人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a3) 2021/07/25(Sun) 0:18:32

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 篠田さんと ―

[浴衣は暑い、という感覚は、
七五三くらいしか着物に縁のなかった私には、さっぱりで。

でも、篠田さんの実感がこもった声に、
お洒落って大変なんだなあ……と思い。
今までだったらそれを、
他人事のように聞いていられたのだけれど……

自分の服装を見下ろすと。
篠田屋さんによる良い感じの服飾技術により、
何かこう良い感じのラインが出て
良い感じに見えてはいる、ような、気もするけれど
(褒めてくれてありがとうね>>20

……組み合わせ自体は、ほぼほぼ、
小学生の時から変わっていなかった事に気付いて、私は……]
 
(32) 2021/07/25(Sun) 12:04:43

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな私の、遠くに飛びかけた意識を
篠田さんの声が引き留める。>>21]


 え? でも。
 篠田さん、せっかく綺麗にしてきたのに……


[目の前で外されるリボンに対し、
そう言っている間にも、彼女の髪は解かれて。]


 ………… ええと、それじゃあ……。


[しばし逡巡。ためらいながらも、
ありがとうと言って、私はそのリボンを借りた。]
 
(33) 2021/07/25(Sun) 12:05:27

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[少しためらったのは。
勿論、さっき言った理由が一番大きいけれど。

少し思ってしまったのは。
きっと彼にも『可愛い』と思われたのだろう、
彼女の身を飾ったそれを、私が付けるのは、こう、何だか ]

 
(34) 2021/07/25(Sun) 12:06:36

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[……そういう事を篠田さんの前で考えるのは嫌だったので、
私は頭を振って。

私が『可愛い』と思う女の子が選んで、
私のために差し出してくれた。それが嬉しいから。
それで自分を飾ってみたい、という気持ちが、
ちゃんとあるからこそ、受け取ったのだ。

だから、そのリボンを腰に飾って。
……飾る位置、どこがいいのかわからなくて
篠田さんに聞いたけれど。
…………これはちゃんと、可愛いのだろうか。
と、篠田さんの前で考えるのも失礼なので]


 ……ありがとう。
 か、可愛くできたかな?


[謎の羞恥心に襲われながらも、そう尋ねたのだった。]
 
(35) 2021/07/25(Sun) 12:07:41

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんなこともありつつ、私は篠田さんと別れたのだった。

でも、私は篠田さんの事、
余所者だなんて考えたりしないよ。
まだ今は、交わされる事のない話かもしれないけれど。
]*
 
(36) 2021/07/25(Sun) 12:09:39
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a17) 2021/07/25(Sun) 12:15:29

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[その後、花巻庵の屋台を出たあとの話。
多分私は、呆けた顔をしていたと思う。

今日はなんというか、おかしな一日だな……。
と、自分の勘違いからの行いやら、
甘いお菓子の匂いと共に訪れた再会やら、
あれやこれやで、頭がパンクしそうだった。
あとでお野菜も取りに行かないと……



時刻は、見上げた空から夕日の色も消える頃。
……一人になると急に、心許ない気分になって。

私が飾り付けた提灯の光に照らされる、
お祭りを楽しむ人々の顔の中。
浮かない顔の私の方が、ただ一人浮いていて。

知らず知らず賑わいから離れようとする足が、
無意識に辿るのは、あの日にも通った道。>>1:206]
 
(46) 2021/07/25(Sun) 13:19:50

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[二人で通った道を一人で歩いていると、
やっぱり思い出してしまうのは、彼の事。

何で心が沈むのかって。

……だって、よく考えたら。
「ばったり」って言ったのは篠田さんであって、
結果的に稲出くんと二人になったみたいだけれど
最初、どういうつもりだったかなんて、私は知らないし、


私は。
何で、そんな事をいちいち気にしているのか。
何で、急に浴衣を着たくなったのか。
何で、こんなにずっと、むきになっているのか。

うまく飲み込めない。こんな感情は。]

 
(47) 2021/07/25(Sun) 13:21:56

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 屋台→拝殿 ―

[情けなく溜息を吐いたら、
いつの間にか私の足は、階段にさしかかっていて。

ドン、と花火の打ち上がる音を聞いて、
俯かせていた顔を上げれば、
視線の先に空を見上げる姿を認めた。>>27


……どうせ振り向かないんだろうな。
振り向いても、どうせ目を逸らされるから。



そう思うと、私はもう
怒るより悲しくなってしまって、顔を歪め。

花火の音に紛れて、無言のまま、
できるだけ静かに朱鷺の描かれた背中を追い越すと。

私はそのまま振り向かないで、
拝殿の方に走り出した。]*
 
(48) 2021/07/25(Sun) 13:25:50
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a21) 2021/07/25(Sun) 13:32:01

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[どうして。
今日に限って、呼ぶのかな。>>65
もうこの頃は、そんな機会さえなかったのに。>>1:238

その声が耳に届いたら、
私はどうしても反応してしまって。
階段の数段上から、肩越しに視線を投げた。


……彼が、私の方を見ている。

どうして、私に色々見せつけた今日に限って。]
 
(77) 2021/07/25(Sun) 14:59:44

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[例え、誤解があったとしても。
一年生の、最近知り合ったばかりのはずの子の、
下の名前を簡単に呼ぶくせに。>>1:224
小さい頃から付き合いのある、
幼馴染の子とは仲良くしているくせに。>>1:318

女子と話すのがどうとかこうとか、>>0:352
そんな時期はもう、通り過ぎていたんだね。
もしかしたらそんなの、
とっくに見かけた光景だったかもしれないけれど。



だったら、どうして私だけ?

みじめな気分になって、私は目を逸らした。]
 
(78) 2021/07/25(Sun) 15:02:25

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[だから私は、何も言わないで
そのまま立ち去ろうとしたのだけれど。

なんで? って。>>66

私がずっと言いたくて言えなかった事、
君の方が、簡単に言うから]


 ……君には関係ないでしょ?
 自分だって、逃げるくせに。


[いつもとは反対に、
「蓮見くん」って、私の方が呼ばなかった。

何でもない風に言おうとしたのに、
思ったよりも恨みがましい、冷たい声が出て。

目を逸らされる事、ずっと腹を立てていたのに。
せっかく、こちらを向いたその視線の方を、
私は見る事が出来なくて、その場に立ち尽くした。]*
 
(81) 2021/07/25(Sun) 15:03:33
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a28) 2021/07/25(Sun) 15:08:50

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
なんで私は喧嘩してるんだ…???
(シリアス展開下手くそマン)

両片想い楽しいねキャッキャしてたはずなのに…あれぇ……?
(-34) 2021/07/25(Sun) 15:15:00

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
じれじれエピソード山盛り積んで、ストーカーログ()として送り付けたかったのですが
今日気付いたら昼だったんですよね、ナンテコッタ…

もしかして:ストーカーは引かれるからやめなさいという神のお告げ
(-35) 2021/07/25(Sun) 15:18:31

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
>>80めちゃめちゃ可愛いの挟んじゃってた

鳳さんは本当に文章が綺麗だなってずっと思って見てます!!
溜息出ちゃいますよね、感嘆の方の…!
(-36) 2021/07/25(Sun) 15:42:49

【秘】 二年生 蓮見 朱鷺也 → 二年生 田邊 夕鶴

 

    「 夕鶴 」

   あの頃ならそう呼べていただろう
   きみの名前を呼ぶことは決してなく、
 
(-37) 2021/07/25(Sun) 15:50:24

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 
[どうしてかって、考えると。
やっぱり私のせいで。

私、こんなに大きくなったって、
気の方は全然。
全然、自信が無い。

――そう呼んでいいのかわからなかったし、
呼んで、もし、やめてとか言われたら……

突き詰めて考えると、結局、そんな理由なんだと思う。

意気地なし。嫌になる。
自分が。

――でも君に同じ事して欲しくなかったなんて、我儘だよね。
でも私は誰だって、公平に呼んでいたんだから(過去形)


…………そうか、私、甘えていたのかな。
君がまた、我儘を叶えてくれて、それから……]
 
(94) 2021/07/25(Sun) 17:20:56

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[私の言葉は否定されて。>>86
一段一段近付いてくる、君の気配に戸惑った。

顔を背けたまま、ちらりと見た君の顔が、
まっすぐこちらを向いていて。
どうしてだろう、今は少し怖い。

弾ける花火の音。
火の粉の花弁が、ぱらぱら散って行くように。

今、零れてしまいそうなのは、私の方だった。]
 
(95) 2021/07/25(Sun) 17:22:01

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[今はほとんど変わらない、私達の背丈。
1cmなんて、踵の高さで簡単に覆される誤差で、
私は君が、いつ私を追い抜いたのかもわからない。
新学期の身体測定?私は誰かに聞かれたら答えていたけれど、
お互いにそういう事でもなければ、
よほど近付かない限り、測る事の出来ない差だと思うのに。


……それはともかく。

君が私を追い越したなら、
下に、立つのは、ずるいと思う。>>87


個人的な意見なのだけれど。
上から目線より、下から目線の方が、強い。

だって、下から覗き見られると、
俯いて隠す事もできないじゃない。

でもそういうの、
……背の低い方の特権だと思っていたのに!]
 
(96) 2021/07/25(Sun) 17:24:28

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[君の言葉と。視線と。
それから、一際大きい花火が弾け。

降り注ぐ光の色が、次々と移り変わって、
私の意地とか不安とか、
一瞬、何もかも奪い去って行ったから。

ぱらぱら散る火の粉と一緒に、
私は――零れてしまった。]


 ……した。

 こっち見ないし。
 冷たいし。


 それに、全然、


[笑ってくれないじゃない。

少しも全くって事は、もしかしたら無かったかもしれないけれど

他のみんなに向けてるように、
私には向けてくれなかったと、
私は感じていて、


せめてそれが同じだったら、
名前なんて呼べたし、呼ばれなくても、私は――]
 
(97) 2021/07/25(Sun) 17:27:25

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

[>>88

唐突ですが、
乙女心は召されてしまうんだそうで >>1:57 >>1:251]


 
(98) 2021/07/25(Sun) 17:28:26

【秘】 二年生 田邊 夕鶴 → 二年生 蓮見 朱鷺也

 


――――……朱鷺也の、 
馬鹿!!
    


 
(-44) 2021/07/25(Sun) 17:31:52

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

[ぱらぱら散った花弁が消える。

次の花火が上がる前に、私は今度こそ、
全力疾走でこの場を逃げ出した。]*

 
(99) 2021/07/25(Sun) 17:33:26
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a32) 2021/07/25(Sun) 17:38:20

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
明菜ちゃん絶対お待たせしていたな!!
手間取って申し訳ないです、修飾慣れしてなくて…
(-45) 2021/07/25(Sun) 17:41:27

【独】 二年生 田邊 夕鶴

/*
挟まってしまった…申し訳…!

なんかさっき落としながら、最後の一文あたりに何か追加しようと思っていたはずなんですが、三秒くらいで忘れてしまって、思い出せないまま落としちゃったのまだ気になっている…何か必要な文だった気がするのに…
(-48) 2021/07/25(Sun) 17:57:57

【秘】 二年生 蓮見 朱鷺也 → 二年生 田邊 夕鶴

 

[ いま、名前、呼んだ? ]

 
(-55) 2021/07/25(Sun) 19:41:28

【秘】 二年生 蓮見 朱鷺也 → 二年生 田邊 夕鶴

 


  
夕鶴、



 
(-56) 2021/07/25(Sun) 19:44:05

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[気付かないでって、もう遅いよ。>>118
君が目を逸らした分、私が見たんだって、
どうして気付かないの。


あの教室の中で、>>1:240
たった一人、君だけを見たのに。>>1:209]
 
(148) 2021/07/25(Sun) 22:38:00

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[待てと言われても、今度は待たなかった。>>121
ひらりと揺れるリボンに、後ろめたさを覚える。
ごめんね、篠田さん。私やっぱり、全然可愛くない。


走って走って、
――子供の頃いつも一緒に走ってた事、思い出して。
ああ、もう、変わっちゃったなって。
今すごく、思った。

私、女になってしまった。
>>122]
 
(149) 2021/07/25(Sun) 22:39:40

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[君に捕まって、足が止まって、息は上がって。
ほどけない手から、自分の手首を引き抜こうとしたけれど、
離してくれなくて、逆によろめいてしまった。
――力、強い。男の人の手だった。

……そんなの思い知らせて、どうするのかな。



ぎゅっと唇を噛みしめる私に届いた、
歯切れの悪い声。>>123
理由と言われて、少し顔を上げる。
理由があるなら、そんなのもっと早く聞きたかったけど。

それでも一応、ずっと聞きたかった事だから、
最後まで聞こうと思って、君に向き直り。

離された手首に、逆の手で何となく触れた、その時。]
 
(150) 2021/07/25(Sun) 22:42:04

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[……私は目を見開いて、君の顔を見たけれど。
全然目が合わなくて。

でもいつもと違うのは、
ちゃんと、
私の耳に届いたその声。
>>124

その声に、
私は口を開きかけたのに、


何それ?>>125]
 
(151) 2021/07/25(Sun) 22:44:35