違う場合っていうのは
  相手を自分より格下と思ってる
  相手を馬鹿にしてる侮ってる軽んじてる
  そう思ってるって意味で使う場合だな

  いってる側にそのつもりはなかったとしても
  いわれてる側にそう思われることはある
  でも、分かってて悪口で使うことの方が多い

  俺の話になるけど、故郷に帰れば未だに
  そういう使い方でいってくるヤツもいる

  こども扱いする意味での可愛いで
  実際、面倒見てもらってるこどもとはいえ
  いわれて…とても、悔しい言葉なんだ』

 



 『ユージンは俺の何を見てどう思って
  可愛いっていったのかが分からない

  俺からすると、いきなり知らない相手
  しかも、格上と思える相手から
  いきなり可愛いっていわれた状態で

  ぶっちゃけ、馬鹿にされたと思ったから
  いわれて嫌だってなった

  けど、ユージンと話してて…もしかして
  馬鹿にしてるとも違う可愛いか?
  そうだったらいいなって思って

  ユージンのいう可愛いを知りたくなった』

 


  先日のこと。
  “おひめさま”との 一件。
  
  大体の問題は、確かに解決していたのだけれど、
  ──石の狙いは正確だった。 
  男ではなく、“小間使い”を狙った、“指示どおり”の。
  部屋に転がり込んだ小石だって、
  “その辺で拾う”ような、そんなものじゃあない。

  別段、準備していたわけじゃあ無かったろう。
  おひめさまは衝動的だった。
  唯、“傭われの男”は ────……
 



      “所有物”を壊す感覚だ。そうだろ?

 



 『*ユージンは俺を見て
  どう可愛いと思ったんだ?*』

 


  僕には見えていた筈だ。
  彼女が怪我をする未来が、 あの時。

  ──先延ばしにして、したり顔だなんて
    出来損ないにも程がある。
 

【人】 軍医 ルーク


  ふうん、そうか、
  見た目では分からない…
  君は目は良さそうなのに、
  見た目では分からない。


[ わざとらしく念押ししてやって、
 耳に触れたいという要求に、項垂れるのを見る。
 結ばれるのを想像しているのか、
 手でふにふにしている長い兎耳は、
 やはりふわふわで表情豊かだった。

 そして当人も、思い出せば、やはり表情豊かだった。
 苦い薬を飲まされそうになってぷるぷるしていた様子だとか、
 怪我をした自分をひどく心配してくれた顔とか、
 先ほどの動揺して赤くなっていた様子だとか――
 (余程びっくりしたのだろうか)
 
 ――… 最初は、感情がない機械のようだったと、
 『命令を聞くだけの機械のようだと
  夢を見ている僕が感じた、夢の中の僕が。』
 そう、日記には確かに書いてあったのだ。

 また、言い表すことが出来ない感覚が、
 胸の内にぎり、と広がる。
 自分が、そんな表情たちを、
 こんなにも覚えていることに気付いた。]
(299) 2020/05/24(Sun) 4:05:08

【人】 軍医 ルーク

[ ぺんぎんに案内されて戸棚を開くころには、
 その中にあるのがなんであるのかを、
 彼も凡そ察していたようだ。
 表情は後ろ向きでよく分からなかったけれど、
 嬉しそうな声は聞こえていたし、
 何より、尻尾が実に機嫌良さそうに揺れていたりする。
 
 シロップの瓶と、ジャムとお茶。
 眺めたり香りを確かめたりしている様子を、
 寝そべったままに見ている。
 その顔がぱっと明るく綻ぶのを見て、
 自然と、口元がゆるやかに動く感覚があった。
 ――やっぱり捨てたりしなくて、良かった。]


  味見はしてないから、
  味の保証は出来ないよ。
  なんてね、
  実は味見についてはいい助手がいた。


[ そう言って、うさぎの足元のぺんぎんを見遣れば、
 まかせて! と胸を張っていた。]
(300) 2020/05/24(Sun) 4:07:08

【人】 軍医 ルーク

  あげようと…?


[ スープなんてどこにあるのだろうと思っていたら、
 机の上にパンとスープがあった。
 僅かな違和感に、目を細める。
 気付けば、思考は早かった。
 医務室を訪れるだけなら、夕食を持ってくる理由はない。
 今にして思えば、医務室に助けに来てくれたのは、
 ぺんぎんが呼びに行ったからではないだろうか。
 だとしたら、持っているのは自分の夕食。

 それ、君のだろう。
 わたしはいいから。

 そう言いかけて、その量が彼の物としては
 あまりに少ないことに気付く。
 食堂で部下たちと一緒に食事をとっている姿を、
 幾度となく見てきた。>>0:69>>0:179
 トレイで運んでいたということは、一人で自室で?
 まるで何日も眠っていないような、ひどく消耗した顔色。

 医者の自分と、“わたし”としての自分が
 同時に口を開きかけ――… 
 噤んだ、いまは。]
(302) 2020/05/24(Sun) 4:10:44

【人】 軍医 ルーク

[ トレーの上のスープとお茶が湯気を立て、
 パンとジャムの小瓶とスプーンが添えられて。
 少しでも自分で食べてもらいたかったものだから、
 ジャムとパンを食べてみたい、という言葉には
 ほっと息を吐いた。]


  全部半分ずつじゃ駄目かな?
  せめてパンと一緒に、
  そこの茶も飲んでやるといいよ。
  ぺんぎんが君のために見つけてきたやつだから。


[ 足元で、期待に満ちた眼差しで見上げている一羽を指さす。
 いつものような、緊張のない緩い笑顔は、
 以前よりは近く感じられもする。
 そんな表情の一つ一つに、
 呼吸が楽になるのを感じている自分がいる。

 視線が合う。
 何かまた赤くなっておかしな表情をしているけれど、
 わたし、何かしただろうか、
 そう思って首を傾げるけれど、
 そんな此方の表情は、常になく穏やかなものだっただろう。]
(306) 2020/05/24(Sun) 4:12:20

【人】 軍医 ルーク

[ 耳を差し出されれば、くすりと笑う。]


  ん、じゃあ遠慮なく?


[ わあ、これ本当に結ばれると思ってる。
 本人にしてみれば、笑いごとではないに違いない、
 耳を乱暴にされる痛みは、自分にも分かる。
 痛みに強いと言っても、こればかりは別だろう。
 
 言葉通りに遠慮なく手を伸ばし、赤く長い耳に触れる。
 予想通り――というか、
 予想よりもずっと柔らかくてふわふわなその耳に、
 そっと触れて、撫でた。
 壊れやすい大切なものに、そうするように。

 きっと、自分の指は以前のように冷たいだろうけれど、
 以前よりはほんの少し、温かみが灯っているような、
 そんな気もしている。
 暫くの間、黙ってそうして手で触れて、離した。]
(307) 2020/05/24(Sun) 4:14:16

【人】 軍医 ルーク

   じゃあ、これでさっきのはもういいよ。


[ そう言って、パンを半分にして差し出した。
 自分の分から少し分けて、ぺんぎんにもご相伴だ。
 基本的に燃料補給で動いているが、
 飴を食べるくらいだから、驚くほど此奴らは雑食である。
 スープの方も、半分にさせてくれるなら良いのだけれど、
 そうでなかったとしても、
 水よりも味がしないそれをひと匙ずつ大事に貰う。

 幸せそうにジャムを付けたパンを頬張る表情が
 見えていたものだから、
 それを見ていた自分も、
 きっと美味しそうに食べているように、
 出来ていたに違いない。]
(308) 2020/05/24(Sun) 4:16:24

【人】 軍医 ルーク

[ 食事が終わり、寝台の上に身体を起こしたまま、
 ごちそうさまでした、と挨拶一つ。
 そうして、先ほどスープを温めてもらっているときに、
 こっそりぺんぎんに持ってきてもらっていたものを、
 毛布の下から取り出した。
 赤い袋に入った、タブレット。]


  今日は最後まで書けなかった。
  いつもと違う時間だったから、
  書いてる途中で見張りに見つかって、
  怪しまれそうだったから、
  一度そのまま持って来たんだ。
  だから、途中なのだけれど――…
  ここで、読んでほしい。


[ 顔を上げ、真っ直ぐに彼を見る。
 “感情”のままに書き散らした、ひどく乱雑な記述は、
 もしかしたら、見るに堪えないものかもしれないけれど、
 紛れもない自分の本心だった。
 途切れて最後まで書けなかった続きを、伝えに来た。
 袋からタブレットを取り出し、手渡す。]
(310) 2020/05/24(Sun) 4:17:29

【人】 軍医 ルーク

[ 自分が気付いているのだということを、
 知ったことを、
 言葉にして話しはしなかった。

 先が見えないほどの困難が、
 行く先にはきっと待ち構えている。
 けれど、それをどうしようもないものだとは、
 もう、思いたくない。
 
 そうして、手渡したそれを、
 彼が読んでくれたとするなら、
 わたしは、書くことが出来なかった“続き”を、
 彼の目の前で、この指先で綴るのだ。

 ひとに比べれば書くのは早い方だけれど、
 もしかしたら、まどろっこしい形かもしれなくて。
 足取りのように、遅いものだけれど。
 急ぐ性格じゃあないと、言っていたから、>>1:233
 最後まで見ていてくれるに違いないと、そう信じて。]
(311) 2020/05/24(Sun) 4:18:40
 



   [ 中途で途切れた記述に、続きが記されてゆく。]



  わたしは、君の傍にいて、
  立ち向かわなければいけないものがあるなら、
  苦しみがあるなら、痛むなら、
  分けてほしいと、一緒に立ち向かわせてほしいと、
  そう願ってる。

  この手の届かないところで、苦しまないでほしい。
  遠くに行かないで。

 


  君が向けてくれる、笑顔だとか、
  怖がったり、驚いたり、怒ったり、
  そんなひとつひとつの表情が、
  止まってしまったはずの、わたしの胸の中にあって、
  いつの間にか、こんなにも、
  わたしのことを動かしていた。

  これに、なんていう名前を付けたらいいか、
  わたしには、わからないけれど。
  ううん、名前なんて、付けられない。


 


  これが、わたしの願い。
  わたしの心。




【人】 軍医 ルーク

[ そう綴ったなら、再び顔を上げ、向き直る。
 この全身を突き動かすような、
 押し流し、溢れるような、何か。
 いつしかそれは、硝子のようだった紫の目から溢れて、
 ぼろぼろと頬を伝う。

 床に足をつき、タブレットを枕元に置いて立ち上がる。
 少しだけ、時間はかかったけれど。
 自分の足で立っている。歩み寄る。
 涙を拭うこともせず、その赤い目を見上げた。

 真っ直ぐに伸べた両の手は、
 もう、届かないことを確かめるように
 空へ翳すためのものじゃない。 ]
(312) 2020/05/24(Sun) 4:22:21

【人】 軍医 ルーク



[ その両手で、
 強く、抱きしめた。
 離さないと、繋ぎ止めようと。

 ことばだけでは伝えられない心を、
 伝えるように。]*
(313) 2020/05/24(Sun) 4:23:44

【人】 軍医 ルーク


   ―― 
同日:司令室
 ――


[ 司令室から見える窓の外の景色は、外壁と天。
 その向こうに、大穴が覗く。
 外壁を見回る兵士たちのランタンの明かりがゆらめいて、
 彼らの無事を此処まで知らせる。]


  『――さて、
   そろそろ伏せられていた賽の目も
   明かされる頃、かな?』


[ これまでの襲撃の周期からして、
 次の降下まで、もうあまり間がない。
 それまでに果たして、あの兎の記憶は間に合うか。
 自分は“人材に恵まれている”>>39
 その真意とて、一枚ではない。
 質素な木の椅子にかけ、ゆるりと思考を重ねる。]
(314) 2020/05/24(Sun) 4:24:44

【人】 軍医 ルーク

[ 夜の静寂を、ばたばたと破る足音があった。
 追って来たらしい警備兵との廊下の問答を、
 自分から扉を開けて遮る。]


 『やあ、今日も夜更かしだねえ、ジルベール。
  ああ、彼女はいいんだ、
  技術班長でね、何か変わったことがあったら、
  いつでも此処に来てくれるように頼んでいる』


[ 警備兵にそう告げながら、
 駆け込んできた彼女の顔を見て、
 その表情からすっと笑みが消える。
 彼女は、回収された通信機を手に、
 勢い込んで口を開いた。]
(315) 2020/05/24(Sun) 4:26:07

【人】 軍医 ルーク

 


   “ 奴らの総攻撃が来る ”


**
(316) 2020/05/24(Sun) 4:26:29
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a27) 2020/05/24(Sun) 4:32:18

 




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