人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 花で語るは ソニー

/*
こんばんは、ヴィオレッタPLのみぜりあです。
今日も月が綺麗ですね。夏だというのに少々……
以上に冷たく、寂しく感じてしまうのが困りものですが……。

更新直後のお忙しい時間のご連絡恐れ入りますが、ご相談にあがりました。
このタイミングのご連絡ということで、お察しの事かと存じますが……



私があなたの死神です。樹木子のお嬢様。
よりによってファミリーの命を握ってしまったのですが、
それはそれとしてここからがご相談の本題です。

本来の予定では本日能力行使の提示プロポーズをさせていただく予定だったのですが、あまりの惨状(死者の多さ)に能力の行使を悩んでいます。
……ですので、以下の案のいずれかのご希望はございますでしょうか?可能な限り、応じさせていただきます。
(1〜2に関しては吊られなければ、の条件が付きます+お嬢様次第で心中となります)

1.予定通り、本日呪殺(を試み)させていただく。
2.今日は様子見して、明日呪殺(を試み)させていただく。
3.呪殺を試みない。

個人的には村の状況とヴィオレッタの心情(ファミリーの命を握ってしまっているというのもあって)3でも良いかな、と思っているのですが……。
日和った死神で大変申し訳ございません。
お時間のある時で構いませんので、お返事いただけましたら幸いです。
(-23) 2022/08/17(Wed) 22:00:22

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
投票先:<<ソニー>>who
(-25) 2022/08/17(Wed) 22:03:08

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
……な゛ん゛て゛!゛!゛
(-27) 2022/08/17(Wed) 22:03:50

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 永遠の夢見人 ロッシ

 
マスターへ
 こちらは今日も暑い日が続きます。
 今日もグラスを傾けてはいますが、
 あなたに作っていただいたカクテルが恋しいです。
 そちらは如何ですか?楽しく過ごされているなら幸いです。
 どうかあなたに安らぎがありますよう。



/*
こんばんは、ヴィオレッタPLのみぜりあです。
本日の投票先はソニー様となりましたので、ご報告いたします。
取り纏めお疲れさまです。どうぞよろしくお願いいたします。


・・
・・・

……な゛ん゛て゛!゛?゛
既に命を握ってるのにぃ。
(-31) 2022/08/17(Wed) 22:16:29

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 花で語るは ソニー

/*

あー、よかった〜〜〜!!正直。とても。安心しました。
ありがとうございます。それでは、3の方向で進めさせていただきます。

こちらも最初に同陣営と見てからずっと苦しんでました。
しかも、既知をいただいていたソニーさん……。
後ほど一日目の絶叫やマスターとの秘話をご笑覧くださいませ。
(ソニーさんの方もどういう動きをされていたのか、
 楽しみにさせていただきますね)

早々にご回答いただきありがとうございました。
刻死宣告プロポーズは叶いませんでしたが、引き続きお付き合いいただけました幸いです。
(-58) 2022/08/17(Wed) 22:54:19

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 小夜啼鳥 ビアンカ

>> ビアンカ

「では、そのうちびっくりさせるのも悪くないかもですね?」

なんて軽口を叩いて。
心地よい笑い声を隣に歩くと、少しだけ気分が上向きになった、気がした。

ほめ言葉リップサービスに目を細めて笑う。
冗談だったとしても、嬉しい……いつか夢見た、言葉だから。

「えぇ。独りですよ。
 ですので、どうぞ遠慮せずに上がってください」

答えて部屋の中へと先に入る。
多少疲れていても鞄はきちんと定位置に掛けて。

小さな部屋の割にしっかりとしたキッチン。
それを見渡せるダイニングの椅子をあなたの為に引く。
手早く準備を済ませ、エプロン姿で冷蔵庫を覗きながら尋ねる。

「肉と魚。どちらがよろしいですか?
 肉ならカツレツコトレッタステーキの薄切りタリアータ
 魚ならイワシの香草焼きかトマト煮、ですね。

 とりあえず、カプレーゼとオムレツは先に出しますが」
(-76) 2022/08/17(Wed) 23:59:10

【神】 ショウダウン ヴィオレッタ

【アルバアジト】

「え?」

規則正しく箒を動かしていた手が、止まる。

「今、何て…………え?」

耳鳴りが、します。
眩暈が、します。
息が、でき、ませ、ん。

報告が、聞こえました。
訃報が、聞こえました。
冗談が、そう、冗談。

冗談ですよね?
冗談が、聞こえました。

先輩が、死――
(G6) 2022/08/18(Thu) 0:29:51

【神】 ショウダウン ヴィオレッタ

会議の場で冗談を言うなんて。
そう、抗議をしようとして、息が。苦しい。


「…………ふっ……ぁ……っ……!」

箒が落ちる、音が、しました?
箒は手に、手に……?


「え。なんで、私」

手に持っていた箒はいつの間にか無くなって、
椅子に縋り付いて、椅子……先輩がよく座っていた。


「せんぱい、の」

「せんぱい、が……?」

「なんで?」
「どうして?」
「なんで?」
「なんで?」
「なんで?」

なんで……?
あれはSeもしもの話なのに。
――だれも、こたえて、くれない
(G7) 2022/08/18(Thu) 0:30:20

【妖】 ショウダウン ヴィオレッタ

Rrr...Rrr...Rrr...

電話の呼び出し音が鳴る。

Rrr...Rrr...Rrr...

鳴り続ける。

Rrr...Rrr...Rrr...

持ち主が取ることは、ない。
($0) 2022/08/18(Thu) 0:42:20

【人】 ショウダウン ヴィオレッタ

【どこかのバー】

>>3:79 マキアート

「ふふっ、ありがとうございます。
 私も楽しみにしておきます」

今度は思った通りの二つ返事に、笑みを返す。
カウンターに肘をついて、あなたを見つめながら。

「でも、あまり余裕ぶっていると
 私が勝っちゃうかもしれませんよ?」

なんて。敵うわけがないって知ってはいるけれど。
負けず嫌いギャンブラーのサガがひょっこり顔を出す。



もし。もしも。

その大勝負ではなくても、何か一つだけ。
何か一つだけでも、先輩に勝つことができたら。

この憧れは、別の感情にできたり……するのかな。
口に出さない、出せない淡い想いは、密かにしまって。
(11) 2022/08/18(Thu) 9:39:29

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
あの。
あのあのあの!

昨日は見る余裕全然なかったのですが、
ルチアちゃんもビアンカさんも辛いのですが、
何、何これ……!?

ヴ……めさめさ胸が痛いし、本気で泣けるのですが。わーん。

アルバ男性陣生き返って。。
でも、二人しか……ふたり。。あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!
(-106) 2022/08/18(Thu) 9:52:32

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
匿名で吐き出してたせいか、こっちで先輩のこと呟いてないの面白いね。面白くないよ。辛いよ。

ほんっと、何でしょうね?辛口過ぎませんか、運命の女神様。
(-107) 2022/08/18(Thu) 10:14:04

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 小夜啼鳥 ビアンカ

>> ビアンカ

「嫌味ですか?」

投げかけられた言葉と笑みに、むっとした様子で応じる。
別に本気で怒っているわけではないけれど、ポーズだけ。

注文を承れば、ではコトレットで、と応じて。
とりあえずの前菜カプレーゼを用意し始める。

「相手もいないのになれるわけないでしょう?
 お店みたい、で」

 
ワインはお気に入りの白があるからそれで
後で出す赤は……少し奮発したは良いけれど
開けてないのがあったはずですね


算段を立てながら、一皿目とワイングラスを2つテーブルへ。
あなたの方に置いたグラスに注いで。

「それに……持ちたかったんですよ、自分のお店」

自分の分も注いで、グラスを軽く掲げる。
(-187) 2022/08/18(Thu) 21:33:50

【神】 ショウダウン ヴィオレッタ

【アルバアジト】

男が指示を終えた頃、
脱力していたソルジャーの女はゆらり立ち上がった。

……ごと
、」

床に転がった箒を拾って、片付ける。

「仕事の、時間ですので、これで、失礼しますね。
 皆さん、良い……」

言いかけて、言いきれなくて。
顔を歪めて、左右に首を振る。

「……皆さんの一日が、穏やかでありますよう」

痛々しいほどにいつも通りの微笑を浮かべての挨拶を残し
アジトを後にするだろう。
(G18) 2022/08/18(Thu) 22:02:27

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 小夜啼鳥 ビアンカ

>> ビアンカ

「はいはい。お世辞でも、嬉し……――」

照れ隠しの雑な返事。
紫煙よりも淡く空気に溶けるような声と、見つめる瞳に
それは続く言葉を失う。

今日も美しいかんばせ
綺麗で、艶があって、凛とした。
けれどそこに普段は見ない
――隠していたのかもしれない――儚さがそうさせた。

つい口を閉ざして注いだワイングラスから顔を上げると、
幻のように消えてしまって。自分の目を疑った。

仮定の言葉に苦笑をひとつ。
 
そう来るのでしたら、
少しくらいは諦めたものの話に酔っても良いでしょうか?


「その時は常連客二名、にしてください。
 趣味に合うワインを用意しますので」

あなたと同じ笑顔で要求する。
一見のお連れ様ではなく大切な人固定客を。
 
――どうせ夢に酔うならひとり私だけではなく二人であなたも


「二人の夜に」

言葉を追いかけ、グラスに口付けする。
(-229) 2022/08/19(Fri) 5:25:44

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
>>18 >>a11 >>a23

ビアンカさん〜〜〜!!!
推しが辛いよぅ。あまりに辛いよぅ……。。
(-230) 2022/08/19(Fri) 5:30:36

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
>>17 >>29
ラウラさんもしんどいね、とても辛い……。
強く生きて、なんて言えない。

>>a16
リカルドさんに頑張ってもらいたいけれど、
リカルドさんも死ぬほど辛そう。
でもリカルドさんなら乗り越えられるはず。たぶん、きっと!
(若干PLへの信頼(?)混ざってるね、これ)

ストレヴィ組くらいしか希望はないの?
(-231) 2022/08/19(Fri) 5:37:23

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
死者たちのね、色々もね?しんどいのですよ?

>>+3
先輩??
匿名でも言った気がするのですが、泣きますが?
その手帳見たらめさめさ泣きますが??
見なくても泣きますが?泣きRP頑張りますね。
……これ以上は先輩の精神が怖いので、ソロールで。

>>+4 >>c4 >>+8
ヴェルデくん……………………。
ビアンカさんとのやりとり、ずっと好きでした。今も好きです。
幸せになってほしかったし幸せにしてあげてほしかった〜〜。
ちょっと、ちょくちょく喧嘩するけれど似たもの夫婦の幸せな家庭を築いてほしかったNo.1です。あなたたち。
二次創作していいですか?しますね?ダメです、ハイ。

>>+5
アベラルドさん、絶対に死なないと思ってた。
ルチアちゃんの為にも死んでほしくなかった、のに、なー……。
これも泣きますが?辛いが辛いですが??
こういうのダメ、本当ダメ。最高です。ダメです。
先輩のもそうだけれど遺された本心とか、ダメ。好きです。


……寝落ちして起きて、お返事してたらこんな時間。
ちゃんと寝ましょうね。ハイ
(-232) 2022/08/19(Fri) 5:59:14

【人】 ショウダウン ヴィオレッタ

【賭博場】

今日も今日とてカジノの門は開く職場へ向かう
祭りの喧噪に負けない歓声と悲鳴の坩堝は今日も盛況のようだ。彼がいないのならば、自分が守らないととの決意と共に

であるならば、この勤勉なディーラーが居ない訳もなく泣いてなどいる暇なんてひとつもなくて

「いらっしゃいませ、お客様。
 本日はどの遊戯になさいますか?」

今日も笑顔で客を出迎える。
(31) 2022/08/19(Fri) 8:41:20

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

/*
こ、これもきついですか?きつい……かも、うん。。
わーん、先輩を苦しめたい訳じゃないのに〜〜!

以後は独り言と秘話でやるので、大丈夫、のはず?
大丈夫であって欲しい……先輩の心が穏やかであれますように。。
(-256) 2022/08/19(Fri) 12:27:53

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

【賭博場-スタッフルーム-】

普段通りの仕事を終える。
忙しくはあるが、一人足りなくなったことで
回らなくなるような職場ではない。
……少々華やかさが足りないことを除けば、だが。

いつも通りの定時――日課の清掃を終えてから故に同僚たちよりは少し遅い――を迎え、スタッフルームへ向かう。

「お疲れさまで――」

しんと静まり返った部屋。
 ”今日もお疲れ様、ヴィー”
いつも奥の席で手帳に何かを記していたひとは、いない。

待っていてくれたわけじゃないと思うけれども、
その一言と笑顔に癒されていた女の顔から色が無くなる。

……い……

「……せん……
……」
「せん、ぱい……」

呼びかけても、応えるひとは、いない。
呼びかけても、笑いかけるひとは、いない。

……っ…………っ……


だれもいない部屋が押し殺し、ひそめた声に濡れる。
今日の”定時退勤”はいつもより少々遅くなりそうだ――
(-290) 2022/08/19(Fri) 20:22:44

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン

【バー:アマラント】

…………あ……


『CLOSED』のプレートを前に立ち尽くす女から
掠れた声を漏れる。

いつかの夜と異なり、整えたというよりは梳いただけの髪、
泣き腫らした目は化粧でも隠し切れていない。

 
……そう、でした。私は、なんで、ここに――


無意識のうちにどこかのバー最後に話した場所を避け、
辿り着いたことに気付かない女は。
暫しの間、呆然とプレートの前に立ち尽くした。
(-293) 2022/08/19(Fri) 20:44:31

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン

「……え?フランさ……」

名を呼ばれ、髪に触れながら振り返る。
あなたの姿を目にして、腫れた瞼を一度下ろす。

「こんばんは、フラン。穏やかな夜ですね。
 残念ながら今日もアマラントはお休みみたいです」

あの夜と同じ微笑を纏って、挨拶をするだろう。
(-307) 2022/08/19(Fri) 21:36:09

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン

「……?」

口ごもるあなたを暫しの間待って、
それでも出てこない次の句に首を傾げて。
――この青年は多弁ではない印象だったが、だとしても。

その沈黙を破ろうと、口を開いた……瞬間。
投げかけれた言葉。
質問のような、断定のような、逆説。

少しだけ困ったように眉を下げて。
半分口を開き、閉じて、ゆっくり瞬きをひとつ。

「……仕事で。
 そう、仕事で、少しだけ大変なことがありまして。
 ちょっとだけ疲れているだけです。

 フランはお仕事、少しは落ち着きましたか?」

穏やかな声色で尋ねる。
(-316) 2022/08/19(Fri) 22:30:45

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン

「それは……良かった、というべきか、
 残念、というべきか迷うところですね。
 危険なお仕事が減るのでしたら喜ばしいことと思いますが」

さっとあなたの全身に目を走らせる。
少なくとも大きな怪我を負っているようには、見えない。

「ふふふっ、やっぱり甘いものがお好きなのですね」

変わらずの甘党ぶり可愛らしさに小さな笑いが零れる。
この数日で、大きく変わってしまった身の周り。
その中で変わらないものを見つけて。
それが、嬉しくて。

誘いの言葉をかける青年をじっと見て、にこり笑う。

「折角のお誘いですもの、お付き合いいたします
 何処へでも、お付き合いいたします」

誘い返すように、笑う。
(-353) 2022/08/20(Sat) 8:55:28

【独】 ショウダウン ヴィオレッタ

 
えぇ、何処へでも


普段だったら気付いただろう青年の優しさにも気づけず、
自棄になってそんなことを言う。

壊れた日常を見つめることができず
己の犯した罪から逃げる酒もなく
思い出に浸る余裕なんていうものも、ない

だから、一時でも何かに溺れてしまいたくて。

享楽でも
痛苦でも
狂気でも

忘れさせてくれるなら。
……今この瞬間なら、死ですら厭わない。

それらを己で為す勇気のない女のそんな自棄が、
普段なら絶対に言わないであろう言葉を、吐き出させた。
(-355) 2022/08/20(Sat) 9:23:37

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン

「カフェ、ですか?
 えぇ、ご一緒いたします」

”何処へでも”と言ったのに。
くすり、小さく微笑って、エスコートのままに着いていく。
初心なそれに、笑みを湛えたままに。

「お忘れですか?
 お酒は結構、強いのですよ。

 でも、そうですね……。
 フランが今日はお酒の気分ではない、というのでしたら
 それにお付き合いいたしますが?」

今日も喧噪に沸く街を歩いて、落ち着いたカフェへ。
席に着くとメニューも見ずに、あなたの様子を伺った。
(-372) 2022/08/20(Sat) 13:35:31

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン

「お優しいのですね?
 疲れ切っていなくても、女を酔わせて……
 と考える方もいるのに」

テーブルの上に肘を立てて、指を組む。
そこに乗せた顔がくすくすと笑って言う。
腫れた目も、やんわり弧を描いて。

「えぇ。それではお付き合いいたします。
 ホットミルクと、そのおすすめを」

メニューを全く見ずに、あなたの望みに従った。

「そういえば……コンペート、でしたか?
 美味しかったです。仕事の休憩時間にいただいています。
 ありがとうございました」

今も鞄に入っている小瓶は、少し減っている。
(-400) 2022/08/20(Sat) 16:57:55

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 小夜啼鳥 ビアンカ

>> ビアンカ

「”お客さん”とのあなたを知っているから、言うのですよ。
 ……でも、まぁ……私も、」

あなたとの会話では見得も謙遜も要らない。
弱みも愚痴も、誰にも言わなかった夢も、隠さずに済む。
仕事先は知っていても連絡先も知らない、
けれど他人というにはお互いによく知っている。
 
あなたとの関係は――


ふと浮かんだ言葉は、ワインと一緒に流し込んで。
そんな青春あおい事を言える仕事でも、歳でもないのだから。

「えぇ、お任せてください。ワインも、料理も。
 素敵な……きっと、素敵な夜になるよう、いたしますので」

女の夢もきっと叶わない。
金の為に手を汚して、子飼いファミリーになった時に諦めたのだから。
未練で買い続けている本は、棚の上の方に押しやられて
手の届くところには手品やマナーの仕事の本ばかりだ。

 
本当に今日は変わった表情ばかりするのですね


また、思う。けれど、それは口に出さずに。
代わりに、トマトを一つ口に放り込んで、キッチンへ戻る。

「……何か、あったのですか?」

視線は料理を再開した手元へ向けながら、尋ねる。
(-406) 2022/08/20(Sat) 17:49:48

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン

――本当に、いい可愛らしい人です。
  こういう人が、幸せな家庭というのを作るのでしょうね。


少し、羨ましくて。
少し、悔しくて。

だから少しの意地悪を。

「今日は……よくお話くださるのですね?」

また、くすくすと笑う。
注文の品が届くと、テーブルから手を下ろして
ホットミルクのカップを両手で包んだ。
夏の最中にホットミルクを、と思ったけれども
手から伝わる温もり、ほのかに甘いミルクの香り。
それらにどこかほっとして。ゆっくり口へ運ぶ。

「そう何度も貰ってばかりは。
 今度、お店を探してみることにします」

少し申し訳なさげに断って、
ゆっくりカップをテーブルに戻した。
(-414) 2022/08/20(Sat) 18:37:56