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【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[冷酒を舐める程度に飲めば、辛口にしては飲みやすく。 すんなりと喉元を通っていく。] ……あ、これなら飲めるかも。 [ほんのりと刺激もあるけれど、柔らかい。 もう一口、と口に運んでから杯を空にして。 早速無くなった分を注ぎ足していく。 鍋が煮える間に、酒盗をいただきながら。] アンチョビみたいですね、これ。 クリームチーズと合いそう。 オリーブオイルとか、バターを混ぜて ソースにするのも……、 [と、つい思考が作る側に回ってしまうのは、 いつもの癖のようなもの。小鉢はあっという間になくなる。] (-66) 2023/03/26(Sun) 16:16:53 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[刺身は鯛に、サーモンに、マグロ。ハマチ。 一般的な代表品が薄切りにされて並ぶ。] そうですね。 刺身と分かってながら、鯛だったら。 鍋に入れるのも美味しいだろうな。 [料理人が泣くならしないけれど。 山葵を少しだけ身に乗せて、白身を口に運ぶ。 鯛の締められた味が、口に広がって旨い。 二人分なのに、結構な料理の量だったけれど、 いちごとデザートピザだけで済ませたのは、 逆に功を奏したかもしれないな、と笑って。 ようやく鍋に取り掛かる。 昆布の効いた出汁に魚介の味が馴染む。 タレが無くても出汁だけでも食べれるのでは? というくらいに、野菜にも味が広がっていて。 白菜や、しいたけ、大根を取皿に運び、 小皿の中に小さな鍋を作って、熱々の鍋を楽しんで。] (-67) 2023/03/26(Sun) 16:17:24 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[時々、差水を入れながらも。 旨い料理があれば、酒も進むし会話も弾む。 料理が美味いと自然と会話が弾むものだ。 と、教えてくれたのは杏だっただろうか。 口数の少ない俺でも、少し饒舌になるくらい。 酒と旨味に助けられ。 差水だと思っていたものが、見た目が同じ 冷酒だったことにも気づかず杯が進んで行く。 鍋が半分ほど、減った頃にはふわふわと心地よく。 いつになく上機嫌に、美味しい、と 崩れた笑顔を見せて、笑っていただろう。*] (-68) 2023/03/26(Sun) 16:18:04 |
【墓】 高野 景斗[ 思えば、それが――初めての恋だった。 人を好きになってコントロールが聞かなくなる 心の有り様も。欲の有様も。 狭量な男だと思われたくないと思ったのもはじめて それを口にすることも。 それもそうだ、会いたいも、抱かれたいも そういう空気を察して、叶えてやらねばと 考えた結果こちらから申し出ていた過去の恋愛と 今は天と地ほどに、違う。 ] 本当にだめ? それなら本気で拒絶して。諦めるから。 (+70) 2023/03/26(Sun) 16:26:27 |
【墓】 高野 景斗[ 明日が早い。そう言われた日に 零した声は、自分でも聞いたことがないほど 甘く。 余裕を剥ぎ取られて、空っぽになった自分に 愛される素養があるとは思えなくて。 愛情の試し方なんて知らないから、 許されるかぎり、愛を盾に、責め立てて。 ] だめ?でもこっちは嬉しそうだよ。 ぎゅうぎゅう俺の指食べて。 もっと、って言ってる。 [ 心の何処かで、可哀想に思う日もあった。 仕事終わって、恋人と会ってるのに、 泣くまで追い立てられて。何も悪いことなんて していないのに。 ――それでも拒めないくらい、俺のこと 好きなの。 ] (+71) 2023/03/26(Sun) 16:26:53 |
【墓】 高野 景斗 すごいね、こっちでも 気持ち良くなれるようになっちゃって。 うん、うん、俺のせいだね。 [ 問わずとも知れることをわざわざ問うことはしない。 そのくせ、キスだけは優しく、なんて。 暴力振るった後のDV夫みたいで、 自己嫌悪に飲み込まれたから。 深く反省した。試すようなことはするものではない。 そんな事すら、知らないのかと呆れられて しまっても、どうしようもないくらい。 ――離してやれないくらい 君のことが 好きで。* ] (+72) 2023/03/26(Sun) 16:27:05 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 新潟のお酒?それは絶対美味しいやつだね。 選び取った酒の産地を見るに、米どころ。 米どころの純米吟醸なら、味は保証されて いるだろう。と頷いて。 問題は飲みやすさ故に、飲み慣れていないと すぐに潰れてしまうことだが。 食事は部屋出し、多少羽目を外したところで すぐに布団に転がる事もできるので、特に 口出しはしないまま、食事の時間を迎える 事となり、飲めるかもと早々に杯を空にするのを 見て、ペースの配分はこちらで多少、 観察しなければな、と時々様子を伺いながら ] 塩辛にちかいものだから アンチョビとも近いよね。 あ、作ってる。今頭の中で作ってるね? [ 彼の目線では材料に見えるようで、 楽しげにレシピを組み立てているのを見守り ] (-69) 2023/03/26(Sun) 16:59:34 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 お刺身の鯛を鍋に? 美味しいだろうね [ 笑いながらも生で食べられる新鮮な刺し身は そのまま醤油に付けて、山葵を乗せて。 旨味が舌の上に残っているうちに、 冷酒を運び相乗効果を大いに楽しんで。 炊きたてのご飯も有名ブランド米を 使っているというから、上品な量を少しだけ 頂いた。 相当な量があるけれど、残すようなことは したくなくて。 ] (-70) 2023/03/26(Sun) 17:00:11 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 差水を入れるつもりで、冷酒を運んで 居たとは気づかない。 気分も良く、食事も旨いから 酒も進んでいるのだろうと。 ――というか、酔っ払って体調を崩すでもない なら、止める理由も見当たらないので。 鍋が半分ほど減った頃、いつになく 上機嫌であったし、温泉宿では ゆっくりするのが、仕事のようなもの。 食休みに、少しくらいだらりと 寝っ転がったところで咎められるものではないし ] (-71) 2023/03/26(Sun) 17:00:29 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 おいしかったねぇ。 [ 食事の片付けに入って来た仲居さんに お風呂行かれるならその間に お布団用意しておきますが、と問われ いついくかわからないので、可能なら 今お願いできますか?と頼み、邪魔にならない 窓際に身を寄せて。 ] (-72) 2023/03/26(Sun) 17:00:54 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 これだけお腹いっぱいだと、 すぐお風呂には行けないかもねぇ [ 声を掛けた頃には、寝床の支度が 整っていただろう。さすがの速さである。 では、と仲居さんが居室を後にすれば もう誰もこの部屋に入ってくることはない。 アルコールの味はお互い様。 上機嫌な君の唇を盗んで、 ] 少し休んでから入ろうか、お風呂。 [ 端に寄せられた座椅子の上に腰を下ろした。* ] (-73) 2023/03/26(Sun) 17:01:14 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[酒盗は彼は口にしたことがあるのだろう。 口振りから分かるそれ。 同意を得られたなら目を細め、頷き。 作ってるかと指摘されたら、ふ、と機嫌良く笑い。] ……分かります? [料理人の性というものだから許して欲しい。 きっと、それも。 俺よりも先に食べるのは彼の役目になるだろう。 薄身の魚をしゃぶしゃぶのように 鍋に浸すようにして食べるのはままあること。 美味しいことは約束されているが、 それをするのは二人で彼の家ですることにして。] (-74) 2023/03/26(Sun) 17:42:28 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[脂の乗った魚が口に蕩けて、引き締まった海老を食べ。 柔らかな口当たりの酒が進むのは仕方のないこと。 二日酔いとして残る方でもなく、 酒は楽しく飲める方だと思ってはいるから、 食べた後、帰路を心配する必要もない時には、 呑むことを遠慮することもなかった。 多少、そう。機嫌が良くなるくらい。 だと、思っていた。 ――このときは。 ] (-75) 2023/03/26(Sun) 17:43:07 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[余らせるのも申し訳ないと、茶碗蒸しまで空にして。 満たされた腹が程よく膨れ、食休みをしていた頃。 提げに来た仲居に旨かったです。とお礼を告げた。 その一言が、後に繋がることを知っているのは、 同じ料理を提供する仕事をしている仕事柄。 彼からの布団の申し出に、 綺麗に片付けられていくテーブルが寄せられていくから、 自身も同じように、窓際に向かえば。 窓の外はすっかり夜も更けて、街灯の明かりが 点々と、足場を照らしているのが見えた。 温かくなってきた気候、夜の散歩に繰り出すのも、 いいかもしれないと思いながらも。 今は、少し足元が覚束ないから、口にはしない。] (-76) 2023/03/26(Sun) 17:43:32 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[隣でプロの仕事を眺める彼が、お風呂の心配をする。 確かに、普段の量以上に食べた気がする。 その声に、思わず下腹を抑えながら、 体型が変わっていないかと、少し気にして。] ははっ、そうですね。 でも、楽しみにしてたから、入りたい。 [部屋付きの風呂であれば、彼も人の目を気にしない。 先程一緒に覗いた風呂は、 外に続いている岩造りの露天風呂と、 檜で出来た外よりも少しだけ小さい室内風呂。 洗い場だけが、半室内のような作りになっていた。 雨も降っていないから、露天もゆっくりと楽しめるだろう。 宿泊料がそこそこするだけはあるが、 これほどサービスが整っていれば、文句もない。] (-77) 2023/03/26(Sun) 17:44:09 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[片付けを終えて、襖が閉じられた後。 布団が二つ、並べられた室内。 まだ浴衣にも袖を通していない。 温泉もこれから楽しむところ。 ほろ酔いの上機嫌で窓枠に寄り添っていたら、 影が重なって、しっとりと唇を湿らされて。] ……うん、部屋風呂で良かったですね。 [それは、もちろん痕のこともあったけれど。 座椅子に腰掛ける彼を横目に見つつ、 酔いを逃すために、こつりとガラスに頭をぶつけて。 ほぅ、と酒気を孕んだ溜息を零し。] (-78) 2023/03/26(Sun) 17:44:43 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗おおきいから、いっしょに、はいれる。 [声に仄かに甘さを乗せ。 くすり、と先の楽しみを口にして、肩を揺らす。*] (-79) 2023/03/26(Sun) 17:45:32 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 うん、楽しそうだから。 [ 分かります?と聞かれたなら こちらも上機嫌にそう答えた。 店で、これを食べたいと口にした時と 同じ顔をしていたから。 これは近いうちに、冷蔵庫の中 見慣れぬ食材が放り込まれることに なるかもしれないと思えば、また違った 酒盗を楽しめるだろうと。 上機嫌のまま食事を終え、 四合瓶を空にして、淡く酔った感があるな 程度にしておいて。 足りなければルームサービスでも 土産物屋を覗くでもすればいい。 ほろ酔いの体には夜風もひんやりと 心地よいだろう。 ] (-85) 2023/03/26(Sun) 18:23:48 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 自分と同じくらいの量を腹に収めた 彼が、抑えるように腹をさすり笑う。 ] そうだね、後で入ろう [ ゆっくりと食事を終えてもまだ、 時間を気にするような時刻ではないし。 部屋に備え付けならそれこそ、いつ入っても 誰にも迷惑はかからない。 ] (-86) 2023/03/26(Sun) 18:24:07 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 いっしょにね。 [ これまでも共に浴室に入ることは なかったわけではないけれど、温泉のそれとは 比べるべくもない。 甘えるような口調の裏に、仄かな色味。 誘っているのか誘われているのか。 あまえんぼで、と零した従姉妹の言葉を 思い出し、笑って。 ] おいで。 [ 膝を叩いて、両手を広げた。* ] (-87) 2023/03/26(Sun) 18:24:42 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[簡単な口約束を交わして、くすくすと笑う。 反故にされても構わないぐらいの、小さな約束。 いつかの日、約束を交わして 店に訪れることのなかった彼は、あれ以来。 少し慎重になっている様子で、 出来ない約束はしないように気を使い、 体調面もかなり意識しているようだった。 仕事で来れなかったのだろうと認識していたものが、 疲労から訴えた体調不良だと教えられたのは、 彼の家の合鍵を使い始めるようになってからだったか。 ふとした拍子に、そんな話を掘り起こされて。 気にしていない、と笑った日もあった。] (-89) 2023/03/26(Sun) 19:59:24 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[俺が口にした言葉を繰り返すように口にして、 うん、と目を細めて頷いて。 冷たいガラスに懐いていれば、 拡げられる両手が、自身の場所は此処だと、 表すみたいに、膝を叩く。] ……ふふ、 [何が自分でも可笑しいのか笑えてくる。 顔を上げれば、ガラスに残した吐息が窓を曇らせていて。 一部だけ、窓の向こうを隠してしまっただろうか。 招かれるように伸ばされた腕に、手を添えて。 膝の上に横向きなるみたいに腰を下ろして。 今度は窓から肩口に懐くように、ぽふりと頭を凭せ掛け。] (-90) 2023/03/26(Sun) 20:01:06 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ いつもよりだいぶ気持ち良く酔っているようで。 よく笑う。 招かれるままに、膝に静かに 座してもそれは変わらないまま。 ] ご機嫌だね [ 恥ずかしそうにするでもなく にこにこと大盤振る舞いされれば こちらもつられるように笑う。 ] 酔っちゃうと、更に 可愛くなっちゃうね 那岐くんは あったかい。 [ 甘える仕草に応えるように、 指先で頬を撫でて、 ] (-94) 2023/03/26(Sun) 20:23:43 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 なあに [ 名を呼ばれれば返事をして。 静かな部屋の中、僅かに開いた窓から 温泉の柔らかな香りがする。 ――酔って記憶まで飛ばしてしまう タイプではないから、明日になったらまた しれっと敬語で、起きてくださいとか 言うのだろうか。 そういえばあの日もほろ酔いだった。 従姉妹が自分に昔から……と語りだそうと するのを止めるくらいには思考もきちんと していたはず。 ] (-96) 2023/03/26(Sun) 20:24:12 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 よしよし [ 凭れた頭をそっと抱き、 艷やかな髪の毛で遊ぶように指をくぐらせて。 唇を寄せる。 ] どこまで可愛くなっちゃうんだろうね 末恐ろしい [ くすくすと笑えば、座椅子がわりの 自分の体が小さく、揺れただろう。* ] (-97) 2023/03/26(Sun) 20:24:33 |
【独】 高野 景斗/* とても穏やかにいちゃいちゃしている……可愛いね……… でもなんか 多少、そう。機嫌が良くなるくらい。 だと、思っていた。 ――このときは。 ってあるからいつ爆弾落ちてくるんだろうって そわそわしています……… (-95) 2023/03/26(Sun) 20:25:44 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[膝に多少重みを与えても、座椅子だから足の間に挟まれば、 そう体重をかけることはない。 掛けたところで、平気、と言われそうなところが。 なんだか、少し擽ったい気もするけれど。] うん、 [機嫌がいいことを指摘されても頷くくらいには、 酔いが回っていた。 可愛いと言われても照れるでもなく、くすくすと笑い。 頬を擽られたなら猫のように首を竦めて、 離れたらおもちゃを取られたみたいに自ら擦り寄って。] (-98) 2023/03/26(Sun) 20:46:39 |
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