ランダム機能


ユーザ登録




人狼物語 三日月国


205 【身内】いちごの国の三月うさぎ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【墓】 瑞野 那岐

[くったりと身体を岩場に預けて掻き出される時間は、
 実際にはそんなに長いものではなかったのかもしれない。

 それでも敏感になってしまった身体には、
 とても長い時間のように思えていた。
 様子を伺うような声は、半分うつろに曖昧で、
 半ばがくがくと震えるように、浅い頷きを返して。

 堪える。

 震え上がる身体を戒めるように、
 岩場に爪を立てるように、力んで。
 涙で濡らした頬を、冷たい岩場に押し付けて。
 
 ようやく抜かれていった指が無くなった頃には、
 縋る腕も弱く、膝も落ちてしまいそうだったけれど。]
(+141) 2023/04/02(Sun) 12:38:52

【墓】 瑞野 那岐

[彼が悪いわけではないことは分かっている。
 ただ快楽に墜ちていくのがこわかっただけ。

 何も知らない場所に沈むには、最初、
 どんな一歩も恐れてしまうものだから。

 悪くないと分かっているのに、
 いや、も、だめ、も口をついてしまうのは許してほしい。
 そう口にしていないと、自我が壊れそうで。
 
 
もっと、違う言葉を口にしてしまいそうで。


 少し、落ち着いた身体を浴槽から溢れた湯で濡らした、
 岩肌に落ち着けて、責めていいという声に。
 否定するように首を振る。

 責めたいわけじゃないから、
 そんなことは言わないでほしい。]
(+142) 2023/04/02(Sun) 12:39:40

【墓】 瑞野 那岐

[それでも、口に含まれたら、また。
 だめ、と言ってしまうのだけど。

 柔らかい口腔に含まれて、腰が抜けそうになる。
 思わず、背を丸めて、くしゃりと彼の髪を乱して。]


  ……ッ、ぁ、  ……は、ぅッ……


[躊躇いもなく口に含まれて、追い立てるように
 上下に揺らされたら、まるで身体の中に入っているような
 錯覚すら覚えて、くらくらする。]


  ンッ、ぅ……
、めッ ……ぁッ、ぁッ、



[呂律の回らなくなった口をなんとか、回して。
 何度も、弱く首を振っても、彼の口が追い立てて。]
(+143) 2023/04/02(Sun) 12:40:29

【墓】 瑞野 那岐

[眼を細めて、出して、なんていうから。
 ぶる、とまた快楽の波が押し寄せてくる。

 ぼろ、とまた大きな粒が目尻から零れて。
 つらいのではなく、感じ入って出てくる生理的な涙。

 片手は髪を掻き混ぜながら、もう片方の手で。
 再び自身の口元に手の甲を押し付ける。]


  は、ぅ……っン、んぅっ……、ぁ、


[腰元から這い上がってくる何かを堪えようと、
 しても。促すみたいに喉で締め付けられ、
 舌で溢れ出す汁を絡め取られていく。] 
(+144) 2023/04/02(Sun) 12:40:50

【墓】 瑞野 那岐

[髪を撫でていた手を取られて、重ねられ。
 あやすように、握り込まれ。
 こわくないと、伝えるみたいに強く訴えられたなら。]


  ……アッ、 ……クるッ……ぅ…ッ、

  だ、
め、  くち……、はなして、ッ ……

  ……ゃッ、 も、  でちゃ、……ッ



[中に吐き出してしまうから、と。
 首を振り揺らしたまま、手の甲を薄く噛んで。

 堪らえようとするのに、喉奥が絞るみたいに、
 窄まれば、堪えきれるはずもなく。] 
(+145) 2023/04/02(Sun) 12:41:37

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

 
 
  ……ぁ、ぁッ、 
……〜〜〜〜〜〜ッ、 ……!



[自分でも制御できなくなるくらい腰がびくんッと跳ねて。  腰を押し付けるみたいに、背筋を反らして。
 温かい口腔の中に、熱を吐き出す。
 どくどく、と尿道から迸りが溢れていくのが、分かる。

 然程、勢いも量もなかったかもしれない。
 ぴゅく、と何度か、回数を分けて。
 熱を吐き出していく間、反らした腰が、甘く揺れる。

 背を反らしたせいで、上向いた瞳に、
 夜空が写り込んでも、今は。
 
 満天の星空を綺麗だと思う余裕もなく、
 誰よりも欲に塗れた、白濁を吐き出し続けていた。*]
(-169) 2023/04/02(Sun) 12:42:43

【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐

 ………ン゛ッ

[ びくん、と大きく腰が跳ねて、
 尚更奥に突き上げるみたいに、奥の方で
 熱が爆ぜていく。

 喉の奥に跳ねる精液は、えづいてしまう程の
 勢いも量もないが、逸らした腰が、
 甘く揺れて、ちゅぽ、と口から半分ほど
 飛び出してしまって、

 口の端から、僅かに白が垂れた。 ]
(-170) 2023/04/02(Sun) 15:05:04

【墓】 瑞野 那岐

[零れた涙が彼に落ちて、濡らしても。
 気づくことができないくらい余韻が酷くて、
 射精後の脱力感が一気に襲ってくる。

 彼が口から溢れさせたそれも、
 視界の端に留めてはいたけれど。]

 
  ……飲、……っ、  ……


[溢れたものまで、指で掬い上げ口に含むのは、
 少し、いやかなり恥ずかしかった。
 何度その光景を見ていたとしても。

 ただ、上がった息を肩で呼吸しているぐらい、
 口を挟める程の余裕もなかったから。

 小さく呻くだけになってしまって、
 その反抗は、彼には通じないだろう。]
(+153) 2023/04/02(Sun) 18:31:00

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[口元を抑えていた手を濡れた岩につきながら、
 ゆっくりと息を整えていく。

 感想を求められて、言葉に詰まる。
 自身でも想像できないくらい襲い来る快感は、
 正直、本当にこわかったし。
 口に含まれたときには頭はぐちゃぐちゃで、
 本当に、もうやめてほしいとすら思っていた。

 でも、彼の笑う姿が瞳に入れば、
 戸惑い、視線を泳がせてしまって。]


  ………………ン、



[じわりと頬を染めながら、控えめに頷いた。

 こんな深い快感を覚えさせられたら、
 到底抜け出せる気はしない。
(-172) 2023/04/02(Sun) 18:33:31

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[染まった頬を隠すみたいに掌で覆って、俯き。
 汗と湿気で濡れた髪をゆっくりと掻き上げる。

 ほぅと、意図せず感嘆のような溜息を零して。]



  
…………ほんとに、駄目かも……、




[拾えるか拾えないかくらいの声を。
 小さく、小さく漏らす。

 
とっくに駄目になっている。そう自覚して。


 膝の上で見上げる彼を見下ろす目尻は羞恥に赤いから、
 今度は彼の視線を誘導するみたいに、
 手を伸ばして、彼の髪をゆっくりと梳かした。]
(-173) 2023/04/02(Sun) 18:34:29

【墓】 瑞野 那岐

[いくら湯に浸かっていたとしても、
 濡れた肌を長い時間、夜風に晒していれば寒気も伴う。

 自分も彼も吐き出したものを手で掻き出したとはいえ、
 すぐにまた浸かるのはさすがに抵抗があったけど。
 冷えた空気には抗えずに、少しだけ身を浸した。

 肩口まで温もれば、外の温度に合わせて、
 少し高めに設定されたお湯が心地いい。

 温もってから身体を二度目の身体を洗い流して、
 丁寧に彼が指で掻き出した場所は、
 少しだけ、シャワーで洗い流していれば、
 彼からもまた、手伝う声が上がったかもしれない。


 少しだけ、また触れ合って。じゃれあって。
 逆上せてしまう前に身体を冷ます。
 
彼に逆上せた頭と表情だけは、残ったまま。
(+154) 2023/04/02(Sun) 18:35:09

【墓】 瑞野 那岐

[身体を気遣うように差し伸べてくれた手は、
 気怠さを残した身体には、ありがたかったけれど。
 
 足元が濡れた場所で寄りかかるには、気になってしまって。
 やんわりと首を振って申し出を断った。

 甘い雰囲気を壊したかった訳じゃないけれど、
 二人して滑ってしまったら、元も子もないので。

 手だけを借りて、脱衣所まで戻り、
 水気を取り払った後、宿の据え置きの浴衣に身を包んで。]
(+155) 2023/04/02(Sun) 18:35:28

【墓】 瑞野 那岐


 
  …………けいと、さん


[つんと彼の浴衣の袖を引っ張ってから、
 ン、と甘えるように両手を伸ばしたら、
 さっきの誘いのお返しだと気づいてもらえるだろうか。

 ドライヤーは部屋にも持ち運べるはず。
 髪はまだしっとりと濡れたままだけど、
 後で、彼に乾かしてもらうとして。

 今は、先程断った彼の腕の中に甘えるように身を寄せた。*]
(+156) 2023/04/02(Sun) 18:35:56

【墓】 瑞野 那岐

[袖を引いて、少し高い位置にある彼を覗いて、
 笑みを深くされて、腕の中に閉じ込められたら、
 肩口に、ぽてんと頭を寄せて甘えた。
 
 両腕に抱き込まれる大きさを覚えてしまったなら、
 もう、抜け出せない。忘れられない。
 着慣れていない浴衣は少し生地が薄く、
 風呂上がりの温もった温度を伝えている。

 其処に居ることを確かめるようにゆっくり瞬いてから。
 名残惜しそうに、身体を離して。

 膝裏に差し込まれた腕に身を預けて、
 首裏に両腕を回せば、慣れた様子で運ばれていく。

 ……なんだか、出会った時よりも、
 運び方が慣れてきたような、不安がないような。

 彼がもし知らぬところでそれを意識していたとしても、
 まだ、それは知ることのない、話。]
(+162) 2023/04/02(Sun) 21:50:28

【墓】 瑞野 那岐

[窓際の座椅子に降ろされて、はふ、と。
 風呂上がりの開放感にほっとした息をついて。

 どちらが甘えているのかは分からずとも、
 互いに触れ合い、離れがたいのは事実。
 傍に居たい理由を付けて、隣を望む。
 そういう時間が、付き合い始めた頃は、
 もう少し、たどだどしかったように感じるから。

 その頃に比べたら、甘え方は上手くなったと、思う。 

 少し、腰は重かったか。気怠さが纏わりついていて。 
 出されたままだった茶碗を取り、水分を補給して、
 すっかり乾いていた喉を潤した。

 姿を一度消した彼が、ドライヤーを手に戻るのに
 気づいたら、座椅子に座り直して。
 頭を垂らして、乾かしてもらっただろうか。
 
 温風が心地よくて、無言になれば。
 うつらうつらと眠気が襲ってきて、かくりと船を漕いで。]
(+163) 2023/04/02(Sun) 21:50:40

【墓】 瑞野 那岐

[いつの間にか、ドライヤーが終わっていた。
 一瞬手放した意識が、戻ってきて。
 傍らで聞こえるドライヤーの音に、ごし、と瞼を擦る。]


  変わる。


[と、申し出て、受け入れられれば。
 動けない分、座椅子の前に俯いてもらって、
 温風を当てて乾かしていっただろうか。

 濡れていた髪をぱさぱさと揺らせば、水気が抜けていく。
 正面から乾かしている分、視線が合いやすく、
 手持ち無沙汰にした彼と目が合えば、微笑んで。

 もう少し、と口パクで伝えて。
 長い髪を、後ろに流して、乾かしていく。]
(+164) 2023/04/02(Sun) 21:50:52

【墓】 瑞野 那岐

[大きかった一房が、さらりと流れるようになれば。
 温風を切って、見上げ。
 いつもの表情が覗いたら。]


  うん、格好いい。


[……と、満足気に仕上がりに頷いただろう。]
(+165) 2023/04/02(Sun) 21:51:09

【墓】 瑞野 那岐

[そんな穏やかな時間を過ごして、どちらともなく。
 布団に入り込んだ。
 二つ並んだ布団を、隙間なくくっつけて。
 枕を隣り合わせ直して、床に入り。

 待っていたように伸ばされた腕に、身じろぎ。
 腕の中に身を収めると、閉じ込められる。

 睡魔が訪れるのは思いの外、早く。
 数度背中を叩かれるだけで、うと、と瞼が落ち始め。

 ぬくもりに包まれながら、船は眠りへと旅立っていく。]
(+166) 2023/04/02(Sun) 21:51:32

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗



 

[ 夢を見る暇もないぐらい、彼の腕の中は心地よくて。 ]




 
(-176) 2023/04/02(Sun) 21:52:13

【墓】 瑞野 那岐

[疲れ果てた身体は、睡眠を求めていたのか、
 朝まで目覚める気配もないまま、ぐっすりと眠っていた。

 瞼の向こうが少し、明るくなったような気がするけれど、
 瞼はまだくっついていたいと、言うから。
 逆らえないまま、言うことを聞いていた。

 ただ、眠る前にあった温もりが、無いような気がして。
 少しだけ、重い瞼を持ち上げて、姿を探し。
 その背中を見つけたら、もぞ、と身動いで。]


  …………んぅ、……、



[ぬくもりを求めるように、
 ぴと、と両手と額を彼の背中に擦り寄せた。

 夏が近づいているとは言え、まだ朝は春眠暁を覚えない。
 要するに、もう少し寝ていたい。]
(+167) 2023/04/02(Sun) 21:52:38

【墓】 瑞野 那岐

[無くしたものが確かに埋められて、
 とろ、とまた瞼が落ちてくる。微睡みに落ちるのは早い。

 寝乱れて浴衣が肩から少し下がり落ちている分、
 ぬくもりと求めてしまうのは仕方がない。
 
 腿まで覗いている脚も、
 冷えた足先を温めるように、足首をすり、と絡めて。*]
(+168) 2023/04/02(Sun) 21:53:14

【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐

[ 見知らぬ誰かから千以上の同じ言葉を聞いたとて、
 君から貰える言葉が、なにより、嬉しいから。 ]
(-181) 2023/04/02(Sun) 22:50:51

【墓】 瑞野 那岐

[ぬくもりを求めるみたいに擦り寄った時、
 彼が起きているのかどうかは、確かめていなかった。
 眠っていたなら問題なかったし、
 起きていたら、もう少しと布団の中を長引かせたかも。

 だから、降り掛かる声には、]


  ……んー…… 、


[ぐずるように返事とも否定ともつかない反応を返して、
 身体はより、近づけるように額を擦りとぶつけて。

 絡めた脚を、もぞ、と動かして。
 脚に挟んでもらって、ぬくもりを求め。
 もう少し、うとうとと船を漕いでいて。]
(+174) 2023/04/02(Sun) 23:36:00

【墓】 瑞野 那岐

[誘いの声に、ン、と寝ぼけたまま頷いて。
 眠ったときと同じように向き合う形になれば、
 もぞもぞと、胸の内に身体を落ち着けた。

 包まれる温かさが好ましい。
 身じろげば尚更、浴衣がずれて肩を露出して。
 腰元には帯が纏わりついている程度。

 邪魔な裾は後ろに残した分、
 顕になった腿でぴとりと片脚を挟み込んで、
 抱き枕のようにすれば。

 瞼を下ろしたまま、夢見心地にふにゃりと、笑んで。
 抱き込まれた安心感に満足して、
 くぅ、とまた眠りに誘われていく。]
(+175) 2023/04/02(Sun) 23:36:17

【墓】 瑞野 那岐

[揺蕩うようにゆらゆらと、眠気に誘われるまま。
 しばらくの間、寝息を立てていた。

 もぞりと、動く手は抱き直すものだろう。
 その手が、悪戯に動くのに気づかないでいたら。]


  ……ン、



[鼻から抜けるような甘い声が溢れる。
 一度だけじゃなくて、数度。
 胸元がすぅすぅして、くすぐったくて。
 
 顕になった腿の間に彼の太腿が割り入れられて、
 朝の兆しを見せていたものを、下から押し上げられて、
 吐息混じりのあえかな声が、喉を突く。]
(+176) 2023/04/02(Sun) 23:36:52

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[自身の身体の変化に、ようやく気づいて。
 重い瞼を持ち上げたら、間近に彼の顔があって。
 少し口元が緩むように笑っていた。

 彼が肌に散らした赤い花が朝の光に浮かぶ。
 その中でも一際目立つ、胸の先端を両手が、抑えていて。

 きゅう、と摘まれたら、]


  ……ぁ、ンッ ……、 


[朝の光にそぐわぬいやらしい声を上げて、ぱち、と瞬いた。]


  ………っ、?
  け、いと、さんッ……


[寝起きで掠れた声で彼の名前を呼んで、慌てる。
 その頃にはすっかり勃ち上がったものが、
 かろうじて腰に纏わりついていた浴衣を押し上げていて。]
(-183) 2023/04/02(Sun) 23:37:30

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[ぴん、と立ち上がっている胸の尖りも赤く熟れている。
 起き抜けの姿態に、狼狽えながらも。
 もう収まりが効かないところまで来てしまえば、
 は、と浅い息を、ついて。]


  ……も、ぅ…………、 
 ばか、ッ……



[悪態を付きながらも、アラームが鳴るまでは。
 朝焼けに照らされながら、布団の中で乱れた姿を、
 彼の瞳にだけ、映し出して。]
(-184) 2023/04/02(Sun) 23:38:02

【墓】 瑞野 那岐

[約束していた朝風呂は、予定していたよりも、
 少し短く、慌ただしいものになったかもしれない。

 寝乱れた布団を仲居さんに直してもらうのは、
 とても居た堪れなくて。
 対応は彼に任せてしまって、少し長めに湯に浸かり、
 脱衣所でそのやりとりを聞いていた。

 何食わぬ顔で対応しているその人。
 朝から悪戯を仕掛けてくるような人です。

 仕事慣れから来ているのか、そもそもの性格なのか。
 今はその対応に助けられながら。

 彼女たちが部屋を後にしたタイミングで、
 ようやく脱衣所の扉を開けて、
 様変わりした部屋の眺め、タオルで口元を抑えながら。]


  ……上がりました、


[湯気を立ち上らせつつ、彼の向かい側に
 腰を下ろして、朝食を共にする。

 いつもとは、少し、――――違う朝。*]
(+177) 2023/04/02(Sun) 23:38:21

【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐

 も〜……半分は君のせい、だよ

[ ――それでもまだ、悪戯で済ますつもりで
 胸の頂きや、腹を撫でていた。

 割り入れた脚が、僅かに朝の兆しを感じ取ったせいで、
 ゆるりと押し上げると、吐息混じりの
 甘い声がして。それが諦めを後押しした。 ]
(-188) 2023/04/03(Mon) 0:36:25

【墓】 瑞野 那岐

[共犯と呼ぶにはすっかり熱を上げられて、
 緩やかな高まりが収まらなくなっていたのは、
 すっかり彼の手によって、作り変えられて
 甘く柔らかくなってしまった身体のせい。

 おはよう、なんて平然と挨拶を交わしていても、
 手は布を押し上げる下肢に伸びていて、
 そっと握り込まれたら、息を詰めて、
 ぴくんと跳ねるみたいに、腰が疼いてしまった。

 かろうじて返せた言葉は、悪態一つ。

 腰がぶつかって彼も兆しているのが分かったら、
 小さく唸りながらも、降りてくる唇を受け入れて、]


  ……ぅ、 
ンッ、 ……



[とろ、と眠気よりも彼に溶かされるように、
 瞼が降りていく。瞼の裏に浮かぶのは、彼の姿。
 
 その後は、もう、――――言うまでもないだろう。]
(+182) 2023/04/03(Mon) 2:11:26