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【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡眦は細く、無機質なガラスやプラスチックの表面を見つめた。 集合体の意図するところを理解したなら、それで視線は逸れてしまう。 聞いたふうな口を利き、悟ったような目をして、見知った街路を歩く足がある。 訪れたことも多くはない部屋を一個一個理解したように頭の中に入れてしまって、 もう分かったとばかりに帰った視線はアーモンドのまぶされた生地の行き先を見ている。 スカイブルーの目は澄んだ空のような色ほどには冴え渡ってさえもなく、 曇天めいて淀んだ色が閉じ込められているだけであるのを、分かっている者は少ない。 春霞の向こう側にぼやけた焦点は今は貴方の所作だけを追っていた。 「ああ、あの子か。まだ若いだろう、あまり焚き付けないでやってくれ。 彼の熱心さが彼の足元をおろそかにさせるようにはしてやりたくないんでね」 ふ、と表情が緩む。庭の花でも見るような穏やかな皺が目元に寄った。 己の手の届く範囲にあるかれらに対するときの男は、一層ありふれた老成を現す。 老いさらばえていくもののように緩めた表情が、どれほど実を伴っているものか。 「どうも」 笑う表情は変わらない。 『いい警官』になってから、余裕のあるかのような表情が鈍ることは少なくなった。 他愛なく進む会話が時計の針を押すごとに、いつしか皿もカップも底がまあるく顔を出している。 「為るように為るものだよ」 #Mazzetto (-224) 2023/09/14(Thu) 2:58:42 |
【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ霧の中を歩むような、ぼやけた足音がした。 男の夢が情報屋を訪れているのか、情報屋が男の夢を訪れているのか。 それさえ判然としないほど夢は千々に千切れて曖昧模糊なものだった。 例えば夢が記憶の整理のためにあるのが本来であるのならば、 整理するための自己が端切れのようになってしまっていたなら、こんなふうになるのだろうか。 雑多に重さの違う砂粒の混ざり込んだようなマーブルの中から気泡が浮かぶ。 ほうとため息をついたような空隙の中に、不安と懸念がぼんやりと形をなして、 そうとも知れぬような不確かな問いを、手の届くかもわからないまぼろしに投げかけた。 /* 更新直前にすみません。 『情報屋ロッシ』への依頼になります。 内訳としては以下になります。 情報請求先:黒眼鏡 求める情報:カポになって以来他者に物を与える癖が悪化するようになった、 その変化を及ぼされることになった出来事や心境の変化の具体的な理由 あとなんか相手のPLが覚えのある感触してる気がするから、 せっかくだし回数一消費してこれから毎日パンツの色聞こうかな。 (-225) 2023/09/14(Thu) 3:19:53 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>138 カフェ 「シロートに運ばせたら腰やるやつだろ、それ」 けらけらと、軽口に野暮な口を挟みつつ。 珈琲をもう一口。いつも通りの味はおそらくは良い事だ。 「ま、当面仕事は気の早い輩に蹴り入れるくらいだろうな。 現状維持は得意技だ。犬も飼い主に似てくれりゃいいが」 また一口。そう温度が変わらない内に飲み干せば、 お代幾らだっけ、と言いかけて。 「…車ぁ?随分気の早い誕生日プレゼントだな。 俺はともかくコイツが貰っても私有地でしか乗れないだろ 運転手雇うんでもなきゃ暫く贅沢な鑑賞品になっちまうぞ」 コイツ、と指すのはダヴィードだ。 俺はともかく、と言う辺り自分は寄越されれば使うのだろうが。 #Mazzetto (139) 2023/09/14(Thu) 3:31:54 |
【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ己の意識すらも曖昧なその場所で、 それでも輪郭を持ったそれに返るものは 果たしてあっただろうか──。 /* 御機嫌よう運営です。ええやで大丈夫です、確認しました! 変化の理由で一回、今後毎日のパンツの色で一回のカウントで聞いてきますね。 黒眼鏡様から返答が来次第対応することになるので、気を張り詰め過ぎずお待ちいただければ〜! (-226) 2023/09/14(Thu) 4:13:13 |
【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡/* ぴこん。御機嫌よう運営です! ヴィンセンツィオ様から黒眼鏡様宛てに、情報屋ロッシを利用しての情報開示希望のお知らせです。 情報請求先:黒眼鏡 求める情報:カポになって以来他者に物を与える癖が悪化するようになった、 その変化を及ぼされることになった出来事や心境の変化の具体的な理由 あとなんか相手のPLが覚えのある感触してる気がするから、 せっかくだし回数一消費してこれから毎日パンツの色聞こうかな。 とのことです。変化の理由で一回、デイリーパンツカラーで一回のカウント。両方OK、片方だけOK、両方NG、黒眼鏡様の都合に合うものを回答いただければ。 OKの場合は運営を通して内容を伝えるでも、黒眼鏡様が直接伝えるでも構いません。如何しましょう? (-227) 2023/09/14(Thu) 4:26:39 |
【秘】 黒眼鏡 → マスター エリカ/* なんだこいつ(困惑) @カポになって以来他者に物を与える癖が悪化するようになった、 その変化を及ぼされることになった出来事や心境の変化の具体的な理由 所有欲・執着心が極端に希薄になっている。 理由は「本当に欲しかったもの」を既に失ってしまったため。 彼女は恐らく墓地にいる。 アレッサンドロが教会に礼拝に通うのは、彼女の墓参りだ。 だが、彼女の墓に直接行くことはしていない。 ※「彼女」の情報はアレッサンドロによる執拗な情報処理により、詳細不明 Aパンツ:今日は柄パン(花柄) お手数ですが、運営様経由でお願いいたします! (-228) 2023/09/14(Thu) 4:43:43 |
【秘】 黒眼鏡 → マスター エリカ/* 追伸 パンツの色がぬけていました 赤の柄パン(花柄)です 明日のパンツの色が必要なら 青の柄パン(みずたま)です (-229) 2023/09/14(Thu) 4:56:04 |
【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡/* お早い返答ありがとうございます。追記もありがとう。これから更新のたびに能力行使先の確認と一緒に明日のパンツの色を聞きますね、よろしくお願いします。そんなでCiao〜! (-231) 2023/09/14(Thu) 4:57:21 |
【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオゆらり、深い海の色をあなたは見たような気がした。どこかへ導くように揺れたそれを目(と認識しているもの)で追えば、そこには誰かがいた。コバルトブルーを指先に宿した、誰か。 困惑と呆れの混じったため息が聞こえた後、言葉が紡がれた。 「彼は相当に、知られたくないらしい。彼女のことは」 「此方が渡せるものは、此処までだ」 /* 御機嫌よう運営です! 返答お早かった、お渡ししていま〜す! @カポになって以来他者に物を与える癖が悪化するようになった、 その変化を及ぼされることになった出来事や心境の変化の具体的な理由 所有欲・執着心が極端に希薄になっている。 理由は「本当に欲しかったもの」を既に失ってしまったため。 彼女は恐らく墓地にいる。 アレッサンドロが教会に礼拝に通うのは、彼女の墓参りだ。 だが、彼女の墓に直接行くことはしていない。 ※「彼女」の情報はアレッサンドロによる執拗な情報処理により、詳細不明 Aパンツ:今日は赤の柄パン(花柄) 明日は青の柄パン(みずたま) とのことです。村時空一日目が赤の花柄、二日目が青のみずたまということ。これらの情報は起床後(村時空二日目に入った後)にPCに反映してください。以降、黒眼鏡様のパンツの色を更新ごとにお知らせします。 そんなところかな。何かあればまた言っていただければ〜! (-232) 2023/09/14(Thu) 5:17:34 |
【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ言葉も四肢も、その間に立ち塞がるものを埋めようとはしなかった。 ただ視線だけが互いの色を、その粒子のひとつぶひとつぶを見極めるように交差する。 直接その双眸を見やること、それすらも最近はできてはいなかっただろうから。 「いじめたように言ってくれるなよ、こっちはオフの日に話しかけられたから応じただけだって。 旦那の教育方針を疑うわけじゃないが、あれはそのうち痛い目見るぞ。 普段ならともかく、今はいささか状況が悪い。 怪我せず転べないのなら、子供の手は握るべきじゃないか」 年を取ったなあ、などと柄にもない言葉が意識をかすめる。 そしてそれはきっと自分もそうなのだと思い、 苦笑しながら黒眼鏡を指で押さえた。 「それも、そうか」 だから、帰ってくる言葉も素直にすとんと、腹の奥に落ちてくる。 そういうものだ。 「じゃあしょうがねえな。 何かやることは?」 明日の話はできない。 だから、とりあえずは今の話をしようと思った。 #Mazzetto (-235) 2023/09/14(Thu) 5:39:28 |
【神】 路地の花 フィオレ『ありがとうございます!』 『お店が決定次第追って連絡します』 意外と乗ってくれる人が多かったものだから、なんだか嬉しいきもち。 まだ場所も何も決まってはいないので、一旦待っていてもらうことになるだろう。 (G10) 2023/09/14(Thu) 6:17:31 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡「えー?」 「そんなこと言ってるとお、すぐおじいちゃんになりますよお」 肩を竦めて、既に年寄りくささある言葉を笑っていなす。 成人して3年のまごうことなき若者にはそれこそ響かない。 だけど、きっと、それでも女は忘れることはないのだろう。 「ご随意にい。」 「ダニエラ巡査はあ、ミルクがおいしいって言ってましたよお。」 そればっかり食べていただけだ。 署長の入院まではほぼ、そうして『異常なし』が届けられていた。 最近は、『警戒』のイチゴの頻度が多くなっていることだって、当然あなたは知っているだろう。 (1/2) (-236) 2023/09/14(Thu) 6:40:30 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡早くはない速度で食べ進めながら、色移りゆく景色を眺めている。 早くはないだけで遅いわけでもなかったが、食べ終えても包み紙だけはまだ手の中だ。 停車の折にでもと考えていただけだが、運転席の気配に気づき振り向いた際それは乾いた音を立てた。 「…何ですかあ、もお。」 ひねくれものは反射的に、文句のようなものを漏らしている。 だけど確かに一瞬見せた、面映ゆそうなへにゃりとした笑顔が、その本心を映し出していた。 多分それは、親に頭を撫でられる幼子の姿によく似ている。 そして、隠そうとしたところで満更でもなさそうなわけだから、きっと大して隠れてもいないのだ。 (2/2) (-237) 2023/09/14(Thu) 6:43:30 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>138 >>139 カフェ 「ガソリンでも何でも。 やれと言われればやりますよ?」 軽口に少し緊張をほぐし、力こぶを作ってみせる。 筋骨隆々とはいかないにせよ鍛えてはいるのだろう。 「大人しくお家に篭ってます。 言いつけを破っていいことなんか今までひとつもなかった」 犬はしっかり飼い主たちの言うことを聞く。 そういう風に育ってきたし、それが幸せになる術だと知っているから。 「車……は、いただいても乗れないですね。 ああでも、いつか3人でお出かけとか……いいなあ」 何やら別に思いを馳せている。 時が来れば免許を取る気が少し出たのかもしれない。 #Mazzetto (140) 2023/09/14(Thu) 7:11:03 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「ウワーッ 量、量!! これは一人では大変だったでしょうね」 転がり出たパンをひとつ手に取り、しげしげと眺める。 おそらくは食事用のチーズが入ったもの。 「バターも欲しいですけど、こいつら。 温めて食べたいところですね……」 流石にアジトにレンジやらトースターは……あるのだろうか? あったとしても、下っ端が使っていいのだろうか? そんな葛藤がありありと現れている。 (-238) 2023/09/14(Thu) 7:32:11 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「年の功って奴、見せてあげればいいのに」 冗談だ。だからこそ今はこうなっているんだろうと一旦は納得を見せる。 天才ってそれ褒めてる?なんて言って。 男のプライドだとか、そういったものにはまだまだ疎い。 「やだ、もうちょっと引き締めようかしら」 吸い付くような、しっとりやわらかな肌に掌が触れる。 揉まれるような感覚に、口ばっかりのそれが返った。 このくらいの肉付きが好まれるのを知っているから。 「あそこは…何も持っていない分、繋がりを大事にしてるの」 「恩も仇もずっと覚えているわ」 分かっているくせに、と笑う。 あなたにとっても私はずっと妹みたいな存在でしょうに。 何にも変わらない。私たちはそうして生きていくのだ、これからも。 「いっそスキンヘッドにしたら、威圧感も出ていいんじゃない」 「その眼鏡にもピッタリだと思うし……」 肌を指先が撫でていくたびに、小さく体を震わせる。 鼻から抜けるような甘い声が、空気に溶けて。 ▽ (-239) 2023/09/14(Thu) 7:44:25 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「ん、……いじわる」 吐息のかかる距離、一向に縮まらない1p。 拗ねたような、甘えるような声で囁いて。 自分から唇を重ねる。そうしたのなら、啄むようなキスを何度か繰り返してから。 舌先があなたの唇を突いた。 (-240) 2023/09/14(Thu) 7:45:03 |
【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ「人を頼るのが苦手、というほどでもないかもしれないけれど。 周囲を巻き込むということをもっと覚えたほうがいいかも知れない、とは思うね」 同じ年の頃から一歩抜きん出た彼の活躍の秘訣は、己を差し出すようなものだろう。 おそらくは真正面にも忠言したことのあるだろう程度の小言が増える。 「同僚の働き方に気を揉むのは、気苦労というわけではない? ……いや、そんなつもりもないのか、そうか。だったら、君の言う通りかもな」 傍から見た捉え方と、自己での認識に違えが有るのは当然だ。 或いは本当に、話題に挙げて見るくらいで言葉ほど気にしたわけではないのかも知れないが。 実際の触れ合いを遠巻きに見るばかりの年嵩からすると、貴方の様子はそう見えるのだろう。 ただ、中年から見るほどには心配もいらないというのなら、 机の上で組まれていた指は自然と書類の方へと戻る。 (-241) 2023/09/14(Thu) 7:47:57 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡「……あのなあ。 見た目でなめられないようにするのが精一杯だがあ? あんたに参ったを言わせるのは夢だけども」 特訓しても貴方に勝てないから、苦手になった。まともな素手ゴロでは敵わないので腕相撲とかになるだろうか。 「それでも動かないわけにはいかなくてな……まあ、最新の注意は払うさ。 そうだ、無事に情報を渡せそうならその分小遣いは貰うぞ、こっちは一応商品扱いだ。 そっちのもんに対価が必要なら別で何か支払わせてくれ」 至極真面目に貴方になら問題ないであろう金額を告げる。 ルチアーノから渡す情報は基本金銭でやり取りをすると。 これまで言ったものは換算されない程度のことらしい。 安くない動きをするつもりであることと、暗に今なら調べる能力に関してはかなりの自信があることも重ねて。 「ん」 「あぁ……」 目を伏せて何処かおかしくて笑ってしまう、今日はずっと珍しい姿が見られる。 「違いないです」 永遠と名の付くものに憧れがないわけではないのだけれど。 (-242) 2023/09/14(Thu) 7:51:10 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ「あら、それは大変だったわね」 「甘えん坊さんだったのかしら、もう大丈夫なの?」 あなたの横に腰を下ろして。 誰の目もないから、出来る限り傍に寄っている。 以前ここに来た際にも猫を保護していたことがあっただろうから、そう聞けば察することができるはずだ。 今この場にいないその子は、今は落ち着いたのだろうか。 「寝られていないなら、お膝でも貸しましょうか?」 「今日は夕方近くまでここにいるつもりで来ているから、遠慮はいらないわ」 ぽんぽんと、自分の膝を叩いている。上司を甘やかそうとしている状態はちょっと可笑しいかもしれないが。それも最早今更だろう。 (-243) 2023/09/14(Thu) 7:58:55 |
【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ>>102 テオドロ 0日目 「時には人にコストを支払わせるというのも、もっと気軽な手段としてしまえるといいんだろうけどね。 理屈としてはわかっているんだろう、きっと。手としては候補に上がらないかもしれないけど」 言われずともということではあるだろうけど。肩をすくめる。 迷惑をかけることに慣れろ、と言ってすぐに馴染めるものではないとわかっているからこその、 こうした遠回りの物言いだというのも優秀な人間には悟られてしまうものだろう。 続く話題には、もう少しばかり確かな頷きがあった。 市民に安心を与えるのは盤石たる制服姿の正々堂々とした立ち振る舞いだろうし、 同じ警官たちの士気を高めるのもまた肩を並べる自分たちの姿だ。 それを意識することの大切さは皆、制服を着るまでの道のりで厭になるほど叩き込まれる。 ただ。 「周りが優しいから、そうして気にかけられるのだというばかりでもないだろう。 君を頼りにしているからにこそ支えさせてほしいというのは、彼らからの寄りかかりだ。 周りに立つ人間に甘えさせてやるというのは、そういうやり方もあるのだと、 私も年を経るにつれて目上に教えられたものだったよ」 ね、と。デスクを挟んで話す時よりはきっと多少柔らかいだろう態度を指して言う。 そうしているうちに革靴の足跡は商店の並ぶ方へと近づいていく。 #街中 (141) 2023/09/14(Thu) 8:19:28 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「…………。 同期や直属の上司が忙しそうにしてれば気にするくらいの情はあるつもりですけどね」 資料室の鍵を手の中で弄んで、それから思い出したように顔を上げれば、意識を書類に戻そうとしている上司のつむじが見えた。 言葉を言い倦ねてその様子を少しだけ見つめて、やがて、一言だけぽつり。 「……警部は、ラーラという女を知っていますか」 名前だけで漠然としていて、言葉が足りない。 長年養育院を支援しているというのを知ってから、一度は聞こうと思っていたことだ。 数多に居る子どもたちの中の、もうそこに居ない少女の名前を出したからと言って、知っているわけないと……そう、思うのだけど。 (-244) 2023/09/14(Thu) 8:25:50 |
【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ>>99 ロメオ 市場に面した店ならいざ知らず、焼きたてのパンの品質はガラスで秋の空気とは区切られている。 同じ消耗品を売り捌く店でありながら、自然声をあげてアピールしなければいけない種とは異なる。 静かな店の中にある姿は合ってはいる……それを熱心と呼ぶかは、まあ、人に依るか。 「私かい? ああ……職場の子達が話題にあげていたかもしれないな。 実際のところ外回りの途中に、どこかで聞いた気がして気になって覗いてみた次第でね。 普段の刷り込みというのもばかにはならないね」 尋ねられれば頭の中を探る。いつのことだっただろうか。 何かしらねらいがあったわけでもなく初めての来店であるのは確かなようだ。 ここで顔を覚えたことがあとでどんなふうに響くか、なんてのはお互いでさえわからないことだ。 「……にしても訪れる客のことまで覚えているんだね、店員さん?」 #パン屋 (142) 2023/09/14(Thu) 8:31:02 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ「俺の甘えん坊の膝が借りれるなんて今日はえらいツいてるなあ。 猫は問題ない、元よりまともに面倒を見れなくなりそうなんで安心できるところに預けてきた」 その日のルチアーノは酷く素直だったのか横になる姿勢を取れば遠慮なくあなたの柔らかな膝に埋まり動きを止めた。 このまま呼吸音が一定になれば入眠だが貴方との語らう理性がまだ脳裏に残っている。 恋人か家族にでも見せようその仕草は普段の姿からすれば随分力が抜けて見えるだろう。 「そっちにいっても良かったんだが、ラウルがお前につく時もあってだな……」 もう一人のアソシエーテの男の名前をあげる、あなたを迎えに行かせたり主に力仕事を担当する彼は猫アレルギーだ。 「……フィオレはどうだ? 相談事があれば早めに言ってくれえ。 俺は欲しい情報があってなあ、少しばかりお前にも言えん予定が増えることになった」 (-245) 2023/09/14(Thu) 8:34:27 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>132 イレネオ 「はは〜」 一度は取り繕った格好つけた動作もすぐ剥がれた。 持ち上げられたカップには『gattino』の文字とデフォルメされた小さな猫のイラストがある。 「子猫ちゃんからの贈り物ですよ」 なんてくすくす笑った。 穏やかで長閑な時間が流れていく。 #商店街 (143) 2023/09/14(Thu) 8:46:20 |
【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ小さく泡が昇っていく。ああ、と腑に落ちたかのような動きだった。。 それを意外とも思わず、大きく衝撃を受けるわけでもなく。 ただ、漠然とその傷がよい形で残るよう祈るように、水面からさす光は淡くひらめいた。 夢から覚めた時には、情報屋のかたちばかりが想起されて、自分が何かであるかは不明瞭のまま。 秋の朝のことだった。 /* ご対応いただきありがとうございます、承知いたしました! いい感じに使っていきます。何かを。 (-247) 2023/09/14(Thu) 8:53:45 |
【独】 マスター エリカ/* 日付変更の地の文をほぼ書き終えたので処刑ダイスの素振り。 <<ダニエラ>>who<<テオドロ>>who<<テオドロ>>who (-246) 2023/09/14(Thu) 8:54:25 |