人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 世界の中心 アーサー


[ 花弁を喰んだくちびるは、
  薔薇色を塗るには向かないようだ。
  ドレスも、 なにも。
  服だけでなく靴だって不自由だというから、
  拷問というのも強ち間違いではないのかも知れない。

   ──嗚呼、それこそ、 黄薔薇が良いか。

  白には紅が映えすぎる。]
 
(260) 2020/05/20(Wed) 11:21:29

【人】 世界の中心 アーサー


[ ぬるりとした陶器の白。
  冷め始めた水面は薄く張った膜が波打っていた。
  ──花弁は、乗っているだけに見える。
 
  口をつけると乳膜が付いてくるから、
  赤いばかりの舌が唇を這った。

  薄く、色味のないくちびるだ。
  これだって 滅多に彩られることないもの。]
 
(261) 2020/05/20(Wed) 11:22:22

【人】 世界の中心 アーサー



  ──ふふ。
  さすがの僕も“読み聞かせ”ははじめてだな。

 
(262) 2020/05/20(Wed) 11:22:47

【人】 世界の中心 アーサー


[ 手渡された薔薇の背表紙は、童話集であった。
  薔薇の話ばかりを詰めたものだと言うので、
  古書を持ち込んだ行商より買い求めたもの。
  実は、完全に“積み本”だ。

  ──話は、そう難しくないが、
    古書ならではの読みにくさがある。

  数頁をめくった後、ひとつで手を止めた。]
 
(263) 2020/05/20(Wed) 11:23:09

【人】 世界の中心 アーサー



       ──世界一うつくしい薔薇の話。

 
(264) 2020/05/20(Wed) 11:23:33

【教】 世界の中心 アーサー



   むかしむかし、とってもえらい男がおりました。
   男は世界一うつくしいと言われる薔薇園と、
   世界一うつくしい妻と、 
   世界一うつくしい娘を持っていました。
   彼はとても幸せでした。
   世界一うつくしい日々を送っていたのです。


    ────……

 
(/11) 2020/05/20(Wed) 11:23:59

【人】 世界の中心 アーサー


[ 男は、低い声をしている。
  こどもに聞かせるよな、優しい声ではなかったろう。
  遠回しに読めと言い出した彼女にむけての、
  届けるよな語りでもなく──
          まるで 己を語るかのような、]
 
(265) 2020/05/20(Wed) 11:24:31

【教】 世界の中心 アーサー



   ある日、彼の妻が重い病気にかかってしまいました。
   お医者様を3人呼びましたが、3人とも、
   彼の妻を助けることはできませんでした。
   彼は悲嘆に暮れました。
   毎日、薔薇園の真ん中で泣いてばかりです。

   流れる涙はやがてちぃさな池になりました。
   ちぃさな池には蝶々が集まって、
   彼の悲しみを聞いておりました。

   「ひとつだけ、おくさまを助ける方法があります。」

   そう話しかけたのは、
   ぼろぼろの羽をした、
   今にも堕ちてしまいそうな蝶々でした。


    ────……
   
 
(/12) 2020/05/20(Wed) 11:25:22

【人】 世界の中心 アーサー


[ 挿絵を向ける。
  うつくしい庭園に、蝶々の絵。
  今、満月に照らされたこの中庭に、
  何処となく 似ている。]

 
  この話が一番好きなんだよ。
  ──結末は童話らしい教訓なのだけどね。
  “金で買えない大事なもの”っていう…

  僕には今のところ、この話でしか身近でないけれど。

 
(266) 2020/05/20(Wed) 11:26:09

【独】 神置 穂村

/*
チラ見しか出来ないけど…
中学生ペアが可愛い、瑞洋館いいよね

くろーじゃーのトリオも初々しいし
めっちゃ甘酸っぺぇ…

イエヤスペアって、イエヤスはツチノコ的な?

他3組もファンタジーで好き好き
(-70) 2020/05/20(Wed) 11:27:59

【人】 世界の中心 アーサー


[ ──自分で読むかい?

     揶揄する響きは 無い。
     “読み聞かせ”に飽きただけの話だ。

         …おそらく。 **]
 
(267) 2020/05/20(Wed) 11:28:22

【独】 神置 穂村

/*
てか、飴ちゃんなチカちゃんヲ…

(・×・)ミナマデイエナイ
(-71) 2020/05/20(Wed) 11:29:13

【独】 世界の中心 アーサー

/*
アンデルセン童話に世界一うつくしいばらっていうのがあるけど
ままではない

時間かかってしまった…すまない…
(-72) 2020/05/20(Wed) 11:30:25

【独】 神置 穂村

/*
そして、アーサーが…
厨二的な肩書なのにカッコイイです、先生

…いや、俺のアーサーが
多分、中身丸見え過ぎなだけだったからだt
(-73) 2020/05/20(Wed) 11:31:08

【人】 神置 穂村


[自分には通い慣れた馴染みの場所だが
どうやら、彼のお気に召したらしく
悪くないといった感触のようだ>>224>>225

数十年の歴史ある、といえば聴こえはいいが
そろそろ老朽化も見える古びた造りの建物だ

いずれ、建て替えがあるだろうし
そうすれば、この光景も
記録や記憶の中のみにしか存在しなくなる

 ── 今は決して永遠でないのと同じこと

単なる思いつきであったとはいえ
連れて来てみてよかったな、と心底思った]
 
(268) 2020/05/20(Wed) 11:42:30

【人】 神置 穂村



 …へえ、ユージンはギターやるのか
 なら…フォークかエレキあたりか?


[J-POPに興味があるならば>>59
クラシック、フラメンコではなさそうだ

学校のカラーと講師の不在もあり
この大学に専攻してる学生はいないとはいえ
全く無関係な系統の楽器でもない

爪弾く弦が共鳴体を通じ空気を震わせる音色
ピアノのようにコードの音を同時に複数鳴らせ
ヴァイオリン、ヴィオラやチェロなどの
単旋律の擦弦楽器にはない好さがあるとも思う]
 
(269) 2020/05/20(Wed) 11:43:58

【人】 神置 穂村



 今日は無理だけど
 博物館に行くとバラライカとか
 珍しい楽器を見られるぞ

 文化祭の時とか他に公開してる時あるし
 暇があれば来てみるのもありかな


[別の所に行きかけてた
思考を一旦元に戻し告げた]
 
(270) 2020/05/20(Wed) 11:45:20

【人】 神置 穂村


[練習室でメッセージを送ってから>>180
先ほど読み損ねていた返信>>0:58に目を通す

発信者は故郷の島で暮らしている
同い年の従兄、涙(るい)からで
ちょっとした相槌とネットで見つけたらしき
動画のリンクが添えられていた

彼とは近況報告も兼ねて他愛ないものを
あれこれ送り合っている
保育園な仔パンダの画像を>>0:127
拾ってくれたのも、実は涙だったりする]
 
(271) 2020/05/20(Wed) 11:47:01

【人】 神置 穂村


[が、それ以外に入っているの確認した
発信者は案の定]


 …めっちゃレス早っ


[プッと吹き出してから
返信を、負けじと打ち返した]
 
(272) 2020/05/20(Wed) 11:48:31

【墓】 神置 穂村



 『いいこなのは何より
  ユージンが楽しそうでよかった
  連れて来た甲斐があったよ

  そろそろ、そっちに戻るな』

 
(+3) 2020/05/20(Wed) 11:49:44

【人】 神置 穂村


[楽器ケースを背負って、ふと思いつき
ひとつだけネタを送ってみた

どうしようもない入れ知恵な気もしたが
これも何かの縁なのだろう]
 
(273) 2020/05/20(Wed) 11:50:43

【墓】 神置 穂村



 『一番手前の部屋でチェロ弾いてるのが
  さっき話してたウチのクラスのヤンさん

  フルネームは「楊文里」っていって
  「提督」と「ミラクル」が仇名だけど

  絶対にフルネームをいっちゃやばい
  絶対にフルネームをいったらやばい

  それだけは、忘れないように』

 
(+4) 2020/05/20(Wed) 11:51:55

【人】 神置 穂村


[ユージンが猫をも殺す好奇心を
ここで発揮するとは思えなかったが

学内では有名な話であるし、念には念をで
無駄な地雷を踏む可能性も減るだろう

必要な入れ知恵と自分にいい聞かせて
そのまま、追加を送信した]
 
(274) 2020/05/20(Wed) 11:53:29

【人】 神置 穂村



 お待たせ、そろそろ外行くか

 俺の方が付き合わせちまった感じだし
 もちろん、ユージンの行きたいところでいいぞ?


[ヴァイオリンとヴィオラを1挺ずつ入った
四角い楽器ケースを背中に廊下に戻ると
彼は椅子で大人しくしていたか

にこっと彼に笑顔を向けて、促した**]
 
(275) 2020/05/20(Wed) 11:57:27
神置 穂村は、メモを貼った。
(a26) 2020/05/20(Wed) 12:02:36

【人】 ミア




      [ うつくしい、薔薇の話は。 ]


 
(276) 2020/05/20(Wed) 13:58:24

【人】 ミア



 [ ……話、だけの問題では無くて、
  その語り口からも、眠気を誘うのには、
  ちっとも向いていなかった。

  文字と、挿絵とから想像される光景は、
  確かに 今、周りにあるものと似通っているけれど、

   ─── 誰の 話なのやら、とか、

      女の知る世界の真ん中に居る、
       真紅を 見たまま。 ]

 
(277) 2020/05/20(Wed) 13:58:38

【人】 ミア



  [ ……流れで、受け取ってしまったけれど、
   読める気も無かったから、どうせ、
   
   捲る頁に続ける声だって 即興だろう。 ]

 
(278) 2020/05/20(Wed) 13:59:25

【教】 ミア



   「 私の羽を どうぞ使ってくださいな。 」

   「 月明かりに三日三晩照らし、薔薇の花弁と混ぜ、
      おくさまの亡骸に飲ませてあげてください。 」

 
(/13) 2020/05/20(Wed) 14:00:25

【人】 ミア



 
  [ 花弁を咥えたままのくちびるが、僅かに震えた。
    黄色い蝶々の、挿絵を見下ろして。 ]


 
(279) 2020/05/20(Wed) 14:00:46

【教】 ミア



   蝶々は ひとと語れたものですから、
   きっと お伽噺に聞く妖精でもあったのでしょうか。
   羽を喪い、堕ちた蝶々はもう語れませんから、
   今となっては、知るすべもありませんが。

   彼は、妻がいっとう大切でしたから、
   蝶々の言うとおりにしました。
   祈るように、縋るように、
   妻の亡骸の前で待っていました。

 
(/14) 2020/05/20(Wed) 14:01:48