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【秘】 8435 黒塚 彰人 → 9949 普川 尚久「――――、」 親指越し、静かに唇を押し当てる。 それを合図とし、少年の身体をやんわりと横たえた。 (-162) 2021/09/17(Fri) 13:07:42 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 9949 普川 尚久 ――…… ぐち、ぐち、ぐち。 敷いたタオルの上、潤滑剤を足しながら少年の後孔を解す。三本がスムーズに出入りするのを確認しながら、空いた片手で数度己の陰茎を扱く。 服薬の助けを借りていたそれは容易に勃ちあがり、硬度を得た。ぴっ、と歯でスキンの包装を破り、くるくると器用に被せていく。 「挿れますよ」 ぬるつく手を抜きさり、軽く手首を振った。 (-163) 2021/09/17(Fri) 13:10:28 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 8435 黒塚 彰人 彼の方は薬を飲まなかった。性欲がないわけではないので、持て余すだけになるらしい。 行為が始まればやりやすいように動きはしたし、声をかれば反応はあった。が、心ここに在らずといったふうで、どこか遠くをずっと見ていた。 耐え忍ぶような短い呼吸を続けて。指を抜かれれば息を詰めることになった。快楽がないだけで、感覚がないわけではない。 「別に、生でも。……どうぞ?」 卑猥な音を立てていたそこに、ちらとだけ視線をやって。緩慢な動きで、脱いでいた上着を抱き寄せる。カン、細い手首に不釣り合いな金属の輪が合わさって音を響かせた。足首にも取り付けられたそれらは、彼の抑制装置だ。 「……ああ、後ろ向いた方がいい? 顔見てたい?」 また顔を背けて、聞いていた。普川にとってどうでもいいことだ。言えばその通りにしたし、あなたにとってもどうでもいいならそのままの体勢だっただろう。 (-170) 2021/09/17(Fri) 14:05:48 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 7734 迷彩 リョウ 少年に続いて立ち入る。 早い者勝ち、二人きりの部屋。無断で入ってきかねない人間を思い浮かべ、内鍵を回す。己の鞄をベッド脇に置き、脱いだ制服の上着をばさりとその上に投げた。 「風呂――」 問われれば、答えを探す間が置かれる。 じきに選び取り、自身を見上げる少年へ手を伸ばし、キャップを脱いだ頭に手を置いた。 「……入りたければ入ってこい。 俺も、お前が気になるのなら入るが」 (-178) 2021/09/17(Fri) 15:09:27 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 7734 迷彩 リョウ/*ありがとう〜〜! ほどよく表層を知っている感じにさせてもらいますね! (今のところ表で出てることはだいたい知ってるけど、それ以上は踏み込んでない程度の…) 黒塚はプロフィールカード以上は話してないかも… 同室甲斐のねー男ですみません…(なにか出てくればまた言うね…!) (-179) 2021/09/17(Fri) 15:16:29 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人「随分と大根役者に見えるが、どうした? 舞台に上がるのなら、少しぐらい楽しそうにするといい。 誘った側として、俺はお前に付くのだから」 普段なら拒むその指をあなたの思うがままに委ね、誘われてやる。 彼らが言うことが本当であるのなら、どうせ。 この時期にこんな企画が立ち上がったのは。 この役が己にあてがわれたのは。 罪人としての役目を期待されているのだろう。 それなら望むふりを、望まれるふりをしよう。 ▼ (-182) 2021/09/17(Fri) 15:30:43 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人「だが」 世界から外された、髪の色と同じ色をした瞳が薄く開かれ。 「その答えは気に入った」 他人を唆す、悪い子に誘われたお前は、なにを考えているんだ? ――これは真。興味が湧いた。 (-183) 2021/09/17(Fri) 15:31:28 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人▼ 「また、お前のところに、俺が行こう。 次の投票が始まる日、向かう場所はここにある。 そこで、お前は同じ役者と好きに語らうといいさ」 そう言って、メモを手に握らせ。 その手に眼帯を落として近づく。 そのまま、流れる仕草で共演者の左眼に口付けた。 (-184) 2021/09/17(Fri) 15:32:44 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 8435 黒塚 彰人自分よりもずっと大きな手が頭に触れる。 親に殴られたことも無いこの少年は、特に何の抵抗もせず受け入れる。 「別に気になんないよ。めんどいし、ヤった後でいいや」 ボタンを半分程外せば、そのままワイシャツをベッド下に脱ぎ捨てた。 下半身も脱ぎ方は似たようなものだ。ベルトを差したままのズボンが、やはり床に置かれている。 全裸になると、普段のようにベッドへ飛び乗った。 どうやら少年の中で、性行為は全裸で行うものだと刷り込まれているらしい。 「え〜っとお……男同士でも突っ込めるんだよな? セックスしたことねーから、とりあえずしたいだけなんだよね。 アキちゃんはどっちがいい?オレどっちでもいいよ」 その言葉は本心なのだろう。というよりは、興味が無いのかもしれない。 (-185) 2021/09/17(Fri) 15:43:36 |
【人】 8435 黒塚 彰人>>56 >>173 南波 「……で? だからなんだ」 呆れたように言いながら手を伸ばし、寂しいなどと宣う少年の頬をひと撫で。 そのまま顔を寄せ、反対側の耳に囁きを吹き込む。 「――――……」 すぐに離して、席を立つ。そのまま誰に目をくれるでもなく、食堂を出て行った。 (206) 2021/09/17(Fri) 16:47:55 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史>>206 「好かないよ」 短く、感情の希薄な声。音になった無関心。 ……もし仮に嫌いかと問われていれば、嫌いではないと答えただろう。 そう察せられるかもしれないし、ただ額面通りに受け取られるのかもしれない。どちらでもよいことだった。 (-193) 2021/09/17(Fri) 16:48:59 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 9949 普川 尚久「…………後ろで」 慣らした孔を躊躇いなく背後から穿ち、揺さぶる。 覆いかぶさるような姿勢で腰を動かせば、互いの黒髪がぱさりと揺れた。 痛くないかと時おり確認するほかに声はなく、断続的な息遣いと肉のぶつかる鈍い音が響く。 途中、片手で少年の性器へ刺激を与えたものの、反応がないと分かれば却って酷かと手を離した。反対側の手でぐしゃりと少年の頭髪をかき混ぜる。 そのまま後頭部を掴んで一度強くマットへ押し付けかけ――すぐに離される。その瞬間に中のものがひときわ膨張した。特筆すべきことといえばその程度だ。 ――――始めてからどのくらい経った頃だろうか、じきにぴたりと動きを止め、薄い膜越しに精を吐き出す。萎えた陰茎をずるりと引き抜く。 そういうふうにして概ね淡々と、この作業のような性交はさしたる滞りもなく終えられた。 (-199) 2021/09/17(Fri) 17:25:36 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 9949 普川 尚久 脱いだ上着だけはそのままに(制服の上着を脱ぎ、スラックスの前をくつろげていたほかに男は着衣を乱さなかった)、軽く身なりを整える。 勝手に鞄を漁り、タオルと水のボトルを差し出した。 「……どうぞ」 (-202) 2021/09/17(Fri) 17:26:58 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 7734 迷彩 リョウ はぁ、と溜息をついてベッドに片膝を乗せる。マットレスが一人分、さらに沈む。 外したネックレスをコトリとサイドテーブルに置く。 ヘッドボードに背を預けて片膝を立て、もう片方の脚は投げ出すように座り込むと、一糸纏わぬ姿の少年を呼びよせた。 「リョウ、おいで」 彼がそれに従えば、また頭に手を置く。その手を滑らせ、耳を、首を、後頭部を擽る。 向かい合わせも背を預けるも、姿勢は好きにさせた。 じわじわと触れながら、不意にもう片方の手でするりと下肢を撫ぜ、後孔へとん、と指先を当てる。 そうして、「いいな?」と腕のうちに収まる少年へ問うた。 (-211) 2021/09/17(Fri) 18:10:59 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 8435 黒塚 彰人 へいき。返る言葉は他になかった。是非以外を求められてもいないはずだ。 髪に触れたあたりで、彼の身体が強張るのがわかった。押し付けかけた際、想像していたよりも抵抗を感じただろう。恐らく、それを警戒していた。 特筆すべきことといえばその程度だ。 (-213) 2021/09/17(Fri) 19:02:59 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 8435 黒塚 彰人 行為が終えられれば大きく息を吐き、上着を抱いて横になった。見るからに虚無。 どうぞと言われればようやく視線をやって。たっぷり間を置いて起き上がった。 「おおきに。……ああ、生でもいいって言ったけど、 後処理が楽なのはこっちのがいいな」 濡れタオルを作り、ローションや体液を拭き取る。こちらもこちらで余韻なく、脱いでいた下着やスラックスを身に着け直した。 緩めたシャツはそのままに、鞄を抱いてマットの濡れていない部分にまた倒れ込む。普段もだが、何かを抱いているのが好きなのだろうか。 「お付き合いありがとうございました、あとは何かある? ……続ける気はないよな、もう着直したし」 (-214) 2021/09/17(Fri) 19:04:40 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤「そうか」 相変わらずの単調な声。大根役者というのは案外、的を射た表現だった。 握らされた紙切れに一度目をやり、無言のうちにスラックスのポケットへ突っ込む。そうして空けた手を少年の後頭部へ伸ばし、髪の隙間に差し入れる。 「……ああ、待ってる」 引き寄せて同じように口づけを落とし、すぐに手離した。 (-222) 2021/09/17(Fri) 20:13:29 |
黒塚 彰人は、少年の一人と、廊下で偶然すれ違った。 (a73) 2021/09/17(Fri) 20:15:57 |
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