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【人】 教会の冒険者 ジェニー――ダンジョン オブ イシュノルド ―― [あたり一帯が闇に覆われていく。 青年はくるりと視線を巡らせ、腰にさした剣に手をかける。 今日の青年の任務は魔石探索だった。 それに乗じて、 自分の忌まわしい身を変える術を見つけ出したいと 青年はそう思っていたが――] ……。これは。 [ただならぬ雰囲気に息を飲み、来た道を振り返る。 出入口は見当たらず、ただ闇ばかりがあるのみ。 妙な魔術でも使われたのだろうか。 じっとこちらを伺う視線に舌打ちをして、青年は別の出口を探し始めた。] (10) 2023/01/06(Fri) 9:25:58 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――っ、……くたばれ! [襲い来る触手を一本、二本と切り伏せていく。 教会の冒険者の真髄は細身から発せられる膂力にある。 魔法攻撃でなくとも、平時ならばこれくらいの魔物はねじ伏せられる。] (12) 2023/01/06(Fri) 9:32:37 |
【赤】 教会の冒険者 ジェニー[――が、つるり、と胸を這った触手に、 別のものを思い出してしまっていけなかった。 ぴく、と体を震わせてから、 死ね、と舌打ちしてそいつを切り伏せる。 この胸部にあるものは筋肉であってそれ以上ではない、と 誰かに言った言葉を思い出した。] (*1) 2023/01/06(Fri) 9:33:37 |
【人】 教会の冒険者 ジェニーてこずらせやがって。 [やや息を荒げて地面に転がる触手たちを眺めると、 青年は再び、ダンジョンの中を歩き始めた。 誰かに会うことはあるだろうか**] (13) 2023/01/06(Fri) 9:33:52 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a7) 2023/01/06(Fri) 9:34:40 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[禍々しい気配が奥からする。 また新しく怪物が増えたのか、と 青年は剣に手を当て、慎重に進んでいた。 ――が、 たーすけてー、と響き渡る声に耳を疑い、 半ば呆れた様子で声の主を呼んだ。] ルーナ? 何をしているんだ……。 怪物に襲われているのか? [まさか相手も出入口が見つからぬのだとは思い当たらず ただ逃げ惑う福男に呼びかけ、足を止めた。>>18 **] (19) 2023/01/06(Fri) 12:59:15 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a8) 2023/01/06(Fri) 13:00:05 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――魔との遭遇―― ちょ、は、……わあっ?! [勢いよくこちらにスッ転んでくる顔見知りが一人。 何故何もない所で転んだのか、 そして何故また股座の布が膨らんでいるのか そんなことを問いただす前に ルーナは青年の足の間に滑り込んだ。>>21 顔を上げれば花園が見える――わけもない。 教会の冒険者らしく青年は男装をしている。] (32) 2023/01/06(Fri) 19:11:22 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[どうして、と涙ながらに呟いたルーナが呟いた一言に どうしてはこっちの台詞だよこいつ怖い…………と 直感的な感想を抱きながら>>24 次いで告げられた単語に、背筋に緊張が走る。] ヴァンパイアロードだと……? チッ、今のオレたちでも敵うかどうか……、 なら早くここから逃げ―――― ――おい! 数秒前の自分の台詞忘れたのか! [ヴァンパイアロードといえば、人の身に膨大な魔力を宿した 生ける城塞機構といっても過言ではない魔物中の魔物である。 そんなものが迫ってきているにも関わらず 発動した罠と現れた淫魔に注意が向くルーナにあきれ果てた。 性欲の権化め、と悪態をつく間もなく、 淫魔は指先をこちらに向ける――。] (33) 2023/01/06(Fri) 19:12:10 |
【赤】 教会の冒険者 ジェニー[そうか。 この身は古き淫魔の裔。 普段堪えている分、淫の気には耐性が無い。 淫魔の腰に手を回して、深く肉を割りつき入れてやりたい。 未だ快楽を知らぬ女性器に男を受け入れて、壊れてしまいたい。 ――だから、こんなに汗ばむのか。] (*2) 2023/01/06(Fri) 19:13:14 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[欲望がぐるぐると渦を巻いて吐き気すらしてくる。 青年は深く、息を吸い込むと (そうすることで淫気を吸ってしまうことも意に介さず) 差し出された手のひらを取って紳士らしく口づけようとする。] …………お戯れを。 この……ような、場、では、 貴女の魅力を、……っ、引き出すこと、叶いますまい [はらり、と金の髪が紅潮した頬に落ちる。 男のものらしくもない湿った薄桃の唇が、 まるで口淫を想起させるように白い指先に触れて] (35) 2023/01/06(Fri) 19:14:07 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー……はァァァッ! [刹那、銀の剣が淫魔の腕を下から上へ切り払う。 それで彼女の腕が切れてしまったかはさておき、 (切れてしまったとしても再生するだろう) 淫魔の不意をついて青年はルーナの服の袖を引っ張り、踵を返した] 逃げるぞ! ロードに見つかって死にたいなら別だがな―― [そもそも男に引っ張られてルーナがついてくるのか、 それは青年にはわからない。 淫魔の誘いに乗るも乗らないも、ルーナ次第と言ったところ。 ともかくも青年は、ひとまずロードの気配のしない小部屋へと逃げ込むだろう**] (36) 2023/01/06(Fri) 19:14:56 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a14) 2023/01/06(Fri) 19:16:46 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[骨格レベルで男女を見分けられるなんて聞いていない。>>39 だから、ルーナが抱いた違和感など気づく筈もないし、 青年は青年で襲い来る淫欲に抗うのに必死である。 なにやってんの>>40、と咎めるような声が聞こえたが 所詮魔物は魔物だと青年は思っている。 転がるものも、響く悲鳴も気にせずにルーナを引っ張った。 この福男の素行は信用できないとしても 指名任務をこなした過程で それなりに相手に友誼というものを抱いていたから 見捨てるという行為には及べなかったのだ。] あれくらいの魔物なら、 腕を落としたところで大したことはあるまい。 [むしろ自分たちが虜にされて死んでしまう、と舌打ちをして 小部屋の方へと走りこんだ。] (44) 2023/01/06(Fri) 20:40:29 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――出口は一つだけ―― ……はぁ、はあ、はあ。 そう、だな。ここまで逃げれば。 [息をあらげ、ルーナの服の袖から手を離した。 隣に男が立っている。汗のにおいがする。 それだけでさざめく感情を閉ざすように、 金のまつげを伏せて、一つ長く息を吐く。 意識したことが無かったが、 やはりルーナの方が体格も良ければ背丈も高い。 完全に男として生まれ育っていれば、 これくらいあったのだろうか。 羨望のまなざしで彼の方をちらりと見れば、 やや汗ばんだ喉ぼとけが目について、また眩暈がした。] (46) 2023/01/06(Fri) 20:41:12 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー……あぁ、……珍しいこともあるもんだな。 ありがとう。 [新品の手ぬぐいを渡されて、青年は一瞬目を丸くした。 だが、野郎だなんだと言いながらこの男は青年に優しい。 これも友情の一環か、と理解し 首元に手ぬぐいを当てようとして、 すん、と、嗅ぐような音がした。] なんだ、ルーナ。 [沈黙が部屋全体に広がった。] (47) 2023/01/06(Fri) 20:42:45 |
【秘】 教会の冒険者 ジェニー → 超福男 ルーナ …………っ [まず、青年が見せた反応は「動揺」だった。 青い瞳を見開いてルーナの姿を映し、それから反抗するようにねめつける。] どこからどう見ても男だろ。 男性器がある女なんていないし 居たとして――それは、男じゃないのか。 少なくともフツーの人間じゃない。 [言っていて吐き気がしたが、それよりも、 「女だ」と暴露して自分がどうなるかが心配だった。] ……気になるならお前の尻の穴を抱いてやろうか? 男にも穴はあるからな。 不浄だが、その性欲くらいは晴れるだろうよ。 [ふん、と鼻を鳴らしてつっぱねる。 ここまで言えば気持ち悪いと遠ざかるだろう。 そういう読みで] (-35) 2023/01/06(Fri) 20:44:31 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[こくりと喉を鳴らした。 この距離に何がいようと、普段なら気にならない筈だ。 だから、この張り裂けそうな胸と止まらない熱は、 先ほどの魔に当てられた結果故、なのだろう。 出入口を目で探す。 ――それは、ルーナの背後にひとつきり*] (49) 2023/01/06(Fri) 20:44:57 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a17) 2023/01/06(Fri) 20:47:59 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[銀の剣より股間のブレード理論を理解するには、 青年には性の経験が足りなかった。>>54 或いは、ルーナという男の股間レーダーがどれほど的確か 理解するだけの知識が無かった。 どちらか片方でも理解できていれば、 青年は淫魔とルーナをそこに置いて、一人逃げ出しただろうに。] (60) 2023/01/06(Fri) 21:42:44 |
【秘】 教会の冒険者 ジェニー → 超福男 ルーナ……当たり前のことを聞いてくるからだ、馬鹿が [雄の眼が己を射抜くのを見て、恐怖が背筋を走った。 これまで何度か任務を熟してきた相手を、 すぐに性の対象には見られないだろう。 そういう甘い見通しが打ち砕かれそうで、 青年はらしくもなく、懸命に言葉を紡いでいる。] 見るまでもない。まさか節穴になったわけじゃないだろ。 [ルーナが片手で顔を覆い、己をねめつけてくる。 一体そこにどんな感情があるものか。 悲鳴のように漏れた声は、 青年には色情魔ではなく人間の声に聞こえたけれど ただ、男に盛ったルーナ自身を嘆いているだけなのかもしれない。] 馬鹿野郎、淫魔に毒され過ぎだ。 それでもいいって言うなら後ろ向いてケツ出しやがれっ [虚勢に虚勢を張って、 せめて自分が犯されないように仕向けようとする。 そうして時間を稼いで――――] (-47) 2023/01/06(Fri) 21:43:40 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[まるで青年の動きを読んだかのように―― 実際、共に戦った経験から、「読まれた」のだろう、 ルーナが身じろぐのが見えた。>>56 構うものか、 青年とてルーナがこちらを読んでくることは分かっている。 白夜黒月のワイヤー攻撃を警戒して後ろに下がり、 青年は魔石の力を呼び出す。] 風、よ、 ――――っ?! (62) 2023/01/06(Fri) 21:44:45 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[直後、がくん、と、 空に縫い留められでもしたかのように体が硬直した。 青年の敗因は二つある。 ひとつ、ルーナがいつも通りにワイヤーで攻撃してくると予想し ワイヤー攻撃を妨害する風を呼び出したこと。 ふたつ、身体の動きを拘束する魔石を自分に使われる、等とは考えなかったこと。 せめて炎の魔法でも使っていれば、 小部屋で2人まる焼けになれたかもしれないが。 ルーナが用意した搦め手は まさに、こうかばつぐんだ!であろう。] (63) 2023/01/06(Fri) 21:45:35 |
【人】 教会の冒険者 ジェニールーナ貴様、このクソがっっっ! [ルーナの手に煌めく魔石を確認するなり、 作り手までは思い至らないまでも脳裏に浮かんだのは エデンの伏し目がちの美しい瞳――、だったが。 それはまた別の物語。 跳ね返せるほどの体格差はなく、 青年はルーナに抑え込まれてしまう。 身もだえし、軽く着衣が乱れるほどに暴れても、 逃げることはできない。 ――その代わり。 汗ばんだ青年の体から、甘くかぐわしい匂いがするだろう。 くらくらと眩暈がするようなそれは 「魔」によって呼び起こされた淫魔の淫気そのものだ。 そんなものを垂れ流しながら、 青年は歯噛みをし、ルーナの情に訴えかける。] (64) 2023/01/06(Fri) 21:46:42 |
【人】 教会の冒険者 ジェニーやめろ、こんなものを使って、 本当におかしくなったのか…… ルーナ……オレは…… お前の事を……これでも、友だと…… [熱によってうるんだ瞳から、一つ涙がこぼれた。**] (65) 2023/01/06(Fri) 21:47:20 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー……オレたち教会の者は、 人を害する魔を退けるのが仕事だから、な [くそ、と悪態をつきながら 覆いかぶさってくるルーナを睨んでいる。 こんな経験をするなんて思ってもみなかった。 いつか、女の部分だけを捨てて男になり切るのだとそう思っていた。 青年はまだあきらめきれず足をばたばたと動かすが それもまた無駄な足掻きなのだろう。>>71] (76) 2023/01/06(Fri) 22:50:15 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー! [俺もだ、と言われて、青年の表情に一瞬喜色が浮かんだ。 青年の心は冒険者にしては善に寄りすぎている。 端的に言えば、「我慢すれば」「男だと証明できれば」 これまでの関係でいられるのではないかと そんな非現実的な考えが浮かぶほどには。] ……わか、……った。 オレが男なら、 お前はまだ、オレの友でいてくれるんだな。 [ならば、耐えてみせよう。 ルーナを萎えさせれば勝ちということならば。 男だと証明してみせようと――] (77) 2023/01/06(Fri) 22:50:47 |
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