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【人】 軍医 ルーク[ 治療の際に身体を見られることに、抵抗はない。 こくりと小さく頷き、目を閉じる。 診る前に相手を安心させる術というなら、 患者の目の前に出る度に叫ばれる自分はどうなるという話だ。 大人しくそのままじっと待っていたのだが。] ……。 [ なんだろう。 何か、様子がおかしいような。 てっきり打たれた腹の辺りを見られるのかと思っていたら、 喉の辺りに触れられて、身体がぴくりと跳ねた。 それから、胸元。 重そうに首を傾げ、じー、と見上げてみる。 見上げた赤いうさぎは、 それはもう見事に赤くなっていた。] (222) 2020/05/23(Sat) 20:58:38 |
【人】 軍医 ルーク[ 何やら慌てはじめた彼の下に、ぺんぎんがやってくる。 背伸びしてガーゼや消毒薬を差し出して、 勢いよく褒めて撫でてもらえば、 おてつだいできた、えらーい! と 両手を挙げてくるくるはしゃぐ。 必要なものを持ってこられたことを褒められたのだと、 全く疑っていない顔だ。 それからも、 ボタンを嵌めようとしてもなかなか嵌らなかったり、 (本人は気付かなかったようだが、結局一つずれていた) 頬の消毒液がだばー、と枕の方に落ちて行ったり、 中々に、中々のことになっている。 手当てが終わると、ふらふらと立ち上がり、 医務室の隅っこで丸くなってしまった。 ……後ろを向くと尻尾が見えるなあ、と思った。] (223) 2020/05/23(Sat) 21:01:06 |
【人】 軍医 ルーク[ 彼が何に動揺しているか、この頃にはさすがに気付いている。 間違えられることは二度三度ではないから、 なんかもう面倒くさくなって、 一々訂正することもやめてしまっていたのだが、 やはり勘違いされていたか。 先ほど触れられた胸元に、自分の手を当ててみる。 我ながら自己主張というものが感じられない手触りだった。 もう一度医務室の隅に視線を向けると、 赤くふわふわした塊が、ぷるぷると震えている。 それを見ていると、久しぶりにこう、 擽られるものがあるというか。] 手当をしてくれて、ありがとう。 ところでさ、 [ 休めたのが良かったのだろう。 先ほどよりは幾分しっかりした声で、 その後姿に声を投げかける。] (224) 2020/05/23(Sat) 21:02:11 |
【人】 軍医 ルークそうか、合わせる顔がないのかあ。 なら尚更、顔を見せてもらわないと? ああ、そうだね、それじゃあ、 その耳、触らせてもらおうかな? それでお相子。 [ もし彼が振り返ったなら、 寝台に横向きに横たわり、両手を差し出し、 擽るように指を動かしている様子が見えるだろう。 いつぞやの結ぶ結ばないの話を覚えているかは、 さあ、どうだろう? なお、声に出すときに“きみ”と呼び続けていた自分が、 内心では、うさぎ、と思っていたのは、 その赤い髪から覗く、感情豊かな耳を、 つい目で追いかけてしまっていたから。 もし動かずにいるなら、 此方から這い寄ってやるくらいの心算だった。] (227) 2020/05/23(Sat) 21:05:03 |
【人】 軍医 ルーク[ 彼のいる場所のすぐ近くにあのタブレットがあるのに、 気付く余裕もないようだった。 こんなやり取りは、 向こうはそれどころではないかもしれないけれど―― 暫く前までの自分たちを、思い出させるものでもあった。 それは懐かしいようで、 けれど、沢山のことを知ってしまった自分は、 もう何も知らずにいたあの頃には戻れない。 戻りたいとも、思わない。 少しずつ、正解も分からずに、 暗闇で組み立ててきた硝子の破片のパズル。 出鱈目につながりながら、音を奏で始めたピアノ。 告げたいと思うことが、たくさんある。 渡したいと思うものも。] (228) 2020/05/23(Sat) 21:06:15 |
【人】 軍医 ルークああ、そうだ、 どうせならもう一つ頼んでもいいかな? そこの戸棚に鍵がかかってるんだ、 開けて、中を見て。 耳を触らせるのと、鍵を開けるの、 二つ合わせて、さっきのとお相子だ。 [ ぺんぎんが、ぱあっと表情を明るくする。 机の引き出しを開けて鍵をとってきて、どうぞ、と渡した。 その顔だけで、何があるか分かってしまいそうなものだが、 棚を空ければそこには、 瓶に入った薄桃色の苺シロップと、 砂糖漬けの苺で作った小さなジャムの瓶があるだろう。 ぺんぎんが調達してきたとうもろこしの茶の袋も。 確認したいことがあったという、 その話も気になっている。>>1:362 そして、自分も。 まだ気付かれずにいる棚のタブレットを、 それとなく視線で確かめた。 この先にあるものが、何であったとしても、 踏み出したいと、強く、願っている。]* (230) 2020/05/23(Sat) 21:11:21 |
【人】 神置 穂村[余裕はないとはいえ学費の心配だけはなく 仕送りとバイトで生活はカツカツでもない 故に、苦学生ではないとは思っているが 彼の金銭感覚というものに、頭を抱えた 喩え親しい仲であったとはいえ 金銭が絡む貸し借り然り 奢る奢られるということを含めても やはり、心理的に抵抗がある それをどういえば、いいのだろう 言語の山脈どころの話ではない おそらく好意としてだろうからこそ きちんと線引きしないとならないと思う] (232) 2020/05/23(Sat) 21:12:42 |
【人】 神置 穂村悪い…ユージン、俺の分…今、払うわ [日頃から財布には小銭もある程度ある 足りるであろう金額を小銭入れから出して それをテーブルの上に丁寧に並べてから 彼の方に指先でそっと、寄せて届くようにする] (233) 2020/05/23(Sat) 21:14:40 |
軍医 ルークは、メモを貼った。 (a25) 2020/05/23(Sat) 21:15:34 |
【人】 神置 穂村自分の分を自分で払える以上 特別な理由なく奢ってもらうのって やっぱり、俺自身が納得出来ない 俺はユージンに雇われてる人間でもないし もちろん、親子や兄弟でもない 今日会ったばかりの他人同士だろ? これが仮にともだちだったとしても 俺は、絶対断ると思う 金が絡むと対等じゃない気がするから …俺はユージンと対等でいたい (235) 2020/05/23(Sat) 21:17:03 |
【人】 神置 穂村[それが一段落ついてから スマホを手にして続きを話し始めるだろう どういうこと?と聞かれたのなら、 スマホで答えてもいとも思いつつ*] (237) 2020/05/23(Sat) 21:20:00 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音……… あれ ? シーラカンスって泳いでないんやっけ ? [ 土曜日、私たちは海遊館に来ていた。 お誘い>>111には「 行く行く 」と即答して。 それまでにゲームで 彼の島にお邪魔する事もあったよね。 私は持ってきたパンジーの花を 彼の島のあちこちに植えていった。 「 うりゃうりゃ 」なんて 悪戯っぽくチャットを打ちながら。 ] (238) 2020/05/23(Sat) 21:56:19 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音[ それと、もうひとつ ───── ヨーロッパでは バレンタインデーにパンジーを贈る習慣があるんだって 今はバレンタインデー、彼の誕生日でもないし " 恋人同士 "の習慣らしいけど うん なんとなく贈りたかったの ] (240) 2020/05/23(Sat) 21:56:26 |
【秘】 ★中学生★ 五十鈴 雨音 → ☆中学生☆ 相星 雪也[ 小5のバレンタインデーに用意していた " 誕生日プレゼント "の手作りクッキー まだ幼馴染以上の感情を自覚してなくて ただのお祝いとしての品だったけど 当日、走って家に帰って >>0:414 翌日、しずちゃんと仲良くしている彼を見て >>1:38 なんだか ───── もう渡しちゃいけない気がした 何が悲しいのか分からないまま わんわん泣きながら ラッピングされた袋のままゴミ箱に投げ捨てた ] (-37) 2020/05/23(Sat) 21:56:29 |
【秘】 ★中学生★ 五十鈴 雨音 → ☆中学生☆ 相星 雪也[ 小6になって しずちゃんは別の子に告白していたし その年からはまた 誕生日プレゼントだと言って バレンタインデーにクッキーを贈った 込めた想いは 後者の方が重くなったけど それは言えない この距離を失うのが怖いから ] (-39) 2020/05/23(Sat) 21:56:35 |
【秘】 ★中学生★ 五十鈴 雨音 → ☆中学生☆ 相星 雪也[ だから" この日 "も 恋なんて知らない、興味も無い幼馴染の顔をして 届きもしない想いを キミに ] (-40) 2020/05/23(Sat) 21:56:38 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音ゲームで見た魚が泳いでるのを見ると なんだか楽しいね ! [ 水槽にベタっと張り付き 「 君は朝しか出現しないから手こずったよ 」 なんて、泳ぐ魚に投げかけながら館内を周る。 客の中でも、はしゃぎ過ぎの部類だったかもしれない。 お土産コーナーでは マンボウのキーホルダーに釘付けになって。 ふたつ買っちゃおう ──── ひとつはキミに。 もし、プレゼントに気が引けるようなら 次遊びに行ったときに買ってくれればいいよ、って 押しつけるように渡したかな。 ] (241) 2020/05/23(Sat) 21:56:45 |
【鳴】 ★中学生★ 五十鈴 雨音Jさんですね、わかりました 受験勉強は正直、あまり身が入らないです もう志望校決まったんですね! 私は成績と相談して、一番無難なところになりそうです (=3) 2020/05/23(Sat) 21:56:50 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音[ 海遊館へお出かけしてから数日後。 再び私は図書室で" 交換日記 "に書き込んでいる。 もし誰かが書き込んでくれても 月一ぐらいになると思ってたのにね。 ] あー、 ……… すっごくわかる …… [ " J "と名乗る彼 ? 『 僕 』って書いてるから男の子だよね ? その彼からの返信に、思わず言葉が漏れた。 ] (243) 2020/05/23(Sat) 21:56:54 |
【鳴】 ★中学生★ 五十鈴 雨音それ、すごくよくわかります 私も昔から仲のいい子で 近すぎて、好きだって気付いたのが遅かったっていうか 他に好きな人がいるのか聞いてみるのは …… 怖いですよね でも、卒業したら会えなくなるかもしれないですから 勉強も手につかない様なら、 告白もアリだと思います そっと胸にしまいこんでおくのなら 代わりに私が お話を聞きますね (=4) 2020/05/23(Sat) 21:56:57 |
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