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【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ/* 承知しました。物理的に近しいわけではなかったのなら、その頃(10年前)に何やら子供を拾ったらしい、というお話だけ知っていていただければ問題ないかな?と存じます。 直接的にはあまりお話をしたことがなさそうなので、緊張こそするかもしれませんが「尊敬している人の知り合いの偉い人」という位置にいるのかも。 それではそういう感じで……エーーーン よろしくお願いします (-7) 2023/09/17(Sun) 21:27:09 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「そ」 「ま……そんならそう思うわな」 椅子に背凭れて、なんとなく天井を見る。 貴方の出自については、 人伝てにぼんやりとしか聞いたことはなかった。 元々人の過去の深堀はしない方だ。 その場はきっと、そんな相槌に納まった。 自分もそうであったのだし、なんとなくの同情をしている、 「え?予定?何?ない……と思う。多分。 明日の予定確認して寝るだけかなーとか思ってた」 急にわたわたとし始めたので、面白いな……と少し眺めた。 完全に他人事である。心配させているのは、自分。 (-10) 2023/09/17(Sun) 21:49:58 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオなんだか仄暗い雰囲気もそっちのけ。 うんうんと唸り始めた男は、何やらを指折り数え、決心したかのように貴方に切り出した。 「ね、ロメオさん。 今晩、うちに泊まりに来ませんか? 寝る前のホットミルクくらいは出しますよ」 もちろん貴方が嫌ならば断わって構わない。 この男からの提案は単純に、 「心配だから寝るところを見届けたい」 「あわよくば寝る直前まで話相手がいてくれると嬉しい」 以上の意味を持たないため。 (-24) 2023/09/17(Sun) 22:51:49 |
【人】 門を潜り ダヴィード「はっ、は、……」 息を吸って、吐く。 それだけのことがどうしてこんなに苦しいのか。 端末に届けられた知らせを何度読んでも、意味が理解できなかった。 いや、理解はできた。納得が何もできなかった。 喉の奥から苦い味がして、いやな汗がどっと噴き出る。 「……なんで…………?」 息を吸っているのにずっと酸素が足りない。 アレ。俺の敬愛する人。これには何か理由があって、考えがあって、俺になんかは話せないことで。 そうじゃなかったら? ちかちかと端末は繰り返し通知を発している。 警察にも逮捕者が出たようだ、と。 奇しくも知り合いと同じ名前だったそれをなぞろうとして、ぼたぼたと涙が零れ落ちた。 落ち着かないといけない。何もなかった顔をするのが一番だ。 結局、その日の昼過ぎまで男はアジトへ顔を出さなかった。 (3) 2023/09/17(Sun) 23:17:41 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「えっ?泊まりに?」 ぱ、と目を丸くした。 まさかそんなこと言われるだなんて思ってもみなかったし、 誰かの家に泊まるという経験もない。 「あ、と……えと」「え? うん……」 「え、いや、え?いいの?いいなら、いいけど」 しきりに瞬きをしながら、 急にどっと汗をかいたような気持ちになった。 他の人から見ればきっと、 突然挙動不審になったように見えるだろう。 「いいの? いいんだ……」 寒くもないのに片腕を擦っている。 こんな反応ではあるが、嫌がっていない事はきっと伝わるだろう。 なんとなく別のしがらみがあるのだ。 (-39) 2023/09/17(Sun) 23:32:14 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「いい……んじゃないでしょうか? あ、でも他の人には内緒にしてくれると…… まだ一人で寝れないのか、なんて言われたら嫌ですし」 急にこんなことを言われて混乱するのも無理はない。 貴方が気にしそうなことをいくつか挙げて補足を開始した。 「ベッドはまあ、でかいので我慢すれば二人でも寝れます。 ソファベッドもあるので好きなほうを選んでもらって…… あっ、寝間着か。買い置きのシャツがあるからそれを」 他に心配なことはあるだろうか。 ホットミルクにはブランデーを入れないと嫌だろうか? そっと貴方の顔色を窺う。 無茶なことを言っている自覚はあるようだ。 (-77) 2023/09/18(Mon) 0:29:27 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィードメッセージ通知。 『ダヴィード』 『暫く仕事はしなくてもいい』 『来れるならアジトには顔を出せ』 あなた宛の、簡素なメッセージが三つ並んでいる。 (-111) 2023/09/18(Mon) 1:24:08 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あ、ウン。内緒にするよ。勿論」 コクコクと頷いて、補足を聞いて。 「ね、寝間着なら自分の分持ってくからいいよ。 ベッドはマジで、あんたの好きな方使ってもらって。 オレ最悪床でもいいから……」 なんて滅多な事を言った。 ……優しくされたり気遣われたりすると、 ロメオは妙に焦り始める性質がある。 ありがたいことに変わりはないのだが、 なんだか申し訳なくなってくるのだ。 「ホットミルクはあるなら欲しいけど……」 (-161) 2023/09/18(Mon) 11:37:28 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペしばらくして、返信がくる。 『はい 昼には行けると思います』 『朝からびっくりしちゃって ありがとうございます』 顔は見えなくとも、こう言ったのだから動けるようにはなったのだろう。 (-163) 2023/09/18(Mon) 11:53:04 |
【神】 門を潜り ダヴィードかくして昼下がりの午後に差し掛かった時間帯。 男はいつも通りの顔をして、アジトに現れた。 知り合いがいれば挨拶をかわし、相手を労って声をかけ。 その手にはテイクアウトのアマトリチャーナ。 ……と、おそらくは昨日の残りらしき料理たち。 どこかしらで温めてきたのであろう、芳しい匂いを漂わせるそれらを片隅の机に並べて。 それはもう食べ始めた。 すごい勢いで。 「もうこんなの食べなきゃやってられませんよ。 どこまで『いつも通り』をやれるか持久戦ならやってやる。 体力では負けませんからね!」 ……なんて、誰に言うでもなく。 #アジト (G20) 2023/09/18(Mon) 12:40:59 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「よかった〜…… じゃあ、問題なさそうですか?」 ぱっ、と嬉しそうに笑う。 この寂しがりやにとって夜を通してのお泊まり会……正しくお泊まり会に付き合ってくれる人間はそう多くない。 貴方に持ちかけたのは初めてだったが、切り出してみてよかったと思う。 「そっか、そりゃそうか。 ……俺がお客さんを床に寝かせるような人間に見えます? ちゃんと掃除しときますから、寝る前に決めましょ」 そうして立ち上がり、何やら端末を操作する。 貴方の端末に通知が送られるだろう。 「いちおう住所送っときました。 分かんなかったら連絡してください。 ちょっと先に帰って、準備しておきますから」 ホットミルクに入れるひとさじのはちみつか、はたまたブランデーか。 貴方の好みはまだ分からないから両方用意しておこう。 普段から掃除もしているが、念入りに見直しもしておこう。 あからさまにうきうきとしている男は、そのまま何もなければ「また後で!」で言い残して一旦立ち去るだろう。 (-168) 2023/09/18(Mon) 12:54:19 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「……うん。問題無い」 「世話んなります」 行くよ、とお泊り会のお誘いを正式に受けるように。 「ハハ。や、流石にそれは無いか。だよね」 「そーします」 「ありがとう。じゃあ、オレも準備したら行くわ」 端末に届いた住所を確認し、 「また後で〜」と手を振って一度見送る。 「…………」 「人ん家か……」 そんな事を呟いて、自分も持ち物の準備をしに一度戻る。 寝間着と泊まるのに必要そうな物、 それから手土産に甘いフィオッコ・ディ・ネーヴェでも。 そしてそれからその後。 「Buona sera〜……」 後輩の家のベルを鳴らす長身の姿がある。 鞄を一つ背負って、さて、出てくるかと。 (-177) 2023/09/18(Mon) 14:22:19 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「Buona sera !」 ベルを鳴らしてすぐに部屋の主は姿を現した。 先ほど貴方と会った時から着替えたのか、簡素な白いシャツとその上に羽織った灰色のカーディガン、ゆるい黒のパンツに身を包んでいる。 「こんな格好ですみません。 どうぞどうぞ、中へ」 扉を潜ればすぐにキッチンが備えられたリビングルームへと繋がっている。置いてあるものの数こそ少ないが、ぬいぐるみがぽつんと棚に座り、その隣にはよく分からない像らしきものが置いてある不思議な部屋だ。 奥にはもう一部屋あるようで、そちらが寝室なのだろう。 リビングの机の上には牛乳のパックにはちみつの瓶、どこかで入手してきたブランデーの小瓶が置かれている。 それにマグカップが二つ。 (-195) 2023/09/18(Mon) 16:55:02 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あ、いた。いーよいーよ、お邪魔します」 対するロメオは灰色のパーカーにタイトジーンズだ。 一応私服の中でまともな服を選んできたつもりなので、 伸びていたりしわが寄っていたりしている事は無いだろう。 招かれれば靴を揃えて脱ぎ、 失礼にならない程度にきょろりと見回す。 よく分からない像をなんだろ……と見つめてから、 「あ。おやつ持ってきた」 フィオッコ・ディ・ネーヴェの袋を差し出した。 ブリオッシュ生地にクリームを入れたものだ。 チーズが入ったものとチョコレートが入ったもの、2種類が数個袋の中に入っていた。 「牛乳もありがと……家綺麗だね」 (-210) 2023/09/18(Mon) 19:56:28 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「アレさんから貰ったものが殆どです。 どこから見つけてくるんでしょうね、これ」 貴方が部屋を見れば、まず気になるであろうと思ったので先回りして伝えておく。 混沌とした部屋が趣味だと思われるのは……嫌ではないが、なんだか違う気もしたので。 「エ!おやつまで……そんな…… ありがとうございます。 先輩が来るから急いでめちゃくちゃ掃除しました。 これ、一個だけ食べちゃいます?」 普段から掃除はしているから、半分嘘で、半分本当だ。 寝る前のおやつだが構わない、これはきっとホットミルクと合うだろう。 しっかりとその分歯磨きすれば大丈夫。 ……たぶん。 (-222) 2023/09/18(Mon) 21:04:13 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「ああ旦那の……本当にな。 あの人も物あげたがりだよな……」 そう聞けば納得したように深く頷いた。 律儀に飾るんだな、とも思ったけれど 貰いものを飾っているのは自分も同じことを思い出し、 口に出すのはやめておいた。 「美味しいから……食べて欲しくて」 「悪ぃな、なんか。 じゃあ頑張って掃除してくれた礼って事で……食うか」 寝る前のおやつには賛成して、 とりあえず手洗いを借りてから、おやつの用意をしよう。 ホットミルクの横のブランデーを見つければ、 おっ、と声を出した。ブランデー派だったらしい。 (-236) 2023/09/18(Mon) 21:49:41 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「ね。食べ物といい、くれる物といい。 俺もいつか、あんな人になりたいな」 そう言いながら、よく分からない像をそっと撫でた。 今朝も埃を払ってやったそれはつるりとしていて掌に心地よい。 いつぞやに頭を撫でられた時でも想起しているのだろうか。 「悪くないですよ、急にお願いしたんですし。 へへ、なんか嬉しいですね、こういうの」 好きな物を勧めたり勧められたりするということ。 立場が上の貴方に甘えるのは本当はあまりよろしくないのかもしれないが、内緒にしてくれると言っていたし。 「ブランデー派でしたか? じゃあ、おれははちみつを……」 貴方が買ってきてくれたフィオッコ・ディ・ネーヴェをころりとお皿に載せて、その横にホットミルクのマグカップを添える。 貴方にブランデーを混ぜるためのスプーンも差し出してから、自分も程よいあたたかさに温められたミルクをくるくるとかき混ぜた。 念のためにふうふうと吹いてから、 「Buon appetito」 (-252) 2023/09/18(Mon) 23:01:10 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「懐広いよなー。かっこいいよ、あの人」 この間も珈琲を貰ったばかりだった。 仕事もできるし、尊敬している。 貴方はきっとそれよりも、もっと。 「誘われたにしたって一応客だからさぁ。 ……純粋に人んちに泊まるのってなかなか無いから」 「楽しいよ」 ふ、とした気の抜けた笑み。 立場がどうとかは余り気にしていないけど、 もし立場が上の人の家に泊まりに行くとなれば こんなにリラックスすることも無いだろう。 「あ、うん。入れるのすき」 「はちみつもいいよね」 子供じみた返事をして、嬉しそうにスプーンを受け取って。 とろとろとホットミルクにブランデーを入れてかき混ぜる。 「じゃ、ありがたく……」 Buon appetito、と一言。 暖かいミルクとブランデーで、体がほの温かくなる。 (-276) 2023/09/19(Tue) 1:11:42 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード「ダヴィード、ちょっといいか」 「時間は取らせん、ちょっと聞きたいことがあるんだ」 ソルジャーがアソシエ―テの一人の足取りをたどるのは比較的たやすい。 もし貴方が連絡が受け取りにくい状況であれば、周りのアソシエ―テからルチアーノが探していると連絡網が回されるなんとも威圧的な状況が起こったかもしれない。 年齢と所属している年数の割に昇級をしていないソルジャー。 そんな男がやけに仲が良いのはペネロペと黒眼鏡、そして部下を溺愛してるらしい。 そうして顔を合わせたか通話になってしまったか。 忙しなく歩き回っている猫は合間を縫ってあなたに話しかけた。 (-311) 2023/09/19(Tue) 7:05:09 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ「ひえ」 「……はい、なんでしょうか。 俺に話せることなら、なんでも」 足取りを辿れば、男は特にどこかを彷徨くでもなくアジトの片隅でぼんやりと座っていた。貴方に声をかけられれば慌てて立ち上がり、礼を取る。 幾度か顔を合わせたことはあったかもしれないが、直々に話しかけられるのなんて数えるほど。 何くれと先達に世話を焼かれていることが多い男にとって、緊張する相手であることは間違いなかった。 (-316) 2023/09/19(Tue) 7:44:31 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード「座ってていいぞお。 まあその様子なら、 いいな 」もしかして用が済んだのかもしれない。 といいつつも流石に呼びつけておいて何も言わないのはまずいかと、話題を探すように携帯を取り出した。 「……お前、黒眼鏡の旦那に何か欲しい物言えるか」 視線は携帯に向いたままだ。 (-322) 2023/09/19(Tue) 8:21:02 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ「 うぇ!? え、あ、はい……」 すとん、と素直に座り直す。 その様子?どの様子だったんだろう。 疑問が頭を巡るが口に出すわけにもいかない。 はてなを頭上に増やしているうちに、貴方の口から出た人物の名にきゅっと眉尻を下げた。 「欲しいもの……ですか。 今欲しいものなんて、無事に帰ってきてくださいって…… それくらいで」 この返答であっているんだろうか。 もしかして今連絡がつくのか?という意味だったんだろうか。 または今まで甘え過ぎたことを暗に戒められてたらしたらどうしよう。 はてなの代わりにどんよりとしてきた。 (-337) 2023/09/19(Tue) 10:13:35 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード「だよなあ……。それぐらいしか言えんよな」 「もう少しあいつに関わる人間が我儘な方がからかえて面白いんだが、そうさせないんだよな旦那は。 金や物ばっか何でも寄越してくる」 連絡は出来ないから直接会いに行け、と言いたかったが。 流石に警察の知り合いは少なかったかと顔を上げる。 「会いに行きたいんなら向こうのサツと融通利かせてやるぞ。 俺は顔も見たくねえからな」 「それとついさっきまでお前が内通者じゃないかと疑ってたんだ。 もうよくなった、だからビビらなくていいぞ」 (-341) 2023/09/19(Tue) 10:38:52 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「いつかサングラスも似合うようになりたいなあ…… 今買うとからかわれそうで買えないんですよ」 かっこいいよ、という言葉に肘をついてぽやんとする。 例えば20年後、己が黒眼鏡を掛けて仕事を仕切っている姿なんてとても想像がつかない。 あの人は今それを現実にしている。 「じゃあ今日は……今晩は?ゆっくり休んでくださいね。 ……は〜……」 甘いホットミルクを飲んで一息。 貴方の買ってきてくれたおやつをひとくち。 顔中でにこにこと笑って、幸せだなあと思う。 小さなおやつはそこそこに食べ切ってしまうし、ホットミルクもマグカップ一杯は時間をかける量ではない。 「そういえばロメオさん、寝る前にシャワーは浴びます? 俺は掃除終わってから浴びたのでこのままですけど……」 (-346) 2023/09/19(Tue) 11:06:29 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ「よく分からないものとか……珈琲淹れてくれたりとか? この前は車渡されそうになりましたよ」 まだ免許も取れない年齢なのにと苦笑する。 ねだれば際限がなさそうだから周囲の人間が自制を効かせてしまう、不思議なものだ。 「本当、ですか。 …‥お願いします。あの人に会わせてください」 男には頭を下げることしかできない。 事情も詳しくは知らない。拳を振るうことはできても、本質的には狭い世界で生きる子どもであるからだ。 続く言葉には何も言わなかった。 近しい場所にいたのは本当で、疑われるのは当然だと心のどこかで思っていたから。それは痛みを感じないことにはならないが、それでも。 直接伝えてくれる分、貴方は優しい人なのだと思った。 (-348) 2023/09/19(Tue) 11:22:04 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あー、サングラスな。あの人は似合うよなぁ……。 お前はまだ……似合わないな」 髪でも伸ばして結んだら似合うんじゃね、と なんとなくの感想を話す。 自分は上に昇る気は無いので、掛ける機会も無いだろうと 高をくくっているが。 「ん。そうするわ……手元に仕事もないし。 久々にホットミルクなんか飲んだな……」 足を伸ばして、温かいカップを傾ける。 少し涼しくなってきたから、 温かい飲み物は体を温めるのにちょうどいい。 おやつはチーズの塩気とクリームの甘さが良くって、 サイズも小さめだからかあっという間に食べてしまった。 「シャワー? んや、大丈夫。浴びてきたから。 あと歯ぁ磨いて着替えたらいつでも寝れっかなーて感じ」 (-349) 2023/09/19(Tue) 11:23:54 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「まだですもん。 いずれは似合うようになりますもん」 わざと拗ねたように、子どもらしい口調で言ってみる。 髪を伸ばすという提案については、じっと貴方を見て。 「そういえばロメオさん、髪長いですよね。 何かこだわりがあるんですか?」 思いつきのようだが、案外何か理由があるのかもしれない。 願掛けなどであればあまり聞かないほうがいいのかもしれないが。 「了解です。 じゃあ、まずは歯磨きしましょっか」 食器類をシンクに置いてあとは明日の自分に任せておく。 それから貴方を洗面台に案内して、二人並んで歯を磨く。 なんともでこぼこでおかしな光景だが、それがなんとも楽しい。 (-357) 2023/09/19(Tue) 12:13:17 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード「まーた車渡してる、……貰っとけえ。 後で金になるし孝行するときにも便利だ」 「……今俺に疑われた理由考えていただろう。 気にするなよ俺は 全員 疑っていた、。なんならこのアジト内で一番初めに疑って噛みついたのが黒眼鏡の旦那だ、あのときはぶっ殺されるかと思ったね。 昔の剣幕でキレてきて、……あーお喋りがすぎたな」 グダグタと雑談をしにきたわけではない、否、あの男の話になるといつまでもできるから困ったものだ。 「……それとな。 あいつを務所に送った原因は俺かもしれん。 だから恨みは向けても感謝はいらんぞ、ダヴィード。 お前はお前らしく好いてる彼奴等のそばにいてやってくれ」 携帯から貴方にメッセージを送った。 そこにあるのは貴方の知らない警官の名前であったが、捕まっている彼らと面会の時間を融通してくれるそうだ。 「俺ももう少し余裕があればなあ」 お前を可愛がれたのにと、なかったことをつぶやく。 貴方がやってきたのは、丁度今の貴方と同じ歳の頃だった。 何もかも余裕がなくて、そして、彼が上司でなくなった頃。 お陰で何もかもなくしたその時に、誰も頼らず一人で歩こうと決めてしまった。 「捻くれ者より素直な方が得だ。 何でも使えるものは使って、頼れるものは頼れ。 欲しいもんは欲しいと言え、そうしたら手に入るチャンスが貰える。 先輩からのありがたいアドバイスだ。覚えとけ」 (-369) 2023/09/19(Tue) 12:45:02 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「おう。いずれな、いずれ」 「拗ねんでもちゃんと似合うようになるよ、お前なら」 なんだか微笑ましくなってしまって、笑いながらそう返し。 それから。 「髪? ああ……かっこいい理由じゃないよ」 「髪短くしてるとさ、怖いんだよね。背中に何もないと怖くて。 伸ばしてたらちゃんと覆ってくれるじゃん」 何が怖いんだかはオレもよくわかってないんだけどさ、 と目を細めながら首を傾げた。 薄いレモン色の癖毛がサラリと揺れる。 歯磨きと聞けばはあいと返事して、素直に並んで歯を磨こう。 横を見れば貴方の頭。歯磨き中にいたずらでエイと旋毛を押した。 よくない。 (-370) 2023/09/19(Tue) 12:49:10 |
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