人狼物語 三日月国


170 【身内RP村】海鳴神社の淡糸祭

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【雲】 闇崎 宵稚

 ―――、ヒ、

[一瞬の怯みをついて、
海月が、管が、光が、頭に絡みつく。

そのひとつ、否、
二つが――額を這い
、]


 や
、ッ……!!!!!


[あろうことか、
耳孔にズルズルと侵入してくるのだ。


刺し貫くような、脳への刺激に、絶叫した。]
(D9) 2022/08/22(Mon) 11:39:59

【雲】 闇崎 宵稚

[ごぽ、ごぽと。
 大きな水泡が弾けるように「喉」を鳴らす。

管が何かを呑み込んでいるように、
数度膨らんでは、頭に乗った海月が煌めく。

やがてそれは海月とは別の光の玉となって──

光の中に『記憶』を映し出した。

それは、いつしか、お前にも見られてしまうのだろう。
話せることも、話せないことも、>>17 全部、全部]


。゚ ゚o .゚
..。゚ ゚o
。o゚* 
(D10) 2022/08/22(Mon) 11:46:54

【雲】 闇崎 宵稚

― 回想:真 ―   

[一度目の"来訪"。それは偶然だった。
子供にはよくある罪。迷い子。

五つの時。俺はこの世界に来たことがある。]

 ……あれ、
 かいと、かいと?
 
 おとーさん、おかーさん

 ……みんな、どこいったの?

[此の時から――『言い伝えなんて迷信』で。
ただ皆とはぐれてしまっただけと思っていた。

……だって、俺はこの時から、
父と母と、海音以外、どうだってよかったから。
愛する人が、世界のすべてだったから。
]
(D11) 2022/08/22(Mon) 12:27:48

【雲】 闇崎 宵稚

 ………、…。

 ──♬、…♪……


[悲しみに蝕まれる心を抑えつけて、
ごまかすように、海音だ大好きだと言ってくれた、
二人の大好きな、歌を歌う。

歌っていれば、見つけてくれやしないかと、
淡い期待を抱いて、歩く。]
(D12) 2022/08/22(Mon) 12:28:16

【雲】 闇崎 宵稚


 『篳篥の音にしては、か細いと思えば。
 生まれたての稚魚で御座いましたか』


[『声』は初めて、その時俺に声を掛けてきた。
人間の姿をして宙に浮く様をみて、
幼い俺は――恐怖で足を竦ませていた。]

 
『唄がお好きで?』


[『声』は尋ねる。俺は無言で頷いた。
『声』は続けて尋ねる。
どんな唄が好きか。謳って、何を得るのかと]

 あのね、あのね…うたうと、
 みんな、わらってくれるの

 ぼくがみんなをえがおにできるの

[面紗の下、『声』は静かに微笑んだ。
俺もだんだん、何もしてこないソレに対して、
恐怖というものを薄くしていってしまう]
(D13) 2022/08/22(Mon) 12:30:09

【雲】 闇崎 宵稚

 

 …だからね、ぼくね
 うたがうまくなりたいんだ

 すきなうたをずっとうたって…
 みんなをえがおにしてあげるの


。゚ ゚o .゚
..。゚ ゚o
。o゚ 
(D14) 2022/08/22(Mon) 12:30:59

【雲】 闇崎 宵稚

[その時、気づかれてしまったのだ
其れが『願い』であると、気づかれてしまったのだ

妖に、人の生の短さ等些細な話で
『みんな』という言葉の意味を履き違えたまま。


――俺にとって、『みんな』とは、
父と母と、海音だったのに。]
(D15) 2022/08/22(Mon) 12:31:41

【雲】 闇崎 宵稚


 私達の好みも千差万別
 私の好みは、雑味な願いあじが混ざる前の──
 純な子が望んだ欲が、熟した果実 

 其れが美味であり、私の魂をも満たすのです

 十年です
 十年、胎の中で願いを孕ませなさい

 期が熟した頃に、歌えましょう
 宛ら人魚の様に
 その身を贄とし、永久に歌えましょう
 
(D16) 2022/08/22(Mon) 12:32:27

【雲】 闇崎 宵稚

[その後、俺は何事も無かったように。
迷子として祭りから抜け出して――

悲痛の顔を浮かべた両親の腕に抱きとめられた。
心配したんだから、と怒り、悲しみ、安堵。
全てをぶつけられて、それで終わりだった。




――終わりだと、思っていた。]
(D17) 2022/08/22(Mon) 12:34:47

【雲】 闇崎 宵稚

[それは、俺に覚えのない記憶の断片。
脳を強請られて、引きずり出された記憶。]


 おとうさん、おかあさん。
 あのね、ぼく、みんなとはなれたときね

 だれかにあって、みちあんないしてもらったの
 なにか…おはなししたようなきがする

 でも、わすれちゃった
 ぼく、ありがとうっていえたかな

[子供の曖昧な世迷い言を。
両親は、青褪めた顔で聞いていた事なんて――

俺は、知らなかった。

わすれて、いた。]
(D18) 2022/08/22(Mon) 12:35:52

【雲】 闇崎 宵稚

[十年後。その願いが果たされる迄。
俺は『歌』を忘れていた。>>0:19>>0:86

『声』の言う通り、
歌を、愛を、心に秘めて孕ませたまま。

今まで見向きもしなかったもの。
軽音部、譜面、ギター、音楽。
十年を境に、その才は一気に花開いた。

 願った事も忘れて、
 愛する人に、歌を聞いてほしくて。

一番は海音だったけれど――

家に帰って、聞いてほしい人が、いたんだ。
]
(D19) 2022/08/22(Mon) 12:36:28

【雲】 闇崎 宵稚



 親父、おふくろ、俺、曲作ってみたんだ。
 ちょっと聞いてくれないか?

(D20) 2022/08/22(Mon) 12:37:05

【雲】 闇崎 宵稚

[両親、というものは。
本当に子の事をよくわかっているものだ。

その歌を聞いて。
『俺』が、『何』を、『誰』に願ったのか。


その時、大方を悟ったのだ。

――曲を聞き終えて、おふくろはただ一言。
『素敵な歌ね。』と。それだけだった。

高校生が作った稚拙な歌だから?
その時から、俺に対する愛情が薄れていたから?

――その、どちらも違った。
父も母も、刻限が迫っていると気付き、
俺の前で平静を取り繕うので精一杯だったのだ。
]
(D21) 2022/08/22(Mon) 12:38:22

【雲】 闇崎 宵稚

 





 
 ………知らない、

  
 
(D22) 2022/08/22(Mon) 12:38:45

【雲】 闇崎 宵稚

[それは、俺に覚えのない記憶の断片。
管を通じて、送り込まれてくる『誰か』の記憶。

お金を机の上に置き、書き置きを残す。
朝から晩まで、村に残る書物を漁る。
自分たちの寝る暇も惜しんで

何度も、何度も、何度も探して。

ときには村を出て、専門家にも訪ねた。

言い伝え、伝承、呪い、代償。
科学的根拠の無いもの、けれど確かに近づくもの。
それに抗う手段、方法、対策。

――その全てが、水の泡に帰そうとも、
愛する子の為に、全てを尽くす親の姿。]
(D23) 2022/08/22(Mon) 12:39:14

【雲】 闇崎 宵稚

 





 
 ………知、らない、
  
 
(D24) 2022/08/22(Mon) 12:39:30

【雲】 闇崎 宵稚



["刻限は、次の祭りの夜"。

夫婦は、夢に出てきたその『声』を捉えた。
血の繋がりと、執着の成せた結果だろうか

――その真実は、定かではないが。

夫婦は、子とは別に神社に足を運ぶ。
楽しそうに笑う子と、その友の姿を一瞥して。

黒い提灯に――捧げたのだ。]

 
(D25) 2022/08/22(Mon) 12:40:13

【雲】 闇崎 宵稚

 

 「どうか、息子を、あの子の人生を、
 幸せを、奪わないでください、神様。」


 

。゚ ゚o .゚
..。゚ ゚o
。o゚ 
(D26) 2022/08/22(Mon) 12:40:52

【雲】 闇崎 宵稚

[親は、なんでも知っていた。

 俺の願いが、歌を歌い続けることも、
 その所以の幸福の根幹が、
 『アイツ』だということも。


  
―――その日から、
家に金が置かれる事もなく、

俺の親は、俺に姿を見せなくなった。

* "その日"と、同じだったのだ*]
(D27) 2022/08/22(Mon) 12:44:15

【雲】 闇崎 宵稚



 しら、知らない、

 知らない、知らない知らない知らない

 こんなの、
 
こんなの嘘に決まってる!!!



[絶叫した。痛みに、ではない。
苦し紛れの現実が、妖の呪いを受けていたなんて
信じられなかった。受け入れられなかった。

誰も、愛情を断ち切ってなんて、いなかった。]
(D28) 2022/08/22(Mon) 12:44:58

【雲】 闇崎 宵稚

『でも、謡えているでは或りませんか』


[『声』は笑う。
眷属ひかりを自身の隣に侍らせている。

動かない身体で、眼球だけ、彷徨わせる。
どれだ。どれなんだ、

俺の父と母が、
もはやどれなかもわからない。
]

 お、オ、俺、俺は、俺は、俺は俺は!!
 俺は、親父もおふくろも、海音も、

 ただ、俺の隣に居ないだけで、
 歌えば、歌ってれば戻ってくれるって思ってただけだ!!

 お前たちに叶えてもらった願いじゃない!!
 全部"俺"がいちから作ったんだ!!
(D29) 2022/08/22(Mon) 12:48:55

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

[辞めよう、と、何度も考えた。

海音に言われて。>>1:D7
この村に改めて来て、手放そうとも、思った。

でも、

でも。

『大衆』の中に、お前は確かにいたんだ。

俺の前から、少しの間だけ消えただけで。
死んだわけでも、いなくなったわけでもなくて。

それを『俺の歌』と思っていなくたって。
知らない間に、どこかで聞いていた筈なんだ。]
(-51) 2022/08/22(Mon) 12:52:33

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

[両親が、お前が居ない間。

「そう」であって欲しいと願いながら、

神にも妖にも頼ることなく、
ただ歌を、音楽を作り続けて。

全ての曲が、耳に入る音楽が、
全部『俺の歌』だと思ってくれれば、それでいいと。
歌い続けることが、俺の願いの形であることは、
自分でも、否定しきることが、出来ないんだ。]
(-52) 2022/08/22(Mon) 12:53:36

【雲】 闇崎 宵稚

[他人事のように、当然のように。
揺蕩う『声』に、悪意は感じられなかった。

ただただ、感性が違うのだ。]


  お、れ、俺は、―――俺は……


[意識が、朦朧と、する]
(D30) 2022/08/22(Mon) 12:54:42

【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音

 


[ おれのねがいって、なんだったのだろう ]**

 
 
(-53) 2022/08/22(Mon) 12:56:29

【独】 闇崎 宵稚

/*
なにこれ

読ませるロル?嘘じゃん
(-54) 2022/08/22(Mon) 12:57:09

【独】 闇崎 宵稚

/*
まと、まとめるのが 下手で…ごめんなさい〜
(-55) 2022/08/22(Mon) 13:14:05

【独】 闇崎 宵稚

/*
昼寝から起きて読み返してるけど、な、長え〜
2ページあるのは流石にまずいて…
ううう こげねこさん ごめんなさい
(-56) 2022/08/22(Mon) 17:22:48

【独】 闇崎 宵稚

/*
DMでも補足したんですが備忘録に時系列を…

【5歳】
お祭りの時にただの迷子になり、おしゃべりのつもりでお願い事をしてしまった。
 ↓
「みんな」を極大解釈して、
単純に歌をうまくしたいという願いだと思った海月が
「十年かけて願い叶えてあげるよ^^
ただし歌うのは海の中だけどな!」って呪いをかけた
 ↓
現実帰還。歌の事を全部忘れてのうのうと過ごす
(両親はこの時点で妖怪に攫われた事を悟る)

【15歳】
十年経って高校生になった段階で
急に音楽に興味が湧く(呪いが始まる)
 ↓
きちんと力を使えば妖怪(セイレーン)並の
魅了の力を歌から引き出せるが、宵稚が誰かを引き付けたいと思う対象が少なすぎて
「人よりちょっと歌がうまい(運や営業力があれば人気が出る)」程度の能力になる
 ↓
一方それに気づいた両親が、
海月がお迎えに来たよ^^ってする前に
何か対策をしようとがんばっていた
 ↓
海月「お迎えにきたよ^^」
親「なんでもするんで宵稚と海音くんは引き離さないでください!」(これPLでは?)
海月「じゃあ代わりに眷属になりな!」
※つまりネグレクトではなく妖怪による神隠しだった
(-57) 2022/08/22(Mon) 20:17:23

【独】 闇崎 宵稚

/*
【25歳】
海音くんがいなくなって歌う相手がいなくなる
海音くんや親の事を思いながら好きな歌を作って
なんとか生計をたてていたが、
「個人に宛てる歌」を売り出せず、
しかも自分の名前で売れないまま現在に至る
 ↓
あー世の中クソだな!(ドライブ)←イマココ!

でした タイマン村で肉付けする設定じゃない おれはいつもそう
(-58) 2022/08/22(Mon) 20:18:03