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【赤】 黒眼鏡「女王でもなんでもない。 ただのオフィス・レディくらいに扱え」 OLは、法案に莫大な寄付などしない。 「部下でいいのか? チームではあるが、組織上の上下などないが」 低いテーブルに腰かけながら、笑みすら浮かべずに返して。 「おれは昔からこうだ。 眼鏡を外しただけさ」 文字通りだ。 (*7) 2023/09/11(Mon) 23:29:33 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「失礼します。資料室の鍵使います」 鍵の保管場所から資料室の鍵を手に取り、貸出記録に自分の名前を入力。 いつもの手順で鍵を手にすると、この部屋の代表でもあろうあなたの方に向き直って頭を下げた。 「おつかれさまです、警部」 小さく浮かべた笑みには似つかわしくない目の下のクマはなかなか取れやしない。 男の生活面についてはあなたも聞き及んでいるだろうが、今のところ仕事に支障を出してはおらず。 指摘するのはもっぱら同期や近い先輩後輩達だ。 もっとも……それでもなお直る気配は1ミリもなかったりするのだが。 (-19) 2023/09/11(Mon) 23:34:34 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ「はあい!今開けますから、ちょっと待ってください!」 扉を叩いてからすぐ、部屋の奥から人がやってくる気配がある。 暫し待てばがちゃりと鍵が開けられ、部屋の主が顔を出した。 今日は寝坊を免れたようである程度身形を整えている。 「おはようございます。今日はどうしたんです?」 何の用であれ、貴方を外に立たせておくわけにはいかない。 そのまま部屋へと招待しようとするだろう。 (-20) 2023/09/11(Mon) 23:34:47 |
【赤】 黒眼鏡「エヌか。 お前も頼む」 かつ、かつ、かつ。 靴音がまた響いて、『アリソン』が二人の目の前までやってくる。 差し出されたのは――古びた携帯電話と、口座番号とパスワードが書かれた紙。 「連絡用だ。 普段は使うな。 カモフラージュでbotからスパムが延々と届くから、着信音もつかないようになっている」 「こっちはチーム活動用の予算だ。 好きに使え。領収書なんか出さなくてもいいが、無駄には使うな」 てきぱきと指示してから、他に質問は? と。 (*8) 2023/09/11(Mon) 23:35:06 |
【人】 無敵の リヴィオ>>17 ニーノ ねこ! と突然の声に振り返る男は、まるで知り合いだと確信めいているような様子で。 浮かべた笑顔をこちらへ向かってくる君へと向け、 片腕をあげ緩やかにその手を振ってみせる。 「やぁニーノ、お疲れ様。 これと眼鏡が関係あるかと聞かれればNoだが…」 と君が近くまで来れば、 振っていた手を止め人差し指で黒猫を示して。 「昨日からのおニューでね。 気に入ったから今日も付けてきたんだ」 可愛くて声が出てしまう気持ちは分かる。 そう言いたげに頷いて君の肩を軽く叩き身を屈めた。 身長差がある分少し見えにくいだろうから、 この素敵な黒猫が君に見えやすいようにするために。 #街中 (24) 2023/09/11(Mon) 23:43:22 |
【赤】 月桂樹の下で ニコロ「そりゃあ今のあんたは 莫大な資金を融資してくれたスポンサー様だからな。 丁重に扱うようにと言われている。一応だが。」 なんて上から言われた言葉をそのままに。 差し出された諸々を受け取っては、仕舞うだろう。 「ま、そう言ってくれるなら自由にやるさ。 支給品は了解だ。これらに関して質問もない。 ただ、そうだな。確認したい事がある。」 もう1人の同輩の言葉も待ちながら 自分は確認したい事がある、と。 (*9) 2023/09/11(Mon) 23:43:39 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「ぐぇへへ……んが……ふへ……」 本日の『先生』業務はお休みのようだ。 客が滅多に来ないモーテル受付、その奥の私室で カンターミネは実に三日ぶりの惰眠を貪っている。 朝の内には起きる事もない。 ありえない事だが、仮に立場がはるか上の上司が 部屋を怒りのままにノックしてきたとしても、 これは起きてこないだろう。 主人がそんなザマなのだから、 モーテルの入口にかけられた『chiuso』のプレートは 今日一日は覆る事はない。 昼過ぎになってようやく目を覚ましたカンターミネは、 欠伸を三、四度した後でようやくモーテルを後にした。 (25) 2023/09/11(Mon) 23:46:23 |
【人】 法の下に イレネオ>>19 ダヴィード 「そうだったのか。教えてくれて嬉しいよ。」 好むものを共有してもらえるというのは光栄なことだ。 安堵に足ることが言えたのもよかった。実のところこの男はそうよく考えて話すたちではないが、貴方をしょぼくれさせてしまったことを理解出来ないほど馬鹿ではない。そして、もしそうなっていたら、どう言い訳をしたものか困っていただろう。 「また行くよ。」 「あの、バナナのやつ。初めて見たから、気になる。」 そう話題にしたのは、季節限定と銘打たれていたチョコバナナとマシュマロのパニーニだ。 見るからに甘そうなそれは、頭の固い人間からすれば、食事にするにはふさわしくないと感じる。今日ではなく、仕事帰りに小腹を満たす時にでも立ち寄ろうと決めた。 ナプキンを会釈して受け取る。舐め取ってしまったから、汚れはあまり付かなかった。少し行儀が悪い。 「ん。」 「まだ食えるのか。俺もだよ。」 「そっちもおすすめしてくれるのか?」 にやり、と口角をあげて快諾する。 この男は頭は固いが、年下からの奢りを固辞するほど、前時代的ではなかった。 #商店街 (26) 2023/09/11(Mon) 23:51:49 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>23 ニコロ 楽しみだなあと足を揺らして。 あなたがハーモニカを取り出すと、音色を邪魔しないよう静かにピザを取り出した。 カボチャの甘味にピザ生地やチーズの香ばしさ。 咀嚼しながら、その音に耳を澄ませる。 長閑な公園に緩やかなテンポで響くハーモニカ。 歌詞が頭に浮かぶくらい、よく聞き知った曲だった。 ご馳走になったピザを食べながら演奏を聴くなんて贅沢な時間だなあなんて。 そんなことを他人事みたいに思い浮かべながら、その穏やかな時間を揺蕩っている。 演奏が終わると控えめな拍手の音がした。 「お上手ですねえ」 なんて言って、膝上に一度置いたピザをまた持ち上げる。 #街中 #公園 (27) 2023/09/11(Mon) 23:52:16 |
【赤】 無敵の リヴィオてっきりもう少し話し込むと思っていたためか、 目の前へとやってくるまで指先は解かれずにいて。 物を差し出されてようやくその指先を解放し、 携帯電話と紙を受け取る。 まず目を通すのは口座番号とパスワードが書かれた紙。 続いて古びた携帯電話を軽く操作する。 操作といっても、本当に簡単なものだけだ。 「…了解です。有難くいただきます」 気が済めばそれらをスーツの内側に仕舞い、 確認したい事があると口にする狂犬に視線を向ける。 様子からするに、特に質問はないのだろう。 揃えた指先でどうぞとでも言いたげにさして、 もう一度机に肘をついた。 (*10) 2023/09/11(Mon) 23:59:53 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「……ふぅん」 「ね、何で喧嘩やめちゃったの?」 ずっと気になっていたのに、聞いてこなかったこと。 昔と今で、すっかり変わってしまったあなたのこと。 今も楽しくやれているのかな、とか。忙しそうだけど充実してるのかなとか。 彼女なりに心配していたのだ。 「分かった。……って言っても、悪くなったら元も子もないし。 冷凍のカルツォーネがあったらそれも買い溜めておくわね」 今は様々な保存方法に、いろんな味があるものだし。 暫く憂いがないようにしておくのもいいんじゃないかという気遣い。 ここ数年で幾度と触っているあなたなら、昔スラムにいた頃よりもずっと肌も綺麗になっていることに気付いていただろう。 手入れをする余裕が生まれたのだろう、年を経て変わったのは彼女も同じだ。 「あら、もうそんなになるの? 全然実感ないわ、あの頃の"お兄さん"って印象が強いんだもの」 「元気って言われても何だかぴんとこないけどね。 毎日楽しくしてるのはそうかも。今の生活、大好きよ」 密着しているのに、こうしているとまるで年が離れた兄妹であるかのようだ。 あたたかくて、心地よい距離。 (-21) 2023/09/12(Tue) 0:00:42 |
【赤】 黒眼鏡「無理はしなくてもいいが。 ああ、もちろん――"アリソン"がどんな女だったかなど、 上司にも漏らすなよ。 女について語ることほど無粋なことはない」 確認については、どうぞ、と手をやる。 (*11) 2023/09/12(Tue) 0:10:20 |
【独】 マスター エリカ/* 独り言コメント大会したい!!の気持ちを持ちながら時間を取れないので処刑ダイスの素振りをしていきます。 <<ダニエラ>>who<<ニコロ>>who<<ガイオ>>who (-22) 2023/09/12(Tue) 0:15:42 |
【赤】 月桂樹の下で ニコロ「無理はしてないさ。 それと勿論、他言は避けるよ。約束する。」 促されれば両者を見据えて 凶狼はこんな確認を。 「疑わしき者は検挙せよ。 これが共通の認識だと思うが。」 「疑わしいと判断すれば 俺は マフィアだろうが警察だろうが、検挙する。 それでも構わないな?」 それは己自身をもそうする可能性を秘めている。 狂った狼は見境が無い。 (*12) 2023/09/12(Tue) 0:17:01 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード「おう、起きてんな」 よし、とばかりにそう呟いて。 扉を開ければ、やはり遠慮もなく上がり込んでいくだろう。 「別に大した用じゃねえよ。お前ん所は特別変わりなかったか? 近頃サツに動きがあったって噂だが」 噂の出処、日頃観光客を相手にするような仕事を主とする彼は それなりに顔も手も広いと言えるだろう。 とはいえ今は噂程度、気を付けるに越した事は無い、程度。 「無かったとしても注意は払っておけ。 それ以外はいつも通りでいい。噂に浮足立つ奴も居るだろうが… 露骨に気が逸ってる輩が居ればシメる程度でいい」 「お前ももう一から十まで指図してやらなきゃならないような 足元も覚束ないガキじゃねえだろう。とはいえ、 手塩にかけて育てた犬をパクられちゃ堪らねえからな」 御破算にされるのは御免被る、と肩を竦めて見せる。 言葉選びや物言いこそ横柄なものでこそあれ、 まだ子どもと言って良い年齢のあなたを子ども扱いしないのは 確かにあなたと、あなたが過ごしてきた時間への信頼だ。 (-24) 2023/09/12(Tue) 0:17:10 |
【人】 法の下に イレネオ>>22 黒眼鏡 なにもかもが、くべられる薪や送られる風になっているだけだとしても。 口を閉じて大人しくする、ということができるほど利口ではない。であれば、今日だってこうなっていなかった。 そちらの方に何かあるのか、と目をやる。 神父はこちらをみていないのだろう。見られていたとして、見咎められるのはこちらだったかもしれない。貴方は格好はどうであれ、祈りの姿勢を崩していない。 「法律を守る市民なら。」 「お前のことも、俺は守ったよ。」 市民、とはどこまでを指すのだろう。誰がその範囲を定義するのだろう。 少なくとも、市民を守れと言われた時の「市民」に、悪人は入っていなかった。 #教会 (28) 2023/09/12(Tue) 0:19:55 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡これの動作は武骨で。 貴方の仕草は演技じみて優雅だ。 『もし本当に薬がバラまかれてて、俺が知らないなら』 自分が掴んだ情報がガセだったのかと一瞬疑い、ぐ、と息を詰める。 しかし、これは往来で小耳に挟んだ噂話などではない。確かなはず、と詰まった息を飲み下す。 「潰し合いか。」 「それで、また人を殺すのか?」 #教会 (-25) 2023/09/12(Tue) 0:20:26 |
【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ「カポにもなって、殴ったの殴られただのやっていられないだろう。 殴ればより仕事が面倒になるだけだ」 もちろん、嘘だ。 アレッサンドロが面倒になるとかそういう些細なことで出すのを我慢できていたなら、あのときもその時もあんな大ごとにはなっていない。 あなたの言葉には、まるでなんともないように緩む口許の笑みを見せて。 「おう。悪いな。 冷凍ね、最近のは悪くないしな。 お前も最近……」 肌をとんとん、と撫でる指先。 遠慮なく女の肌を弄うことはしても、 いいもん食ってんな、みたいなことを言わない程度の配慮はあったようだ。 「俺を兄さんなんて言うのは、お前らくらいだよ」 もう一人、あなたと一緒にちょろちょろと走り回っていた少年のことを指しつつ、 「そりゃあ、よかった。 まあ、そういうのが一番だ。 お前にゃあ未来があるんだからな」 兄妹のように遠慮なく、ぐいと抱えた腕が胸元を押し上げる。 別に色気のあるふれあいでもないが、 とん、と押せばすぐに転げ落ちるような―― 人肌の暖かさと、心地よさが暮れなずむ。 (-26) 2023/09/12(Tue) 0:22:33 |
【赤】 無敵の リヴィオここに来た時点で最初から他言する気はない。 自分に言われている訳ではなくとも頷いて。 言葉として紡がれた確認に、小さく笑った。 「…勿論、それで構わない。 自分も、同じ方針で行く予定だからね こうして告げるのは事実確認としてよりも、 宣言という方が正しいだろう。 ようやく崩した形で話し始めた一匹は、 皇である『女史』と狂犬に深めた笑みを向ける。 マフィアだとしても警察だとしても。 誰であるとしても 、疑わしきは罰せよ。その方針を元に一匹は動き続ける。 例え、己の牙が奪われてしまったとしても。 それは自分自身がそうであった……というだけの話なのだから。 (*13) 2023/09/12(Tue) 0:38:35 |
【赤】 黒眼鏡「勿論、構わない」 何もためらうことなく頷いて。 「ただ、基本の方針として―― どちらでもいいならマフィアだ。 いいな、と確認をとりながら。 ばさり。 机の上に資料を投げる。 「読んだら捨てろ。 最初のターゲットだ」 ガイオという名のマフィアだ。 観光案内所の役付きで、観光客相手に"仕事"をしている。 …あえて狙う必要はなさそうだが、 「"うまく"やっているやつだ。 そういうやつも叩けると示せば、今後やりやすくなる」 「直接の執行は任せる。人手が必要なら、警察から要求があれば連絡しろ」 (*14) 2023/09/12(Tue) 0:48:54 |
【赤】 黒眼鏡「他」 ――質問は? ファミリーへの明白な敵対行為。 血の掟の上に腰を下ろしてどっかと座るようにふてぶてしく、 男はチームの指揮を執る。 (*15) 2023/09/12(Tue) 0:50:14 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ (-27) 2023/09/12(Tue) 1:03:17 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ「あ、じゃあ一口もらっちゃおうかしら」 「かぼちゃのピザなら、ちょっと甘めかもしれないし。お口直しってことで♪」 チーズクリームのピザを頬張りながら、開かれた紙袋を覗く。 秋色のピザが詰められたそれは、季節が閉じ込められているよう。 見ているだけで心が豊かになりそうだ。 女の顔も輝いた。 「気軽に誘ってくれていいのに」 「仕事が入ってなかったら、いつでも。意外とファミリーの皆もノリよかったりするし…… ってちょっと待って、自分でも作ってるの?」 自炊が出来るなんて聞いてない!とばかりに。 「せっかくなら今度皆に声かけてお昼食べたいわね。 今はちょっと穏やかだし、またどっかと揉めて余裕がなくなる前に」 (-28) 2023/09/12(Tue) 1:14:06 |
【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡「別にいつでも詭弁を口にするわけじゃあないさ」 長い脚を折り曲げて言われた通りにソファに座る。 手持ち無沙汰げに上げた目が散らかった部屋を見回して、そのひとつひとつを眺めた。 小言じみた声を聞き流しながら、明け渡されずに残された物を見つめている。 机なりがあるなら、その上にビニエを置く。紙袋から取り出すまではしない。 ご丁寧にふたつきりのそれを、どう扱うかは持ち込んだ先が決めるべきということ。 座った席の肘掛けに頬杖をついて、注文の為に口を開く、その合間に視線が戻ってくる。 「言っただろう。最後になるかもしれないから、って」 スカイブルーの瞳は色付きレンズの向こうをじっと見つめる。 冗談にしては、視線は外れないまま瞬きも少ない。 #Mazzetto (-29) 2023/09/12(Tue) 1:27:19 |
【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「そうとも。似合わないさ」 湯が沸く音、インスタントの珈琲が注がれる音、部屋を歩く軽い足音。 部屋は狭いなりに雑多な荷物が押し込まれていて、 いうなれば狭苦しい。 だが机の上はきちんと開けていて、 無秩序にちらかされているわけではないことは分かるだろう。 「皿」 さほどの時も置かず、コーヒーカップを二つ片手で鷲掴みに持ってきて、 もう片方の手で皿を一枚机の上にかちゃんと放る。 コーヒーカップもことり、と続き、 やっと空いた手でビニエの袋を吊り上げて、中を取り出し一つを皿の上に乗せた。 雑に手で押しやるように、その皿をあなたのほうに差し出す。 「――なんだ、ついに辞めンのかね。 それとも転勤? 勤め人は大変だね、旦那」 がぶり、とビニエにかぶりついて、瞳を合わせる。 視線が合わない時は一切合わないし、 合ったのなら外すことはない。当然だ。 #Mazzetto (-30) 2023/09/12(Tue) 2:08:27 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノふらつく足取りで歩けばあなたに支えられたり、はたまた逆をしたりしながら店の外へ。 まだ飲むのか、と持ち帰りのボトルも買ってから目的地へと向かっていった。 「……知らんのかぁ? 俺はこのあたりじゃ結婚したくない男で有名だぞ」 「付き合いたいとは良く言われるがなあ」 そうしてチェックインをして、あてがわれた部屋にたどり着き。 まず、まっすぐに向かったのはベッドだ。 シワ一つないシーツを確認すればすぐに倒れ込み、だらしなく力を抜いた姿ですぐにでも眠るような姿勢をとっていた。 (-31) 2023/09/12(Tue) 2:20:28 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「……テオも、デートなんて言葉使うのね?」 「私は別に気にしてないのよ、むしろテオの事をまた少し知ることが出来て感謝してるくらい。 だから、あなたも気にしないでね。 他の人に話しにくいことがあれば、いつだって聞いてあげられるから」 胸の内を少しずつ晒け出させて、けれど踏み込み過ぎず。 誰にも頼れないことを、ほんの少し預けてもらえるような信頼関係。 今はまだ、それでいい。 「そうそう、そう来なくっちゃ!」 「放り捨てた荷物は私が責任もって受け止めてあげる。 "こうするのはお前があんなこと言ったせいだ!"って思いっきりぶつけるといいわ」 言い出しっぺは満足気に頷いて。 今の言葉は軽口だったとしても、何かの機に本気にしてもいいように。 向けられている信頼のようなそれに、応えられればと思うから。 「よっぽど大きな転機でもなければ、早々そんな理由が出来る事はないと思うけど…… まあ、考えてて無駄にはならないことではあるわよね」 「もう。"だから"、難儀なんでしょ? 恨みを買うような振る舞いが最初から上手く出来るなら、そうはなってないじゃない」 にまと楽しそうに口角が上がる。 遠ざけるような言葉を吐くほど、楽しげな表情を見せる女を近くに置いてしまったこと。 結局のところ、それが疲労を溜めてしまう原因なのだ。もう、今更遅いのだけれど! そんなあなたの心労を知ってか知らずか、届いたパンケーキを「食べる?」と一口差し出してみたりするのだ。 (-32) 2023/09/12(Tue) 2:29:46 |
【念】 口に金貨を ルチアーノ「美人に心配されてんのに尻尾巻いて逃げるのは好まんのだけどねえ」 いつもなら問題なく進む個人情報の習得になにか引っかかるものがあった。 誰かが情報漏えいをあえて阻止しようとするような。 はたまた狙うような視線が見えるような、それがあると知って辞められるものでもないのだが。 「んじゃあ、聞き方変えるかあ…… その立場でお嬢さんは好き好んで摘発するのかい」 「……万が一心が痛むってんならあ勝手に調べて来て不要な情報は知らせん。 もし、少しでも愉悦や達成感を感じられそうというのなら――」 「調べたいお仲間を指名してくれえ、別に料金は変えんよ」 男にとって眼の前の女性は賢く、芯があるように見えた。 故に気になってしまう、その瞼の奥で何を考えているのかと。 もしくは、自分と同じ様に 何も感じていない のかと。こうして直接聞かねば中々読めないのだ、あなたの心中もこの騒動の発端も。 男はマフィア側でありながらこの騒動に感情的に何かを思うことはなかった。 ただ何故その思考に至ったかを知りたい、そんな一つの欲望で危ない橋を渡ろうとしている。 (!3) 2023/09/12(Tue) 3:10:06 |