ランダム機能


ユーザ登録




人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

あなたがひとりになった、どこかのタイミング。
廊下だろうか、それとも校舎の周りか。はたまた他の場所か。
彼が後ろからついて来てるのに、あなたは気付いていただろう。

「栗栖ニイ」

しばらく歩いていても、別に声は掛けられなかったから、
結局猫島の方がしびれをきらして呼びかけた。
あなたからしなくても、猫島がそうするって知っているからね。
昔と変わっていないみたい。
(-3) 2022/07/06(Wed) 21:16:33
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a0) 2022/07/06(Wed) 21:39:54

【人】 友達 ネコジマ

>>a0

「ねこや」

「どした」

「………」

「どこ?」

「誰の?」

「知らんか」

「知らねぇすよね」

「そりゃそう」
(0) 2022/07/06(Wed) 21:40:38
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a1) 2022/07/06(Wed) 21:41:50

ネコジマは、猫のあとをついてった。道案内はたぶんしていないなと思うけれど、なんとなく。
(a2) 2022/07/06(Wed) 21:42:27

【神】 友達 ネコジマ

『だれの? 猫島のじゃないです』

白いタオルの写真。真新しくはないけれど、
何十年も放置されていたように見えるほど古くもない。
端っこに何かが飛び散ったみたいな点々。
見えづらいけど、多分赤い。

鳥飼が首にかけていたような気がするし、
かけていなかったような気もする。

>>1:G2の写真の後姿は、丁度校舎を見上げながら
片手で帽子をおさえているところで、首元は見えなかった。


少なくとも、今この画面を確認できる人間の内の、
誰のものでもないことは確かだった。
(G0) 2022/07/06(Wed) 21:44:46

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

「今会えたからいいんすよ。
 …猫島は栗栖ニイと二人で話したかったんですし」

かち合った視線を逸らして、所在なく明後日の方をチラチラと
見やりつつ、煙草の箱より少し小さいくらいのプラスチックの
ケースから折り畳まれた紙を取り出してあなたに渡す。
広げるとそこには、鉛筆の文字が連なっていた。

これは何?と分かり切ったことをあなたが聞くことはあるだろうか。
数年前の別れの頃、自身がこの三途に戻ってくるのなら持ち帰ってくると
どこか確信めいて言っていた、あのあいまいな謎のことに違いない。


「これ、真相はどんなものだと思います?
 これだけじゃ分からないっていうのが正しいですけど」

夫婦が死にました。心中か、殺されたかのように見えます。
夫婦はもうすぐ離婚をするところでした。夫のDVが原因です。
周りの人間が離婚話を進めていましたが、
妻は夫への依存心を捨てきれていませんでした。
夫婦には子供がふたりいて、ひとりは未成年です。
調査の結果出てくる証拠は、上の子が犯人である説を示すものばかりです。
下の子は自分が二人とも殺したと言い、上の子は無理心中に違いないと言います。


「一番最初に浮かぶ可能性は、どういうものでしたか 

それはある種、祈るような すがるような
そんな仕草に見えたかもしれない。>>a3
(-9) 2022/07/07(Thu) 1:54:25
ネコジマは、触れるもののなくなった手をそのまま伸ばしかけて、結局、ただおろした。
(a3) 2022/07/07(Thu) 1:54:30

【人】 友達 ネコジマ

【屋根裏】

一番上、屋根裏のスペースは、下の方にある倉庫とは違って、
すぐに使われるような物はあんまりなくて。
長く長く、ただしまっておかれるだけの物が収められている所だった。


天井の一部が崩れてできた穴は、月明りを広く取り込んでいる。
今日の月は少し眩しいくらいに明るくて。
なんだかとっても近くに見えていて。
まるで誰かを呼んでるみたい。

「ねこや?」

階段みたいに積み上がった箱や瓦礫たちの上、
その向こう側に、猫は行ってしまった。
(9) 2022/07/07(Thu) 11:53:03
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a7) 2022/07/07(Thu) 11:53:52

【人】 友達 ネコジマ

【屋根裏】

「ねこや、ねこや」

「そっちに行っちゃいけないよ」

「落ちたらすごくいたいです」

痛いで済まないかもしれない。

「ねこや、ねこや」

「・・・・・・」

「もしかして、お前も猫島がいいですか?」

「…なんて。猫島はもういなくなるんですよ」

「とらや、とらや」

「そっちも別にいらんでしょう」

「ねこや、ねこや」

「お前は三途の猫ですよ」
 
(10) 2022/07/07(Thu) 11:54:58
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a8) 2022/07/07(Thu) 11:55:58

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

「じゃあ」

彷徨っていた視線があなたへ向けられた。
わずかばかり喜色をはらんだ彼の目を見るに、
あなたの見立ては正しかったらしい。

「じゃあ、
 下の子の証言は正しいと思わなかったってことすよね」


 
「その子がそうした理由は?
 やっぱり一番最初に浮かんだのは、なんですか」

上の子のことがが好きだから。   
上の子に命令されて逆らえないから。
あるいは両方。
あるいはその他

 
先程の問いよりも、欲しい答えは見えづらいだろう。
話の取っ掛かりくらいに思えなくもないから、
こちらの問いの答えはなんでもいいのかもしれない。

けれど、>>a11 だから、眉尻を下げて笑った。
(-18) 2022/07/07(Thu) 12:21:51
ネコジマは、期待通りを期待している。
(a11) 2022/07/07(Thu) 12:21:54

ネコジマは、話したいことを話すのに回り道をする。けっこう。たくさん。
(a12) 2022/07/07(Thu) 12:22:21

【独】 友達 ネコジマ

/* 
あるいはその他

 正しい答えは「嫌いだから」とか「消えてほしいから」とかの猫島の兄へのマイナスの心情が理由だけど、期待している答えはその他じゃない答えなんよな。こっちかこっちに見えますよね?
(-19) 2022/07/07(Thu) 12:42:27

【独】 友達 ネコジマ

/* ねこや、とらや
 猫のことは「猫や」って呼びかけるのが癖になっていて、トラって名前を付けてからも「トラや」って呼んでたんだけど、ネコジマは寅谷になったから呼びづらくって、結局あんまり呼んでいない。
 猫は自分の名前を「とらや」だと思っていたりします。たぶんトラでも割と反応すると思う。にゃあ。
(-20) 2022/07/07(Thu) 12:51:42

【独】 友達 ネコジマ

/*
 クリスちゃんと頭良くて助かる。PLに頭使わせましたありがとう。
(-26) 2022/07/07(Thu) 17:10:52

【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ

「ねこじまの猫じゃないです」

「落ちていました。くるしいくるしいをしている」

「ここ、なおしてくれるところすよね? 先生が言ってました」


なんてことはない。
幼い猫島が、傷付いた野良猫を持ってくるのに
適当な場所だと考えたからだった。
猫島はこの時あなたに教えてもらって初めて、
動物には動物の病院があることを知っただろう。


「けど、病院はだめなんすよ」


母親がいつも言っていたらしい。
よく聞けばそれはDVを受けていた母親が、
という話だったみたいだけれど、彼はそうは思っていなくて。
そうした歪んだ認識を正してもらったりなんかもしたかもしれないね。


「あすかネエは病院がだめじゃねぇんです?」


だからここにいるんじゃないの?
認識が正され切っていない頃、傷だらけのあなたを見て思ったのはそんなこと。
否定が返ってきたとしたら、どうして?と理由を問うてきていただろう。
(-29) 2022/07/07(Thu) 18:03:13
ネコジマは、凍り付いた。
(a13) 2022/07/07(Thu) 19:12:47

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

>>a13
それから、へにゃ、とわらって言った。

「そう思いますかぁ」

安心したような、何かを諦めたような、そんな顔。

「猫島は死んでほしいまでは思ってねぇすけどね。
 ……ああいや、思ってるかも」
 
死ぬまでしないと何でもできてしまうから。
「わかるんだなぁ、さすが栗栖ニイ」
 
わからなければいいと思っていたのに。
「わかる人がいるんなら、うまくいきませんよね」
 
“うまくいかない”は“できない”ではない。
「猫島には、人を殺すだなんてできなさそうです」
 
殺すだけならむずかしくない。知っている。
「だから、考えていたけどやめておきます」

この流暢で素直な言葉には、本当が半分くらい。
捻くれてはいても、嘘を吐いたことなんてほとんどなかったのにね。
この数年の内に覚えてしまったらしい。
猫島を知らない人なら、きっとわからなかった。そのくらいの。
(-31) 2022/07/07(Thu) 19:14:21
ネコジマは、人を殺そうとしている。
(a14) 2022/07/07(Thu) 19:14:49

【独】 友達 ネコジマ

/*
 死ぬまでしないと消えないし、消えなかったら会いにいけてしまうからね。そういえばそうだ。だから猫島は父親を殺そうとしているんだし。クリスが頭良くて助かる(助かる)
(-30) 2022/07/07(Thu) 19:15:47

【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチ

あんまりスマホをいじり続けていても、充電が切れてしまう。
この空間ではGM権限でPC達は便意を催さないが、
スマホもいじらずただ教室にいるのも居心地が悪くて、
あなたはトイレに向かおうとした。

実際に行けたか行けなかったかはあなた次第として。
そこから戻る途中、暗闇に光る二つの小さな丸を見る。

なんてことはない、猫島が連れていた猫だ。
あなたが気を失っていた時に、
ちょっとイタズラをしていたトラ柄の猫。>>1:a26

元々は三途の野良で、猫島が越す時に連れて行ったようだが、
猫一匹のいるいないに気付くのなんて、気にしていた人間くらいだろう。
あなた自身が気付いていなくても、気付いた誰かが話していたのを
小耳に挟んだことがあるかもしれないし、ないかもしれない。


>>a15 あなたが動かないのなら、
猫はただただあなたを見つめることになる。
猫の愛くるしさとこの状況のおそろしさ、
どちらの方がまさるだろうか。
(-32) 2022/07/07(Thu) 19:50:59
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a15) 2022/07/07(Thu) 19:51:04

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a18) 2022/07/07(Thu) 21:01:18

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a19) 2022/07/07(Thu) 21:39:15

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a24) 2022/07/07(Thu) 22:19:49

【秘】 友達 ネコジマ → 長女 カナイ


猫が怪我をしていたのは昔のことです。今は元気だよ。
 
良くもなく悪くもない手触りだけど、
 
清潔にはしてもらっているみたい。
 
顔をうずめればその分むにむにが形を変えます。
 
逃げはしないので、好きなだけ猫を吸えるぞ。
 
 
(-37) 2022/07/07(Thu) 22:21:27

【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチ

 
 がぶ

指先に痛みが走る。噛みつかれた!

 染めた髪、浅黒い肌、耳飾り。


甘噛みなんかじゃないそれは、特徴が似通った誰かへの敵意。
気絶していた時のイタズラも、それが理由。

けれど猫島の実家の者以外で、猫島の血の繋がらない兄の容姿を
知っている人間なんて、この町にはいないものですから。

あなたにとっては理不尽なだけのもの。お猫様のきまぐれ。
(-38) 2022/07/07(Thu) 22:39:20
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a25) 2022/07/07(Thu) 22:39:37

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a29) 2022/07/07(Thu) 23:21:53

ネコジマは、屋根裏の方の倉庫を探索。いい感じ度が1くらいのものを見つけたよ。
(a30) 2022/07/07(Thu) 23:47:46

【独】 友達 ネコジマ

/* >>a30
 やべっ、よくない度の方が99のやつ見つけちゃった。
(-40) 2022/07/07(Thu) 23:48:22
ネコジマは、タオルの写真を送信してから、既読をつけていない。
(a43) 2022/07/08(Fri) 7:57:34

【人】 友達 ネコジマ

【屋根裏】 >>a30

猫がどこかへ行ってしまってから、
気まぐれで探索しようと思うくらいにはここには物があって。
そんな中、布に包まれた板を見つけた。
長い辺が身長よりも大きい四角形。

「…鏡?」

ただの板にしては重いそれを、慎重に床に置いて。
布を広げれば、想像した通りのものがそこにあった。
きっと踊り場あたりから外されて、
こんな所に仕舞い込まれていたんだろう。

鏡を覗きこむ猫島は、あの日の猫島。

「は? …………いや、ねぇでしょ」

目をこすったりしてみるけれど、
錯覚とかそういう類のものではない。
それでも、月が眩しいからだとか、そんなふうに理由をつけて、
月明りが直接当たらない場所に追いやったりだなんてして。

「……ああ、そういう」

そうしたら、鏡の中には今の猫島がいた。
納得したように呟いてはみたけれど、
べつになんにもわかっちゃいない。
(41) 2022/07/08(Fri) 10:26:04
ネコジマは、「いやどういうのすか」 自分でツッコミを入れた。
(a44) 2022/07/08(Fri) 10:26:14

【独】 友達 ネコジマ

/* >>a43
 あんなところに死体があったものだから、多分今頃みんな大騒ぎなんでしょうね。死体だったよなぁ。猫島はよく確認しませんでしたから、本当は違ったのかも。牧ニイのサプライズとか。猫島の勘違いならみんなは肝試しを続けているままでしょう。

 しばらく誰も呼びに来なかったら、多分死んでいないって思えるから、一旦時間潰しているんだろうな猫島。すごい自然に逃避しているね。下に死体があったから上に来た。
(-49) 2022/07/08(Fri) 10:39:03

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

 

「────」
 
(-62) 2022/07/08(Fri) 17:26:16

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

「…かなわないなぁ、本当」

「……要らねぇすよ、後押しなんて」
 
「そんなん、そんなこと考えて、
 栗栖ニイに解決してね、って言うわけないじゃないですか」

「解決してほしくないことがあるんなら、
 栗栖ニイには絶対言わねぇんです」

「どうにもならない、って。
 そう言って欲しかったんなら、
 それ、猫島が栗栖ニイを見縊ってるってことすよ?」

「当然、そんなことないんです」

「ないんですよ」
(-63) 2022/07/08(Fri) 17:29:41
ネコジマは、声が震えている。
(a49) 2022/07/08(Fri) 17:29:50

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス



「父さんがきっとまたひどい人だろうな、っていうのは見えてたから」
 
「だからあの日お願いしてて。猫島は誰にも言えないだろうから」
 
「けれど兄ちゃんもひどい人なのは知らなくて。もっと言えなくって」
 
「猫島は反抗しないだけでお利口さんじゃなくて」
 
「だって何か言ったら怒鳴るんです。みんな、みんな」
 

「こわい、くって」

言葉と一緒に涙があふれて、ぽろぽろ、落ちていく。
(-64) 2022/07/08(Fri) 17:32:29

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

 

「──たすけて、くりすニイ」
 
ようやく言えた、あの日本当に言いたかったこと。
(-65) 2022/07/08(Fri) 17:33:02
ネコジマは、間に合ったと思っている。
(a50) 2022/07/08(Fri) 17:33:23

ネコジマは、手遅れなのを知らない。
(a51) 2022/07/08(Fri) 17:33:27

【独】 友達 ネコジマ

/* >>a50>>a51
 約束された三文字の結果がこれですよ。かわいそうに。心のよりどころにして生きてたんだろうなぁ。

 クリスが狼だったら。狼がいなくて、捏造された記憶が存在しなかったら。本来ならこの集まりに参加していないくらいに無気力だったと思いますよネコジマ。

 何をどうやったって、結局どうにもならないからね。
(-66) 2022/07/08(Fri) 17:43:41
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a52) 2022/07/08(Fri) 17:51:34

【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ

通知音が鳴るようにしていたのなら、
あなた達が空き教室に戻った丁度くらいに連続した音がしただろう。


『何かあったのはそっちじゃねぇです?』

『戻った方がいいかもって、何かあったみたいじゃないですか』

『牧ニイのイタズラだったんでしょ?』

『だから、へいきです』

グループメッセージの方の既読はやっぱりつかないまま。
それでも何があったのかは知っているみたいな文章で。

──それは、つまりは。
何も平気ではないということで 

 
(-67) 2022/07/08(Fri) 18:11:40

【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチ

その大声にはさすがに猫もまたびっくりしちゃって。
ピューーーーっとどこかへ逃げて行ったのだった…。

…………

……



「……ニイ、裏ニイ」

てし、てし。軽く頬を叩かれる感触。

「ここ、保健室じゃねぇすよ」

こんな所の保健室に
あなたが世話になりたがるかは甚だ疑問であるが。

「起きて、裏ニイ」

猫島はあなたの反応があるまで、頬をてしてしし続ける。
間はあるけど、言葉もずっと途切れない。
放っておいたらずっと何かを喋ってる。
(-76) 2022/07/08(Fri) 19:34:07

【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ

教えてもらったのは、ただ知らなかっただけのこと。
誰々はこう言っていたよ、だなんて強く言う程のこともなくて。
猫島がそう思っていただけだから、存外素直に聞いていた。

言い含めもきちんと聞いたものだから、
あなたの言葉は彼の親子関係になんにも影響しなかった。

 
良くも、悪くも。
「死んだらなおらねぇすからね、そりゃそう」


あなたの理由を聞いて彼は、どこか安堵したようにわらっていたのだった。

 
過っていたのはきっと、父親のこと。
(-87) 2022/07/08(Fri) 20:36:22

【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ

『いるのがわかればそれでよくねぇすか』

『うそです。よくないです』

『戻りますよ、階段も落ちません』

どうやら彼は上の階に行っていたらしい。
逃避行動として不自然ではない。

『お迎えがいる歳でもないです』

『寄り道しないで帰れますよ』

猫島 稔という奴は、素直じゃないし、屁理屈はこねるし、
冗談くらいの嘘は言うし、言わないことは言わないけれど、

こんな時に言うことを違えるような奴でもなかった。

こう言ったのだから、遠からずちゃんと戻ってくる。
そう思えただろう。猫島だって本当は不安なんだから。
仕方がないなぁみたいな空気感を醸しながら 
自分から動くのが苦手な、捻くれ者なだけなんだから。
(-92) 2022/07/08(Fri) 21:24:57
ネコジマは、グループチャットに既読をつけました。
(a53) 2022/07/08(Fri) 21:25:39

【独】 友達 ネコジマ

/*
 寅谷 稔なんだよなぁ。でもネコジマは昔にここにいた猫島のつもりですから。
(-93) 2022/07/08(Fri) 21:29:02

【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス

 

「うん、知ってる」

大丈夫だ、なんて曖昧で抽象的なものは要らないから。
ほしいものはやさしさなんてものじゃなくて、
きちんと形を成した“事実”というものだから。

だから、猫島はあなたに言ったのだ。
あなたなら、ほしいものをくれると思っていたから。

ほら、現に見つけてもらった。拾い上げてもらった。

猫島 稔という奴は、
あなたからすればあなたのことを過大評価していると言えよう。
けれど、その期待に、憧憬に、あなたが応えなかったこともなかったのだ。

ぽつぽつと話された彼のことは
とても今この場で解決できるようなことではなかったから、
一通りの事情の共有が済めば、肝試しに戻ることになっただろう。

慰めの言葉なんてあなたは掛けなかっただろうけど、
やっぱり猫島はそんなものは求めていなかったから。
だから彼は心から安堵して、うれしそうにわらっていたんですよ。
(-103) 2022/07/08(Fri) 23:16:25