ランダム機能


ユーザ登録




人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【墓】 甚六 カナイ


そうしてぼくは、ぼくの死体を見る。
 
(+0) 2022/07/10(Sun) 21:00:55

【秘】 甚六 カナイ → チャラ男 ウラミチ

「ぴ 
ぴあす…
ぴ、
ぴんく……


ぁわわ。カルチャーショック。

白髪がちの髪は、毛先がごわごわと痛んでいる。
遠目には、灰色にも間違われる髪の色。

「染めんなら、んん… 
金色…
 がよか、なぁ」
「ぼくには、似合わんろうけど…」

きらきら綺麗な、きみの髪を見つめながら。
(-18) 2022/07/10(Sun) 22:48:54

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ

夏の香りが遠ざかる。

一つ一つが、少女の瞳を翳らせていく。
きみが言葉を重ねるほどに、暗い色を募らせる。

「やっぱり。きみが まきおを殺したんだな」


ぽつ、ぽつ。ちぐはぐで、噛み合わない二者面談。
死者の尺度を生者は理解できない。
そのまったく反対が、きみに齎されたように。

「なぁ きみは」
「あの子たちまで、連れてく気なのか」


重なった手は、熱を持っている。
深く淀んだ断絶がそこに横たわっていることだけを、感じ取る。


 
「 …… ぃ」



視線が地に落ちる。
不出来な、何もできない生徒の声が、

(-29) 2022/07/11(Mon) 0:38:39

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ

 

「よく、なぃ に、決まってるだろ」


 
(-30) 2022/07/11(Mon) 0:40:12

【秘】 甚六 カナイ → チャラ男 ウラミチ

「に 
にあうかいね…


照れくさそうに、嬉しそうに。
触れたり離れたりの手にはあまり、頓着なく。

「してくれる、ん。
 
んふ……
 ありがと。うらみち」

カナイの家では、金髪なんてほんとはたぶん許してもらえない。
それでも、はずむ声は頷きをかえす。
ごめんな。



「ん あし」


た。


(-33) 2022/07/11(Mon) 2:16:33

【秘】 甚六 カナイ → チャラ男 ウラミチ

 
 
―――かしゃん。


金属が床にぶつかる、軽い音が鳴る。
腰に巻くための青いリボンが、ひらりと床に落ちる。

中の渦巻きがじりじりと燃え、仄かにあたたかいそれは。
きみと話していた少女が持って帰ってきたはずの、忘れ物。


(-36) 2022/07/11(Mon) 2:19:12

【秘】 甚六 カナイ → チャラ男 ウラミチ

 
カナイの姿は、煙のように掻き消えていた。
 
(-37) 2022/07/11(Mon) 2:20:02

【秘】 甚六 カナイ → 不知 ミナイ

はっ、と息を呑む音。
呆然としたような呟きが、電話越しに、


「みゆき 
?」


 
ザザッ

       
ジ----……


不自然に走るノイズ。
電子嵐の隙間から、声が返される。


「こ
わ■、■


「■く
 
■■■ぃ よ



(-39) 2022/07/11(Mon) 2:37:47

【秘】 甚六 カナイ → 不知 ミナイ

 
「あすか」


「ぼくのことも、見つけてくれる?」



ゴトン
ぎぃー
、……ブツッ。

何かとぶつかるような―――
軋む床に落ちたスマホが、沈黙した音。



きみの言うこと。信じるに決まってる。
でも、こうならなくてもそうしたよ。
もう、確かめらんないことだけど さ。


怖いよね。
ごめんな、あすか。
(-42) 2022/07/11(Mon) 2:44:28
カナイは、暫く前から、既読をつけていないはず。
(c0) 2022/07/11(Mon) 2:55:45

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

 
「にゃんこ…」

光る一対の瞳とばっちり目が合って、
並ぶ机を避けながら、ふらふらそっちに近寄っていく。

そのときカナイが居たのは、どこぞの特別教室。
設備を見るに、図工室だったらしい場所。


そろそろとしゃがんで、撫でようとして。
その手が、
ずぬ…
と猫を通り過ぎ、

「ぁえ」

(-43) 2022/07/11(Mon) 3:13:42

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

「……んぁ」

膝を抱え、肩を落とした情けない恰好のまま。
猫の後ろに立つすがたを見上げて。ぽつ、と呟いた。

「みのる だ」
(-44) 2022/07/11(Mon) 3:15:00

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

 
「ぁえぁぁ……」


猫に負けている。
うろうろが通り抜けるたびにゾワワ!と肩を震わせる。

まるでいつも通りだ。

「………」

ぽへ、と少年が行き来するのを眺める。
ぐるーっと背後の方に回っていくのを追いかけようとして、
しゃがみ込んだまま体を捻り、

「ぁう」


ぽて、と転ける。

まるで生きてた頃みたい。


(-79) 2022/07/11(Mon) 20:30:12

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

 
「……んぇ」


仰向けに天井を見る。
情けない声が、教室に浮いて。
空気を震わせることはない。


「みのる……」


仰向けに天井を見る。
小さな小さな呼びかけ。
きっとこれにも、返事はない。


「うぅぅうぅ……」



ぜんぶ、きみには見えないみたい。

仰向けに天井を見る。
のろのろと腕を動かして、顔を覆おうとした。ら、

脇にあったものに
触れて



 
――――ガタン。
 椅子が、倒れた。
(-80) 2022/07/11(Mon) 20:32:48

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ


「き、らいな奴なんて」


まるで見当はずれの問い。
どうしてそんなこと言うんだ。
どうして、“どうして”なんて言うんだ。

カナイはぐるぐる考える。
些細で大きな、言い回しの違いに気づく余裕もなく。

「ぃ いるわけない、
だろ


ケン、と力なく喉に引っかかる咳をする。
どうやったら分かってもらえるんだろ。


「……ぁぅ。
 
そうじゃ、のぉて……」



ああ、むりかな。
むりだよな。

ぼくってそういう、やつなんだし。
(-94) 2022/07/11(Mon) 22:09:03

【秘】 甚六 カナイ → 奔放 クリス

「ぁう」

言い切られるとすこぶる弱い。
きみが言うんならそうなんだろな、という気になる。

「ぃけないこた、無いだろ けど」
「ぼ 
ぼく……は、


考え考え、口を開く。
きっと焦れったいほどに、のろのろとした喋り。

「ねーちゃん じゃけぇ…」
(-112) 2022/07/12(Tue) 12:05:17

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ

「…… ぇ」

 
なんで  みゆき が?


霞がかる頭。胃の辺りがふわ、と浮く心地。
きみの見せる、少女らしい、他愛無い笑顔と正反対に。
青ざめた唇を震わせて、くしゃ、と顔をゆがめて。


「わ」

……わ
らん
、ょ」


こずちゃんの 言うこと


ひそまった瞳は渇いている。
涙の膜が張ることも、ましてや零れ落ちることもない。
泣き方を忘れてしまったそこだけが、いやに枯れた大人びて。

「ぼくには、わからん……」


でもやっぱり、カナイは。
情けないカナイでしか、なかった。
『ねーちゃん』も、うまくやれない。
(-113) 2022/07/12(Tue) 12:31:32

【秘】 甚六 カナイ → 奔放 クリス

「……んむ」

いつのまにか縮こまっていた肩をゆるめて、こくん。
ねーちゃんじゃない には、若干の抗議の目を向けた。

それから、上目遣いに。

「そぉまは なして」
「そないに、知りたがるんかいね」

不快だとか意趣返しのつもりはなくて、ただの疑問。
(-116) 2022/07/12(Tue) 13:02:52

【墓】 甚六 カナイ

すこしだけ瘠せた、透けたからだで彷徨っている。
スニーカーの片方をどこかへやってしまって、歩きにくそう。

 
……はー、は、


時おり息を切らしたように立ち止まり、
それからまた、ふらふら、ゆらゆら。

旧い校舎の中を、歩き回っている。
(+12) 2022/07/12(Tue) 13:41:58
カナイは、
「うらみち?」
(c1) 2022/07/12(Tue) 13:42:19

【墓】 甚六 カナイ

>>28 >>c1
昇降口の隅に、目を留めて。
そこに一人蹲る少年に駆けよった。

「どうし…
 な 泣いてるのか」


おろおろと両手を無意味にうろつかせて。

「こわいこと、あったのか」

「なぁ」

「泣くな、泣くな」


透明の声をきみに掛ける。
隠れたからだで、きみのそばに居る。

(+13) 2022/07/12(Tue) 13:43:22

【墓】 隠鬼 カナイ

>>+13

「……ぼくの、見たか?」

「ごめんなぁ」 
「……見つけてくれて、ありがとなぁ」


「あとは ねーちゃんが、なんとかしてやるから」

「な?」




「大丈夫だから、泣くなよ」

「こわくない、こわくない……」
(+14) 2022/07/12(Tue) 13:44:51

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ


「……こずちゃん?」


翳る笑顔を見れば、反射的に。
気づかわしげな声で呼びかけてしまう。
こんなときにさえ。
きみが悲しい顔をするのは、


(-136) 2022/07/12(Tue) 16:47:30

【秘】 甚六 カナイ → 陽葉 シロマ

焼ける肉の匂い。


「――― ぅ、」

目を見開く。
ぼた、汗が滴り落ちる感覚。

一転、翳りを照らし出すような。
無邪気で、他愛無くて、目も眩むような笑顔。

腹の虫の音。



ぃ っしょに
、……て」

      「
、ぁ 
って」


 
「こず 
ちゃ……」


焦げる夏の、匂いがして。

(-137) 2022/07/12(Tue) 16:47:55

【秘】 劣等生 カナイ → 陽葉 シロマ


「っ ひぃ、 ぅ」
  


引き攣れた息をひとつ―――ぷつん。
暗転、目の前の少女せんせいの胸元へくらりと倒れこんだ。
(-138) 2022/07/12(Tue) 16:48:51

【秘】 空っぽ カナイ → 元弓道 マユミ

『拙はもう、どうしたらいいのか分からないのです』


抜け殻の喉は、声を発せない。
亡骸の耳はもう、零れ落ちた音を拾えない。

ただ、そこにあるだけの。
これはきみに、何も返しやしない。

瘠せ衰えた死体は、ただ眠るだけだった。


▽ 
 
(-143) 2022/07/12(Tue) 18:02:39
甚六 カナイは、メモを貼った。
(c2) 2022/07/12(Tue) 18:22:20

追憶 カナイは、メモを貼った。
(c3) 2022/07/12(Tue) 18:24:18

【墓】 空白 カナイ


それでも、



「まぁ」



それでも、
(+15) 2022/07/12(Tue) 18:26:11

【墓】 半足 カナイ


それでも。


もう一度、会えるのなら。
(+16) 2022/07/12(Tue) 18:29:01

【秘】 幼なじみ カナイ → 元弓道 マユミ


ぎぃー… と、軋む音。
スニーカー片方だけを履いた足が、床を鳴らして。


「まぁ」


なんしとるん……、
ね  
ぇう


靴ひもを踏んづけて、転んだ。
死んでまでも、どんくさい。
(-144) 2022/07/12(Tue) 18:30:56

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

 
ぽかん。倒れた椅子を、見て。
  
―――今の。ぼくに、できたのか?


のたのた慌てて、起き上がる。




    
『ねこや』

『ねこや』
  


猫に呼びかける少年の声を背にして、
廊下に続くのとは別の、もう一つの扉へ飛び込んで。


「な なんかないか」

「あるだろ」

「いっこくらい、あれよ……」


(-159) 2022/07/12(Tue) 22:00:00
カナイは、準備室。ガタガタ漁って見つけるのは、
(c4) 2022/07/12(Tue) 22:00:22

カナイは、画板とそれから、いい感じ度が38くらいのもの。
(c5) 2022/07/12(Tue) 22:00:36

カナイは、見つけたそれらを抱えて、このあと転ばない
(c6) 2022/07/12(Tue) 22:01:04

【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマ

ひとまず見つけたそれらを持って、
わたわた、のたのた。さっき居たところに駆け戻る。
(ネコジマには、画板がひとりでにやってきたように見えるのかも。)



そうしてぼろっちい画板の表面に、
ちびた鉛筆を走らせようとした……のだけども。

「あえぁ…」

積もってこびりついた埃のせいで、なかなかうまくいかない。
思わず助けを乞うように、猫と少年を交互に見た。
(-160) 2022/07/12(Tue) 22:02:32

【秘】 甚六 カナイ → 奔放 クリス

窓の方を向いた横顔を、ぽけ、と見つめる。
向かい合う鏡写しを、見たような見なかったような。

「……ひとごと?」

ぼそ、と呟く。きみの口振りが、そう聞こえたから。
(-172) 2022/07/13(Wed) 0:20:35