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【人】 XI『正義』 マドカ[寒い夜、温もりを求めて手を伸ばせば、 掬い上げるように抱き上げられたことも。 暗い夜道で心細さに指を伸ばしたら、 その小さな手を包むように握られたことも。 きっと、暖かい布団に包まって、 優しい子守唄で微睡に誘われたことも。 ひとつとして、経験がないのだ。 求めれば与えられる、無償の愛など、 思いつきもしないのだ。 嗚呼本当に。 君はどこまでも可哀想で、 可愛い子だった。] (331) 2022/12/12(Mon) 19:51:18 |
【人】 XI『正義』 マドカ 一緒に帰ろう。 君と僕の、いるべきところに。 [僕は、小柄な君を抱き上げた。 君くらいの歳の子なら、 子供扱いを嫌がられるのが普通だ。 けれど僕は、どうしても君に、 そうしてあげたかった。 僕がかつて家族から受け取っていたものを、 君にもあげたかった。 だって、僕だけが享受するなんてそんなの、 平等じゃないでしょう?] (332) 2022/12/12(Mon) 19:51:42 |
【人】 XI『正義』 マドカ 暖かいお家があるよ。 お布団もあるよ。 おいしいご飯もあるよ。 誰も君を殴ったりしないよ。 怪我の治療をしよう。 一人じゃないよ。 僕たちは…… 証を持つ僕たちは。 みんなでひと所に集うべきなんだ。 [僕の言葉に君は、どんな顔をしたろうか。 君の表情が一つでも変わったならば、 僕はそれを嬉しく思ったことだろう。 そして洋館へとたどり着いた後、 止まることなくくるくると変化する君を、 僕はきっと愛してやまない。*] (333) 2022/12/12(Mon) 19:51:59 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 現在 ── [廊下から、楽しげな声がする。 あの子の誕生日まで、あと1週間。 あの子も、可哀想な過去を持つ子だった。] ならば、お誕生日くらい、 楽しんでもいいでしょう? [何事にも、バランスが重要だ。 不幸を積み重ねてきたならば、 同じだけの幸せを。 幸せだけではいけない。 でも、不幸だけでもいけない。] (334) 2022/12/12(Mon) 19:52:29 |
【人】 XI『正義』 マドカあの子は、喜んでくれるだろうか? [机の上に置かれた、彩色前の張子を眺める。 故郷では、子供のおもちゃといえば、 こういった張子のものが多く、 年下の子供達のために、 しばしばこの手で作ってやったものだった。 作業自体は、慣れて仕舞えばそう難しくない。 けれど手製の張子には、 お守りのような意味があるらしい。 そうでなくても、子供というのは 小さくて鮮やかなものが好きだ…たぶん。] (335) 2022/12/12(Mon) 19:52:57 |
【人】 XI『正義』 マドカはぁ……行かなきゃなぁ…… [まだ真っ白な張子の人形を眺めて、 深い深いため息ひとつ。 どういった流通経路を持っているのか。 あの人は、頼めば大体のものを入手してくれる。 例えば、島郡の伝統的な塗料とかも。 しゃぼん玉があるんだ、きっとそう 頼んでおいた癖、僕は彼の売店へ 受け取りに行くのに、どうにも気が進まない。] (336) 2022/12/12(Mon) 19:53:26 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 7年前 ── [結論から言うと、僕は彼の姿を見て最初に、 盛大に嘔吐した。 失礼極まりない。 今思うと本当に申し訳なさしかないのだけれど、 とにかく顔を合わせる度に、 具合が悪くなった。 吐いたのは、初対面の時だけだ。 ]念のため。 (337) 2022/12/12(Mon) 19:53:51 |
【人】 XI『正義』 マドカ[初めに起こったのは、激情。 ほとんど殺意に近いものだった。 次に起こったのは悔恨。 まるで心臓が凍りつくかのようなそれ。 ほとんど同時に怨嗟。 心臓の半分が、灼熱の炎に包まれた。 それから…それから。 それら全てが最終的に、自己嫌悪に終着する。 その間わずか0.2秒。] う……ぇ、 [瞬間的に湧き上がった感情が、 まるで滝壺に叩き落とされたような衝撃を伴って 一挙に襲いかかったのだ。 いくら証持つ僕らが『人間』より 多少丈夫とはいえ、ひとたまりもない。] (338) 2022/12/12(Mon) 19:54:11 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 現在 ── [それから7年、 どのような付き合いをしてきたか。 避け続けるわけにも行かない。 ここには僕らだけではない。 あらゆる感情をひとつひとつ殺して、 そうして理性で縛って己の足を叱咤して、 3年前にクロを連れてきてから特にそう、 クロが彼に懐いていることもあり、 少しずつ、少しずつ、 己の身体を劇物に慣らすような心持ちで、 近づく己の姿は一体、 彼の目にどんなふうに映ってるんだろうか?] (339) 2022/12/12(Mon) 19:54:26 |
【人】 XI『正義』 マドカ[彼に用があるのなら、とりあえずは売店へ。 ここで暮らしていれば常識みたいなものだった。 だから、僕が向かったのは売店。 果たしてそこに彼はいただろうか? あるいは別のところで出会うかもしれない。 不意打ちだけはやめてほしい。 心の準備をさせてくれ。**] (340) 2022/12/12(Mon) 19:54:39 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:クリスタベル ── [ 彼女、彼──クリスタベルが館に来たのは五年前。 男が館に来て二年が経過した頃だった。 予想だにしなかった自己紹介には>>27困惑を隠せずにいた。 その時は失礼ながら全身をくまなく見させて貰い 線の細さ、体つきは女性のものと思われたが。] 二人で一つ……? う、うん、とりあえずよろしくね。 [ 一つの体に二つの魂が入っているのだろうか。 それとも、一つの魂が分裂しているのか、不安定なのか。 瞬時に判断するにはあまりにも難しく この時は定型文の挨拶しか返せずにいたが 後日、「お茶での飲みながらお話しない?」と まるでナンパのような流れで 改めて詳細を聞くことにした>>230] (341) 2022/12/12(Mon) 19:56:03 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ もし、神が何故完璧につくってくれなかったのかと 彼彼女の問いを聞くことができたならば。] 「完璧になるための道を与えられたのかもしれないね。 人生は長いから、簡単にゴールまでたどり着けない。 平坦な道が続いた結果いずれ飽き、 興味本位で横に反れ、戻れなくなってしまうかもだから 目標を定められたのでは。」 [ と答えていただろう。 もし厳しい、と感じているならば 「神は乗り越えられる試練しか用意しない」と付け加えて。] (342) 2022/12/12(Mon) 19:56:18 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 神は全てを許すのだろうか、との問いがあらば] 「もちろん。許すも許さないも無いよ。 君が許されると思えたなら、その段階で許されている。 許されないと思っているなら、いつか許されると信じて。」 [ 回答があまりにも的外れで綺麗事で 所詮“聖職者ごっこ”でしかない、と 一蹴されるかもしれない。 聖職者ごっこなのは紛れも無い事実である。 それでも、君のことを理解をしたかった。 悩める君に寄り添いたかったのが一番、という 思いが伝われば良いのだが。**] (343) 2022/12/12(Mon) 19:56:29 |
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。 (a56) 2022/12/12(Mon) 19:56:48 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a57) 2022/12/12(Mon) 20:01:30 |
【独】 X『教皇』 カルクドラ (-75) 2022/12/12(Mon) 20:04:21 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:コールリッジ邸/完璧な君>>272〜 ── [あれは少年期から青年期に差し掛かる頃。 その頃には、人の騙し方や外面の作り方、 仕事の貰い方、他人の喜ばせ方、 どうしたら自分と関わる事で相手に利があると思ってもらえるか、等。他者とのコミュニケーションをメインに学び、ある程度の自活が出来るようになっていた。 けれど金がない事に変わりはない。 だから定期的に盗みを働いていた。 その日、目標を定めたのはたまたま噂を聞いたから>>102。 ほんとかどうかも解らない大昔のその噂をたまたま自分が耳にしたのは、それこそ運命というやつだったのかもしれない>>228。] (344) 2022/12/12(Mon) 20:43:11 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[嬉しそうな表情に心臓が跳ねた>>275。 手を伸ばされても動けない。 殴られるかもしれないなんて、思えなくて。 ただ撫でられた時に少しだけ目を伏せた。 そっと耳を伏せる猫のように。 どうしよう、 どうしよう、 どうしたらいい、 こんな、 こんな気持ちになるなんて、 バレないうちに逃げなければという気持ちと、 彼/彼女の傍を離れたくないという気持ち。 どうしたらいいか解らない気持ち、 自分の事を伝えると嫌われないかという不安。 結局この日は自分の事をあまり伝えられなかった。 ちょっと嘘も吐いた。 ただの庶民だと言ったり、 近くで働いていると言ったり、] (351) 2022/12/12(Mon) 20:45:12 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ君たちは、すごく、 ……きれいだな。 [慣れない本心からの誉め言葉を伝えたり。 ずっとこの時間を続けたかったけど、 ずっとここにいるわけにはいかないから。 上手に、と言われるとやはり忍び込んだのが バレていると少し苦笑して、 夜と呼ばれると理由を訊ねる。] (352) 2022/12/12(Mon) 20:45:38 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ暗い掃溜めに溶け込むこの髪が、 君たちには夜に見えるのか。 君たちのおかげで、 俺はいま、少しだけきれいになれた気がする。 [綺麗と形容されたその夜を否定する理由などない。] クリスタベル、 絶対にまた来るよ。 上手に迷い込んで、ね。 [そう笑って。撫でる手を受け入れ、 屋敷を出た後は夜より深い暗がりへと消えていく。*] (353) 2022/12/12(Mon) 20:46:08 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:コールリッジ邸/束の間の夜 ── [会ったばかりなのに、 またすぐに会いたくなる。 たぶんこれは病気だ。] (354) 2022/12/12(Mon) 20:53:24 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[クリスタベルの所へは一週間に一度くらいの頻度で会いに行く。いつバレてもおかしくない気はしていたけれど、会えなくなったらそのまま死にたいとさえ思っていた。 行くたびに会話を重ねる。 本当はスラムに住んでいる事や、 親がいない事、年齢も解らない事、 最初の時には盗みを行うつもりだった事やそれについての謝罪。 君たちがあまりに素敵だったから、 他の事なんてどうでもよくなった事。 名前はそのまま夜と呼んでもらえると嬉しい事。 色々な事を話したし、 彼/彼女からもその境遇を教えてもらった。 花が音楽が好きなことや、 屋敷から出ない生活を送っていること、 家庭教師がいる事や、 親がクリスタベルを怖がっている事…… それを聞いた時はさすがに憤り、] (355) 2022/12/12(Mon) 20:53:39 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ君たちを怖がる方がおかしいんだよ。 ああ、でも、完璧なものはこわいって聞いたことがあるな。 それなのかも。 [俺の中で彼/彼女は完璧だったから。 何も疑わずにそう伝えた。] (356) 2022/12/12(Mon) 20:53:51 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[そして幾度目だったか、忍び込んだ時には 彼/彼女へのプレゼントを用意してみた。 花が好きだと言ったから、 街中を歩き回って見つけた綺麗な花を。 ベルにだけへのプレゼントは不公平だから、 クリスには考えて考えて考えて、 見つけたちょっとカッコイイ虫を持参した。 金持ちが虫なんて食べるはずないけど、 見るだけでも嬉しいかもしれない…。 何となく汚い手段で稼いだお金を使いたくなかった。 盗んだものをあげたくもなかった。 きれいな人たちには、 きれいなものを贈りたかった。 相手の利益になるもの、ではなく、 喜んでくれるといいな、と考えて贈り物を選ぶのははじめてだ。 喜んでくれただろうか。] (357) 2022/12/12(Mon) 20:54:02 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[独学で学んだ知識には限界があったから、 家庭教師に興味を示すと、 クリスタベルが勉強を教えてくれた。 知っていた事、知らなかった事、 間違って覚えていた事、 それらを知識として吸収できる機会なんて もう二度と来ないだろうと思い感謝した。 経典の話も教えてもらった。 自分が『証持ち』である可能性は考えてなかったから特に反応はしなかったけど、彼/彼女が『そう』だと教えてもらえたらきっと興味を持つだろう。] (358) 2022/12/12(Mon) 20:54:12 |
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