人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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【独】 4432 貴戸 高志

「俺は好きにしてるし、好きに生きる。」

「オレは、好きに生きるよ」

+++
しんどすぎん?
(-3) 2021/09/27(Mon) 21:48:17
貴戸 高志は、とある日、とある時間帯、不思議そうに頭に手を置いていたとかなんとか。
(c0) 2021/09/27(Mon) 22:37:01

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

貴方が普川に頼まれて腹を殴り、他の者たちが集まり、それぞれ思惑を抱えてその場を後にしてからの話。

食堂で夕飯を済ませた少年は貴方の部屋を訪れた。

「黒塚。いるか?」

大きくも小さくもなく、極めてシンプルなノックを数回。貴方の部屋にぴしりと背筋を伸ばして佇んでいた。
(-9) 2021/09/27(Mon) 22:52:35
貴戸 高志は、静かに席に戻っている。けれど、目の前の少年にかける言葉はない。止めることはしない。
(c14) 2021/09/27(Mon) 23:37:19

貴戸 高志は、迷彩リョウを、ただ応援するだけだ。
(c15) 2021/09/27(Mon) 23:37:44

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

貴方を見やる少年もまた同じようにいつも通りだ。
堂々とした佇まいを保ちながら唇を開く。

「唐突にすまないな。いくつか用件があって来た。
まず一つは迷彩が使っている布団を貸してほしい。俺と暁の部屋に泊まりにくることになったんだ。
お前の手を煩わせる訳にはいかないから、もし可能なら部屋にお邪魔したい。どうだろうか」
(-31) 2021/09/28(Tue) 1:54:25

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

見慣れた部屋に見慣れない布団を一式。何事もなくどさっと置いてから貴方へと爪先を揃えて向き合った。

「構わない。それに少し人と話す用事があったからな、そのついでだ。
迷彩は……そうか。まあ疲れて眠くなったらやって来るだろう」

そこまで言い終えると、一歩距離を置いて貴方の頭を撫でようと手を伸ばした。
少年の頭の中には未だ、貴方と迷彩少年のやりとりがぼんやりと残り続けている。

「……」

何か言おうと唇を薄く開くこと数回。結局、震えることはなかった。
拒まれないのなら、そのままそっと頭を撫で続けるだろう。
(-34) 2021/09/28(Tue) 2:05:59

【秘】 4432 貴戸 高志 → 4274 素崎 真斗

『素崎先輩

唐突な連絡すみません。もしよろしければお話がしたいのですが、今お時間はあるでしょうか?
問題ないようでしたら手間をおかけしますが、食堂までお越しいただけると幸いです』

5日目のどこか。丁寧な文章が綴られた連絡が貴方に届くだろう。
(-36) 2021/09/28(Tue) 2:15:17

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

優しく抱きしめ返す。「ああ、勿論」と返答した。
フードごとそっと頭を撫でて、もう片方の手は背中へ。とん、とん、とゆったりした間隔で労るように貴方に触れる。

「……お前が納得するには、お前の傷を本当に癒すには、望んでいる結果しか無いとは思うが。それでも俺は言葉を紡ごう。例えそれが気休めにすらならないとしても」

頭を傾けて、貴方の頭に何度か擦り寄った。

「本当に無力なのか?迷彩の死ぬ決断を変えられなかったから、お前の行動は全て無駄だというのか?

……俺はそうは思わない。
俺はきっとお前よりも迷彩を理解していない。俺は彼の事情を聞いていない。
だがな。あいつは紛れてしまうことが、いないフリをされることが、無かったことにされる事が、たまらなく嫌なことだけは知っている」

子守唄のようにそれは穏やかに紡がれる。

「己を見てくれて、寄り添ってくれて、温かな気持ちをくれたお前の行動は決して無駄ではないと俺は信じている。
…………そうじゃなければ、取り繕うのが上手いわけではない迷彩が傷付いた後『ありがとね。うれしい』なんて照れるように笑えるようにならない筈だ」

(-40) 2021/09/28(Tue) 2:49:59

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「何か一芸が無い?便利な異能が無い?
暁、お前の目では見えない良さがあるようだから俺が代わりに伝えよう。

お前の武器はその心、その言葉、その行動力だ。
人に寄り添い、人の痛みを汲み取り、見えない心をまっすぐ言葉にして胸の奥まで届けてくれる。
誰でも持てるわけではない、たまらなく眩しい武器を持っていると俺は思う。

だから……俺の好きな奴のこと、あまり悪く言わないでくれ」

言葉はそこで途切れた。
その後、少しだけ抱きしめる力が強まるだろう。
(-41) 2021/09/28(Tue) 2:51:19

【秘】 4432 貴戸 高志 → 4274 素崎 真斗

「ああ、素崎先輩」

貴方の姿を認めると、はきはきと名前を呼びながら堂々とした足取りで歩み寄るだろう。
そんな調子はいつも通りではあるのだが、普段と違うのは白を基調とした上着の代わりにエプロンを着用している点だった。

「すみません突然。ご足労おかけします。実は素崎先輩にお願いしたいことがありまして。
……その、料理の味見なのですが」

仏頂面のままそう切り出した。ただ、声は恐る恐ると言った様子が滲み出ている。
(-42) 2021/09/28(Tue) 2:56:47

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

貴方の全てを受け止める。

自分が自分じゃなかったのなら、もっと傷を癒せるような言葉をかけることが出来たのだろうか。納得できるような言葉を見つけることが出来たのだろうか。
人を真に思いやることなどせず、身勝手に己の為だけ生き続けてきたツケが返ってきている。

無力なのは、自分の方だ。

「……ああ。無かったことにしないでくれ。二人でちゃんと迷彩を見続けよう。
俺の知らない真実も、迷彩が望まれ生まれ愛されたことも、見続けて憶え、存在を証明してくれ。

真実はただそこに在るだけだ。それ自体は存在を主張してくれない。見ようとしなければこの世から亡くなってしまうし、そうでなくとも人の意思によって呆気なく嘘とデマで汚され姿を消してしまうから」

自ら嘘で真実を汚し、この場所に飛び込んできた人間はそう告げた。

(-46) 2021/09/28(Tue) 4:18:27

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

自分は迷彩と約束したことがある。
だから、貴方の胸に傷をつける事実や迷彩少年自体をどうにかする事など出来ない。

それでも許されるのならば。
自分は貴方にいくらでも寄り添おう。自分が与えられるものは全て貴方に贈ろう。

「俺もお前が好きだ、暁」

まるで肩口を通り抜けて心の底に無色透明な貴方の悲しみが落ちてきたかのよう。
支えるようにしっかり抱いて、力強く、けれど穏やかに言い切った。

小豆色の瞳は、何より大切な存在あなただけを映して微笑んだ。


「お前のお陰で救われた。

…………俺を好きになってくれてありがとう、暁」
(-47) 2021/09/28(Tue) 4:19:20

【墓】 4432 貴戸 高志

>>+11 >>+13 闇谷 迷彩

「暁は寝起きがあまり良くなくてな。俺が起こしてもあまり効果が無い。俺も水風船でもやるべきだろうか……」

小さな少年との会話に興じ、どれだけ夜更かししようとも規則正しくしっかり早起きするのがこの貴戸高志という人間である。
例外は一件あったけど。

腰痛を抱えているルームメイトを時折心配そうに見やりながらも普段通り姿を現した。

「ああ。そのように布団を並べて寝ているが、それがどうかしたか?」
(+15) 2021/09/28(Tue) 15:10:41

【秘】 4432 貴戸 高志 → 4274 素崎 真斗

「ありがとうございます。公平にきっぱりと、そして不足なくコメントをしてくれる人……と考えて、素崎先輩が適任かなと思いましたので」

自分のルームメイトなどは恐らく不味くても気を遣って言葉を選びそうな気もするし、黒塚などは言葉が足りない評価が返ってきそうだと判断した。
そんなこんなで考えて……冷静にしっかりジャッジしてくれそうなのは貴方だとたどり着いたようだ。
なお、実は先輩がシュールストレミングにより苦しんでいたことを知っていたので慰めの意味も兼ねていたのだが、それは口が裂けても言えない……と思っていたとかなんとか。嫌な事件でしたね……


「作っていたのは和菓子です。早速お持ちしますね」

そう言うや否や厨房に引っ込み、すぐに一つの皿を手にしてやって来た。
もちもちの白く丸っこいフォルム。そう、大福だ。それもみかん大福である。
齧った場合、白あんと蜜柑がごろっと入っていることに気がつくだろう。

「先輩、お手数をおかけしますがよろしくお願いします」

貴方の前に緑茶と一緒に差し出して、ぴしりと姿勢正しく待機した。

味は……数値にするなら恐らく(91)1d100+30(レシピ補正)くらい。
(-66) 2021/09/28(Tue) 15:52:47

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

お邪魔します、と一声かけてから上履きを脱ぐ。ぴしりと揃えてから部屋へと足を踏み入れる。
壁際に寄せられた布団一式の状態を確認しつつ、続いて投げられた言葉を受け取ってさらりと返した。

「二つだろうか。どちらも簡単な質問だ。
まず一つ。お前と肌を重ねた時。事に及んだ部屋にはビデオカメラがあり、俺はそれを渡されたが……お前との性交渉の映像は録画されていなかった。
あれはいったいどういうことだ?他にも隠しカメラがあるとは思うが……何故そんな真似をした」
(-67) 2021/09/28(Tue) 15:57:03

【墓】 4432 貴戸 高志

>>+16 >>+17 朝食堂

机に突っ伏したルームメイトを見ると自然な動作で頭を一度だけぽふんと撫でて終わった。
腰痛が悪化している闇谷の方に寝相悪ボーイの被害が集中していたかもしれないが、こちらに来ていても涼しい顔で何も言わずに好きにさせていたことだろう。

「そうかもしれないな。
家族……そうか、家族はこんなことをするのか……」


自分もまた記憶を探るが、今のように布団をくっ付け始めたのはいつ頃だったかまるで思い出せない。それくらい、当たり前のこととして馴染んでいた。

「迷彩の布団か。ああ、お前の部屋から持ってきた。よくなかっただろうか」
(+18) 2021/09/28(Tue) 16:30:54

【秘】 4432 貴戸 高志 → 4274 素崎 真斗

少年は変わらず仏頂面ではあったが、貴方の言葉を聞いて安堵したように息を吐きだした。

「俺もいちご大福であれば馴染みありましたが、みかん大福は初めてで。人に教えてもらったんです。
お口にあったようでよかった」

向かいに座り、用意しておいた自分の緑茶を一口啜って落ち着いた。そのまま貴方を見守っている。
(-72) 2021/09/28(Tue) 17:01:48

【墓】 4432 貴戸 高志

>>+22 朝食堂

「黒塚か。たしかに部屋にいた。だがあいつとは何もなかったから安心してくれ。
元々黒塚とは少し話す用事があったからな、布団を取りに行かなかったとしてもいずれ会って話すことにはしていただろうよ」

大丈夫、と言わんばかりに頷いて「気を遣ってくれてありがとう」と返した。
貴方が無力さを噛み締めていたとしても、決してそうではないと言うように。その気持ちだけで十分嬉しいのだと伝えるように。
(+31) 2021/09/29(Wed) 9:08:28

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

「……。そうか」

目の前の男はそんなうっかりさんだっただろうか。
録画ボタンを押し忘れたと聞いて眉を顰めるも、確かめようがない。ただそれだけ呟いてその話題はそれきりとなった。

「もう一つは少し前の話だ。普川先輩を殴ったことについて。
俺はお前が普川先輩を殴ったことについて言いたいことはない。頼まれただけらしいからな。
俺が言いたいのはタイミングと場所だ。暴力は基本的に周りから良い顔をされる行為ではない。公の場で行って、それが他人に見られでもしたら。話が大事になるぞ。今回のように」

そこまで淀みなく話し、一拍おいてから。

「……お前にとっては、気にするようなことではないか?」
(-105) 2021/09/29(Wed) 9:21:16

【秘】 4432 貴戸 高志 → 4274 素崎 真斗

仏頂面が少しだけ緩んだ。もちもちもぐもぐしている様子をなんとなく嬉しそうな空気のまま見守っている。

「ああ、ルームメイトが好きなんです。みかん大福。
最近あいつにお菓子を作ってもらってばかりいたので、今度はお礼に俺から作ろうかなと思って。

あと和菓子を手作りするのは珍しいことかもしれませんが……ほら……
最近出どころの分からない料理を口にするのが躊躇われて……」


ポップコーンにヌガーにと、どこかの榊くんによる発情スイーツに全て引っかかった人間はちょっと遠い目をした。
(-106) 2021/09/29(Wed) 9:30:32

【秘】 4432 貴戸 高志 → 4274 素崎 真斗

「はい。暁はああ見えて和食が好きなので」

意外ですよねと付け加える。ファッションは中学生の子が喜びそうな感じだが、おばあちゃん子なので和食派らしいのだ。

「料理が苦手?なるほどそうでしたか。
確かに知識として把握するのと実際に動かすのとでは勝手が違いますからね。
でも苦手なことは無理にやらなくてもよろしいかと。人には得手不得手がありますから」

貴方が聡明であることは風の噂で聞いていたかもしれない。そうでないかもしれないが。
その為、ちょっと意外だなといった様子で目を丸くさせていた。
(-110) 2021/09/29(Wed) 14:22:33

【墓】 4432 貴戸 高志

>>+33 朝食堂

「本当か?それなら俺と暁の分珈琲を淹れてもらおうか。頼んだぞ、迷彩」

料理の手伝いを申し出たら過去のクッキングバトルを思い出してハラハラしてしまっていただろうが、珈琲を淹れるだけならば問題ないだろうと判断した。
それにあんまり断っても傷つけてしまうなと思ったので。

ということで普川とのコーヒー事件を知らないまま貴方に飲み物を全て託し、少年は料理に取り掛かった。

しばらくしてカリカリに焼いたトーストに、じゃがいもや玉ねぎ、ベーコンを混ぜ込んだスパニッシュオムレツ、一口噛めばパリッと弾力ある歯応えと共に肉汁が溢れる焼き立てソーセージが用意されるだろう。ヨーグルトも取り分けて小皿に用意されているので、トースト同様好きなジャムをかけて食べよう。

こちらはレシピさえあれば問題なく作れる男だが、一方迷彩少年のコーヒーチャレンジは……?
(+36) 2021/09/29(Wed) 14:39:52
貴戸 高志は、料理を運び終えた後そっと闇谷の肩を叩いて起こそうとする。
(c21) 2021/09/29(Wed) 15:09:44

【墓】 4432 貴戸 高志

>>+40 朝食堂

「おはよう」

未だに夢の中に揺蕩う貴方を見て目を細める。ルームメイトを見る目にしてはとてもとても優しげなそれ。

……だったのだが。

「それはスパニッシュオムレツといって、そうだな洋風の卵焼きかもしれん。具が沢山入った卵焼きだ。
……ところでどうした暁。気管にでも入ったのか?」

心配なのが半分、いったい何をしたんだというのが半分。
首を傾げながら自分に用意された37%粉入りコーヒーを一口。

(+42) 2021/09/29(Wed) 16:37:07

【墓】 4432 貴戸 高志

「……?」

首を傾げる。
もう二口。

「…………???」

更に首を傾げる。
なんか……自分の知ってる珈琲とちょっと違う……。

たまらず迷彩に視線を送った。
(+43) 2021/09/29(Wed) 16:38:23

【秘】 4432 貴戸 高志 → 4274 素崎 真斗

意外だったのか、表情こそ変わらないが瞬きを繰り返している。

「ふむ……素崎先輩とはきちんと話をする機会がなかなかありませんでしたから、思慮深い一面以外を聞けたのは僥倖でしたね。機会がこんな狂った企画の中でなかったら尚よかったのですが」

でもこんな機会でもなければじっくり話すこともなかっただろうか、と考えると複雑な気持ちである。
(-156) 2021/09/30(Thu) 3:29:23

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

これはゲーム内日付でいうと五日目の、どこかものすごーーーく平和な時間帯の一幕である。


『暁へ

暇な時間はあるだろうか。
少し食べてみてほしいものがある、自室に来てくれると嬉しい』

たったそれだけが綴られた連絡が貴方の端末に届くだろう。
(-157) 2021/09/30(Thu) 3:32:37

【墓】 4432 貴戸 高志

>>朝食堂メンツたち

通りすがりの役職:パン屋さんがやってきたのを見かけるや否や>>+46

「榊ッ!!やっと話す機会が巡ってきたようだなお前には一度言いたいことがあるんだよくもあんなもの作ってばら撒いておきながらしれっと今も俺たちに差し入れするなど面の皮が厚いにも程が云々……」


ガタン!と椅子を揺らして立ち上がりかけ、食ってかかろうとしたものの。
すぐ隣で咽せたルームメイト>>+48の姿を見るとそちらに意識が瞬時に向いてしまった。とんとんと背中を叩いて心配しつつ厨房に行く姿を見送ったことだろう。

その間に迷彩が持ってきた砂糖と牛乳をありがたく頂戴し、37%粉コーヒーにたっぷり入れた。
普段よりも遥かにまろやかに仕上げた後、意を決して飲み進めていく。いつもよりほんのちょっと眉間に皺が寄っている。

「……迷彩、俺ほどでなくても、今より格段に美味く淹れられる方法を教えるから……いつか一緒に作ろう…………」

と口の中をじゃりじゃりにしつつ、同じようになんとか食べ進めたそうな。

「俺も普段の朝は和食が多かったから、カフェで食べるような洋食は少し新鮮だ。
悪くなかった。これもコーヒーを淹れてくれた迷彩のおかげかもしれないな。ありがとう」
(+54) 2021/09/30(Thu) 3:47:32

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「おかえり暁。

ご飯はちゃんと食べ切れる量用意するべきだ。勿体ないぞ。
……いや、そんな事を言っている場合ではなく。食べてほしいのはお菓子だ。少し待っていてくれ」

帰ってきた貴方を捉えると、すぐに用意していたものを取り出した。ついでに緑茶も二人分用意する。

「食べてほしいのはこれだ」

差し出されたものはもちもちの白いまんまるフォルムをした物体。齧るとごろっと入ったみかんと白あんが姿を現すそれは、そう、みかん大福である。
数値にするなら美味しさは91くらいあるぞ。媚薬は特に入っていない。
(-159) 2021/09/30(Thu) 11:58:52

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「そうだ。レシピを見ながら作って、素崎先輩に味見をしてもらった。悪く無い評価をいただいたから、一応は食べられるはずだ。それでも職人の腕と比べたら劣るだろうが……」

子供らしい仕草が珍しかったのか、お茶を啜る手を止めて目を丸くさせた後すぐに微笑んだ。

「勿論だ。お前に食べてほしくて作ったのだから」
(-161) 2021/09/30(Thu) 12:34:09

【墓】 4432 貴戸 高志

>>+55 >>+56 朝食堂

闇谷に視線を向けられるとこくりと頷いた。迷彩、お前もこの苦みの良さに気付く日が来るはずだ…………。

「和食か。それは楽しみだな。迷彩、お前にも期待しているぞ」

仏頂面こそ変わらないが、穏やかに夕飯へと想いを馳せた。馳せたのだが、すぐに現実へと引き戻された。デザートのヨーグルトを食べ進めていた手も止まる。

「?どうして許可がいるんだ迷彩。いつでもいくらでも、好きなだけ俺たちの部屋で寝ればいいだろう」

な、と闇谷へ視線を送る。此方も貴方が今晩も夜を共にすると思い込んでいた。
(+57) 2021/09/30(Thu) 12:43:37

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「ここ最近お前にお菓子を作ってもらってばかりいるだろう?だから俺もたまには暁に作ってやりたいと思って」

嬉しそうに笑顔を咲かせる貴方を見て、つられるように目を細めた。

「……。……可愛いとは、こういう事を言うのだろうな」

みるみるうちに貴方の胃に収まっていく様子を見ながらお茶をのんびり飲み進める。なんて贅沢で穏やかな時間なのだろう。最高の癒し時間だ。

「いや、大福屋は遠慮しておく。俺は暁に作ることができればそれでいいからな」

舌が唇を舐める仕草には未だどきりと胸が跳ねることがあるものの、それでも目を逸らさずに完食したのを見届けた。たいへん満足感のある時間だった。
(-163) 2021/09/30(Thu) 13:09:55

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「お粗末様でした。喜んでくれて何より。望んでくれるならまた作ろう」

お茶をさらに一口。こくりと喉を鳴らしたところで手が止まった。

「俺の分?……。
………………用意し忘れていたな……」

考えていませんでした。貴方に食べてもらうことしか頭になかったらしい。
(-166) 2021/09/30(Thu) 13:45:49