情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 美術 エノ「そうだね、話し合わないといけない。」 絵筆を池で汲んだ水で洗って、片付けながら。 「誰なら、死んでもいいかをね。」 そう言う制度なのだから。 (2) 2022/02/20(Sun) 20:15:27 |
【人】 美術 エノ「なんだっていいけれど。」 「人の事は知りたいな。」 椅子に座って、面々を眺めて。 「死にたくない人が、何で死にたくないのか。」 「生きて何を成したいのか。未来に何を見てるのか。」 「気になるよ、俺。」 (10) 2022/02/20(Sun) 20:41:42 |
【人】 美術 エノ「俺は死にたいわけじゃない。」 「死んでもいいだけ。でも。」 「独りで死ぬのって、ちょっと寂しいんだよな。」 軽くあくびをして。 理由もなく、ただ死にたくないというのもあるんだな、と。 納得したように頷く。 「理解者に会ったことがないから。」 「人生で一人くらい、誰かに心から理解されたいじゃん。」 「それまでは生きてたいかな。」 (22) 2022/02/20(Sun) 20:58:44 |
【人】 美術 エノ>>26 「別にどんな口調でもいいよ。」 「敬語、あんまり好きじゃないんだよね。」 「距離を感じるじゃん。」 同意を示してくれた君の方へ、頬杖をついて目線を交わし。 続く言葉に、うーん、と考える。 「例えばだけど。」 「作曲家は、自分の作った曲が誰にも聞かれなくても何も気にしないと思う?」 「画家は、自分が描いた絵をどこにも出さずに納屋にしまっているのかな。」 「違うよね。」 「誰しも、自分が作り上げたものを他者に見せて、自分が良いと思ったものを同じように良いと評価してもらいたがってる。」 「芸術家って、偏屈で変人で、協調性のない人間ではあるけれど。」 「きっと世界の誰より、自分を理解されたがってる人種だよ。」 君には理解者、いる?軽く首を傾げて見せて。 (34) 2022/02/20(Sun) 21:39:05 |
【人】 美術 エノ「罪の意識から逃れたくないから、相手の事を知りたくない。」 「……なるほど、そう言う人もいるんだ。」 「やることは何一つ変わらないのに、相手が知らない他人であれば自分を許せる。」 「なんだか不思議な話だね。」 それは人を理解し、人に理解されたい青年には、 あまり想像のつかない視点で。 だからなるほど、とまた一つ頷いた。 (42) 2022/02/20(Sun) 21:56:42 |
エノは、ヒメノにゆるゆる手を振った。特に存じてはない。 (a13) 2022/02/20(Sun) 22:22:53 |
【人】 美術 エノ>>48 「評価と理解はまた少し違うものだけれどね。」 「まぁ、まったく違うわけでもない。」 「自分を表現するものが創作。その創作に理解を示されることは、自分自身を理解されるようなもの。」 「大勢に評価されなくてもいい。ただ一人に理解されるなら。」 『これは凄い』『感動した』『鳥肌が立った』 そんな言葉は別にいらなくて。 ただ、『わかる』と言ってもらいたいだけ。 少なくとも青年は、そうであった。 「そう、君は、叶わないかもしれない願いは、抱かないタイプなのか。」 「徒労が嫌なのかな。それとも、願いや希望を持つことが嫌なのかな。」 じっと、瞳が君を眺め続ける。 (55) 2022/02/20(Sun) 22:34:42 |
【人】 美術 エノ「いいじゃないか。相互理解を進める時間。」 「素晴らしいよ。」 「賛成しておく。」 人を理解することは楽しい。 誰が何者かを知る事が好きだ。 願わくば。 自分にもそう言う人が居てほしいと思う。 小さくあくびを漏らした。 (68) 2022/02/20(Sun) 23:45:08 |
【人】 美術 エノ「今日はそろそろ解散か。」 よいしょ、と席を立つ。 合議と言うのは全く、疲れるものだ。 何度やっても慣れるものでもないのだろう、こういうのは。 「明日は今日より深く理解し、理解されますように。」 失礼するよ、と。 ひらり、手をあげて踵を返した。 (82) 2022/02/21(Mon) 0:23:28 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワブブ、と端末の震える感触。 内容を見る。 ぱちり、と瞬きした。 『いいよ。また後でね。』 『ゆったり休んで待っていて。』 『嬉しいよ、フカワくん。』 いい話ができるといいな。そう思いながら、端末を閉じた。 (-97) 2022/02/21(Mon) 1:44:24 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ端末から、通知音。 『お待たせ、遅くなっちゃった。』 『どこにいる?そっちにいくよ。』 『あ、バイクで迎えに来てくれてもいいけど。』 (-182) 2022/02/21(Mon) 17:07:54 |
【赤】 美術 エノ………アクセス、承認。 ███ネットワーク、接続。 『問題ないよ。』 『どういう風にしてもいいんでしょ。』 『君は、どういう風にしたいとか、あるの?』 (*4) 2022/02/21(Mon) 17:15:27 |
【赤】 美術 エノ対してこちらの返答は、すぐだった。 『いいよ。じゃあ殺そう。』 淡白な文章。きっと本人も同じくらいに。 『君はそう言うのが選べる人なんだ。』 『いいね、一つ君を理解した。』 生死なんかより、それの方が大切だとばかりに続けて、 そして。 (*8) 2022/02/21(Mon) 18:10:00 |
【赤】 美術 エノ『あぁ、そうだ。』 通知はまだとまらない。 音を立てて、文字が画面を流れゆく。 『あの人って何の罪で捕まったんだろう。知ってる?』 『本人に聞こうかな。それでさ。』 『同じことをあの人にやってあげようかな。』 『そしたら、あの人の事理解してあげられるかもしれないし。』 理解されながら死ぬならきっと幸せだよね、と。 それが殺人か、暴行か、放火か、強姦か、 あるいはもっと軽いものであっても。 理解するために同じことをしてみたい。 ここではそれが許される。 『君はそれを許してくれる?』 一思いとはいかなくなるかもしれないけれど。 (*9) 2022/02/21(Mon) 18:16:08 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ『へぇ、意外と社交的。』 『いいね、話すの、大事だもん。』 『誰かと仲良くなれた?』 『そんな話も、会ってからする方が良いのかな。』 『寮にいるよ。』 『じゃあ、入り口で待ってるね。』 (-202) 2022/02/21(Mon) 18:17:58 |
エノは、寮の入り口でしばし時間を潰していた。 (a43) 2022/02/21(Mon) 20:20:33 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「すごいね、バイク。乗ったことないや。」 君がバイクを止めるのを観察する。 VR世界のバイクを心配そうに見るなんて、随分物を大事にする人なんだと思った。 問いかけに、緩く首を縦に振って。 「ごめんね、俺が遅くしちゃったから。」 「いいよ。俺の部屋にする?フカワ君の部屋でもいいけれど。」 「身体冷えてない?」 俺の部屋なら暖房つけっぱだから暖かいけど、と首を傾げて。 (-220) 2022/02/21(Mon) 20:24:28 |
【赤】 美術 エノ『ありがとう。』 『あの人がどんなことをしたかによるけど』 『片づけは助かるよ。』 『しっかり理解できるといいな。』 なにを思って罪を犯したのか、何故その手段を選んだのか。 一つ一つを聞いて、一つ一つを真似してあげたい。 理解してあげたい。そうすれば寂しくない。 ただそれだけの想い。 『いいよ。俺、人のお願い聞くの好きだから。』 『君のお願い、何でも聞いてあげる。』 『ぜひ頼ってね、カミクズくん。』 契約は結ばれる。 (*11) 2022/02/21(Mon) 20:38:13 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「へぇ、俺はあんまりわかんないけど」 「バイクって高いんでしょ。免許もタダじゃないし。」 「すごい好きなんだ、バイクの事。」 「いいじゃん、乗れずに死ぬよりは。」 部屋はこっち、と先導する。 金属製の扉を開ければ、中から暖気が溢れてきた。 寒がりなのか、設定温度の高い温風がエアコンから流れ出ている。 「何かと知的好奇心があるね、フカワくんは。」 「うーん、どうなんだろう。応援とか協力って、打算的な感じがする。」 「相手の事を100%考えてされる行為って、思えないんだよな。」 なんか飲む?と台所のほうにいって。 別にその気になれば、空から飲み物くらい出せるけど。 「本当に仲良しなら。」 「死んだ時、一緒に死んであげた方が良いと思う。」 その方が寂しくない。 (-226) 2022/02/21(Mon) 20:47:02 |
【赤】 美術 エノ言葉が通じない場所にいる。 呟きがどこに届くこともなく。 青年は部屋で一人、端末を操作している。 「へぇ。」 興味の湧いたような呟きもまた、どこにも届かない。 『死体の処理に慣れているんだ。』 『なんだか不思議だね。』 『そういう仕事にでもついてたの?』 理解さえできればいい。 理解のためなら何をしてもいい。 だって、理解より幸せなことなんてないんだから。 今、理解の矛先は君に向いた。 端末の向こう側で、夕焼けのような眼が君の文字をなぞった。 (*13) 2022/02/21(Mon) 21:28:22 |
エノは、理解がしたい。理解されるために。 (a47) 2022/02/21(Mon) 21:56:18 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「まぁ、免許のお金は無意味だったね。」 「ここで焼肉食べればいいんじゃない。」 「気分くらいは晴れるかも。」 「そうだね、人に触れる感触も現実と同じみたい。」 「首に触ったら、脈拍すら感じるよ。凄いね。」 注文通りのコーヒーを作って、小さなテーブルにことりと置く。 自分はオレンジジュースを出して、ストローを咥えた。 「へぇ、そう。誰に言われたの。」 「って、教えられないかな。そう言う話し合い、もうされてるんだ。」 「誰かに票を集中させようとか、そう言う感じ?」 まぁそう言うのもやっぱり水面下では行われてるんだな、とジュースを啜って。 誰もが同じことを考え付くものだ、きっと昔からずっと、同じような冷戦があったのだろう。 「生憎と。そもそもあんまり人と会話できてないんだ。」 「そうだね、仲良し……というか、理解者が欲しいんだよ。」 「俺の好きなものとか、嫌いなものとか、なにを考えてるかとか、どうしてたいとか、そう言うのを言わずとも分かってくれる人。」 「親友とか、恋人とか、そう言う名前が付けられてる事もあるけど。」 「形は拘らないから、理解者が欲しい、そんな感じ。」 (-266) 2022/02/21(Mon) 23:22:43 |
【赤】 美術 エノ「特殊清掃員………」 呟いて、端末に浮かぶ文字を眺めて。 指を動かす。 『孤独死した老人とかを回収する人だ。』 『そりゃ後片付けもうまくなるね。』 『何でそんな仕事選んだの。』 『望んでやる人なんていなさそう。』 理解の刃は留まる事を知らない。 遠慮もなにもなく土足で踏み込んでいく。 『ちなみに。』 『何か俺にお願いしたくなるような事、あるの?』 今はまだないのかな。端末の向こうで首を傾げた。 (*16) 2022/02/21(Mon) 23:31:59 |
【赤】 美術 エノ『ふぅん、家族から離れたかったの。』 『理由を付けてでも一人で暮らしたいくらい。』 理由を付けないと、一人暮らし出来なかったんだ、と思った。 自分にはわからない感覚だ。 なにをしようとそれを止められたりすることもなかったし。 ただひたすらに放任主義だった。 面と向かって話してるわけでもなし、君の隠し事に気付けることもなく。 『大丈夫、拒否しないよ。』 『どんなことでもしてあげる。』 『君の事を理解したいからね。』 『思いついたらぜひ、お気軽に。』 誰かを拒否する事なんてしない。 理解を邪魔するあらゆることを、自分からすることはない。 (*18) 2022/02/22(Tue) 0:09:13 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「………えーっと………」 「……あぁ、アイドルの。」 「そういえば、会ったって言ってたもんね。」 あの子か、と顔を浮かべる。 なるほど、そう言う提案を持ち掛けてそうだ。 よほど死にたくないんだな、なんて思いながら。 「フカワ君は結構、性格が悪いね。」 「いや、好奇心が旺盛なのかな。常に逆側がどうなってるのか気になるタイプだ。」 「まぁ、何の指標もないよりかは、票も入れやすいだろうね。」 嫌いな奴とか、死んでも良さそうな奴とか、そう言うのを決めるより。 死にたくない奴を除外していった方が楽だ。 誰だって目的もなく人を死に追いやったりしたくない。 「フカワ君は最初からそうだったけど、成り行きに任せるよね。」 「何があっても仕方ない、どうしようもないって思う人?」 「君は大丈夫そうだよ。色んな人と話してるから。」 ごくごくと飲んだオレンジジュースが底まで下がって、ズズ、と行儀の悪い音を鳴らす。 溶けた氷の水を吸いながら、君に視線は向け続けて。 「俺もそうだよ。理解者を作る時間に充てたい」 「それだけが未練だから…………」 そうして、齎される言葉に。 (-280) 2022/02/22(Tue) 0:27:18 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「…なってくれるの?理解者に。」 前屈みに頬杖をついて、少しだけ距離を縮めて。 嬉しそうな、楽しそうな顔をして。 「いいね、やってみようよ、理解者ごっこ。」 「理解者がいたらどんな気分なのか、知れるかも。」 「理解者ごっこって、どうやればいいのかな。」 「どうすればいいと思う?フカワ君」 「コーヒーに砂糖を入れないフカワ君。バイクに憧れのあるフカワ君、贅沢なご飯と言えば焼肉を思い浮かべるフカワ君、何かと諦観的なフカワ君。意外とお喋りなフカワ君、好奇心旺盛なフカワ君。」 「……まだこれだけしか君を知らないや。」 「もっと知らなきゃ、理解者になれないね。」 君の理解者になれるよう頑張らなきゃね、と、楽し気に。 (-281) 2022/02/22(Tue) 0:35:27 |
【赤】 美術 エノ面と向かって話してるわけじゃない。 無機質な文字しか伝わらない。 今どんな顔をしているかなんてわからない。 もし、目の前に居たら。 その表情の遍歴を目の前で眺めていたなら、青年は─── ───それはそれは嬉しそうに、笑ったことだろう。 『うん、ばいばい。』 通信の切れる表示。 端末をぽい、とすぐそこに投げ、ベッドに体を倒した。 「…また一人になっちゃった。」 どこかに出かけようかな、なんて考えながら。 青年は青年の日々を過ごしていくのだった。 (*20) 2022/02/22(Tue) 1:17:16 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「なるほど。つまり君は……うーん……」 「参考にしたい?人の事を。」 死を間近にした人間がどうするべきか分からないから。 だから、人の事を見ていたいのかと受け取った。 ある意味ではそれも"理解"だ。 少しばかりの共感もできる。 「生きたい、死にたくない」 「大体皆そう言うよね。何度か聞いた。」 「漠然と生きたいと思うのが普通なのかな。」 理由などなくても生きたいのだと、演劇家が言っていた。 まだあまり理解できない心の機微だ。 目線があって、目に映った顔に。 笑うのが下手だね、とすっぱり言ってしまって。 (-369) 2022/02/22(Tue) 17:16:47 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「うん、なるほど……話し合い。」 「知りたい事を聞き、知って欲しい事を話す……」 なるほどな、と頷いて。 自分が欲しがっているのは、鏡か奇跡の類の物。 容易に手に入らないそれを、されど求めてしまう。 かといって降って落ちてくるようなものではなく、きっとそれは、長い時間と段階を踏んで、やっと手に入るもので。 ならば、まずは……… 「つまり、まずはお友達からと言うわけだ。」 一緒に死んでもいいと思えるくらいの。 "仲良し"なお友達を目指すとしよう。 そうして最期は理解されよう。 理解されなかったらどうしよう。 それでも理解を求めようか。 理解してくれるまで、何度も、何度も、何度も。 自分の全てを分かられるまで。 (-371) 2022/02/22(Tue) 17:24:17 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワそうして聞く、君の内側の一つ。 「暇つぶし。死ぬまでの。」 「俺を理解するのも暇つぶし。」 「……良いね。」 嬉しい。一つ君を理解できたことが。 嬉しい。暇つぶしに選んでくれたことが。 だって、暇をつぶすためなら君は。 好奇心の刃で俺の心を切り裂いてくれるだろうから。 撫でられる頭に拒むこともなく目を細めた。 少し心地良さそうにする。 「……じゃあ、俺も一つ。」 「俺の本当の名前は、 虹谷 絵乃(にじや えの) 」「ニジヤ製薬っていう会社の、社長の息子。」 それは、この国でも有数の、どこでも名前を聞くであろう会社。 絵はただの趣味なんだよね、と、心地良さげな目で君を見ながら告げる。 (-372) 2022/02/22(Tue) 17:36:55 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新