人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

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視点:


占い:ラサルハグシェルタン
対象:シェルタン、判定:幼狐

【独】 物書き ラサルハグ

「おや…、シェルタン殿は欲張りさんだったか。
 張り切っているようだし、黙っておいてあげようか」

沸き立つ参加者達の中で、ふと<<アルレシャ>>whoが目に留まる。
(-16) 2022/03/22(Tue) 21:55:39

【人】 物書き ラサルハグ

>>1:95 ミン

「来年」

思ってもみなかった、という考えがありありと表出した声が出てしまった。鸚鵡返しになぞって、少し首を傾ぐ。

「……確かに、…実際にそうしている人々も多いようだ。
 成る程、そういうものか……。
 …正直な所、華やかさに少々…面食らっていて。
 当たり前の筈の事が…解らなくなっているかもしれない。
 …そうか。 ……そうか」

初めて知った事みたいに呟く。
彼女の声も、微笑みも、この祭りに相応しく。
街を彩る花をなんとなく見回してから、視線を戻して。差し出された飴玉を受け取った。

「私も、妖精を自称する事になるとは……大の男が。
 ありがとう。 ……返せる物が無いな。
 何かひとつ、奢ろうかな。貴公も楽しみに来たのだろう?
 学生の身は…忙しいだろうに」

軽口めいて、すぐ傍の店を指す。
(17) 2022/03/22(Tue) 22:39:43

【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス

「非効率とは……言うまいよ。
 寧ろ時間の…人生の使い方が定まっていて、…それは、
 尊いものだと。 …私は思うよ。
 …ただ…、ひたむきすぎて疲れやしないかとは、思うかな」

その“使い方”が、他者の幸福の為とまでなれば。
誰が否定できようか。

「目減り」

意外な角度からの切り込みだったから、少し笑ってしまった。
非礼を短く詫びて顎を撫でる。考える仕草。

「…平和、とは。大きな争いが無いこと。
 命が脅かされないこと。…人々の意見が自由であること。
 ……私が望んでいたのは、具体的にはそんなところか。
 ここは、それらの条件を…満たしているように思う。
 …それを幸福な事だと…得難いものだと、
 実感が無ければ…あるいは、目減りもするかもしれないな。

 ……どう表現したものかな。
 馬が、突然手綱を放されて…さあ自由に生きなさいと、
 そうあるべきだと告げられた心地、だろうか。
 ひどく幸福である筈が、何故だか…困っている」
(-36) 2022/03/22(Tue) 23:09:20

【人】 物書き ラサルハグ

「おや……ゲームが始まっているのか。
 …ふふ、随分と手際が良いらしい。これは、怖いな」

少しも怖がっていない口振り。
しかし元気そうな少年から掠め取る手腕は大したものだ。

駆けていく小さな子供をひょいと器用に避ける。
さあ、今日はどうしようか。
(20) 2022/03/22(Tue) 23:16:21

【人】 物書き ラサルハグ

>>+3 ポルクス

「……それは、魔法の類だろうか?」

興味深そうに銀色の灯火を見て、声を掛ける。
蜜の件を慰めるでもないが、彼の商売とあらば客になろう。

「どれ……ひとつ、頂こうか。
 …この場合、ひとつという単位なのか分からないが」

祭りは花ばかりが主役という訳でもないらしい。
少年と灯火を前に小銭を鳴らす。
(22) 2022/03/22(Tue) 23:43:03

【人】 物書き ラサルハグ

>>+4 ポルクス

「魔法を買う……というのは、初めてだな……。
 成る程、……成る程。これは、」

銀色のほのかな灯りがふわふわとこちらへやって来た。
強すぎない光は優しく、確かに周囲を照らすと言うよりは。

「…あたたかいような気が、するな」

杖を持たない片手で受け止めてやると、銀の灯りはてのひらに留まる。それは焼く熱ではなく、彼の言う通り、心豊かにしてくれる。
それこそ、花を眺めている時の様に。

「……そういえば…ランタン屋があるようだが…、
 そことはまた別の商売なのだろうか?
 …若くして仕事を持っているとは、恐れ入る」

灯りを手の中で遊ばせながら、首を傾いで少年を見遣る。
(35) 2022/03/23(Wed) 13:51:01

【人】 物書き ラサルハグ

>>25 ミン

「そうだな…、華やかで賑やかで、…穏やかだから。
 あまりのんびりしているのも勿体ないかと思っていたが…
 …焦る事はない、か。 教えられたな」

笑う彼女を前に顎を撫でて、まじめくさって言ってやる。
つられるように口元を緩めた。
店先に並ぶ、指でつまむ程度の小さなポプリに自然にコインを支払って、そのうちの一袋を差し出す。

「物書き見習い…、だな。先生呼ばわりなど、まだ早いさ。
 貴公の方が、日々学んでいる分…語彙も多いかもしれない。
 …勉強熱心な学生殿には、これで勘弁して貰おうか。
 “心を温かくする”効能なら…きっとある」

時系列は前後するが、銀の灯火を売る少年の売り文句を真似る形となる軽口。それでも、決して嘘ではないだろう。

「ミリアン殿には……行動力も探究心も。
 遊び心も、あると見える。
 …きっとこの街でも…顔見知りが増えるだろう。
 この祭りが善き経験に…、豊かな糧になる事を、願っている。
 ……などと、大袈裟だろうか。
 まあ、貴公の学ぶ分野への…期待と思って頂きたい」
(36) 2022/03/23(Wed) 14:11:49

【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス

そろそろ言い回しも気にならなくなってきた。
店員が会話の邪魔にならないよう、二人の前にそっとハーブティーのカップを置いて去って行った。

「そう、…いや、…かもしれない、に留めておこうか。
 例えばこの街の人々が……平和を退屈とするかは、
 私には分からない。 一例に過ぎんよ。

 平和がなかった頃の記憶は…、少なくとも、私は。
 忘れる事は……かなわないだろうな。
 忘れる事を……疵を癒す、と表現する場合もあるが…」

カップに口をつけて、苦笑する。

「どちらかを解を定めるのは…、難しいな。
 貴公は、どう在る事が幸福だと考える?
 或いは、私のように……『停止』している者の幸福とは。
 一体、なんだろうか。
 …念の為釈明しておくが…、そう深刻な悩みではないよ。
 貴公の意見が、聞いてみたい」
(-81) 2022/03/23(Wed) 14:26:07

【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア

「こんにちは、お嬢さん」

少女は花舞の舞台を見つけただろうか。
杖をついた男が、視線を壇上から移して挨拶を口にした。
互い見覚えがあるのは、胸元の小瓶に由来するだろう。

「……こんな華やかな祭りは、なかなか無い。
 楽しいものは、見つけただろうか?」

壇上では色とりどりの花弁が風に舞うように、美しいダンスが披露されている。軽やかな音楽とともに。
少女の邪魔をしないように、再び視線をダンスに戻す。
(-89) 2022/03/23(Wed) 18:07:23

【人】 物書き ラサルハグ

>>40 ミン

「100年、か……。それは……」

あまり、考えたことがなかった。
気づけば大人になっていた。そうして、すべき事を終えた。
持て余すかと思っていた。実際、広大な世界を前に迷っている。


「長いな。祭りを…楽しむ時間は、たっぷりありそうだ」

それでも、彼女の言う通りだと思える。
――そんな自分に、少し安堵した。


小さな返礼品を受け取ってもらえて、気づかず微笑んだ。
見習って、話をしてくれた相手に配るとしようか。

「……そう、……実は。
 物書きになれ、この祭りが良さそうだから行け、と…
 今の所、以前の同僚に言われるままに来ている。
 …早いかもしれないが、来て良かったと思っているよ。
 それこそ、妖精の話を…書いても良いだろうから。
 貴公は、好きな物語などあるだろうか?
 参考までに、聞かせてくれないか」
(42) 2022/03/23(Wed) 18:28:57

【人】 物書き ラサルハグ

>>+8 ポルクス

「練習……か。使いこなしているように見えるが…
 …こういった魔法の使い方も、あるのだな。
 …良い魔法だ。 大事にすると、いい」

などと語ると、立場が少しおかしくなるだろうか。
まあ、褒めているのだから構うまい。
彼の指した方向を仰ぎ見ると、人が寄っていく様子が見えた。

話に熱が入るのをひとつ瞬きして聞く。

「……商売敵どころか、余程惚れ込んでいるらしい」

嬉しそうにすら見えるから、こちらも笑みが零れた。

「あの彼か。…店で彼に会う事は、まだ叶わなそうだが…
 ……良い話を聞けた。
 夜の供になるランタンを…丁度探しているところだ。
 是非、見に行ってみようと思う。
 ありがとう、……ポルクス殿、だったか」

銀の灯火はもう少しの間、留まってくれるようだ。
ほのかに輝くそれを手遊びめいて指先に転がす。
(46) 2022/03/23(Wed) 22:09:00

【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア

「ああ、ラサルハグだ。お見知りおきを、…ニア殿」

応えてくれた少女にこちらも軽く会釈を返す。
花咲く季節に心躍らせるような彼女の仕草が微笑ましい。
それにつられてか舞ってきた花弁が一枚、少女の髪に吸い付いたのを見て、男は言葉無く、そっと指し示した。

「…まったく、その通り。目移りしてしまう。
 そうだな…、銀の灯火は試しただろうか。
 貴公と同じ年頃の少年が、売り歩いていた。
 …確か、越してきたと。 友人にも、なれるのでは」

「それと、花喫茶は…テラス席が良い。
 風も穏やかで、景色も人々も…ゆっくり眺める事が出来る。
 …とはいえ、眺めるだけは…若者には少々、退屈だろうか?」

年若い学生とこうして話す機会があまり無いもので。
苦笑する。勿論工夫を凝らしたメニューもある、と、花喫茶の名誉の為に付け加えた。
(-131) 2022/03/23(Wed) 22:33:26

【人】 物書き ラサルハグ

>>43 ミン

何もせずとも時間は続いていく。平穏であるなら、猶更。
それを楽しく過ごす事は、そう難しい話でもないらしい。
仰々しく努力などしなくても、良いのだろう。きっと。

「…才能は、どうだろうか、酒の席での軽口なのではと。
 正直なところ、今でも思っているが……まあ、まあ。
 ……成る程、冒険ものか。
 好きなジャンルを聞けば…人となりが多少解るものだ。
 意志を持って動く事が…、成し遂げる姿に共感する事が、
 …時に涙するほどに楽しいのなら。
 ミリアン殿は、流されるだけの人生とはなるまいよ」

微笑ましいエピソードは、この短い間であっても想像できる程に彼女“らしさ”を感じる。語尾が笑いに少し、跳ねてしまった。

「…仕事の片手間に、即興で物語を作る遊びが流行って。
 それの評判が少し良かったから…書き溜めてはいるよ。
 …冒険ものと、妖精。合わせれば、何かしら書けそうだ。
 ……伝記ものの方が…売れはする気がするが」

センセーショナルなテーマだけでも、それなりに話題にはなるだろう。特に望んではいないから、苦笑で流す。
(50) 2022/03/23(Wed) 23:03:24

【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス

権利ときたか。
彼女がいかほどの年齢、どのような生業をしているのか分からないが、自分より余程立派に指標を持っているように思える。
語られるすべてを、静かに頷きながら聞き遂げる。
純粋に感心しながら、カップを置いた。

「――……実に、」

その言葉は、ひどく呑み込みやすかった。彼女の自信に反して。

「…実に、しっくりくる…というか。
 あまりに“我々”に……寄り添ってくれるものだから、
 少々…驚いているよ。
 仲間達に、是非とも…聞かせてやりたい言葉だ。
 疵が、己の個を大きく豊かにすることで、
 いずれ馴染むものであるのなら……
 ……それが、確かな救いになるだろう」

メモでも取っておいた方が良いだろうか。男は真剣だった。
だから、続いた言葉に虚を衝かれた。

「……『停止』ではない? 俺が?」
(-165) 2022/03/23(Wed) 23:22:17

【秘】 物書き ラサルハグ → 日輪 キンウ

「こんにちは、…確か…キンウ殿。
 渋いものを食べているな」

小さな彼女を見下ろす形になりながら少し笑う。
この花の祭りで、食いでがあるものを選ぶか。

「物書きは…、要は、本の中身を書く仕事だ。
 …私はまだ見習いで、自分の本といえる物は…まだ無いが」
(-173) 2022/03/23(Wed) 23:32:48

【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス

「…………。
 疵のあるものは…『損なわれている』と。
 そう…思っていた。
 或いはこの足の様に、或いは心の在り方に。
 …貴公の解釈は、見解は…ひどく優しくて、
 そう、適切。……適切だ。掬い上げる手段として」

平穏を前に戸惑う、幸福をどう受け入れて良いものか解らない自身の歪さに、知れず落胆していたのだろうか。

「平和の中に放り出された異物であるような気がして……
 ……平和を、幸福を、『損なう』のではないかと」

己の愚かしい考えに、彼女の言い草に、声を伴う笑いが漏れた。

「……そうか。 …ふふ、そうか。
 一本取られたな。貴公とこうして話をした時点で…
 俺は……私は、『停止』していなかったのか。
 しあわせを、…諦めていなかったのか」
(-235) 2022/03/24(Thu) 10:31:03

【秘】 物書き ラサルハグ → 日輪 キンウ

「ああ、…仰る通り、ラサルハグだ。どうぞ宜しく」

少女のぱっと咲いた笑顔に目を細めて答えた。

「そう、…冒険もの、不思議もの、童話…なんであれ。
 物語で合っている。
 ……猫殿も、本は読むのだろうか?」

徹底しているようだから、猫設定に乗ってみるとする。
(-239) 2022/03/24(Thu) 10:49:18

【人】 物書き ラサルハグ

>>+9 ポルクス

実に表情豊かな様子を微笑ましく見守った。
照れ屋のようだから、あまり眺めても悪いだろうか。
ランタン屋の彼――で、良いだろう。勘当の類でもなし――との仲も良好と見えて、この街のあたたかさを感じる。

「…そう固くならずとも構わんさ。
 私にとっては…ポルクス殿はこの祭り、この街の先輩だ。
 呼び方一つ、年齢ごときで気にしなくて良い。
 ラサルハグだ。改めて…どうぞ宜しく。
 …この灯火の様にあたたかな歓迎に、感謝する」

3分と、自分がほんの少し力を分けた間。銀の灯火は指先に留まって、螢が飛び立つようにそっと姿を消した。

「題材だらけだよ、…ここは。
 私の居た場所では…そもそもあまり花が育たなくてな。
 …人々の発想から異なるから、興味深い。
 …花と蜜の妖精の筋書を…盗む訳にはいかないが、
 参考にはさせて貰おうと、思っている」
(56) 2022/03/24(Thu) 11:33:31

【人】 物書き ラサルハグ

>>54 ミン

「……ミリアン殿も、乗せるのが上手だな。
 先程から…貴公のくれる言葉、教えてくれる事。
 …不出来な自分でも、出来る気がしてくる。信じられる。
 得意分野に、“励ますこと”を…追加する事を勧める」

少しだけ俯いて笑う癖。自覚があるから、顔を上げた。
励まされたのは紛れもない事実だ。
そうであることは彼女自身に伝わるべきだろう。
やがてそれが、自信の根拠に繋がれば良い。

「……見習いに過ぎない今は、人に言葉を与えるなど…
 烏滸がましい様な気がしているが。
 そうだな……、仕事自体は、尊いものと思う。
 …いつか貴公が落ち込む事、息詰まる事があれば…
 私からも、言葉を贈らせてほしい。…恩返しに」

花の優しい香りが、彩りが似合いのあなたへ。
(57) 2022/03/24(Thu) 12:59:27

【秘】 物書き ラサルハグ → 看護生 ミン

「……ふむ。指標が…目的が、…したいことが。
 ここまで話しただけでも、明確にあるように見受けられる。
 そして……確かに言える事は。

 私は…、
 ――“俺”は、“君”の言葉を…覚えているだろう。
 きっと、ずっと。 霧が晴れたような心地ごと、すべて」

言葉を捻る必要は無いと思った。
伝わらなければ、意味は無いのだ。

「……これは、ある魔法使いの話だ。
 幼い頃から魔法だけは得意で、きっと人々の助けになるだろうと…期待され、本人もまた。そうありたいと思っていた。
 だから、ある国を襲っていた脅威に、最前線で立ち向かう事に…恐れなど無く。人々が傷つかず、脅かされず…穏やかに暮らせるならと。
 或いは、共に戦う仲間達も、その大事な人々も。
 魔法の代償で己の足が片方、使い物にならなくなっても、
 どうにか誰一人、命を落とすこと、何かを損なうこと無く、
 守り切る事が叶った」

「戦いは終わり……人々は今は穏やかに過ごし、
 仲間達もまた笑って故郷に帰ることとなった。
 さて…、長い戦いで欠落し、損なわれた魔法使いは。
 守った人々に…幸せを願われながら。
 望んでいた筈の平穏を前に、立ち尽くすほかなくなった」
(-251) 2022/03/24(Thu) 13:00:46

【秘】 物書き ラサルハグ → 看護生 ミン

「戦いが無ければ、時間の使い方も解らない。
 平穏な世界で、自分の為すべき事が解らない。
 ……そんな折、魔法使いにこう言う者が現れた。

 『一度に祭りの全てを消化しないということは、
  長く楽しめるということ』。
 『先はまだまだ長いのだから、あなたのペースでいい』。

 ……魔法使いは、それを聞いた時。
 ……自由を。与えられていたことを、初めて知った」


そこまで語って、男はふ、と息をついて。
目の前の彼女に、今までで一番、柔らかく微笑んだ。

「――この話とは、何ひとつ関係無いが。
 ミリアン殿には…どうか人々の助けになってほしいと、
 強く、そう思う。 …参考までに、覚えておいてほしい」
(-252) 2022/03/24(Thu) 13:01:50

【置】 物書き ラサルハグ

 


  『ラサルハグ、我らの魔法使い!
     君のこれからにどうか幸多からんことを!』



 
(L1) 2022/03/24(Thu) 13:03:54
公開: 2022/03/24(Thu) 13:10:00
ラサルハグは、笑った。
(a21) 2022/03/24(Thu) 13:04:57

【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア

「おや…、もう試していたか。そう、ポルクス殿の。
 私も頂戴したのだが、あれは…良い物だ。優しい光で…
 …夜に見れば、きっと…星が手元にあるようだろうな」

ロマンチストめいた台詞を平然と吐いてしまったのが我ながら少しおかしくて、笑って誤魔化す。
花弁が風に乗って空へのぼっていくのを目で追っていたから、少女の視線が杖に注がれている事に気づくのが遅れた。

「……難しいなどと、とんでもない。
 お相手が大の男で構わないなら…ご相伴にあずかろう。
 なに、足なら問題無いとも。
 …なんだかんだこうして、祭りを見て回る程度には元気なものだ」

心配ありがとう、踊りは明日も見られるから。
そう付け足して、花喫茶へ向かって少女をゆっくりと先導した。
そう遠くもない。道端に飾られる花や旗、リボンなどの彩りを眺めながらでもばちは当たらないだろう。
(-262) 2022/03/24(Thu) 18:00:19

【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス

「視野の広さ、説明の巧みさ、……恐れ入る。
 少し…照れ臭いな。すっかり諭されてしまった」

苦笑して、さり気なく紙幣と伝票を通りすがりの店員に手渡した。
一枚で十分、二人分を賄うだろう。

「……つまり、…まだ遅くない、という事だ。
 この平和を享受して…祭りを楽しむも。この先を、…
 …貴公の使命が果たされるよう、幸福に過ごすも。

 ふふ、…サルガス殿、私は手強かっただろうか?
 人類の幸福に…僅かでも一歩近づいたと思って貰いたい。
 …あまり、こういう込み入った話をする機会も…
 無かったものだから。 …お陰で、視界が晴れた」
(-263) 2022/03/24(Thu) 18:10:50

【人】 物書き ラサルハグ

>>+10 ポルクス

「ようは…雪深いところさ。花も咲くには咲くが、
 いかんせん種類が少ない。色合いも。
 …まあ、とはいえ…あそこはあそこで、
 温泉だとか…良い所も幾つもある。
 いつか…、機会があれば、友人とでも訪れてみると良い」

少し調べれば、雪と温泉のキーワードだけでも場所のあたりはつくだろう。最近では観光地にもなっているらしいから。
食いついてくれた少年を相手に苦笑を零す。

「…まだ、見習いの身分だからな。
 原稿を書き溜めている最中で…きちんと本にするのは、
 少し…先かもしれない。
 だが、……折角だから、貴公にも判って貰えるように。
 名はそのまま使おうかな。 ……ああ、そうだ。

 …良い機会だ。インタビューさせて貰えないだろうか?
 何でも構わない、思いつくもので。
 貴公の好きなものについて…詳しく話してほしい」
(59) 2022/03/24(Thu) 18:31:59

【独】 物書き ラサルハグ

(私はレギュレーションのスレスレを飛行しましたの札を首から提げて正座)
(-272) 2022/03/24(Thu) 20:36:14