人狼物語 三日月国


137 【身内】No one knows【R18】

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視点:


【人】 商人 J

[ 扉が相手現れた相手、頭ひとつ分は小さな女を見下ろす。
真白の髪、鉄の眼帯。
愛想のない顔は、まるで人形のようだった。]


 ええ。
 では、遠慮なく。


[ 女の薦めるままに部屋に中へ進む。
男が立ったのは窓際であり、椅子に座ることはなかった。
窓から差し込む光を背に、女へと向き直る。]
(38) 2022/03/13(Sun) 23:24:32

【人】 商人 J

[ 演出は大切だ。
特に場慣れしていないような者を相手にするときは。
光を背にしたまま、男は名乗りを上げる。]


 ケリオス商会のジュダスと言います。
 身分証を確認しますか?


[ ギルドが発行する公の証明書。
それを差し出すが、女がそれを確かめるには歩み寄ってこの手から受け取らラなければならない。]。


 どうぞ。


[ 気丈な振る舞いも平静な表情も、その一枚下はどうなのだろうか。]
(39) 2022/03/13(Sun) 23:25:04

【人】 商人 J

[ 強い緊張は、極度の疲労を生み、疲労は思考を鈍らせ判断を誤らせる。
相手をそう陥らせることは交渉において非常に優位となるだろう。
女が確かめようと、そうでなかろうと、口調に緩急を付けながら、男は言葉をつづけた。]


 もちろん本物ですよ。
 それだけではない、ということですがね。


[ 女が欲しているのがただの装飾品ではないということ。
そして裏の人間を探しているのだということ、それを、知っているぞと言外に伝えた。]
(40) 2022/03/13(Sun) 23:26:29

【人】 商人 J

 
 探しているものが……あるのでしょう?


[ 口元の薄い笑みを崩さぬまま、男は女を観察する。
色濃い眼鏡の奥で、見えない男の瞳が女を値踏みしていく。]**
(41) 2022/03/13(Sun) 23:26:43

【独】 商人 J

/*
あれ、日本語がおかしなことになってる
(-12) 2022/03/13(Sun) 23:28:16

【独】 旅人 J

/*
めちゃくちゃ眠気に打ち勝ちながら
書いて下さったぽいロル尊い……!
(-13) 2022/03/13(Sun) 23:33:16

【人】 旅人 J

 
[これまで、答えを出さずにきた問いがある。

 自分は、思い出のブローチが見つかったとして
 それで満足が出来るのか。
 売り付けた者が誰か、知ろうとするのではないか。
 決して簡単ではないだろうが知れたとして──、

 その者を*そうとするのではないか。

 確かな情報に手が届いた時考えようと
 先延ばしにしてきた。
 あの日から感情の起伏がなくなったかのようで
 私は、私自身の望みが、わからないの。]

 
(42) 2022/03/14(Mon) 9:37:56

【人】 旅人 J

 
[扉の向こうの男に敵意はないようだった。>>38
 身なりがよく、物腰は柔らかかった。
 だけど薦めた椅子はさらりと躱して
 窓際へと立ち、陽光を背負う。
 儘ならない人。
 光がその者の輪郭を際立たせる。
 薄暗い廊下ではわかりにくかったが
 頬はなだらかで、鼻梁は真っ直ぐに通り
 襟の詰まった衣服のせいか逞しく見える体躯は
 均整が取れている。
 ぞっとするような美しさがそこにはあり
 両目の隠された不気味さは
 神々しさへと換わってしまった。
 ……少し見惚れてしまってから、
 はっとして部屋の扉を閉め施錠した。]
 
(43) 2022/03/14(Mon) 9:38:40

【人】 旅人 J

 
[自分はいま、万全じゃない。
 都市間の移動の疲れが残っているし
 果実を二つばかり食べて
 手指が震えるほどの低血糖からは
 回復したばかり。
 人と会うのはもう少し休んでからにすべきだった。
 そんな言い訳じみたことを考えてしまうほど
 相手のペースに飲まれている自覚と焦燥だけがある。
 万全ならば大丈夫だったかときかれたら……、
 やっぱりそれも自信は、ないのだけれど。
 大陸を横断し裏の世界のことも
 少しは知ったつもりになっていたが
 ほんの浅瀬に過ぎず
 大きな事件に巻き込まれなかったことは
 ただただ幸運だったのだ。

 あたまがぐらぐらする。]
 
(44) 2022/03/14(Mon) 9:38:53

【人】 旅人 J

 
[男は、ジュダスと名乗った。>>39
 此処らでは意味が変わるかも知れないが
 自分のいた地域では、裏切りの響きを持つ。]


  ジュダス、さん
  身分証、は…………


[本名だろうか。
 否、区別がつきさえすれば良いと思い直す。
 商人の名の真贋など気にしてこなかったし
 己も、故郷を出てから本当の名を使っていない。
 どうして、気になってしまったのだろう。

 身分証、は公の機関が発行するものだ。
 女が欲するのは、そういったものを使わずに
 物と金のやり取りをする者たちだから、
 余り強く興味の引かれるものではないけれど
 それよりも、迂闊に男に近づいてよいものかを、迷った。]
 
(45) 2022/03/14(Mon) 9:40:02

【人】 旅人 J

 
[得体の知れない男は、
 光を背に、いまや天使か、神かのようにも見える。

 いないと思っていたのに。
 私の家族を、救ってくれなかったのに。

 そんな風に見えてしまうのは
 自分が弱っているせいなのか
 男の技術か、なにかによるものなのかわからない。
 わからないことは、恐ろしい。

 曖昧になっている自分という輪郭が
 彼に思うまま作り替えられてしまう気がしてならない。
 
そして、それを望んでいる自分も……いる。

 
(46) 2022/03/14(Mon) 9:40:45

【人】 旅人 J

 
[悩むそぶりを見せてしまったのち、男に歩み寄る。
 結局自分は、差し出されたものを
 近くで検めさせてもらうことにした。

 扉を開けて顔を合わせて話すし
 好意を極力無碍にしない。
 これまでもそうしてきた。
 品は、金で取り戻せるかも知れない。
 だけど売り付けた人物の情報はどうだろう。
 商人自身の信頼と今後の活動に影響するだろうものを
 易々と売ってくれるものか。
 自分がどうしたいかまだ決めていないが……、
 少しでも信用は得ておきたい。打算だ。

 足取りはすこしふらついたものになった。
 自分では真っ直ぐに歩いているつもりで、
 できない。ああ、情けない。]
 
(47) 2022/03/14(Mon) 9:41:56

【人】 旅人 J

 
[どうぞ、にはどうもで返し書類を受け取った。>>39
 栄養不良のか細い女のシルエットは、
 窓を背に立つ男の影にすっぽりと内包される。

 もちろん本物。>>40
 彼がそう言うのだから間違いないのだろう。
 仮令、偽造だとして、見抜く目などないが……、
 彼のペースに飲まれて、8割ほど、
 彼の言葉を鵜呑みにする土壌が出来てしまっている。
 気を張っていなければ、
 全てに「はい」と言ってしまいそうで怖い。

 それだけではない、とは何だ。
 あたまが鈍い、追いつけない。
 自分が立っている自信も、ない。
 隻眼で彼を見上げた。]
 
(48) 2022/03/14(Mon) 9:42:43

【人】 旅人 J

 

  ……!


[驚きに淡い桃色のくちびるが開き、閉じる。
 言葉を受けて、漸く理解した。>>41
 否、理解した気になった。
 私が彼の稼業を探るまでもなく、
 彼は私を掴んでおり、一手も二手も先にいた。]
 
(49) 2022/03/14(Mon) 9:43:11

【人】 旅人 J

 
[ドクドクと心臓が強く脈を打つ。
 求める前に与えられるのは
 神の愛めいている。

 何が正解なのかわからない。]


  ……はい。あります


[か細い声で答えた。]
 
(50) 2022/03/14(Mon) 9:43:47

【人】 旅人 J

 
[身分証を返却し、白皮の鎧、
 籠手とドレスの間から一枚の紙を取り出し
 彼の前に差し出す。
 家族の肖像画から写し取ったもの。
 片翼に抱かれるデザインの青い宝石。
 手に取るなら渡すだろう。]

  
  このブローチを探しています
  心当たりは……ありますか?


[盗まれたとは言わずに
 願いの品を打ち明け、唇を結んだ。
 群れから離れた羊のような心地。
 心許ない隻眼が彼を見上げ、返事を待つ。*]
 
(51) 2022/03/14(Mon) 9:46:34

【独】 旅人 J

/*
ウッウッ
素敵なフリに見合うものが書けるようになりたい

ながれ「じょんさん神」
J「ジュダスさん神」

ながれ「正解がわからない」
J「正解がわからない」

若干意味合い違うんだけどリンクしてるの面白い
(-14) 2022/03/14(Mon) 9:57:40