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【人】 惜別ハツナ*** [ 君に守られたんだよ、って伝えた私は覚悟してた。 君のせいで怪我をしたんだ、って言われたとしても 私はそれを受け入れるつもりでいたのに。 ] (64) 2022/10/27(Thu) 13:49:06 |
【人】 惜別ハツナ[ 元はと言えば全部私のせいなんだ。 私が夜ご飯一緒に、なんて言わなければ 夜道を歩くこともなくて 私を送り届ける必要もなくて 君は、怪我をしなかったし 記憶だってなくさずに済んだんだ。 ずっと、そんな思いを抱えたまま。 ] (67) 2022/10/27(Thu) 13:51:20 |
【雲】 惜別ハツナ[ 太陽から解放してくれたのが君だった。 太陽を求めないでいてくれたのも。 だから、君がいなくなってしまうと 私は太陽に戻ってしまうんだ。 今の私は、太陽でいようと思って それを望んているのに。 それが自分の首を絞めている。 ] (D17) 2022/10/27(Thu) 13:51:47 |
【人】 惜別ハツナ[ 私よりずっと不安なのは君なんだ。 だから、君の前で不安な顔しちゃいけない 君の前では笑っていなきゃ、って。 無理するの、慣れてるから それでよかったのに。 ] (68) 2022/10/27(Thu) 13:52:21 |
【人】 惜別ハツナ[ 休んでもいいんだ、って言ってくれた時の君と 今、無理しなくていいよって言ってくれた君が 重なって、言葉に詰まってしまうんだよ。 君の言葉だ、って安心して。 弱いところ、全部見せてしまいたくなる。 ] (69) 2022/10/27(Thu) 13:53:00 |
【人】 惜別ハツナ不思議だな、 前の君も同じようなこと言ってたよ。 記憶がなくても、考えることは同じなんだね。 心配させちゃってごめんね? ……ありがとう。 [ 説得力、あるよ。 君の言葉に救われた私だもん。 ほら、今だって。 いつも君は私の事、救ってくれる。 謝罪を重ねた後、違うな、と思って 付け加えたのは感謝の言葉。 私はね、君の優しさに救われてるんだよ。 ] (71) 2022/10/27(Thu) 13:56:17 |
【人】 惜別ハツナ[ 君にとって、私は赤の他人。 君にとって私は恋人じゃないし、 多分同じクラスにいるってことすら知らなくて。 得体の知れない人なんだから、 家っていう自分のパーソナルスペースに 入られたくないって言われるのなら 仕方ない、って覚悟するつもりだった。 ] (72) 2022/10/27(Thu) 13:56:53 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親 君の傍にいるときが、一番幸せなんだ。 私が、一緒にいたいから。 だから……傍にいさせてほしいんだ。 [ 今の君にもできること、あるよ。 ] (-38) 2022/10/27(Thu) 13:59:21 |
【人】 惜別ハツナ[ 結局、今後も君のことを手伝うって 話がまとまって、そうと決まれば 担当の先生にも話をしてこないと、とか 君が何か思いつく範囲で必要な物があるなら 持ってくるつもりで、聞いたりもして。 ] また後でね。 何かあったら、いつでも連絡してね。 [ 多分前の君なら 私の連絡先は登録しているだろうけど 念のために電話番号を書いたメモを渡して。 私は一度、病室を後にするんだ。 ]** (74) 2022/10/27(Thu) 14:00:15 |
【人】 惜別ハツナ[ 病室を出るまでは、 私はしっかりとした足取りで歩いていたと思う。 病室を出て、扉が閉まったのとほぼ同時に 眩暈がして、思わず私はその場に 座り込んでしまった。 不安で不安で仕方ない。 大好きな人の記憶がないなんて。 私の事全部忘れちゃったんだ、って。 事実は消えないのに、 君に聞いても分からない、って言われちゃう。 幻を見ていたみたいな気持ちになって 何もかも失ってしまった気持ちになって。 ] (75) 2022/10/27(Thu) 14:42:09 |
【人】 惜別ハツナ[ こんなところでいつまでも 座り込んでるわけにはいかない。 わかってるから、立ち上がった。 ふらり、と身体が傾きかけるけど そんなことは構わず、私はふらふらと 人のいない方へ、いない方へと進む。 気づいたら辿り着いていたのは 滅多に使われてなさそうな非常階段。 踊り場で私は歩けなくなって ぐったりと壁に背を預けた。 ] (76) 2022/10/27(Thu) 14:43:21 |
【人】 惜別ハツナ[ 君に見せないように、って 我慢していた涙がもう、抑えられなかった。 誰も見ていない、ここなら。 ここなら、太陽は陰っててもいいはずだから。 ] (77) 2022/10/27(Thu) 14:43:56 |
【人】 惜別ハツナっ、ぁ……。 [ 決して聞かれないように、口元を押さえて。 涙で押さえてる手が濡れていく。 もし記憶が戻らなかったらどうしよう。 怪我が治るまでは、 君は私を頼らざるをえないけど そのあとは?私はもう要らないって そう思われてしまったらどうしよう。 君は確かに君なのに 今まで過ごした時間を共有できないのが すごく怖い。こわくて、さびしい。 ] (78) 2022/10/27(Thu) 14:45:13 |
【雲】 惜別ハツナ[ 本当は君に縋りたい。 本当は君に、大丈夫、って抱きしめて欲しい。 傍にいるよ、ってもう一度聞きたいよ。 でも、いま、それはできないんだね……。 ] (D18) 2022/10/27(Thu) 14:45:51 |
【人】 惜別ハツナ[ 鞄は受け取っても、心配の声は受け取らない。 こんな時だけ心配されても 信じられるわけ、ないでしょ。 ひったくるように取った鞄を持って 私は一度自分の部屋へといった。 本当は私もすこし休むべきなのかもしれないけど 君がひとりで待ってるから。休むわけにはいかない。 でも、ここに戻ってきたからには、 私はどうしても綴っておきたいことがあって。 ] (82) 2022/10/27(Thu) 20:45:49 |
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