人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 ショウダウン ヴィオレッタ

【賭博場】
――これはいつかの話
  数週間、数か月、あるいはもっと前かもしれない
  まだ三日月島に祭りの気配が遠い……あの頃の日々の欠片

>>マウロ

「……お客様、お楽しみいただけていませんか?」

アウグスト様お連れ様が少しばかりお席を離れる間、
一緒に来店していた青年に話しかけた。
青年の手元のチップ掛け金は……
来店時の半分ほどに目減りしているようだ
(57) 2022/08/20(Sat) 19:03:20

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 小夜啼鳥 ビアンカ

>> ビアンカ

その部分で、二人は似た者同士だった。
マフィアなんて嫌いで、でもそこに依ってしか生きられない女。

ただ、ソルジャーの女ヴィオレッタそこファミリーに居る人々は嫌いじゃなかった。
――好きだった。

皆に甘い男サルヴァトーレさんも、根は真面目な花屋ソニーさんも、
大人しい少女ルチアさんと、その保護者アベラルドさんも、頼りになる先輩マキアート先輩も、実は可愛い女性ボスけなげな少年ヴェルデさんも、
もちろん、美しい花あなたも、だ。

だから律義な女があなたの口癖を
口にすることは、滅多になかった。
あなたが酔い潰れるか、席を外したその背中に、だけ。

朱いヒールの散歩と零れた感想にはに頬を緩めた。
感想が嬉しくて、あなたの指遊びそれ可愛らしくて好きで

[1/2]
(-453) 2022/08/20(Sat) 20:55:11

【秘】 ショウダウン ヴィオレッタ → 小夜啼鳥 ビアンカ

小気味よい音を立てて卵をかき混ぜていた手が、止まる。

「……そう、ですか」

それだけ返して、再び手を動かし始める。
この稼業をしていれば別れは多い。ともすれば出会いよりも。
名前しか知らない誰かが
死亡・失踪・自殺いなくなった、なんて日常茶飯事だ。

幸いにも、というべきか。
女が親しいと感じたもので少なかっただけ。



溶いた卵をフライパンに落とす。

ジュウ

大きな音が響く。

……寂しいです


そんな呟きのような本音は、掻き消えてしまったかもしれない。

[2/2]
(-455) 2022/08/20(Sat) 20:56:59