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【赤】 騎士 ノア[ ───王様と妃様の間には、 三人の子どもがおりました。 二人の王子と、一人の王女。 皆、御二方に似て容姿端麗でありましたが 王女様は、その中でも特段美しく。 金糸のような色に絹のように滑らかな髪 コバルトブルーの海より鮮やかな瞳 噂伝いではありましたが 国中が彼女の美しさを知っておりました。 ] (*6) 2022/05/25(Wed) 6:02:29 |
【赤】 騎士 ノア[ ようやく両手を使い歳を数えるようになったころ 王女様は剣を選びます。 自分のことを守る大切な剣。 選ばれたのは水色の髪が特徴的な 少年 でした。 ] (*7) 2022/05/25(Wed) 6:03:02 |
【赤】 騎士 ノア[ 夢を捨て、王女様に仕えることになった少年。 王女様と少年の仲が深まるのには、 かなりの長い、長い時間がかかりました。 少年が青年へと成長し 王女ではなく、一人の少女として 王女のことを見続けようと決めてから 時が経ち、指を折り返し数えて、 王女様12の誕生日を迎えた後のことです。─── ] (*8) 2022/05/25(Wed) 6:03:50 |
【赤】 騎士 ノア[ ────いつものように、 青年に甘い笑顔を向けて町へと向かい 喧騒の中でも美しい花を咲かせていたお忍びの王女様。 "貴女が振り向く場所へ私がいよう" そんな騎士の誓いはあっけなく、 破り落とされてしまうのです。 ] (*9) 2022/05/25(Wed) 6:04:20 |
【赤】 騎士 ノア[ どれほど御本人が 忍びたいと言っていても、一国の王女。 まさか本当に忍んでいたわけもなく、 護衛は近衛騎士以外にもおりました。 安全な環境にいた。 間違いのない時間だったのです。 ですが。 ] (*10) 2022/05/25(Wed) 6:05:34 |
【赤】 騎士 ノア[ 王女様の美しさに目が眩んだ賊が、 禁じられた魔法を使って 王女様を攫ってしまったのです。 手がかりはほんのわずか。 辿れるような魔法に長けた者を 探すにも時間がかかります。 悠長にしていたら 王女様は二度と帰ってこないのではないか? そんな不安が、王室中を襲いました。 突如として消えた王女様。 王様へ報告に駆けつけたのは、 彼女の近衛騎士─────では、ありませんでした。 彼女の近衛騎士も、居なくなっていたのです。 「 必ず見つけてくる 」 そう伝えて貰うよう、言い残して。 ] (*12) 2022/05/25(Wed) 6:07:56 |
【赤】 騎士 ノア[ ───そうして二人が消え、 1週間ほど経った頃。 水髪の近衛騎士は、王女様を背負って現れました。 騎士は確かに、誓いを守ったのです。 幸い、王女様はずっと気を失っていたのか 以前とお変わりのない様子で また国民達の光となりました。 王女様を助け出した騎士は、 その功績を持って罪を免れることにもなったのです ] (*13) 2022/05/25(Wed) 6:09:04 |
【人】 騎士 ノア[ 一口ずつ、ワインを舌に乗せていく。 更に誤解されても、されなくても、 アルコールの苦味広がり回る舌で ぽつぽつとそんな話をしただろう。 ───それだけなら、別によかったんだ。 本当の憂いは… ] ……こんなんだからさ、現実って厳しいよね。 [ …冒険者を辞めたのも、姫に仕える為だった。 表情に映る憂いは、 10年来の喪失の色だけに見えていただろうか。 見えていたらいいと思う。 誰にも話してはいけないのだと、 口固く、閉ざされている。 だから直接的なことは、何も言えない。 席に座ったあたりで、一つだけ。 踏み込む前、 他愛ない例え話のように軽く、 質問を飛ばした。 ] (30) 2022/05/25(Wed) 13:26:34 |
【人】 騎士 ノア聞くよ。…話してほしい。 まだ、仕えの身だから… すぐに叶えられることかは、 聞いてみないと、わからないけど ─── 僕は何も断らない 。それが生き方で、守るべき信念だ 約束するよ。 (33) 2022/05/25(Wed) 13:26:49 |
【人】 騎士 ノア[ 幼い頃から続けてきた生き方。 まして知人の頼みとあれば 聞かない、という選択肢はない。 それも生きる理由になるのなら 真っ直ぐに夢を見ていた頃からは 褪 せた瞳になってしまったかもしれないただ、根底に棲む心だけは 変わっていないと 逸らさずに目を見つめ返した ]** (34) 2022/05/25(Wed) 13:26:52 |
【独】 騎士 ノア/* 時間無さすぎてめちゃくちゃはしょってしまった えーーんごめん 拾いたいとこまだまだあったのに…ぐぬぬ………でも次夜なんよ(つら (-11) 2022/05/25(Wed) 13:28:54 |
騎士 ノアは、メモを貼った。 (a7) 2022/05/25(Wed) 21:13:40 |
騎士 ノアは、メモを貼った。 (a8) 2022/05/25(Wed) 21:13:54 |
【赤】 騎士 ノア[ ほんの僅かに、手が届かず。 耳障りな嗤い声と共に 私の目の前で彼女は攫われた。 …追わなければ。 首を飛ばされるだけでは済まないなんて 罪と罰の行く末など今はどうだっていい 守ると誓った 己の意思で、その日まで命を全うすると 嫌いだった 嫌いになんてなりきれなかった 一番近くで6年もの間、見てきたんだ 失いたくない 守らなければ 助けなければ 駆られる衝動の正体を僕は知らない まま。 ] (*42) 2022/05/26(Thu) 13:45:00 |
【赤】 騎士 ノア[ 薄い魔力の痕跡 途中、途中、途切れ 迷いながらも、追いきった。 暗雲立ち込める趣味の悪い敵のアジト まさかダンジョンの中層部から 通じているだなんて。 一歩を踏み出す度に ざり、と土の軋む音がする。 ] (*43) 2022/05/26(Thu) 13:45:04 |
【赤】 騎士 ノア …けて、 [ 遠く 微かに耳が拾いあげたのは、 か細い女の子の声。 ぷつり、と 慎重の糸が切れて落ちる。 うだうだとしている暇はない 考えを纏めるより先に、 声の聞こえた方へ駆け出した。 愚かだった。 ] (*44) 2022/05/26(Thu) 13:45:08 |
【赤】 騎士 ノア[ 辿り着いた部屋に居たのは 賊のリーダーらしき男 縛られて床に転がされている主 姫様と幾分も歳の違わないだろう 二人の少女 2人とも違う国の姫だ 認識するまでの数瞬の間に 一人の少女の首が持ち上げられる (*45) 2022/05/26(Thu) 13:45:11 |
【赤】 騎士 ノア[ 目が合った。 にぃ、とリーダーらしき男が 嗤う。 石より冷たい、非道へ堕ちた者の眼。 ───動けない 逸らすことも 閉じることも出来ない 悲鳴が 耳をつんざいた。 ] (*46) 2022/05/26(Thu) 13:45:15 |
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