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【人】 新人看守 ダビー「……。念のためと思い看守様から許可をいただいて用意をしたが、使わずじまいになりそうだな」 無表情、無愛想。機械人形のような無機質さを纏った男は、小さなケースを懐にしまって出入り口に立った。例に漏れず、静観の姿勢だ。 己が先輩に投票したことは、一切語らず。 (7) 2021/10/09(Sat) 21:38:49 |
【人】 新人看守 ダビー「いいや、R-091。俺は彼女に入れていない。別の者だ。詳細は伏せるがな」 ニアに入れていないことは速やかに否定するだろう。 (8) 2021/10/09(Sat) 21:41:01 |
【人】 新人看守 ダビー理由はあるんですけど、置き手紙でちょっと話しましたけど、詳細はどこで話そっかな〜って俺は思っていますよトラヴィス様。なんか明かせそうなところあったら明かしますね、という電波を送りたいけどメタ視点でしか送れないので新人看守は出入り口に立ったままです。 (10) 2021/10/09(Sat) 21:45:40 |
ダビーは、ナフの視線を気付いて一瞥したが、またすぐに周囲を時折観察しながら本日の処刑対象へ視線を注いだ。 (a4) 2021/10/09(Sat) 21:46:45 |
【魂】 新人看守 ダビー「愚を犯す?どうだろう。俺は好意から求めているんだけどなあ?」 「俺が人らしくあるためだよ、アマノ。 貴様らの罪によって生まれた悲哀、憤怒、苦痛、怨嗟。 そしてどんな理由であれ悪と断じられる場所に転がり落ちてしまった犯罪者達。 人々に距離を置かれた存在こそが、俺にとって『人々が当たり前のように享受する喜びや楽しみ、幸福』そのものなんだ」 削ぎ落としてきた表情を、惜しみなく乗せて。 「無理だったよ。父も兄も矯正したがっていたから、俺も努力した。 でも産み落とされた時から取り落としたものの空白は、もう何があっても埋められない! 仕方がないだろう、そう感じてしまうのだから。 愛しくて愛しくて愛しくて愛しくて愛しくて。 胸が震えるほどに愛しくて仕方がないんだ。 人々が綺麗だと口を揃えて言うものなんかより、感情を剥き出しにして生まれた取り繕ってなどいない歪なものの方が俺はたまらなく愛おしい!」 (_0) 2021/10/09(Sat) 22:00:57 |
【魂】 新人看守 ダビー「人々が愛さないと言うのなら、俺だけでも愛そうと思ったよ。 日陰に沈む感情を。転がり落ちてしまった者たちを。 ああ……想像しただけで胸が躍る。俺も、人のように好きなものに好きと言う感情を注いでやれるのだから」 うっとりと、惚けたような笑みを貴方に、愛する対象に向けながら男は語るだろう。 そこに悪意は一切ない。 あるのはただ、純然たる好意だけ。 (_1) 2021/10/09(Sat) 22:01:25 |
【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ「はい」 貴方がノックをすればすぐさま返事が飛んでくるだろう。続いて、扉が開かれる。 「M-701か。何か?」 貴方が青白い顔のまま先輩に最期を与えたのを見ていた男は静かに声をかける。 何一つ、今までと何一つ変わりない表情や態度のまま。 /* ようこそ♡感度94000倍ドッコイ太郎です。よろしくお願いしますね。 (-54) 2021/10/10(Sun) 1:35:17 |
【人】 新人看守 ダビー ……これは、兎が処刑者達に喰われる宴の途中の一幕。 「投票を誘導したと言われると、確かにそうだな。 分かった。責任を取ろう」 男はそれだけを呟いて、処刑に混ざったことだろう。 赤 を見た。自分のよく知る赤とは別の、煌々と燃えるような赤。 ブーツを鳴らして前に進み出る。 燃え上がる心臓を服の上からそっと撫でる男の様子は、まったくもっていつもの通り。 何の温度も灯らない無機質な表情のまま腰に下げていた拳銃を引き抜き、銃口を貴方へ向けた。 一発、二発、三発。ガラスの割れる音がする。 赤 の弾丸が兎の脚に噛み付いた。男が使う弾丸は人の体内の中で花が咲くように変形し、より痛みを齎すような構造となっている。 きっと、例に漏れず少女の右足の中で血で作られた赤の花が咲き誇ることだろう。 左脚は既にルヴァが 赤く 染め上げている。兎はもう、己の脚ではどこにも飛べない。 燃え上がるような心臓を抱えていてもなお冷ややかだった看守の処刑は、こうして静かに幕を閉じた。 (51) 2021/10/10(Sun) 3:12:02 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「トラヴィス様。 ……すみません、俺好きな食べ物とか無くて……」 これはメタ時空のダビー。もともとあるお返事は今からするのでちょっとお待ちくださいね。 「トラヴィス様、そもそもおでんという料理の文化圏ご存知ですか?俺は箸を使う文化があったのでおでんも知っていますが……」 もちもちが好きなんだろうか、トラヴィス様…… (-82) 2021/10/10(Sun) 3:31:08 |
【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア 男は少女の唇の動きを見た。今までずっと大きな動きを見ることのなかった、囚人たる少女の変化を。 「……」 その時は、ただ無感情にその唇の動きを追いかけていたのだが── ▽ (-85) 2021/10/10(Sun) 3:40:39 |
【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア 全てが終わった後。 イクリールが貴方から『食材調達』をし、看守達が最後の始末を終え、処刑室から誰もいなくなった頃。 「……楽しいかい、だったか」 胸を押さえる。 心臓を燃え上がらせるものより此方のほうが余程いい。 「──ああ。楽しかった。主に楽しいと感じたのは俺が手を下した時じゃない。その後だったがな。 お陰で良いものが見れたよ、B-128……いいや、ニア」 男は確かに笑って、嗤って、心から嬉しそうに貴方の名前を呼んだのだった。 (-87) 2021/10/10(Sun) 3:41:57 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「…………!!!」 「お酒は……………………あの………………」 メタ時空の後輩は貴方の言葉で死ぬほど弱くなった。 実はおしまい野郎の二つある弱点のうち一つが、それなので…… (-89) 2021/10/10(Sun) 3:44:19 |
【秘】 新人看守 ダビー → 中堅看守 アンタレス「望んではいないと思います。彼は宴にさほど乗り気ではなかった筈ですので」 だから、と言葉を繋げる。 「望んでいない上で、俺は願います。 囚人M-701──ミズガネの復活をね。 彼は態度が非常に悪い。この期間中彼と話をしましたが、脱獄を未だ考えている。より罰が必要だと俺は考えます。 それに……反応の良い者のほうが、処刑を観る者たちも楽しめるかと思いますので」 口元を手袋で隠しながら男はそう述べた。 「ありがとうございます、アンタレス様。 ……アンタレス様ご自身は使ってみたい方などいらっしゃらないのですか?やはりこの宴にはあまり興味が無いでしょうか?」 (-91) 2021/10/10(Sun) 3:53:04 |
【秘】 新人看守 ダビー → 気分屋 ルヴァ「そうだな。沢山見られると俺は嬉しく思う。 貴様は……」 沈黙が流れる。思考を巡らせているようだ。 ややあって、続きは静かに投げられた。 「……薬で抑制されていない貴様は、随分と己の制御が上手いようだな。達観していると言えばいいのだろうか。 例え自分が望まぬ状況に立たされたとしても、貴様がたいそう大事にしている『アマリリス』に何かあっても、恐らくはそのままなのだろう。 M-219のような者からも恐らく見られないが、きっと貴様からも見ることは難しいな」 ナフの名を挙げながらも男は一人で貴方の様子を振り返ってそう感想を述べたのだった。 「用件はそれだけか?話を続ける気がなければこちらから切ってしまうが」 (-95) 2021/10/10(Sun) 4:01:57 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「はい。満足しました」 己の指に力を込める。震えが伝わる貴方の指を抱きしめるかのように、絡んだ指が更に擦り寄った。 「とはいえ俺はあまり人の感情に寄り添うことはできませんから……貴方の考えがいったいどれくらい理解できているか分かりません。理解が浅いようでしたら謝罪します。 でも、俺は安心しました。貴方の言葉から、てっきり表舞台から下りた素のトラヴィス様は感情も何もない伽藍堂だと思っていましたから。 感情はある、苦痛もちゃんとある。 生き続けることに苦しさを感じているのに、死人と呼ぶ囚人たちに惹かれては絶望をし続けて……見えない糸で雁字搦めにされているようで、大変に痛ましい。貴方のほうこそ罰を受け続ける囚人のようだ。 ……あぁ、はは。ふふ……」 ▽ (-101) 2021/10/10(Sun) 4:20:10 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「そんな貴方が、大変に魅力的に見えます。トラヴィス様」 男は、心底愛おしそうに目を細めた。 (-103) 2021/10/10(Sun) 4:21:03 |
【秘】 新人看守 ダビー → 魅月守 チャンドラ「……」 顔をシーツに埋めたままの男は、少しだけ静止した。一瞬、貴方を抱きしめる腕の力が僅かに強まったけれど。 嬉しそうな様子に、ちょっぴり困惑中のよう。 「……チャンドラ様はこういった薬を飲んだことがあるのでしたか。確か、限界が来る時とかなどに……」 本格的に熱が溺れる前に話していたことを思い出す。 それで、何かに気付いて思わず顔を上げた。 「…………今がその"限界"だったのですか?」 (-106) 2021/10/10(Sun) 4:32:46 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「残念ながら、元々このような顔ですよ。己を殺す必要がなくなった。それだけです」 男は貴方に寄り添うことなどない。無遠慮に振る舞い、無責任に塗り潰したとしても捨て置いてしまうだろう。 「ええ、そうですね。折角宴が始まる前から貴方に看守としての在り方を教わったのに、殻を捨てたから要らなくなってしまった。 ……ただ、全てが無駄だった訳ではありません。貴方の話は興味深いし、俺として、生きやすくなった」 手を揺らして、指を絡め直す。何度も何度も。熱を擦り付けるように、丁寧に。 「堕ちて、塗り潰されて、溺れて沈んでしまえばいっそ楽だったのに。置いていかれると考えられないほど染まってしまえばよかったのに。 …………そうしないと、貴方のご意思で選んだのではありませんか?可哀想な人。だから可愛らしいですけれど」 (-119) 2021/10/10(Sun) 5:14:29 |
【秘】 新人看守 ダビー → 魅月守 チャンドラ「…………強い人だ。こうして薬でぐずぐずになり肌を重ねなければ、きっと気付かないままだったでしょう」 こういう時はどうすればいいのだったか。 まるで恋人のようにそっと腕を伸ばして貴方の頭を優しく撫でるだろう。上司が崩れ落ちたら困るな、などとあまりに冷え切った理由からだったのだが、その手つきと熱は本物だった。 「何がそこまで貴方を苦しませるのです。この『無礼講』ですか?それとも誰か個人の話で?」 (-121) 2021/10/10(Sun) 5:18:14 |
【秘】 新人看守 ダビー → 魅月守 チャンドラ ぽつぽつと切り出された話を全て聞き終えるまで、男は静かに月光色の髪を梳くように撫で続けていた。 「幻滅なんてしませんよ」 自分はそういう姿が好きだから。 「俺の先輩方は仮面を被るのが得意な方が多いようですね。 その笑顔の下で、いったいどれだけ心が泣いていたのやら」 頭を撫でていた手はゆっくりと下りていく。とん、とんと穏やかなリズムであやすように背を叩いた。先程、貴方が自分にしていたように。 「囚人の中には貴方に心を開かない者もいるでしょう。それどころか貴方に傷を付けるのを躊躇わない者だっている筈だ。そんな者たちも、お好きだと? ……チャンドラ様。"ひと"の、どこが好きですか?」 (-131) 2021/10/10(Sun) 6:08:31 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「いいえ、貴方からの贈り物です。いったいどうして捨てられるというのでしょう」 きゅ、と指が一際貴方の指に絡みつく。 「俺のしたい事をしていいのなら、そうしましょう。 ──俺のしたい事は、貴方のような人を愛でる事ですよ。トラヴィス様」 歌うように軽やかに。男は感情を一切隠さず、楽しげに言葉を紡いだ。 「苦しさや悲憤とか、醜いとされるものや、哀れなものに惹かれるんです。それらに振り回されたり、傷ついたりする人のことも。 愛おしいじゃないですか。皆が綺麗と呼ぶものは丁寧に整えられていて、逆に気持ちが悪い。剥き出しの感情で、傷つきながらも産み落とされたものの方が余程美しく愛らしいと思うんです。 俺はそういう日陰に蓋をされて押し込められたものたちが大好きです。人々に忌み嫌われるなら、俺が代わりに愛するんです」 絡めた指を引き寄せて、拒まれないのなら口づけを落とすだろう。 (-133) 2021/10/10(Sun) 6:18:36 |
【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ 濁った青緑色を覗き込む。 「……先輩を殺して当てられたか?」 顔はまだ無表情を装ったままだ。けれど声色は隠しきれない悦びを滲ませ、貴方をくすぐる。 男は濁った翠色を細めて、そのどろりとした水銀を喜んで飲み干すだろう。 「勿論。貴様が隠し持っているものを俺は全て見たいんだ。何もかもぶち撒けるといい。 俺は歓迎し、そして愛そう」 → (-158) 2021/10/10(Sun) 10:20:45 |
【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ そうして男は招き入れる。部屋に引きずり込む。貴方が感情以外、その後ろ手で何かを隠し持っていることに気付いたとしても。 案内された上等な看守控え室。 部屋の隅に特殊な力を用いない、輸血に用いる一般的な医療道具が置かれていた。少し見渡せば机の上に治療ユニットやナイフ、手錠、何かの小瓶──中身が少し減ったドクウツギから抽出した毒だ──、鍵付きの手帳などが整頓して並んでいるのが見えるだろう。 (-160) 2021/10/10(Sun) 10:22:04 |
【秘】 新人看守 ダビー → 中堅看守 アンタレス 返ってきた答えに、喉の奥で笑いそうになって、耐えた。口元を手で覆い、滲み出る歪みを隠して代わりの返事を紡ぐ。 当然、蘇生を願う理由はそれだけじゃない。けれど、それは腹の底にしまい込んだまま話そうとしなかった。 「……はい、それは勿論。よくよくお考えください。 そして、他に使いたい者が出来た場合についても構いません。 人を生かすも殺すも、全ての権利はアンタレス様の手の中にある。アンタレス様がどうしたいかを優先するべきだ。 ……全てを気怠そうに眺めていた貴方が、どのような思いでどのような選択をするのか……俺は、興味がありますから」 貴方が別の者に薬を使ったとしても、それはそれで楽しみを見出せる可能性がある。 何一つ、問題などないのだ。 (-162) 2021/10/10(Sun) 10:39:34 |
【魂】 新人看守 ダビー「『無礼講』で許されたのは何も囚人だけではなかったという事だ。 それに……俺のこれは貴様のお陰で出せたところもあるんだぞ?今までは考えてはいけないものと封じ込めて善人であろうと矯正する努力をしていたのに。 悪と断じられるものを思うだけなら自由と言ったのは、どこの誰だったかな?」 貴方が無表情を貫く一方で、男はたまらないとばかりに喉奥でくつくつと笑っている。 「…………うん?勘違いしているようだから幾つか訂正しようか。 俺は基本的に、自分の手で無理矢理相手を縛り付けるような事はしないししたくないよ。魔がさす事があるかもしれないが。 具体的に言うなら、別に俺はアマノの刑期を延ばしたいとは思わない。そのままの貴様を愛でたいから。罪を償い終えたらそのまま外に出るといい。それくらいの縁だったということだ」 あっさり貴方を手放す意図を晒した。貴方個人に執着していない事を示している。 → (_3) 2021/10/10(Sun) 11:10:28 |
【魂】 新人看守 ダビー「……故に、だ。 貴様の望みは聞いてやれないよ、アマノ。 俺は愛しいと思ったもの全てを愛でたいんだ。お前一人に全てを注いでやることは出来ない。 その結果、俺の預かり知らぬところで貴様が壊れてしまったとしても……それはもう仕方がない。それならそれで過程を想像してなぞりつつ、壊れた貴様を愛でるだけ」 男はあっさりと貴方の願いを蹴り飛ばす。嘲笑いながら踏み躙る。果たして男の姿勢は人を愛すると称していいものだろうか。 「私にだけ向けておけなんて、随分熱烈な事を言ってくれたなあ、アマノ?それは挑発か? きっと貴様のことだ。知性の生き物たる人間を守る為に罪を犯した時のように、哀れな囚人を守る為に襲撃を買って出た時のように。 俺に目を向けられそうな者を守ろうとしたんだろうな? ふ、ふ。ははっ、はははははは!」 → (_4) 2021/10/10(Sun) 11:14:09 |
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