情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 着替えるために一人になれた私の居る場所は 明るく差し込む光がキラキラと眩しく、 昨日見たシャンデリアのように輝いては、 今までの出来事が頭を過って、 ヨシュア様やアメリア様の笑顔が 光の中に浮かんでは消えて。 ふ、とその世界がぼやけて。 しばらくの間膝を抱えて、掌に歯を当てて 嗚咽を漏らさぬようにしながら 止めどなく流れ出る涙で 足を、床を、濡らしていました。 ……同じ頃、同じようにひとり涙を流される アメリア様>>@17を知っていたら、 私はあの方をお一人にしてしまったことを 心の底から後悔したでしょう。 例えハイアームズ家の皆様に、 あとはこちらでと言われたのだとしても、 あの時、あの方が、 私にお願いして下さったのに>>58 (111) 2020/09/28(Mon) 20:04:42 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 私に湯浴みを勧めてくださる声が聞こえれば、 ごしごしと顔を擦って。 まだぼうっとする頭を2、3度振って、 言われるがままお言葉に甘えてお湯を借りる ことにしました。 身体中がビリビリと滲みるし、髪は所々 ばりばりに固まっていたし、着ているものは 汚れは酷いし、こんな姿でアメリア様や 皆様の前に居たのかと改めて知って、 消えて無くなりたいような思いでまた 涙がこみ上げて、慌ててざぶんと頭から お湯をかけて誤魔化しました。 湯浴みに付き添ってくださった方が、 傷も綺麗に治せますよ、と仰った時には 驚きましたが、この国の王族方には、 そのような不思議な力をお持ちの方が いらっしゃるということは聞いたことが あったのを思い出し、小さく頷いて。 ] (112) 2020/09/28(Mon) 20:06:52 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ …それから、大変暖かいそのお申し出を、 丁重にお断りしました。 この傷は、私が生きる証。 今までも、これからも。 お気を悪くなさらなかったかしらと 思いながらも、その方が、傷はそのままに 綺麗に手当てをしてくださるのであれば その手をじっと見つめて。 着替える為に足を踏み出した時、 その歩みが随分軽くなっていることに気づけば、 その方に向き直って深く頭を下げるのでした。 ]* (113) 2020/09/28(Mon) 20:10:20 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 身嗜みを整えて、促されるまま足を向ける その場所は、昨日と同じ宮廷内の 豪華で大きなホール。 ご厚意でそれは可愛い服に着替えさせて 頂いていた子どもたちと合流出来たのなら、 また胸に熱いものが込み上げて 抱えるように皆を抱きしめたでしょう。 湧き上がる拍手に視線を上げれば、 そこには優雅なカーテシーを行って女性>>96 それは、あの日の審査員の方。 私に生きる希望を下さった、 誇り高き宮廷音楽家の メイレン様… (125) 2020/09/29(Tue) 8:14:12 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 細く、長いその指>>1:85が、 鍵 盤の上を踊る。軽やかに、優雅に、舞う指から紡がれる音は 華やかで、白と黒の鍵盤から鮮やかな花を あたり一面に咲かせるよう。 と、曲調が変化して。 それはなにかの始まりを感じさせるような旋律。 刺激的な物に、でもまたしっとりとした物に、 次から次にその姿を変えて行く音。 私は瞬きも、息すら忘れて、食い入るように 見つめていました。 そしてその指が鍵盤から離れて、 会場が静寂に包まれた瞬間 (126) 2020/09/29(Tue) 8:17:53 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 宮廷内だと言うのに、そんなはずはないのに、 竜巻のような突風がごうと吹き付けたような 力が、私の背を思わずのけぞらせていました。 ] [ 舞う指は、先程の優雅さとは違う、 鋭く、強く、叩きつけるような物さえ 垣間見れて。 決して不快ではない轟音を轟かせ、 その存在を確かに知らしめるような、 それは、まるで 雷鳴 のような (127) 2020/09/29(Tue) 8:20:32 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 最後の音が消えても、すぐには身体は 動きませんでした。 拍手をすることすら忘れて、 ただただメイレン様を見つめていたでしょう。 ……これが、この国の誇る、宮廷音楽家… 周りの方々の拍手で、は、と我に返り、 今度は改めて、手が千切れるほどに 打ち付けた、精一杯の拍手を送ったのです。 ]* (128) 2020/09/29(Tue) 8:22:54 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ/* おはようございます! ようやく表彰式にきたぞ… メイレン様のピアノ、もっと感想書きたいのに 陳腐になってしまう…ぐぬぬ… 申し訳なく… (-162) 2020/09/29(Tue) 8:24:06 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ その日も私は、アメリア様にお呼び頂いて、 ハイアームズのお屋敷にお伺いさせて頂いて おりました。 訪れるごとに深まるように(私は)感じる アメリア様との仲。 お年も近く、その穏やかで控えめな お人柄から、私は恐れ多いことながら 御友人のようにお慕いしていたのです。 また訪れるごとに異なる、お茶やお茶菓子。 毎回毎回はじめは恐縮して手を出せずに いるのですが、アメリア様は、 食べないとヨシュアが怒るの、などと仰っては 微笑んで、私のほうにそっとお皿を 押してくださるのでした。 そんな様子にありがたくも申し訳ないと 思いながら、ちょっとした悪戯心で、 前からずっと気になっていたことを 聞いてみたことはあったのでしょうか (129) 2020/09/29(Tue) 8:37:24 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 触れるのが怖いほどに薄く美しいカップに 指を絡ませるアリシア様の動き>>@19は 音もなく流れて。 優雅で気品が漂う名家のお嬢様そのもので、 思わず見惚れてしまうほど。 返された言葉>>@20、>>@21にはあら、と 僅かに眉根を上げながら、懐かしそうに、 時には嬉しそうに見えるそのお顔を 覗きこむようにして、小さな頃の思い出を 話してくださるご様子に聞き入っていました。 ちょっと、意外。 私はてっきり…別の方のお話が出てくるのかと 思っていましたので! (135) 2020/09/29(Tue) 10:46:19 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 少しわくわくした様子でこちらにも 同じ質問を囁くアメリア様の吐息が、 お茶の香りで私の耳に届きます。 ] わ、私は神の子ですから… そもそも男の方にお目にかかることも ありませんし。 あ、でも… [ そう言って、やっぱり口を閉ざして。 アメリア様と同じように、カップを手に してみたけれど、どうにもガチャガチャと 音を立ててしまっては、あわわ、と なるのでした。 ] (136) 2020/09/29(Tue) 10:47:57 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ(優しい方は、良いですね… お仕事に熱心で、課せられた使命に忠実な 瞳は、とっても素敵だなぁと思います ) [ 私の頭の中には、どなたのお顔が 浮かんでいたのか、なんて。 それは言わないから、少し、笑って。 ]* (137) 2020/09/29(Tue) 10:50:40 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ (-169) 2020/09/29(Tue) 10:53:04 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ/* はっ! メイレン様ごめんなさい(土下座) 読み落としが酷くて…情け無い… ホール…(土下座) >>-174のようになさってください! どうか御負担のないよう… ばかばか私のばか… お前に優勝なんて100000年はえぇんだよと… (-179) 2020/09/29(Tue) 11:11:17 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ/* メイレン様のピアノ聞いて感動 のシーンがどうしても書きたかっただけで、 とくにやりたいことにも繋がらないので←おい このあと表彰式ろるを書こうというだけですので、 どうかメイレン様の御負担になりませんように… (-181) 2020/09/29(Tue) 11:13:40 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ お好きな物を選んでくださいと仰る、 その美しい方を見つめながら、たくさんの それはそれは豪華な素晴らしいドレスを前に 私はただただ目をぱちくりさせていました。] あの、私、お代を持っていなくて… [ 申し訳なくて俯いて、小さく伝えたけれど、 恐らくそれは笑い飛ばされたでしょうか。>>134 おそるおそる触れるそれらは、私でさえ それと分かる、高価で贅を尽くした 素晴らしいものばかり。 ……その中で一着。 薄い オレンジ色 のワンピース。飾りもなにもない、シンプルなそれは、 あの日の茜の空を思いださせるよう (138) 2020/09/29(Tue) 11:19:39 |
【人】 教会住みの娘 エヴィこれ、着ても良いですか…? [ あの日見た夕陽は、生涯忘れることのない、 私の宝物。 頷いて頂けたなら、少し跳ねる心と震える腕を どうにか抑えて、袖を通したでしょう。 色のある服を着るのは初めてだと、 小さく呟きながら、その方について ホールへ向かうのでした。 ]** (139) 2020/09/29(Tue) 11:21:34 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ/* もーやだーアメリア様可愛いよー可愛いよー そして早いよー…すごいよー… こうして二人の矢印がひとりの男性に向かい、 その男を巡って血みどろの争いが起きるのだが それはまたべつの、おはなし。 (-187) 2020/09/29(Tue) 11:28:13 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ (-203) 2020/09/29(Tue) 12:14:55 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ そういえばなぜこのホールに再び案内して くださったのか今一つわからないままにここへ 来たのですが、そこに並ばれている方々の 錚々たるお顔を拝見して>>78、 そうか表彰式が行われるのだとようやく 理解しました。 私が初めて身にするオレンジ色のワンピースを きゃっきゃと褒め讃えてくれる、 愛しい妹や弟たちに、じんわり顔が 赤くなるのを感じながら、 それでもあふれ出る笑みは止められないままに、 またしぃー、っと人差し指を唇に当てて、 舞台に目を向けるよう促して、 自分も同じようにしたでしょう。 ] (140) 2020/09/29(Tue) 13:37:22 |
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新