人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


【人】 ]『運命の輪』 クロ

―続・クロのむかし―

[ある時、クロのいる村に中央から政府関係者の人間が訪れた。幼い息子を連れての旅行中で、村には目的地の途中で立ち寄ったらしい。身分の高い者らしく、従者を連れていた。]


宿?あるよー。
この道を真っ直ぐ行って……、


[偶然、従者の一人がクロに声をかけた。

仕事中に暑くなって、ズボンを捲り上げて膝を出していたクロは、道案内中に従者にその証を見られてしまった。視線に気づき、わーしまった!とクロは逃げた。外から来た人には特に見せないように、と言いつけられていたのに。

特徴的な痣。隠すような態度。従者は、証持ちと思われる子供だと判断し、政府にすぐさま報告を送った。その人が真面目で、迅速な行動をとったことが、クロにとっての幸運だった。>>0:204
(64) 2022/12/14(Wed) 2:29:48

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[子供というものは、じっとしていられないものだ。

村の子供たちを見つけた旅行中の少年は、父親から離れて遊び仲間に入れてもらいに行った。用事があった父親は、危険な場所や遠くへは行かないように、と息子へと言いつけた。

子供というものは、遊びに夢中になると大人の注意や言いつけなんて忘れてしまうものだ。

村の子供たちと近くの川へ遊びに行った少年は、足を滑らせて、水に流されて。


行方不明になった。]
(65) 2022/12/14(Wed) 2:30:59

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[村中の大人たちで探索し、翌日見つかったその少年は、下流で変わり果てた姿になっていた。遺体に縋る父親の姿は痛々しく、見ていられるものではなかった。

息子を川に誘った犯人を出せ、出さねば村ごと消してくれる。

怒りを顕わにした父親は、冷静さを欠いていた。
悲しみを怒りに変えなければやっていられなかったのだろう。

村の大人たちは「探します」と何とか宥めて、暴発しそうな父親を宿に残し、離れた場所で話し合った。

子供たちを差し出せば、そのまま殺してしまいそうな勢いだ。しかし、少年が亡くなったのは実際、不幸な事故であって子供たちは加害者ではなかった。

かといって、子供たちを匿えば村ごと本当に潰されるかもしれない。相手は政府のお偉い様、ただの脅しかもしれなかったが、怖れを抱かせるには十分だった。

だから。

証持ちの子供を差し出そう、という意見が出たのは、自然な成り行きだった。]
(66) 2022/12/14(Wed) 2:33:37

【人】 ]『運命の輪』 クロ

違うよ、僕は遊んでいないよ。
だって、だって、僕は仲間に入れてもらえない、


[連れていかれそうになり、必死で訴えたけれど聞いてもらえない。クロが村の子供たちに近づけないのを知らない者はいないはずなのに。

こうなるのが当然だという目で見る者。
罪悪感からか目を逸らす者。
「ねえ、さすがに……」と躊躇う者がいる。
「いいや、証持ちは丈夫らしいから、死なないだろう」と打ち消す者がいる。

時折親切にしてくれた一部の村人の間にすら、仕方がないという空気が広まっていて、助けてくれる者は一人もいなかった。なおも訴えようとするクロの肩を、村長が叩いた。]
(67) 2022/12/14(Wed) 2:36:10

【人】 ]『運命の輪』 クロ



「わかってくれ、クロ。
お前が罪を被ることが、この村にとっての幸運なのだ……」

  
(68) 2022/12/14(Wed) 2:37:18

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[その囁きがとどめだった。
誰も味方がいない中、訴える気力も失って、あとは黙って連れられていった。

宿に連れてこられたクロを見て、従者の一人が何か言いたげな顔をしたが、俯いていた少年は気づかなかった。]


僕が……僕が、あの子を川に誘いました。
ごめんなさい……


[事前に用意された台詞を言い終わる前に、顔に衝撃を受ける。大人から本気の力で殴られて、クロは床に転がった。子を失った親の悲しみを、暴力という形で受け止め続けるしかなかった。]
(69) 2022/12/14(Wed) 2:38:09

【人】 ]『運命の輪』 クロ

(悲しいんだな、この人はとても悲しいんだ)
(悲しいのは嫌だな。……すごく、痛いし)


[あまりの勢いに従者が止めても、今度は従者が殴られる始末。普通の子供ならば死んでいたかもしれない。
けれど、証持ちは確かに丈夫だった。

ぼろぼろになって動けなくなったクロを、ようやく落ち着いたらしい父親は「捨てておけ」と従者に命じ。従者は「あの人の気が変わる前に行きなさい」とこっそりと囁いて、クロを宿の外まで支え、解放した。

手を貸してくれたのは、その人だけだった。]
(70) 2022/12/14(Wed) 2:38:52

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[よろよろと、足を引きずりながら村の中を歩いた。
家の戸はどこも閉まっていた。巻き込まれるのは御免だというように。

ふらつきながら、寝床の羊小屋までたどり着いて、扉を開けようとした。


……開かない。

扉には鍵がかかっていた。
咎人とは無関係だと装いたかったのか。牧羊犬ですら今夜は家の中に閉じ込められているようだった。

友達に会う手段も封じられ、どこにも行き場はなく。
当てもなく歩いていたら、村の近くの森に入り込んでいた。

足元が覚束なくて、石に躓いて転んだ。]
(71) 2022/12/14(Wed) 2:40:17

【人】 ]『運命の輪』 クロ

う……う、ぅ……
わああああああああ!!!!



[それがきっかけとなり、クロは初めて大声をあげて泣いた。

いつかは村人たち皆とも分かり合えるのではないかと思っていた。大切に心の中に貯めていた小さな親切たちは、偽りだったのだろうか。

痛くて、寂しくて、悲しい。

「お前の不幸は我々の幸運だ」と言われたのが一番、悲しかったかもしれない。]
(72) 2022/12/14(Wed) 2:42:46

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[その日は、僕にとっての人生最大の不運が訪れた日で。

僕にとっての人生最大の幸運が訪れた日でもあったんだ。]*
(73) 2022/12/14(Wed) 2:43:27



  なぜあなたがいて
  だれもすくえないのですか?

  すくうきもちは ほんとうにありましたか?


 [ 死神は叫びました。
   穏やかで、平穏な箱庭。

   教皇の存在は、死神にとって
   

   意味のない、自分とは違って



   まるで箱庭そのもののようだと、感じていました。
   
   慈愛の聖者。
   死神は、信じていました。

   あなたを ]

 

]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a9) 2022/12/14(Wed) 3:01:19

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[心が粉々に砕けそうだった時、
そうならぬよう抱きしめてくれた腕を、

僕は一生忘れない。]
(123) 2022/12/14(Wed) 10:28:34

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―3年前―

[やっと会えた、って誰かが喜んでいる気がする。>>0:330

僕は確かに、無償の愛を誰からも貰えなかった。
でも、憐れみと同情は時々貰えていたんだ。>>0:331

だけどね、この時は流石に、それすらも信じられなくなっていたのさ。

君が駆けつけてくれなければ、何もかもに絶望して、そのまま死んでしまっていたかもしれないね。]
(124) 2022/12/14(Wed) 10:29:14

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[一緒に帰ろう、と抱き上げられる。>>0:332
普通には育ってこなかった子供は、子供扱いされることに戸惑いはあっても嫌がることはなく。

遠慮がちながらも落ちないように、抱き上げてくれた人にしがみついた。]


あ、でも……


[どこかへ行ってもいいのかな、と子供は迷う。
羊たちと牧羊犬とお別れもしていない。

……でも、いいかな、とも考えた。
だって僕はあの村に、もう「幸運」を運んだ筈だ。

小屋に鍵をかけられていたから、羊たちにも会わせてもらえないかもしれない。]
(125) 2022/12/14(Wed) 10:30:53

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[温かい人から出てくる言葉は、どれもこれも温かい。>>0:333

実は夢か幻なんじゃないだろうかとすら思えてくる。]


……ほんとう?
僕が行ってもいいのかな……

そこなら、悲しくなさそうだなぁ……


[涙のあとを残したまま、やっと子供は笑った。
もしもこれが、ケガをした自分が死ぬ間際に見た幻でも、幸せ気分だからいっか、なんて考えて。

安心したせいで、眠ってしまった。
とても痛くて、疲れていたのだ。]
(126) 2022/12/14(Wed) 10:31:52

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[運命の輪は本当に在るのかもしれない。

幸運と不運を乗せ、くるくる回る。
不運の後には幸運が、幸運の後には不運が。

では、不運の後に幸運を得たら、その次は……*]
(127) 2022/12/14(Wed) 10:32:47
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/14(Wed) 10:39:46

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―その後―

[夢でも幻でもなかった洋館での暮らし。
それまでの生活とはあまりにかけ離れていて、戸惑うことも多かった。

先生と一緒にお野菜を育ててみたり。>>0:391

その隅っこの薬草に触ろうとして、勝手に取っては駄目だと注意されたり。>>56

祈祷室でお茶を飲んでみたり。

ただ、今まで自分の為の時間というものがなかったから、仕事をしていないと落ち着かない所もあり。]


マドカー、何かお手伝いすることないかな?


[基本的に皆のことを「さん」づけで呼ぶ中で、自主的に敬称をつけない特別な一人。来たばかりの頃は、マドカによくついて回っていた。

時々、この生活は夢なんじゃないかと不安になることがあって、そんな風に感じた時などは特に引っ付いていた。三年も経てば、さすがにその回数は減っていったが。]
(128) 2022/12/14(Wed) 16:07:56

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[クロにとっては、多少距離があっても呼びかけに応えてくれるだけでありがたい。証持ちを理由にいじめられたりはしないし、洋館の職員もクロを存在しないように扱ってきたりはしない。

だから、恩返しをしたい。
今度は洋館の皆に幸運を運びたいと考える。
特にお世話になっているマドカには一番。

そしてその幸運は、裏で誰かが不幸にならなければ良いなと思っていた。


そう、思っていたんだけど。]
(129) 2022/12/14(Wed) 16:09:14

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[アリスの誕生日の翌朝、館に誰か来たのだという。
尋常ではない雰囲気に、何だろうと玄関ホールへと急いでいった。]


だれ……?


[世界の証持ち。誰かが漏らした声で、正体は知れた。
消えた証持ちの話くらいは耳に挟むことはあったけど。

……あれっ、22人揃ってないかな?と気づき、目を丸くした。

瞬間、頭の中で何かがはじけるような感覚。>>6
(130) 2022/12/14(Wed) 16:10:06

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。


[思わずその場に座り込んだ。
多分、かつての運命の輪は。神が、好きだった。

喜ぶ感情が湧いてくる。
会えて嬉しいと訴えてしまう。

その感情に支配されかけ、幸せな世界を作ろうという言葉に、即頷きかけて。続く言葉ではっと我に返った。>>9


えっ……
(131) 2022/12/14(Wed) 16:11:32

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[一度に説明をされ、選択を迫られ。
質問一つ出来ぬまま、神は去っていってしまった。
世界の崩壊の音が聞こえてくる。
与えられた時間はあまりに少ない。]


マドカ……、マドカ。


[こんな時に真っ先に呼んでしまうのは彼の名だ。
不安は隠せなかっただろう。


幸運を得ようとすれば、やはり別の誰かの不幸を避けられないのだろうか……?**]
(132) 2022/12/14(Wed) 16:12:42
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a20) 2022/12/14(Wed) 16:19:11

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―回想:悪魔さん―

[悪魔に対して警戒心が薄いのは、いい印象を受け取っていることと、元々人を信じやすい性質、その両方のせいだろう。>>0:647

そして呼んでほしい呼び方があるなら、素直にそうする素直な子供である。>>0:648

悪魔からの返答を聞けば、じーっとその目を見つめて。]

……うん、確かに!
特別な名前で呼び合うの、楽しい気がする!

[ぱっと笑顔になって、疑問は解消された。
ちょろ……素直な子供であった。
しかし、証持ちであること……自身に対して肯定的な考え方が増えたともいえよう。]
(142) 2022/12/14(Wed) 18:07:39

【人】 ]『運命の輪』 クロ

でも僕、「ゼロ」も嫌いじゃないよ。
ほら、僕の名前と二文字で似てるし。

[共通点は「ロ」の一文字である。

とはいえ、悪魔という呼び方をやめることはなかっただろう。ゼロがクリスタベルのことはしっかり呼んでいるのを聞いて、おや?と思うことはあったが。

自分もマドカに「さん」をつけていないから、クリスタベルだけは特別なのかな?と勝手に納得した。*]
(143) 2022/12/14(Wed) 18:08:33

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―回想:哀れなるくろひつじ>>0:649


[その頃のクロは、まだ洋館に来て一年目、
プレゼントをもらえること自体が嬉しかったので、そもそも要らないと思う人がいることを想定していなかったのです。

羊のぬいぐるみはとても良いものだと認識していたのもありまして。

ちょっとしたすれ違い。]
(144) 2022/12/14(Wed) 18:09:12

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[雑に黒く染まった哀れな元・白羊のぬいぐるみは、つぶらな瞳でゼロを見つめ返していた。>>0:650

その横で、クロは切羽詰まった顔でゼロを見ている。
今度こそは大丈夫だろうかと。

食い入るように見ていた。]
(145) 2022/12/14(Wed) 18:10:03

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……うん!
が、頑張った!良かったー。

[すごくかっこよくなったと笑顔で受け取ってもらえて、安心と共に息を吐いた。かっこいい、君みたいだと褒めてもらえて]

どういたしまして!!!

[子供はにこにこ、大喜びだ。
ちょっと悪いお兄さんらしいけど、凄くいいお兄さんでもあるじゃないかと子供は思った。

こういった気遣いに気づかぬうちは子供であるが、大人になるうちに気づくこともあるだろう。とりあえず、運命の輪は「プレゼントには相手の好む羊を選ぶ」ということを学んだ。

誕生日にもらった謎にかっこよさげな置物は、何かはわからなかったが謎にかっこよい所を気に入って、ちゃんと部屋に飾られている。**]
(146) 2022/12/14(Wed) 18:12:43
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/14(Wed) 18:15:20

あの子
『運命の輪』
が、幸運と不運を繰り返す存在なら、

 
『正義』
は、幸福と不幸を裏表にさせる存在だった。

 それら
幸不幸
二つは常に釣り合っていなければならない。

 誰かの
幸福
不幸
と、別の誰かの
幸福
不幸
もまた、
 釣り合わなければならない。

 均衡が崩れることが、どうしても赦せなかった。

 22人でバランスよく保たれていたはずの均衡が、
 一人を欠いて崩れ始めた時、

 
『正義』
『正義』
公平の定義
った。]

[例えば球体を作ろうとした時。

 粘土や張子で作るなら、
 足りない部分を補えば良い。

 けれど、例えば木片から削り出した球が、
 凹んで欠けて、歪になってしまったら?

 足すもの
代用品
も存在しなかったなら?


 反対側を、削るしかない。

 そうして反対側を削ったならば、
 歪になった球体が、
 余計に歪さを増すだけだとしても。



 そうして、かつて、『正義』は────、]

[もしも、『正義』が『運命の輪』のように、
 変化を受け入れることができたなら、

 もしかしたら、『正義』は────、


 なんて、
 そんなたらればは、何の意味もない。

 その不寛容さこそが、
 『正義』に与えられた性質のひとつだったのだから。

 『正義』はかつて、
 均衡が崩されることを、ひどく嫌悪し……


               
れていた。]

 
[ 箱庭に居た『教皇』デセスパール
 
自らを失う瞬間まで

 自分自身を、神を恨んでいたことを。
 
 
理性を失ってからは

 ただ破滅のみを願ったことを。

 憎んでいたはずの神と

 同じ願いを持ってしまったことを。]

 


[ それは深い闇だった。

 とうに温度を失った抜け殻を抱きながら、
 ずっとずっと考えていた。

 考えて、考えて、考えて――

 そうして思った。

 死とは唯一の不変。永久の安寧。魂の救済なのだと。
 あの子にとって救いはもうそこにしかなかったのだ。
 
そう結論付けてなお、受け入れることなどできなかった
]
 


[ 世界はとっくに壊れているのに、
あの子はもういないのに

 どうしてそれでも回るのか。

 失われた命を、あの子を、僕を置き去りにしておいて。
 どうしてどうしてどうして。
 くだらない混乱はいつまで経っても終わる気配もなく
 取り返しの付かない死はやがて過去になり風化する
 誤りも罪も罰も忘れられてしまえばただ死んだだけだ
 そうやってただあの子の存在が消えていくこんな世界で
 のうのうと生きて息をする有象無象の全てが憎くて、
 疎ましくて羨ましくて妬ましくて妬ましくて妬ましくて――


 ふっと気付いた。

 どうせ混乱は果てまでも転がり続けるだろう。
 どうせ壊れる世界なら、僕が壊したって変わらない。 ]
 


[ わかってほしかった。
 この闇を。痛みを。絶望を。

 …… もしかしたら、

 彼女なら、彼女だけは、理解してくれるかもしれない。

 
の眼をした怪物はそう思った。
 何故って、彼女もまた、自分だけの光を持っていたから。

 けれど――少なくとも、
 彼女はその手で、怪物と成り果てたそれに幕を引いた。

 当然だったのかもしれない。
 だって彼女の「光」は、まだそこに生きていたのだから。 ]
 



 
『僕は僕の、君は君のなすべきことをした。それだけだよ』


 


[ それはかつて友であったきみへの、最期の贈り物。
 たとえ落ちる砂をひととき止めただけだとしても、
 きみの決断は正しいのだと保証する肯定。

 …… でも、僕の言葉なんかでは
    きみの心を軽くすることはできなかったらしい。

 まあそれは、当然といえば至極当然のことなんだけどさ *]
 


『どうして僕たちはひとつになれないのでしょう』

 




  わかりません。
  わかりません、……わかりません。


  ……どうして、
  
  



 君たちは完璧気の毒だったのに。
 すごく美しかったのに。

 最後が相打ちだなんて、
 まるでそいつが片割れみたいじゃないか。

 ちょっと妬けるな。
 せめて俺に殺されてほしかったな。
 その首に鎖をかけて、
 どこにもいけないようにして、
 幸せのままに、 ……… なんて、

 もう何を言っても無意味なんだけど。
 ざ〜んねん。

 一人で死ね服毒自殺でもすれよか完璧だったのにね。
 

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―アリスの誕生日―

[頑張って作った紙の鎖。>>0:20
盛り上げ隊長であるシン(勝手に認定>>0:526)に手伝ってもらいながら、会場を飾り付け。余った紙で紙吹雪も作っていて、まいたりした。

証持ちによる合唱団は……一人で勝手に歌うことは出来ても、人に合わせて歌うのは自信がないのでありまして、しかも徐々に声変わりし始めてきた時期でもありまして。遠慮気味だったのだが。

ユグに誘われて>>195
口パクでもいい?と聞いたりしたけど、そういう誤魔化しは良くないということで、端っこでカスタネットを打っていた。

なお、アリスが欲しがって渡した羊のぬいぐるみの色は
(黒の場合、ゼロに渡したあの無残な黒い羊よりは染色の腕もあがっていた)



そんな、お祭り気分で楽しく過ごした次の日に、世界崩壊の選択を突き付けられるなんて、予想できるわけがない。*]
(306) 2022/12/15(Thu) 11:32:01

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―現在:玄関ホール―

マドカ。

[どうしたの、といつもの声で名前を呼ばれ、頬を撫でられればほっとした。>>166


世界が、壊れちゃうって、……怖い、


[壊して、最後には消えてしまうのだろうか。
単純に滅亡が怖かった。

皆も当たり前にそうだろうと思ったのに。
そんなことはとんでもないと、考える間もなく存続の選択を選ぶに決まっている……と咄嗟に思ったのだが。

「面白い、最高だ」と戦車が笑う。>>@2
 隠者が考える素振りを見せる。>>54
「喜んで」と吊るされた男が承諾する。>>204
「全部滅びたらいい」と悪魔も笑った。>>297

思っていたのと違う反応があることに、クロは目を瞬かせた。]
(307) 2022/12/15(Thu) 11:58:40

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……マドカは?

マドカは……どっちがいい?



[落ち着きを取り戻したクロの声は、まだ僅かな怯えがあったが。なるべく冷静になるよう努めて、マドカに問いかけた。**]
(308) 2022/12/15(Thu) 11:59:58

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―補足>>307

[……悪魔のその時点での真の正しい反応は「迷う」「どちらでも構わない>>298」であったが。

そもそも「滅びたらいい」という発言自体がクロにとって驚きであったので、そちらの方が印象に強く残ったのだ。*]
(318) 2022/12/15(Thu) 12:13:20
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a47) 2022/12/15(Thu) 12:18:25

 
[ 崩壊の鐘の音を鳴らしたのは『悪魔かれ』でした
 それは構いませんでした

 彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと
 わたしたち 
──それに彼
がいればどうでもいい
 
 最後に三人ふたりが残ったなら
 きっと完璧なままに終わらせてくれる
 彼がそれを望むなら それでもいいと思っていました ]
  

 
[ それでも、永遠だと思っていた箱庭に
 わたしたちの完璧を 都合のよい夢を重ねて しまって

 終わるならそれは完璧などではなかったということ? ]
 

 

    恋人たち
    手を取り合り寄り添う二人
    言葉を重ねて心を通じ合わせ 
    健やかなる時も病める時も分かち合う
    互いに違うものだからこそ尊い

    ひとりきりの愛など自慰と何が違う?
    喜びも悲しみもない予定調和
    自分を騙し続ける一人芝居
    満たされていて幸せな振りをして
    本当は誰かに愛されたかっただけだろう?
  
 

 
[ わたしたちの欺瞞を嘲笑う声がする
 それは箱庭の誰かの声 ?

 まぼろしが見せたのは 胸裡で育てていた不信もの

 ああ それはきっと 疑心を燻らせていた
 『魔術師かれ』に すり替わる


 『隠者』の毒が見せるまぼろしよりも、
 ずっと上手にありもしない敵を形作るでしょう  * ]
 

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―僕とあの子―

[初めてあの子に出会った時の感情はぐちゃぐちゃで自分にもわからなかった。一気に押し寄せてきたもの。


驚き。怒り。嘆き。恐怖。
悔しさ。苛立ち。諦め。


浮かんでは消え、また浮かぶそれらに困惑し、自分でもどうしたいのか、どうしたらいいのか、わからなくなって。ただ呆然と立っていることしか出来なくて。

向こうも何かを感じ取ったのか、すぐに走り去っていった。>>0:639
(319) 2022/12/15(Thu) 13:17:06

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[皆に優しくしたいのに、シトラにだけは近づくのを躊躇してしまう。それが何なのか。

洋館で学ぶうち、「運命の輪は節制に殺された」という教えを知る。死の間際に、色んな感情が頭をよぎったのだろうか。自分はそれを覚えているのだろうか。

しかし別に、自分はあの子には何もされていないのだ。
シトラから危害を加えられたわけじゃない。

なのに、姿を見るだけで、一言で言い表せない感情が湧きあがる。どうしたらいいかわからなくて、こちらからも距離を取ってしまっていた。]


…………


[泣いていたり、悲しそうにしている所を見かければ、頭を撫でてあげたい気持ちも湧く。しかし、昔、村に居た頃のように拒まれたら怖い、という気持ちもあった。>>0:607

前述の感情も合わさってもう更にごちゃまぜで持て余す。]
(320) 2022/12/15(Thu) 13:18:56

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。

[けれど、シトラの誕生日には、きちんと羊のぬいぐるみを用意していた。正直苦手だけれど、嫌い……とまでは、思っていない。多分。それに、一人だけあげないのは余計に溝が深まりそうで。]


ねぇねぇ羊さん。
僕は泣いているあの子を撫でられないんだ。
だから、僕の代わりに慰めてあげてほしいのさー。


[自分色の黒にするのは憚られ、羊の色は問答無用で白。彼女を撫でる代わり、白羊を存分になでなでして。

意を決して迎えた彼女の誕生日。
小脇にモフモフを抱え、決戦へと挑んだ。]
(321) 2022/12/15(Thu) 13:20:24

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……はい。

[そっと差し出す、白い羊。>>0:639
色んな感情を心の下の方に押し込めて、「プレゼントを渡す」「誕生日を祝う」それだけを考えるようにした。

シトラも驚いている様子。今まで距離をとってきたのだ、当然か。緊張していたが、何とか任務完了して、内心で息を吐いた。

もう少し、もう少し。
前世なんか知らない、僕だけの感情を。]

あ……あんまり泣かないでよね。

[どうにか絞り出した言葉は、慰めのつもりなのに、メソメソするのを直せと非難しているようにも聞こえたか。]


……おめでと。

[そうして、そそくさとシトラから離れてしまったのだった。**]
(322) 2022/12/15(Thu) 13:22:45
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a50) 2022/12/15(Thu) 13:31:49



[後悔という名の痛みから逃れる手段はいくつかあって。
そのひとつが、誰かの、何かのせいにすることだ。

そうして、『審判』は、自らのしでかしたことから目を背け、
目を開きもしないまま、死んだ]

 

 

  ええ、勿論止めませんよ。
  私も手伝いましょう。

  ……私の力は、その為にあるのですから。


[ 『教皇』デセスパールは既に気が触れた『隠者』の言葉に
 笑みを浮かべ、同意した。


 握られた杖先に埋め込まれたタンザナイトから
 美しくも妖しい  ── 
暗色
を灯して。*]

 

 
[ 長い睫毛が浮き上がり、伏せられていた黄金の瞳が薄ら開く。
 切れ長の黄金は『死神』を見据え、やがて口角を上げて ]


  ……そうですね。


  私には人を助け、癒し、救う力など無いのですよ。
  聖者などでは無い、ただの……。


  …………。


  私が持つ“ 贈り物 ”は、何だと思いますか?


[ 死神の思いも何も、知ることは無く。
 ほんの一瞬、“慈愛の聖者”にふさわしい
 優しい笑顔で死神の姿を見据え
 白魚のような指を杖の先端に乗せ、尋ねた。]
 

 
 
  私は、貴方が羨ましかったのです。


  神が本来想定していた結果通りなら
  私達は、きっと上手くやれたはずで
しょう。
 
 

 
[ でも、現実はそうではなかったのです。 



        私自身の性質と 『贈り物』の相性が


           あまりにも合わなかったのです。]

 
 

 
[  ──── 貴方は悪く無いのです。



      
私が間違ってつくられたのが



               全ての原因なのですから。 **] 

 
 

【人】 ]『運命の輪』 クロ

─現在:玄関ホール ─

[マドカが優しい笑顔を向けてくれる。>>369
君がいれくるから大丈夫だと、僕は思う。

笑顔の裏で、自分の言葉がわからないと思われていることなど知る由もなく。>>370

叶うなら、世界は壊れないでほしいと、自分と同じだと言って欲しい気持ちはあった。


けれど]
(373) 2022/12/15(Thu) 19:51:03

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。

[嬉しいという気持ちはわからなくもない。
新しい世界、というものにも興味はあった。
だが、自分が今居る世界を破壊してまでか、と問われると躊躇してしまう。

けれど、マドカはさらりと、クロの大好きな笑顔で、そういう運命だったのでないか、と告げたのだ。>>372


さだ、め……


[証の一部に「運命」の名を持つ少年は、繰り返した。]
(374) 2022/12/15(Thu) 19:53:24

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……そっか。
それが、君の幸せなんだね。

[ゆっくりと立ち上がり。]

僕……僕は……、わかんなくなっちゃった。
色んなことが起こりすぎた。

……ちょっと、一人でじっくり考えてくるね。

[マドカの手をそっと握った。
傍にいてくれてありがとう、と礼の代わりに。

特に誰にも引き留められなければ、玄関ホールを出ただろう。**]
(375) 2022/12/15(Thu) 19:55:02
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a57) 2022/12/15(Thu) 19:56:20


 
 どうしてか気に食わなくて
 でもだからってそうするつもりはなかったのに
 『女帝』を手に掛けてしまった
 箱庭が混乱に堕ちる中で殺してしまった

 不穏分子と疑われた『塔』
 無実と信じていた、救いたかった
 なのに、何かの間違いだと訴えるしか出来ず
 僕の目の前で、処されてしまった!

 

 
  どんなに願ったって
  どんなに足掻いたって

  あなたにとってのわたしはどこまでも何者でも無く
  あなたとわたしはどこまでも無関係だった。

  せめてその手で殺してくれたらと
  不要な疑いをすべて引き受けた。
  そのせいで混乱が深まって
  誰が殺しても誰が死んでも
  そんな事は些細なことで
  どうだってよかった。どうだって。

  満たされぬ葛藤を癒してくれる暖かな存在も
  友と呼んでくれたかけがえのない存在も

  何もかもを手放してでも
  その腕の中で眠りたかったのに

  わたしを裁いたのはあなたでは無かった。
  結局、最期の最後まで
  わたしとあなたはどこまでも無関係だった。
 

 
  次があるなら、次こそは
  こんなわたしに寄り添い続けてくれた
  たいせつなあの子たちの為に生きようと思った。
  ずっと傍にあったたいせつなものを次こそは
  見失わぬように、手離してしまう事のない様に。

  わたしのせいで散ったあの子を
  今度こそ喪わぬよう護ろうと
  わたしを信じ抜いてくれたあの子に
  今度こそ相応しい友で在れるようにと

  魂に刻み付けるつもりで祈った。

  あなたのことはここでおしまい。
  わたしでないわたしと
  あなたでないあなたがもしも結ばれたって
  何の意味もないのだし

  どうせきっと未来永劫
  あなたとわたしは、どうしたって、
  きっと、無関係なままでしょうから。
 

 




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