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【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリスあなたがひとりになった、どこかのタイミング。 廊下だろうか、それとも校舎の周りか。はたまた他の場所か。 彼が後ろからついて来てるのに、あなたは気付いていただろう。 「栗栖ニイ」 しばらく歩いていても、別に声は掛けられなかったから、 結局猫島の方がしびれをきらして呼びかけた。 あなたからしなくても、猫島がそうするって知っているからね。 昔と変わっていないみたい。 (-3) 2022/07/06(Wed) 21:16:33 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a0) 2022/07/06(Wed) 21:39:54 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a1) 2022/07/06(Wed) 21:41:50 |
ネコジマは、猫のあとをついてった。道案内はたぶんしていないなと思うけれど、なんとなく。 (a2) 2022/07/06(Wed) 21:42:27 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「今会えたからいいんすよ。 …猫島は栗栖ニイと二人で話したかったんですし」 かち合った視線を逸らして、所在なく明後日の方をチラチラと 見やりつつ、煙草の箱より少し小さいくらいのプラスチックの ケースから折り畳まれた紙を取り出してあなたに渡す。 広げるとそこには、鉛筆の文字が連なっていた。 これは何?と分かり切ったことをあなたが聞くことはあるだろうか。 数年前の別れの頃、自身がこの三途に戻ってくるのなら持ち帰ってくると どこか確信めいて言っていた、あのあいまいな謎のことに違いない。 「これ、真相はどんなものだと思います? これだけじゃ分からないっていうのが正しいですけど」 夫婦が死にました。心中か、殺されたかのように見えます。 夫婦はもうすぐ離婚をするところでした。夫のDVが原因です。 周りの人間が離婚話を進めていましたが、 妻は夫への依存心を捨てきれていませんでした。 夫婦には子供がふたりいて、ひとりは未成年です。 調査の結果出てくる証拠は、上の子が犯人である説を示すものばかりです。 下の子は自分が二人とも殺したと言い、上の子は無理心中に違いないと言います。 (-9) 2022/07/07(Thu) 1:54:25 |
ネコジマは、触れるもののなくなった手をそのまま伸ばしかけて、結局、ただおろした。 (a3) 2022/07/07(Thu) 1:54:30 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 一番上、屋根裏のスペースは、下の方にある倉庫とは違って、 すぐに使われるような物はあんまりなくて。 長く長く、ただしまっておかれるだけの物が収められている所だった。 天井の一部が崩れてできた穴は、月明りを広く取り込んでいる。 今日の月は少し眩しいくらいに明るくて。 なんだかとっても近くに見えていて。 まるで誰かを呼んでるみたい。 「ねこや?」 階段みたいに積み上がった箱や瓦礫たちの上、 その向こう側に、猫は行ってしまった。 (9) 2022/07/07(Thu) 11:53:03 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a7) 2022/07/07(Thu) 11:53:52 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 「ねこや、ねこや」 「そっちに行っちゃいけないよ」 「落ちたらすごくいたいです」 痛いで済まないかもしれない。 「ねこや、ねこや」 「・・・・・・」 「もしかして、お前も猫島がいいですか?」 「…なんて。猫島はもういなくなるんですよ」 「とらや、とらや」 「そっちも別にいらんでしょう」 「ねこや、ねこや」 「お前は三途の猫ですよ」 (10) 2022/07/07(Thu) 11:54:58 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a8) 2022/07/07(Thu) 11:55:58 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「じゃあ」 彷徨っていた視線があなたへ向けられた。 わずかばかり喜色をはらんだ彼の目を見るに、 あなたの見立ては正しかったらしい。 「じゃあ、 下の子の証言は正しいと思わなかったってことすよね」 やっぱり一番最初に浮かんだのは、なんですか」 上の子のことがが好きだから。 上の子に命令されて逆らえないから。 あるいは両方。 あるいはその他 。話の取っ掛かりくらいに思えなくもないから、 こちらの問いの答えはなんでもいいのかもしれない。 けれど、>>a11 だから、眉尻を下げて笑った。 (-18) 2022/07/07(Thu) 12:21:51 |
ネコジマは、期待通りを期待している。 (a11) 2022/07/07(Thu) 12:21:54 |
ネコジマは、話したいことを話すのに回り道をする。けっこう。たくさん。 (a12) 2022/07/07(Thu) 12:22:21 |
【独】 友達 ネコジマ/* あるいはその他 。正しい答えは「嫌いだから」とか「消えてほしいから」とかの猫島の兄へのマイナスの心情が理由だけど、期待している答えはその他じゃない答えなんよな。こっちかこっちに見えますよね? (-19) 2022/07/07(Thu) 12:42:27 |
【独】 友達 ネコジマ/* ねこや、とらや 猫のことは「猫や」って呼びかけるのが癖になっていて、トラって名前を付けてからも「トラや」って呼んでたんだけど、ネコジマは寅谷になったから呼びづらくって、結局あんまり呼んでいない。 猫は自分の名前を「とらや」だと思っていたりします。たぶんトラでも割と反応すると思う。にゃあ。 (-20) 2022/07/07(Thu) 12:51:42 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ「ねこじまの猫じゃないです」 「落ちていました。くるしいくるしいをしている」 「ここ、なおしてくれるところすよね? 先生が言ってました」 なんてことはない。 幼い猫島が、傷付いた野良猫を持ってくるのに 適当な場所だと考えたからだった。 猫島はこの時あなたに教えてもらって初めて、 動物には動物の病院があることを知っただろう。 「けど、病院はだめなんすよ」 母親がいつも言っていたらしい。 よく聞けばそれはDVを受けていた母親が、 という話だったみたいだけれど、彼はそうは思っていなくて。 そうした歪んだ認識を正してもらったりなんかもしたかもしれないね。 「あすかネエは病院がだめじゃねぇんです?」 だからここにいるんじゃないの? 認識が正され切っていない頃、傷だらけのあなたを見て思ったのはそんなこと。 否定が返ってきたとしたら、どうして?と理由を問うてきていただろう。 (-29) 2022/07/07(Thu) 18:03:13 |
ネコジマは、凍り付いた。 (a13) 2022/07/07(Thu) 19:12:47 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス>>a13 それから、へにゃ、とわらって言った。 「そう思いますかぁ」 安心したような、何かを諦めたような、そんな顔。 「猫島は死んでほしいまでは思ってねぇすけどね。 ……ああいや、思ってるかも」 死ぬまでしないと何でもできてしまうから。 わからなければいいと思っていたのに。 “うまくいかない”は“できない”ではない。 殺すだけならむずかしくない。知っている。 この流暢で素直な言葉には、本当が半分くらい。 捻くれてはいても、嘘を吐いたことなんてほとんどなかったのにね。 この数年の内に覚えてしまったらしい。 猫島を知らない人なら、きっとわからなかった。そのくらいの。 (-31) 2022/07/07(Thu) 19:14:21 |
ネコジマは、人を殺そうとしている。 (a14) 2022/07/07(Thu) 19:14:49 |
【独】 友達 ネコジマ/* 死ぬまでしないと消えないし、消えなかったら会いにいけてしまうからね。そういえばそうだ。だから猫島は父親を殺そうとしているんだし。クリスが頭良くて助かる(助かる) (-30) 2022/07/07(Thu) 19:15:47 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチあんまりスマホをいじり続けていても、充電が切れてしまう。 この空間ではGM権限でPC達は便意を催さないが、 スマホもいじらずただ教室にいるのも居心地が悪くて、 あなたはトイレに向かおうとした。 実際に行けたか行けなかったかはあなた次第として。 そこから戻る途中、暗闇に光る二つの小さな丸を見る。 なんてことはない、猫島が連れていた猫だ。 あなたが気を失っていた時に、 ちょっとイタズラをしていたトラ柄の猫。>>1:a26 元々は三途の野良で、猫島が越す時に連れて行ったようだが、 猫一匹のいるいないに気付くのなんて、気にしていた人間くらいだろう。 あなた自身が気付いていなくても、気付いた誰かが話していたのを 小耳に挟んだことがあるかもしれないし、ないかもしれない。 >>a15 あなたが動かないのなら、 猫はただただあなたを見つめることになる。 猫の愛くるしさとこの状況のおそろしさ、 どちらの方がまさるだろうか。 (-32) 2022/07/07(Thu) 19:50:59 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a15) 2022/07/07(Thu) 19:51:04 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a18) 2022/07/07(Thu) 21:01:18 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a19) 2022/07/07(Thu) 21:39:15 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a24) 2022/07/07(Thu) 22:19:49 |
【秘】 友達 ネコジマ → 長女 カナイ猫が怪我をしていたのは昔のことです。今は元気だよ。 良くもなく悪くもない手触りだけど、 清潔にはしてもらっているみたい。 顔をうずめればその分むにむにが形を変えます。 逃げはしないので、好きなだけ猫を吸えるぞ。 (-37) 2022/07/07(Thu) 22:21:27 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチがぶ 指先に痛みが走る。噛みつかれた! 染めた髪、浅黒い肌、耳飾り。 甘噛みなんかじゃないそれは、特徴が似通った誰かへの敵意。 気絶していた時のイタズラも、それが理由。 けれど猫島の実家の者以外で、猫島の血の繋がらない兄の容姿を 知っている人間なんて、この町にはいないものですから。 あなたにとっては理不尽なだけのもの。お猫様のきまぐれ。 (-38) 2022/07/07(Thu) 22:39:20 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a25) 2022/07/07(Thu) 22:39:37 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a29) 2022/07/07(Thu) 23:21:53 |
ネコジマは、屋根裏の方の倉庫を探索。いい感じ度が1くらいのものを見つけたよ。 (a30) 2022/07/07(Thu) 23:47:46 |
ネコジマは、タオルの写真を送信してから、既読をつけていない。 (a43) 2022/07/08(Fri) 7:57:34 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 >>a30 猫がどこかへ行ってしまってから、 気まぐれで探索しようと思うくらいにはここには物があって。 そんな中、布に包まれた板を見つけた。 長い辺が身長よりも大きい四角形。 「…鏡?」 ただの板にしては重いそれを、慎重に床に置いて。 布を広げれば、想像した通りのものがそこにあった。 きっと踊り場あたりから外されて、 こんな所に仕舞い込まれていたんだろう。 鏡を覗きこむ猫島は、あの日の猫島。 「は? …………いや、ねぇでしょ」 目をこすったりしてみるけれど、 錯覚とかそういう類のものではない。 それでも、月が眩しいからだとか、そんなふうに理由をつけて、 月明りが直接当たらない場所に追いやったりだなんてして。 「……ああ、そういう」 そうしたら、鏡の中には今の猫島がいた。 納得したように呟いてはみたけれど、 べつになんにもわかっちゃいない。 (41) 2022/07/08(Fri) 10:26:04 |
ネコジマは、「いやどういうのすか」 自分でツッコミを入れた。 (a44) 2022/07/08(Fri) 10:26:14 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「…かなわないなぁ、本当」 「……要らねぇすよ、後押しなんて」 栗栖ニイに解決してね、って言うわけないじゃないですか」 「解決してほしくないことがあるんなら、 栗栖ニイには絶対言わねぇんです」 「どうにもならない、って。 そう言って欲しかったんなら、 それ、猫島が栗栖ニイを見縊ってるってことすよ?」 「当然、そんなことないんです」 「ないんですよ」 (-63) 2022/07/08(Fri) 17:29:41 |
ネコジマは、声が震えている。 (a49) 2022/07/08(Fri) 17:29:50 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「だからあの日お願いしてて。猫島は誰にも言えないだろうから」 「けれど兄ちゃんもひどい人なのは知らなくて。もっと言えなくって」 「猫島は反抗しないだけでお利口さんじゃなくて」 「だって何か言ったら怒鳴るんです。みんな、みんな」 「こわい、くって」 言葉と一緒に涙があふれて、ぽろぽろ、落ちていく。 (-64) 2022/07/08(Fri) 17:32:29 |
ネコジマは、間に合ったと思っている。 (a50) 2022/07/08(Fri) 17:33:23 |
ネコジマは、手遅れなのを知らない。 (a51) 2022/07/08(Fri) 17:33:27 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a52) 2022/07/08(Fri) 17:51:34 |
【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ通知音が鳴るようにしていたのなら、 あなた達が空き教室に戻った丁度くらいに連続した音がしただろう。 『何かあったのはそっちじゃねぇです?』 『戻った方がいいかもって、何かあったみたいじゃないですか』 『牧ニイのイタズラだったんでしょ?』 『だから、へいきです』 グループメッセージの方の既読はやっぱりつかないまま。 それでも何があったのかは知っているみたいな文章で。 ──それは、つまりは。 何も平気ではないということで。 (-67) 2022/07/08(Fri) 18:11:40 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチその大声にはさすがに猫もまたびっくりしちゃって。 ピューーーーっとどこかへ逃げて行ったのだった…。 ………… …… … 「……ニイ、裏ニイ」 てし、てし。軽く頬を叩かれる感触。 「ここ、保健室じゃねぇすよ」 こんな所の保健室に あなたが世話になりたがるかは甚だ疑問であるが。 「起きて、裏ニイ」 猫島はあなたの反応があるまで、頬をてしてしし続ける。 間はあるけど、言葉もずっと途切れない。 放っておいたらずっと何かを喋ってる。 (-76) 2022/07/08(Fri) 19:34:07 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ教えてもらったのは、ただ知らなかっただけのこと。 誰々はこう言っていたよ、だなんて強く言う程のこともなくて。 猫島がそう思っていただけだから、存外素直に聞いていた。 言い含めもきちんと聞いたものだから、 あなたの言葉は彼の親子関係になんにも影響しなかった。 良くも、悪くも。 「死んだらなおらねぇすからね、そりゃそう」 あなたの理由を聞いて彼は、どこか安堵したようにわらっていたのだった。 過っていたのはきっと、父親のこと。 (-87) 2022/07/08(Fri) 20:36:22 |
【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ『いるのがわかればそれでよくねぇすか』 『うそです。よくないです』 『戻りますよ、階段も落ちません』 どうやら彼は上の階に行っていたらしい。 逃避行動として不自然ではない。 『お迎えがいる歳でもないです』 『寄り道しないで帰れますよ』 猫島 稔という奴は、素直じゃないし、屁理屈はこねるし、 冗談くらいの嘘は言うし、言わないことは言わないけれど、 こんな時に言うことを違えるような奴でもなかった。 こう言ったのだから、遠からずちゃんと戻ってくる。 そう思えただろう。猫島だって本当は不安なんだから。 仕方がないなぁみたいな空気感を醸しながら、 自分から動くのが苦手な、捻くれ者なだけなんだから。 (-92) 2022/07/08(Fri) 21:24:57 |
ネコジマは、グループチャットに既読をつけました。 (a53) 2022/07/08(Fri) 21:25:39 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「うん、知ってる」 大丈夫だ、なんて曖昧で抽象的なものは要らないから。 ほしいものはやさしさなんてものじゃなくて、 きちんと形を成した“事実”というものだから。 だから、猫島はあなたに言ったのだ。 あなたなら、ほしいものをくれると思っていたから。 ほら、現に見つけてもらった。拾い上げてもらった。 猫島 稔という奴は、 あなたからすればあなたのことを過大評価していると言えよう。 けれど、その期待に、憧憬に、あなたが応えなかったこともなかったのだ。 ぽつぽつと話された彼のことは とても今この場で解決できるようなことではなかったから、 一通りの事情の共有が済めば、肝試しに戻ることになっただろう。 慰めの言葉なんてあなたは掛けなかっただろうけど、 やっぱり猫島はそんなものは求めていなかったから。 だから彼は心から安堵して、うれしそうにわらっていたんですよ。 (-103) 2022/07/08(Fri) 23:16:25 |