人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

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到着:星見 朱里

【人】 星見 朱里

[抱き締められたのはどちらだろう。
 抱き締めたのはどちらだろう。

 そのとき、自分の身体ではないはずなのに、あのとき熱さを感じた。
 そのとき、彼の身体ではないはずなのに、今こうしていてあの腕に男性を感じた。]
(7) 2021/03/12(Fri) 18:59:40

【人】 星見 朱里


 ……っ


[あのときと同じようなことを言って背を向けて……彼がそうしてくれるのを待ったのは、確かめたかったのだろう。

 求めたのが誰で、求められたのが誰なのか。
 …そしてなお求め合えるのか。

 あの夢から、あの世界から、た持ち帰ることができたことを、こうして肌で感じて……あの感覚は自分のものとしてよいものだと知った。]
(8) 2021/03/12(Fri) 19:00:09

【人】 星見 朱里


[向き直れば、さっそく彼の弟だと判明した夢の内容について問われて]


 えーと……

 ちょっと、呪いを解くおまじないを……


[ほっぺにキスとかチューとかされました、とは言いにくかった。
 条件つきながら自分からもみたいな約束もしちゃってたのを思い出し、その兄が目の前にいるものだから…ちょっと視線をそらして、該当箇所を指でさすった。]
(9) 2021/03/12(Fri) 19:00:34

【人】 星見 朱里


[話が一段落すれば退院日の話に。
 眠り込んだ以外に症状が無かったため、このあと検査して異常がなければ明日にでも退院になるだろう。
 一方で彼は元々入院しているからそれが治るまでは……ということになる。
 「しばらく」で済むのはかなりポジティブな気がするが。]


 ……


[少し、押し黙る。
 家族ならそうだろうけれど、親しい友人でもそうだろうけれど。
 異性に見舞いに来て、とは、つまり。*]
(10) 2021/03/12(Fri) 19:01:29

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴

 それは…
  ……会いたい、ってこと?


[見つめて来る彼に、同じくおずおずと。
 少し顔を伏せて、目線だけ合わせて聞き返した。*]
(-4) 2021/03/12(Fri) 19:02:05

【人】 星見 朱里

[戯れに抱き締められたのはステラの方だった。
 肌の接触自体は魔王としての社交界において有り得る話だから、純粋に初心だったというわけではないはず。

 ステラが強さを失ってアヴァロン世界に放り出されて、周囲の助けを受けながら世界の息吹を感じられるようになって―ーその接触は特に強い意味があった。

 勇者への想いは何よりも特別というか全てで。
 そしてそれ以外はと言うと、親友であるセシリーへ向けたものを除けば……ステラが触れ合ったものは、全て強烈で輝かしい、新鮮な体験をさせてくれた『世界』の一部としか意味のないもののはずだった。

 けれど――人間の女性体ではあるけれど、性が必要のない固有種であるはずのステラが――あの瞬間、"男性"という認識に及んだ。
 元々が有力だったのもあるにせよ、ステラがチェスティーノを魔王ではなく勇者だと認識していたのは…もしかしたら無意識の内に異性らしい扱いをしたのかもしれない。]
(14) 2021/03/12(Fri) 21:44:51

【人】 星見 朱里


[頬をさする自分の仕草に、ホッとする(>>12)その兄。
 弟がもっと失礼なことをしたのではと思ったが、そこまでで済んでいて良かった、というものだろうか。

 所詮はそこまでだ。
 「えろ兄弟」とは言ったものの、あのおまじないは異性に口付けることについて何も意味を持たないものだとは分かっている。
 でも、その兄に正確に報告しなかったのは――どうであれ唇を受けたことを告げてしまうことに、何か引っかかりがあったのだろうか…は、よくわからない。]
(15) 2021/03/12(Fri) 21:45:05

【人】 星見 朱里


[見覚えある、この病院にまた見舞いに来ることは。
 昔の話は彼に関係ないし、今それを適用すべきでもない――だいいち自分の責任でもないのに。
 ただ、それでも少しだけ、抵抗はあった――だから黙ってしまった。

 彼と話したいことはきっとたくさん湧き出てくる。
 だから、彼と会って話がしたいかとなれば――。*]
(16) 2021/03/12(Fri) 21:45:20

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴

[上目遣いで伺えば、彼が目を逸してしまった。
 たぶん、チェスティーノとは違う反応。]


 話すとしたら、長くなるね、きっと


[この時点で、ステラとはハッピーエンドとして離別していないから。
 だから、彼にこれを語って良いものだろうか。
 魔王城に戻るまで一緒に居た時間を語れば語るほどその結末が色濃いものになってしまうから。

 ……それを話してしまえるぐらい、自分は彼に会って話をしたいのだろうか?
 それに…]
(-7) 2021/03/12(Fri) 21:53:29

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴



 それに…
 私はチェスティーノさんのことは、知りたいとはあんまり思わないのよ


[そういうドライなところはやはり魔王経験者だった。]



 だから…ね?


[それで納得していただける?
 とはにかんで見せつつ――明確な回答を避けた。
 気分が悪くなったわけでは決して、無く――*]
(-8) 2021/03/12(Fri) 21:58:34
星見 朱里は、メモを貼った。
(a4) 2021/03/12(Fri) 22:07:39

【人】 星見 朱里

[お互い黙ってしまって。
 許容できない話でもないのに…何を言えばいいのだろう。

 ほとんど喋ったことのない人に。
 貴重な夢の体験を共有できる人に。
 …――男の人に。]


 は…


[小さく、ほんの小さくため息が出そうになったのを、瞬時に止めて。
 ため息をつくと幸せが逃げるとは、自分にとって(そして彼にとっても)大事なひとの言葉で。

 ――決して逃してはならない幸せが今ここにある、と反射的に体が動いたのだ。]
(19) 2021/03/12(Fri) 22:34:39

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴


 まったく、もう…


[彼の言葉に。
 しっかり「何回も会える」と言うあたり、思わず眉尻が下がる。
 したいことに前向きで純粋な面が、兄弟よく似てるなと。

 そんな彼のことを、もっと知りたい――と思った。
 …だからゆえか。]


 ……。


[笑って聞けたのはその部分だけで。
 あとについては、自分の感情とせめぎ合う部分が多くて、答えにならなくて――

 こうとしか言えないことに、申し訳ないとは思いつつ。]
(-11) 2021/03/12(Fri) 22:35:13

【人】 星見 朱里

 

  …――気が向いたらね


[行けたら行く、とばかりな、塩対応のような回答に収束した。*]
(20) 2021/03/12(Fri) 22:36:12

【独】 星見 朱里

/*

Q:秘話早くないですか?

A:気が焦りました。
  だって確恋のペアなんて初めてだもの
  がっついたわけじゃない…と思う
(-12) 2021/03/12(Fri) 22:45:23

【人】 星見 朱里

― 翌日 ―

[検査は異常無く。
 結果が出るまで時間がかかる項目については後日あらためて来院して聞くことになって、スムーズに退院することに。

 その間、同室になっていた奏とは話をしただろうか。
 顔を合わせたことが無い親友――もし話しかけていれば、お互いの正体を知り合えば、オフ会のような雰囲気になったのだろうか。

 迎えに来た母親に連れられて病室を出て――廊下から彼がいるらしい病室が見えたけれど、そこに彼の姿は垣間見れたろうか。
 そうならば、軽く立ち止まって髪を揺らすぐらいの会釈は見せたろう。]
(23) 2021/03/12(Fri) 23:00:45

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴


 ……。


[もっと、彼と話をすべきだったろうか。
 ステラと離別して、自分の中で決着がついていないあの夢について、彼に甘えても良かったのだろうか。


 …――あのときみたいに、委ねてしまっていいのだろうか 


 一瞬立ち止まっただけでは結論に至ることはできず、心配をかけた母親に連れられていてはそれ以上悩むこともできずに、病院をあとにすることに。]
(-15) 2021/03/12(Fri) 23:02:10

【人】 星見 朱里


― さらにその翌日 ―


 ………………


 その……

   …気が向いちゃったの


[恥ずかしさでバツが悪そうに視線を逸す姿が彼の病室に現れた。
 ああ言えば当分来ないか、そもそも来ないかしか無いはずな言葉だったのに――普段の塩対応からかけ離れていることを自覚すればするほど恥ずかしい。*]
(24) 2021/03/12(Fri) 23:07:03

【人】 星見 朱里



 よ、よしてよ
 もぅ…


[恥ずかしくて赤らんでいるところに、どストレートに会いたかったと言われて。
 そうなってしまうと、自分も会いたかったになってしまうし、速攻で気が向いたことについて他に理由が付けられなくなってしまう。
 だから照れて拒否なセリフは吐いたのだが……]


 …――チェスティーノさんは、そんな嬉しそうな顔しなかった


[一言で言えば、彼の笑顔(>>26)が眩しかった。
 勧められた椅子に腰掛ければ、一昨日ぐらいの距離にあるその顔が、とても嬉しそうにしていることに――来てよかったと高揚する自分は確かにいて。]
(27) 2021/03/12(Fri) 23:38:34

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴


 私も…春日くんに、会いたかった


 …簡単な、引き算


[なんて思いの丈をこぼして。

 チェスティーノのこと「は」、興味がないと言った。
 つまり…

 (春日くん+チェスティーノ)−チェスティーノ=?

 ということだったわけだが、一昨日では塩対応に慣れたせいもあって素直になりきれなかったのだろう。
 そこからの切り替えの速さはステラとしての経験による影響があったのかもしれない。*]
(-18) 2021/03/12(Fri) 23:39:32

【独】 星見 朱里

/*

 私、ストレートに弱かったんだ…
(-19) 2021/03/12(Fri) 23:45:13

【人】 星見 朱里

[本当はチェスティーノも嬉しそうな顔をしていたのかもしれない。
 単にステラが気付かなかっただけかもしれない。

 …――朱里にとって、気付く相手だ、ということかもしれない。

 だから(>>28違う理由だが)満足げな彼を見れば、やはり照れてしまうわけだ。]
(30) 2021/03/13(Sat) 0:15:57

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴


[引き算が何から何を引く話なのか、分かるようには言っていないし、だいいち分かられたら恥ずかしすぎる。]


 もぅ……
 

[嬉しい言われて、高揚のやり場に困って目を伏せてしまったり。]
(-21) 2021/03/13(Sat) 0:16:15

【人】 星見 朱里


 私は…
 ステラの中にはいたけど、ずっと見てただけ

 だって…私はステラってキャラがペパムンにいるの夢を見る前から知ってるし、好きだったし…

[既存のキャラだと認識していたぶん、意識が上書きされなかったのだろうか。]
 

 だから…
 ステラになってしまったからって、ステラの体を乗っ取るみたいなことしたくなかった


[ゲームをプレイして勇者を操作するときも、勇者になりたいではなく勇者のそばにいることを思い描くから、きっと魔王になってもそういう性質が出たのかもしれない。]
(31) 2021/03/13(Sat) 0:16:47

【人】 星見 朱里


 ステラは…
 勇者がすぐやってきて、殺されちゃう、って知っていたけど…

 …でも、それが分かってても
 意識を奪ってまでして、生き延びたい、なんて思ってなかったし


[なんてぽつり。*]
(32) 2021/03/13(Sat) 0:18:57

【人】 星見 朱里


 うーん…

 生きてるのが辛い、じゃなくて
 生きてる意味が分からなかった…かな?


[少なくとも健康体である自分には、生きていること自体に苦しみは無い。
 だから彼の前で何を吐露しても贅沢な悩みでしかないのだが…]
(35) 2021/03/13(Sat) 0:54:40

【人】 星見 朱里


 でも…
   …今はそうは思ってないわ


 だって、ゲームのキャラなはずのステラがあれだけ頑張って生きていたのに、こうして現実世界で生きている自分が負けるわけにいかないもん


 だから、これからはこの世界に向き合おうって思う


[窓の外を見やる。
 何気ない、街の風景だったけれど――自分がまだ冒険していない未知の領域が広がっているのだと思えば、映り方が変わって来る。

 …――そして彼に視線を移し直した。**]
(36) 2021/03/13(Sat) 0:55:54

【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴



  春日くんが…

    新しい世界の第一号、かな

                 **
(-23) 2021/03/13(Sat) 0:58:10

【人】 星見 朱里

 
 生きてるのが当然になってて、価値が分からなかった…かな
 地元の土産物は別に欲しくない、みたいな

 ステラだって
 無限に近い寿命があって、絶対に死なない強さがあった頃はそうだったわ


[散った旧友たちを弔いながら、ただ勇者を待つ、それだけの時を過ごしていて。
 ある日突然に死と隣り合わせになってしまって……そこから生きていることの実感と喜びを知るようになった。
 贅沢な話ではあるけれど、生きるのが大変でないからそうなのだ。]


 元から好きだったのもあるし……今はもうひとりの私になっちゃったしね
 だから、自分に顔向けできないことはしたくない、って感じかな

[だから"自分"をいじめる人に愛情を覚えないわけで。
 同時に、自分を助けてくれた人を悪く思うこともないわけで…という視線を返せば]
(39) 2021/03/13(Sat) 8:49:15

【人】 星見 朱里


 え!?

[彼が寝込んでしまった。
 椅子から立ち上がってベッドを上から覗き込んで、とりあえず布団をかぶせて。
 ナースコール押すべきかスイッチを見やったり、一通り慌てた。]



 ……ごめんなさい
 気をつけるわ

     はぁ…


[どうにか大丈夫そうなのが分かってくると、謝ってから椅子に座り直し―ー封じていた溜息を漏らした。
 きっと、幸せを逃すことをしてしまったと魂が認めたのだろう。**]
(40) 2021/03/13(Sat) 8:50:25