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【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「運動するのは楽しいよ? 信クンも来たらいいのに。 ああでもプールで唯でさえ身体も疲れるものだろうし、無理には勧めないよ」 普段の振る舞い、過ごし方。些細なことからしてだいぶん互いの間には違いがあるのだろう。 互いに良かれと思ってやったところで、それが相手にも尊ばれるかはわからない。 それでも別に何もかも突っぱねるわけじゃないし、ありふれた種類をちゃんと受け取りはした。 普段はコンビニでも買えそうな缶ビールなんて、飲まなさそうな顔をしているくせに。 トン、場違いな白い缶をテーブルの傍に置いて、 まだいるのか、とばかりに黙って微笑んだままに視線を投げかける。 ただ、貴方の去り際にまるで耳打ちするように。 「……明日の朝。ちゃんと行くからね」 一言だけ添えて、また食事を再開し始めた。 (-2) 2022/09/25(Sun) 21:05:59 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 正社員 千堂 歩生「別に勘違いしたってかまわないよ。勘違いだって自覚があるなら。 僕は神品でもなけりゃ潔癖なわけでもないんだ、案外。 自分の大事なものからはちゃんと距離を置くようにしているってだけでね」 ひょっとしたら紳士然としたイメージをもたれているのかもしれないけれど。 この社に属している者らしいユーモアは弁えているつもりであるわけで。 すっかり縄をほどき終わったものの、服と肌の間に滑り込んだ掌はそのまま。 「……ふん? まあ、社として問題ないなら何も言うことじゃあないか。 従業員や人事にかかわるところっていうのはなかなかどこも大変だね」 見せられたスマホの情報を見て、納得した様子。多少目は丸くしたものの。 驚嘆というよりかは感心と納得が買った。そうした技量のある人物だとは知らなかったため。 ゆっくり、坂を上がるように理解をした上で、さて。 据え膳めいた今の状況については、どうしたものかと考えて。 「それで、どうしようかな。僕としてはこのままでもいいのだけど。 それとも縄が解けてしまったなら、もう僕のことは用済み?」 (-7) 2022/09/25(Sun) 22:37:54 |
【人】 経理課 望月 ロビン「……」 朝風呂から連れ立って出てきて、まだ湯気のたつ髪を放り出して。 プールサイドだっていうのに、浴衣をしっかりと着込んだままだ。 写真と、動画を見て。それぞれの様子というのを交互に見て。 「……今日はスパに集合出来たら集合なのだっけね。 それじゃ、みんなもまた後で」 性癖の発表会だけざっくりと目を通すと、朝食会場から離れた。 あと朝のうちにやることと言えば、誰ぞの荷物でもわざわざ運んだりしたのだろう。 (7) 2022/09/25(Sun) 22:49:58 |
望月 ロビンは、今日も朝から荷物持ち。 (a4) 2022/09/25(Sun) 22:50:27 |
望月 ロビンは、朝食会場からの去り際、部下の肩をポンと叩いていった。さ、一日の始まりだ。 (a6) 2022/09/25(Sun) 23:03:12 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信すっかり機嫌をよくした様子の相手を、なんにも言わずに見送る。 少なくともあなたから貰った缶ビールは捨てたり人にあげたりはしていないし、 運動が終わった後、寝る前に飲む機会はあった、らしいというのは間違いないこと。 さて、それから夜が明けて。 まだ朝食前の早い時間に、起き抜けて戦闘の前に急ぐ。 ひょっとしたら貴方は朝食後のつもりだったかもしれないが、それはそれとして。 まだ人のいない時間帯、ちょうど幸いにしてほかに朝風呂を楽しんでいる客はまだいないようだった。 もしかしたら、もっと規模の大きい露天風呂のほうに人が集まっているのかもしれない。 湯浴みのセットを脇に抱えて、待ち人が来るのをのんびりと待つ。 (-10) 2022/09/25(Sun) 23:30:12 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「おはよう。ひどい顔」 くすくすと笑いながら相手を迎える。相手を違えれば失礼に過ぎる言い様だ。 相手だから問題ないと思っているのか、親しみのうちなのか。 こちらといえば朝から背筋も伸びて髪も櫛がしっかりと入っていて、 浴衣も寝巻きにした後にしては随分と綺麗な着こなしのままだ。 普段から見苦しくないようにしているその格好と、大きく印象は変わらない。 「まだ誰も来てないみたいだ、営業時間内ではあるから大丈夫。 朝から一番風呂てのも、確かに気持ちがいいね」 入り口の引き戸を開けて中に入り、脱衣所のかごを選び取る。 背が高いから一番上の段のものを取るのも、当たり前の光景だ。 浴衣の紐を解き、袂を開いて肩を抜く。 やたら筋骨隆々なわけではないが、しっかり鍛えた体は他人に見られて恥ずかしいものじゃない。 もう日本に来て久しく、慣れた様子で脱衣かごの中に衣類を畳んで放り込んでいく。 「昨日や一昨日も、こんな感じだった?」 (-16) 2022/09/26(Mon) 0:02:43 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「そう? キミはチャーミングな顔をしてるよ。 でもみんなの前に顔を出す前に髭はきれいにしておいたほうがいいね」 起き抜けといったふうな顔を見て、ちょっと笑ってみせる。 からかい混じりのような言葉を掛けつつ、自分も下着を脱いで足を抜く。 その下に隠れている身体は昨日のいつぞや、盗撮アプリを通して流された映像に似ていた。 今だってどこかしらから撮られているのかもしれないが、臆した様子もない 「今日は僕が隣にいるんだからダメだよ、そういうことしちゃ。 ……それにしても、また痩せた? ちゃんとご飯も食べてる?」 冗談めかしつつも忠言はしっかりと。 普通の男が持ち込むには多いくらいの、自分用のシャンプーやらのセットを抱えて、 ふ、と相手の身体に目を落とした。背中や腹の薄さにどうしても目がいく。 案ずるような様子を瞳にうつして、不健康そのものみたいな肋に手を触れた。 ここでなら食べそこねることもまあ、ないだろうと合点して、 足を返して大きな浴場のほうへと進んでいく。 (-34) 2022/09/26(Mon) 6:52:07 |
【人】 経理課 望月 ロビン朝食を終えて少しばかり時間が経った頃、改めてプールに姿を表す。 もう朝食会場としての役目を終えたプールサイドは、すっかりリゾートの装いだ。 水着に着替えて水深があって仕掛けの無いプールに飛び込んだ。 競技練習用というほうが近いそれは、貸し切りの今でなくても人は少ないだろう。 端から端まで、正しいフォームで突っ切っていって、向かいの岸まで足もつかずに泳いでいく。 昨日の戯れとは随分違えた景色だ。 (16) 2022/09/26(Mon) 7:30:36 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「……誰かに何か言われでもしたの? 何かあったら僕に言うんだよ。 社内の人を疑いたくはないが、君を羨む人はいくらでもいるだろうしな……」 卑屈に走って受け取らない様子に想像力を働かせて、辿り着いた答えは環境要因の方だ。 心底案ずるように見下ろして、頬骨の辺りに手を伸ばす。伸びた髭に指球が触れた。 耳に前髪の一部を掛けてやって、細めた湖底のアクアブルーがじっと見ている。 それも、着替え終わるまでのうち。 「誰に怒られなくたってダメだよ。危ないだろう? 信は賢いんだから、ちゃんと自分で考えてくれなくちゃ僕も困っちゃうな」 薄っぺらい腹の皮を摘んで放して、こちらも他に誰かいるでもなし、何も隠さずに中へと入る。 都合、取り回しがいいのか立って洗えるシャワーの方を選んだ。 髪から下へ下がるように洗っていって、サアサアと床を水が叩く音ばかりが響いている。 質の良さそうな香料の匂いを振り撒いて、金髪を湯につかないように結い上げる。 すっかりさっぱりしたなら、シャワーを止めて湯船に浸かった。 大きな体を収めた湯船から、ぶわと親が溢れ出てくる。 「あー……朝はこれまた、格別だね」 (-51) 2022/09/26(Mon) 11:37:22 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 正社員 千堂 歩生「ふふ、それはまだ教えられないかな。 大事なものは誰にも見つからないように隠しておくものだろう、なんてね」 冗談めかして言う辺りは少し軽妙さが勝つ。とはいう問うたところではぐらかされるのが関の山。 付き合いの長い人間なら、その"大事なもの"が何かと言うのを知っているかもしれない。 ともあれ今は野暮ったい話はさておいて、一時の享楽に身を預けることにする。 どうせ日常に戻ったなら無かったことになるような、気軽で無責任な無礼講だ。 「一応はね。キミや、キミにとって気兼ねするような人があるなら許可は取っておくべきだと思って。 そうだな、キミらしい言い方をするなら……退屈してるんだ、僕も」 小さく笑って、腕の中の体を抱き寄せる。まだ肌に触れたままの掌が、わずかな起伏をなぞり始めた。 先ほどまでの誤魔化したもどかしいものとは違って、明らかな愛撫の表情を湛えている。 全身の熱を移し替えるように、じわじわと服の内側に入り込んでは浮いた隙間から布を剥がしていく。 肩口を露わにして、腕を抜いて。あらわれた肌色に、痕を残すように口づけを落とした。 寄宿部からは離れているとはいえ、誰に知られるかもわからないような場所でだ。 当然、件のカメラアプリには写っているだろうし。 /* 暗転のタイミングはお任せします……! (-89) 2022/09/26(Mon) 18:37:40 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「信は危なっかしいからなあ……」 小さく呟いた言葉もそのうち湯煙の中に消える。 髪が湯に入らないように上げているのが普段と勝手が違うのか、気にして首に手を当てる。 その拍子にふと目に入った窓の外に景色に目を留め、へえと声を上げた。 建物を隠す木々の間からは、遠く景色がうまい塩梅に額にはまったように見えている。 「ああ、ここは結構な穴場だね。向こうに見える景色が綺麗だ。 目立った設備がないから案外人が来ないのかもしれないな、いいところを見つけたね」 こっち、と手招きしかけたところでふと相手の顎元に目を留める。さっきよりは剃られてはいるが。 遠目に見ただけでも、剃りたてとは思えない様子にちょっとだけ眉根を寄せた。 体を起こして手を伸ばし、ひょいと顎を掬ってよくよく確認してみる。 「……髭、また剃り残してるよ。さっき見てたけど気を遣わなさすぎるだろう。 僕の貸してあげようか、部屋で剃ってきちゃったから今手元にはないけれど。 あんまり適当にしてると肌が荒れるよ」 (-90) 2022/09/26(Mon) 18:59:15 |
【人】 経理課 望月 ロビン>>+14 富武 「や。富武クンの方こそどうしたんだい。 僕はスパに集合するまで、手が空いたから身体を動かしていただけだよ」 ポニーテールを動かないようにしっかり留めた金髪は今は水に濡れて落ち着いている。 普段は緩くカーブしている前髪を掻き上げ、声を掛けて来た人物のほうを見た。 「……なんてね、偶然見かけたなんて顔じゃないな、それは。 大方僕に話があるんだろう? 僕もキミと話をすべきだろうと思っていた。 上がるよ、仕事の話はもうちょっと落ち着いた場所でした方がいいだろう」 白々しく吐かれた言葉はすぐに訂正され、はっきりとした声に取って代わられる。 何が言いたいかなんてのは、振る舞いや顔つきでわかっている。 それならば自分も、それにふさわしい対応というのをするのが良い。 タオルを取って軽く身体を拭くと、折りたたみ式のアウトドア用の机を広げた。 座る椅子こそその辺りからとってきたアルミの椅子だが、視点高度さえ確保できれば十分だ。 (29) 2022/09/26(Mon) 20:06:32 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛/* ア! スパと混ざりそうなので秘話移行しますか。 このレスが間に合わなかったらこちらのほうで切り替えます。 (-101) 2022/09/26(Mon) 20:22:16 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 正社員 千堂 歩生「構わないよ。僕の大事なものは、僕のものじゃないんだ」 虚勢や意地とするには、些か以上にはっきりとした口調で告げられる。 手に入らずとも満足できるのだ。そこに深い意味も理由も必要はない。 ただそこにあるだけで満たされる、それだけのことに、それ以上秘匿されたものもなかった。 「さあ? キミくらい容貌も中身も優れていれば、惹かれる人はいくらもいるだろうし。 それこそ引く手数多なんじゃないかなと思うけれど。違う?」 脱がせたシャツを洗面台に置く。大理石の台は広く取られているし、きれいに清掃されている。 それでも冷たい石は気勢を削ぐし、身体だって凝ってしまうだろう。 そこに相手の体重を掛けさせ身体を支えさせて、両腕の内に自分よりかは細い身体を収めた。 舌を首筋に這わせる濡れた音が響く。肩口から胸元へ、腹部の稜線を辿って臍まで指が下りた。 即物的には遠くも、体温を徐々に高めていくようなゆるい愛撫が続けられる。 「魅力的な誘いではあるけど、それじゃキミが面白くないだろう。 どうせならお互いに楽しめるほうが僕は好きだな」 (-109) 2022/09/26(Mon) 22:43:15 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「僕が? ……そんなことはないさ。僕は自分の領分を弁えている。 自分に無理をさせるほどのことなんてのはしないよ。 それに僕は、信がこうして僕と過ごしてくれることを嬉しく思っているよ。 付き纏われているなんていう風に思ったことはない」 自覚がない、というよりかはまったく見当外れなことを言われたように首を傾げる。 事実、無茶をして今の地位にあるわけでもなければ、無謀なことはしたりはしない。 そういうところは、嫌味なくらい完璧だ。本人にしてみれば、楽をして生きている程度でさえある。 付け加えられた言葉だって、当人にとっては何も意外なことでもない。 事実、そう思っているのだ。そのくせ誘いのいくらかは平気で跳ね除けるのに。 当たり前にそう言ってしまうからこそ、相手からすれば不可解なのかもしれないけれど。 「キミ一人ぶんの荷物くらいなら僕が持てる。貸すくらいなら困りもしないだろ。 ……ほら、この辺りとか切れてる。いつかシャツが血だらけになるよ。 無頓着なくらいならまだしも、これはそれを越えているよ。 明日は持ってくる。また朝にここにおいで、いい?」 強情にも思えるくらいにぴしゃりと指摘を当てる。やたら甘い男もさすがに看過できなかったよう。 一度気になったら全部気になってしまうのか、手のうちで顎をひっくり返して検分する。 細かな傷を一つ一つ指で確かめては、ひどいな、なんて渋面を作った。 (-112) 2022/09/26(Mon) 23:30:33 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛「今朝より前のキミだったら、そもそもこうして話すのだって避けているだろう。 随分、……悪い別れ方だったのは確かだ。頭が冷えたらまた機会もあるかとは思っていたけど。 びっくりしたよ。内容ではない。随分自分の目は節穴だった、ということにだ」 今になってようやく、彼が何に対して激高し失望したのかを理解する。 そしてそれは随分と手の遅れたものだった。今更どうにも信頼というのは組み直せはしない。 だからこそ相手が話をしにきたのだということも、わかった。 格好こそ滑稽だが、デスクに座している時とそう変わらない立ち振舞のまま首を横に振る。 そういうところばかり見透かして、そのくせ相手にとっては、何もわからないのと同じなのだろう。 「いや、僕は先にキミが話すべきだと思う。 何か"持ってきた"んだろう? 見せてごらん。それによって、僕もどんなふうに話すべきか変わる。 前回は、何も知らずに随分なことを言ってしまったからね」 言葉は慎重に。己の話を、今はしているのではないのだ。 これが相手の未来を左右するなら、と。こちらははっきりと、固辞と共に相手を見つめる。 (-113) 2022/09/26(Mon) 23:30:57 |
望月 ロビンは、三日目の部屋割りもきちんと男女で真二つに分けて、皆のために取り計らいはした。 (a13) 2022/09/26(Mon) 23:32:41 |
【人】 経理課 望月 ロビン#3日目スパの部 朝の遊泳を終え、頭も身体も適度に疲れさせた後。 存分にスパの効用を味わおうと、改めて施設に入り更衣室に立ち寄る。 先見隊よりかは遅れていったのだから、当然すぐにはたどり着けないし、 そもそも何処から回るか、なんてのは聞いちゃいないのだから間に合いもしない。 先にちょっと別の施設にでも浸ってからにしておこう。 例えば高濃度炭酸泉とか。 (37) 2022/09/26(Mon) 23:49:24 |
望月 ロビンは、ワ〜〜〜〜〜。(ぱちぱちぽこぽこ) (a14) 2022/09/26(Mon) 23:50:27 |
【人】 経理課 望月 ロビン#3日目スパの部 一方その頃、十分にスパの施設を楽しんだところでようやく見知った顔を見つけた。 遠目に見てるぶんには、なにやら騒いで楽しそうなふうに見えただろう。 溺れている子供が一見すると遊んでるようにしか見えない、そういうやつだ。 「ああ、みんなそっちのほうにいたのか。先に回ってたみたいだね。 あっちの方は行ったかな、結構いろんな種類の……」 気付いてすぐの頃は呑気に、長い足がのんびりと近付いてきた。 集合時間ははっきり決めてなかったなとか、どれくらい集まるかわからないものねとか。 たぶんそんなことを考えていて、はぐれたことにもさして責めるようなコメントもなし。 ここはどんな設備だか、尋ねようとしたところで。 → (40) 2022/09/27(Tue) 0:10:50 |
【人】 経理課 望月 ロビン#3日目スパの部 「――――ッ、信! 」ようやく異変に気づいたのは、多分それぞれのあげた声が尋常でなさそうだったからだろう。 肩に掛けたタオルを引っ張っていた手を離し、危うい駆け足で浴槽のふちまで駆け寄った。 身を乗り出し、一人に腕を伸ばす。どれくらい身体を突っ込むと危ないのかもわからない。 手探りで探すにも手出ししづらそうに、声を掛けながら白い腕をひっつかむ。 「こっちにおいで、大丈夫だから。僕に掴まれる?」 (41) 2022/09/27(Tue) 0:11:18 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「普通のことをしてるだけだよ。ああ、仕事のことなら、やりがいも感じているしね。 自分のために気を配ってるのだから、別に利他的なばかりじゃない。 鬱陶しいなんて、まさか。別にいつ来てくれたってかまわないよ。 もちろん、今は出来ないことだったなら、ちゃんと断れるのもわかっているだろう」 己の立ち振舞、あるいは相手の取り扱い方。 どちらにせよ自分でしっかりとコントロールできる範囲の話なのには変わりない。 相手が気を回す必要なんてのはないことだ。少なくとも、望月はそう思っている。 程度問題の差異はあれど、相手の手をわずらわせるような話じゃない。そうだろう。 「普段ならそうかもしれないけど、ここはスパリゾートなんだからさ。 血を流したり傷が開いたりするのはほかの人にも迷惑だと思わない? ……ほら、わかったなら明日からはちゃんとすること。別に剃るのは下手でもいいさ。 でも傷にならないくらいの努力はしたほうがいいんじゃないかと僕は思うよ?」 掌の上の顎を好き放題動かして、最後の仕上げにむぎゅと大きな手で両頬を摘んだ。 それで懲りてくれたのなら、説教はこれくらいにしておこう。 いい加減にかわいそうな同期を解放してやって、湯治を楽しむことにしよう。 長い脚を投げ出して、起き抜けの低い体温がじんわりとあったまってくるのを実感する。 のぼせないうちに上がろう、なんて考えたりしているんだろう、きっと。 (-127) 2022/09/27(Tue) 0:40:53 |
【人】 経理課 望月 ロビン#3日目スパの部 >>44 「交代するより何より、キミを引っ張り上げるほうが先だよ」 多少呆れ混じりな声を吐きつつ、掴んだ腕を思い切り握る。ちょっと力の掛けすぎだ。 スライムまみれになっているのだからこれくらいは勘弁してもらいたい。 あふれる粘体がまだ少ないところに足を掛けて力を入れて、やっとのことで全身引っ張り出した。 痩せっぽちの体は軽かったからなんとかなったけれど、これが本当に交代したら。 多分、2,3人がかりで引っ張り上げることになるんだろうと思うとちょっと恐ろしくなった。 「これ量が少なくなったらちゃんと自我を失うのかな。 製品の機序についてはわからないんだけど、どうなんだい。 ……ちょっと飲んだ? 吐き出したほうがいいのかな」 助け出したはいいものの、スライムについてはさっぱりわからない。当たり前だ。 今はそもそも責任者代理がいるのだから、当人に聞いたほうが早そうだ、なんて。 すっかり満身創痍になっていそうな体を腕の中でひっくり返して、膝の後ろに腕を入れる。 上腕に背中を預けさせれば、多少は両手も使えるだろう。 黒い髪にまで張り付いたスライムを、どうしたものかと見下ろして頭を捻った。 (46) 2022/09/27(Tue) 0:48:26 |
【独】 経理課 望月 ロビン『まさか。キミの食べ方は綺麗だ、とても』 そうは言えなかった。 今まさに薄氷の上を歩くようなゲームの中で、いつ明かされるかもしれないそれで。 別に、いつ言ったところでかまわないような話だろうに。 自分の口から話すことのほうがどれだけ価値があるかとさえ思うのに。 わかっているくせに、自分の大事なもの相手にさえ何も言えないままでいる。 このまま口を閉ざしていれば永劫の闇に葬れると、そう信じている。 (-137) 2022/09/27(Tue) 2:12:42 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 正社員 千堂 歩生「ここ? ……ああ、ピアスのあるところか。ちょっと破っちゃいそうで怖いな。 でもへそ周りってのは皮膚が薄く出来ているらしいね。 感覚が過敏になりやすいのは、確かにあるんだろうな」 柔い掌が腹の周辺をぐにと弱く押す。その下の内臓が浮き出しそうだ。 へそ周りから腰骨までを掌が撫で回し、皮膚の感覚を起伏させて、 それからボトムにベルトがあればそれに手を掛け、脱がせ始める。 肩先に舌で愛撫を続け、手元が見えてなくても滑らかな指の動きがひっかかることもない。 存外、こうした行いは慣れているのかもしれない。 下着から何から、足を覆う衣類を膝に引っ掛けるように落とさせて。 外気にさらされた皮膚に、同じように指を這わせる。 熱っぽい手付きはそれ自体は穏やかではあるものの、焦らすように性感を溜めていく。 通う吐息は深く沈むように落ち着いて、体の内側の熱を帯びた。 「……あんまり気にしたことないね。選り好みするような身分でもないし。 大体の人はそういうものなんじゃない? 特にこの会社では、さ」 (-145) 2022/09/27(Tue) 7:22:47 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛「キミは、……優しい言い方で御為ごかしても、聞かなさそうだな。 極端に過ぎる。僕一人の言葉や生き方がキミに影響を与えることは、ないよ。 近しい傾向を持つ人間に梯を外されて、ショックを受けているだけだ」 予想はしていたものの、想像していた通りのものが差し出されれば溜息をついた。 どちらかといえばショックを受け、動揺しているに近いのだろう。 その上で、息を吐いて己の感想なんかを抑え込んで、改めて見返す。 返る視線が無かろうとも、だ。 「いいかい、キミは自分のことを不適合だなんて言うけれど。 本当に仕事に対して不実で力量も見合わない人間を、社長が雇うはず無いんだ。 あれで、あの人はきちんと人を見ているよ。同情で雇用されたわけじゃないのはわかるだろう。 キミがその役職に至るまで積み上げてきた功績は偽りだったなんて、そんなわけはない」 小さくて重たい書類を机の上に置いた手に、長い指を添える。 触れるというよりは掴むような手つきだ。指の腹に僅かな懇願が混じる。 少なくとも自身の言葉がきっかけになったのなら、それは払拭すべきだ。 相手の言う通り、己と彼とでは全く違う人間だ。 であれば、生きるために取る方法だって全く違ってくるはずだ。 「キミが己の手並みを発揮することが出来ていないと感じているなら、それは…… ……僕の力不足だ。キミ自身を見て教育方針を立てることが出来なかった。 キミが気負うことじゃない。富武、キミを十二分に活かせなかったのは僕の責だよ」 今こうして説得している間も相手の嗜癖が感性を刺激しているのだとして、 それに臆したりもしなければ、呆れたりするようなことも当然、無い。 腹の中を曝け出して話してくれているのであれば、それをありのまま受け入れるだけだ。 → (-148) 2022/09/27(Tue) 7:50:43 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛「僕のほうの話をしようか。 実は、海外事業所から声がかかっていてね。ほら、僕は半分スウェーデン人だろう。 英語も出来るし、向こうの方の事業拡大に貢献しないかと言われてさ。栄転、というやつだ。 もしそうなったなら今の僕の役割は他の係長の内から繰り上がって取って代わるだろう。 そうしたなら、もっとキミにとって働きやすい環境になるはずだ」 少しだけ声音を切り替えて、気軽な話のように差し出した。 相手を追い詰め、合わない働き方に押し込めたのは自分だ。なら、こういう手段もある。 実際悪い話じゃない。いつ帰って来られるかはわからないが、それは今は問題じゃない。 「そもそも総務での仕事が合わなかったなら、別の部……例えば、開発に移るとかを検討してもいい。 案外向こうのほうが合うかもしれない、それに忌部課長は寛容だし、人をよく見てくれる。 総務に比べれば別部署への連携も少なく、自分たちの仕事にも没頭出来るだろうし。 僕なんかよりはずっと、キミが手腕を振るえる環境を作ってくれるだろう」 まだ、手を引っ込められていないのならその手をしっかりと握って。 怯えるように逃げられてしまっているのだとしたら、代わりに退職届を押し返すように。 「もしも今の縦社会が肌に合わず苦しいというのなら、選択肢はいくらでもある。 僕はキミの未来を潰したくはないし、もしも此処で快適に働けるならそのほうがいい。 キミが自分のために選べる道は、悲観的なものばかりではないんだよ。 ……どうにか、考え直してくれないかな、富武クン」 (-149) 2022/09/27(Tue) 7:51:06 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信それから後は、体があたたまるまで湯船の中でゆっくりと過ごして、 朝食の時間に間に合うようには連れ立ってプールサイドまで向かえただろう。 朝っぱらから揃って浴衣で参上するのは、他に催しがなければ若干目を引いたろうけれど。 だがまあ、結果としてはそのことに気が向かないくらいの衝撃はあったわけで。 また明日も、同じ時間に。とはちゃんと言い置いていたかもしれない。 (-152) 2022/09/27(Tue) 8:19:42 |
【人】 経理課 望月 ロビン#3日目スパの部 >>47 「人のことを勝手に数字にするんじゃない。 それに僕みたいな大男がそんな目に遭ったって面白くはないよ。 ……案外元気そうでよかったのやらどうやら」 抱きかかえた腕の中で急に呑気しだす様子に、たしなめるような言葉が出た。 助けないという選択肢も無かったものの、少し考えないでもなかった。 「馬鹿……」 今回ばかりは完全に呆れ返った声が出た。手が空いてたら顔を覆っていただろう。 残念ながら手一杯なので、渋い顔であさっての方向に目を向けるだけだ。 肩にまだかろうじて掛かっていた、青いタオルを手先で引っ張って下半身に乗せてやる。 見た目ばかりは誤魔化せている、だけでしかないのでなんとも滑稽だ。 「まあでもそしたら、じゃあ水で落ちるのか。 ほらちゃんと掴まって。この高さから落ちたら腰痛めるよ」 しっかりした体つきの人間ならまだしも、如何にも不健康そうな彼一人くらいなら軽いもの。 ひょい、と抱え直すと、シャワーブースの方まで持ち運んでいく。 部下二人置いていく課長二人。 (49) 2022/09/27(Tue) 9:26:54 |
望月 ロビンは、「だから危なっかしいんだ」とだけ独りごちた。 (a19) 2022/09/27(Tue) 10:37:26 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 人事課 緑郷 溢「保守を取って戦々恐々としてるだけってのもあんまり僕らしくないだろ? それに、課は違えど同じ部署内の後輩ではあるんだ」 「……」 どういう、の種類がどれくらい適応されるのかを一瞬考えてしまった。 いや、自分の言葉なのだから今は意味は一つきりで差し支えない。 「ああ要するに、キミがどういう嗜癖を持っているのかってこと。 この催しで多分これが発表されうるんじゃないかってところをさ。 僕のほうは――……せっかくだし、お楽しみクイズってことにして正解は伏せとこうかな。 社長の楽しみまで奪ってしまっちゃ後が怖い」 あくまでまあ、任意同行ってところの言い回しだ。 別に何かしらの追求ではないし、半分は興味、半分は口八丁の都合合わせだ。 一見して女性的な体つきから伸びる手指に、自分の指を触れる程度に重ねる。 普段は対人の距離感はちゃんとしている人間だし、女性の素肌に手を触れるなんてことはしない。 今のうち、旅行の間だけのちょっとした火遊びに過ぎない。 「それともこういうのは、嫌い?」 (-158) 2022/09/27(Tue) 11:28:53 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信>>50 ひとまず近場のシャワーブースに向かって、適当に一番広いスペースをくぐる。 本来なら親子用か何かで多少幅広に場所を取られているものの、大人二人には狭い。 抱えた足をうっかり振り回してその辺の壁にぶつけでもしたら突き指しそうだ。 「……ああいうのって社長が仕掛けたんだろうか。 それとも元々一般開放なのかな。 美肌効果とかの類いで謳ってる設備なんだろうか……」 考えてもわからない。おそらく、あんまり考えない方がいい。 シャワーフックからひょいと拾って、まず自分の足元と、相手のヒザ下に温水を掛けた。 足を滑らせてしまわないようにしっかりとスライムを流してから、 やっとそろりと相手の体を床に下ろす。慎重に、壊れ物でも扱うみたいだ。 「水で薄めたらほとんど洗剤やそれこそ化粧品と変わらないね。 頭流すから、目閉じて。シャツもこのまま流したほうがよさそうだ」 向かい合ったまま、眼下にある頭に弱めの水流を当てる。 そのまま世話をし続けることに、なんら疑問を感じていない顔をしている。 スパに浸かって多少香水の匂いは落ちたものの、肌からはボディオイルの甘い匂いがした。 バニラやトンカビーンズにアーモンド、グルマン系の柔らかで温かい匂いだ。 (-162) 2022/09/27(Tue) 12:05:00 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信まあ、そう。 客先に向ける部分はちゃんとしている会社でよかった、なんて思ったりした。 「鹿籠クンも向かっていたみたいだし、急ぎで戻らなくても問題ないんじゃないかな。 まあ彼とはあんまり言葉交わしたことないから、人柄はよくは知らないけれども」 暖かなシャワーを頭の先から肩口、手の回らなさそうな背中のほうへと回しかけて、 シャツの布地にまとわりついた粘液を落とす。あれだけ浸かれば内外の差異もないだろうけど。 一人では手の届かなさそうなところくらいは手伝っておこうと、 肌に張り付いた布地をつまんでシャワーを流しかけた、ところで。 言いづらそうな物言いが耳に聞こえて、少しだけ体を退かす。 「……」 暫し、サアサアと床を叩くシャワーの音だけが響いた。 なんにも言わず、身動ぎもせず虚空にお湯が投げかけられて落ちていく。 瞬きも少なくゆっくりと上下の睫毛が叩き合わせられ、その奥に控える瞳がじっと見つめる。 ほんのちょっとだけ首を傾げて、気まずそうな顔を、呼吸する様子を観察している。 さして長い時間ではなかった気がするし、短いとは言えない時間でもあった気がする。 「わかった」 「外で待つよ」 二言三言、シャワーの音に紛れるようにして返してホルダーへと置いた。 裸足のあしが引き返して、ブースの扉を閉める。 小さく、扉が外から鳴った。重しのかかって軋む音。 遠ざかるような足音は、聞こえない。 (-168) 2022/09/27(Tue) 14:53:52 |
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