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【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁酸素を求めて呼吸を繰り返す。肩が上下するたびに汗が音もなく滑り落ちて行く。悩ましげに眉根を寄せて、繰り返すこと数回。 「……暁、大丈夫か?」 快楽の頂から下りてきて、真っ先にしたのは貴方の身を案じることだった。 顔を覗き込んでみたり、下腹部を撫でる手を視線で追いかけてみたり。あちこちに忙しなく瞳を泳がせてから、もう一度紫色を見つめ直す。 「…………俺は、その。 まだ……熱が、抜けなくて、だな…… もし、お前も同じなら……その…… もう少し、繋がりたい」 一度欲を出したからだろうか、少しはしっかりとした話し方に戻っている。 それでも熱が抜けないのは嘘偽りではないらしく、貴方の内側に包まれている陽芯はまだ固さを保ったままだ。柳眉はやや困ったように八の字を描いている。 理性が戻ってきた小豆色の視線が、紫色を求めている。 (-189) 2021/09/19(Sun) 22:58:14 |
【神】 1117 闇谷 暁>>G8 「ウワッ怖い」 貴方の包丁さばきがまあ不安定だこと。 「待て、切るのは俺がやるから、 ちょっと待ってくれ、一旦本貸してくれ。」 レシピ本を手に取り、包丁も取り上げた。 勝負以前の問題が起こり散らかしている。 こういうのはレシピ通りにやると良い。 ぱら、と記述を確認していく…… 「 畜生大したこと書いてないな!? 」切る、作る、握る、詰める。 そんな感じだった。あといい感じのストーリーも掲載されていて大変読み応えのあるレシピ本と言えるだろう。 「寿司酢は無いのか? まあ変わらんか……下準備は一時休戦としないか、迷彩。 俺が包丁使うからお前は酢飯だけに集中しよう。 詰めるところで勝負しよう頼むから。 これは料理でありゴム使いが試される勝負だと思わんか? 」すう、と大きく息を吸って、吐いて。 貴方は休戦を受け入れてくれるだろうか? (G9) 2021/09/19(Sun) 23:17:00 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「……お陰様で?」 大丈夫か、の問い掛けにはそう軽口を返す。 「ごめん、あの、 き、……きもち、よく……て、 自分で精一杯になって、その、 貴戸の好きなようにしてもらってない……。」 貴方のうろうろと忙しない視線に いつものような貴方の言葉に なんだか可笑しくなって笑みを漏らす。 「……ん、 俺もまだ、……貴戸と、したい。 気使わなくて良いって言ってるだろ。 貴戸の好きなように………されたい。 」混ざり合い、冷め切らぬ熱は まだまだ治る気配もなくて 衝動のままに、互いを求め続ける────そんな1日目の、夜の出来事だった。 後で、自分の異能で貴方の傷を治してやらないと、と それだけ頭の片隅に置いて 貴方の首元に、また腕を伸ばした。 (-194) 2021/09/19(Sun) 23:47:45 |
闇谷 暁は、ビデオカメラに気が付いた。おお……。 (a54) 2021/09/20(Mon) 0:11:29 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁貴方のその軽口が、貴方のその態度が、貴方のその気持ちが。 たまらなく心地よくて、けれどもその感情を表す言葉が見つからなくて。 もどかしさを表したかのように、瞳の動きだけは素直に揺れて動いていた。 「…………俺は、いいルームメイトに巡り会えたな。俺にとって、何よりも贅沢な幸福だと思う」 そう感想を口にした。それでも、自分で話しておきながら言葉に納得がいっていなかったが。それはいったい何故だろうか? 「……暁。お前に甘えて、好きなだけ触れさせてもらう。 ……。 …………。 寝坊してしまったらすまない」 許しを得た少年は再び貴方へ覆い被さる。 熱を分け合い、快楽を貪り、満たされるまで繋がって。 朝が来るまでの秘めやかな二人の時間の時だけは、少しばかり柔らかな表情を見せていた事だろう。 "夜更かし"をした1日目のことだった。 ▽ (-199) 2021/09/20(Mon) 0:24:42 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁ところでこれは、その後の話。 「…………困ったな…………」 具体的に言うなら、遅すぎる朝食を終えた後。 部屋に戻り、一人で歯を磨いていた時のことである。 "「俺が頼んだんだから謝るな。 傷まだ残ってたら言えよ。」 " そんな言葉と共に突きつけられた、貴方の舌。 あの舌が自分の首を、肩を、傷口を、這ってそれから……。 あの時の光景どころか、痛み、そして同じように拾ってしまった快感さえも思い出してしまう。くらりと目眩も起きそうで、たまらずぎゅっと目を瞑った。 「食事をする暁が……暁の口が……まともに見られない……」 悩みを返してくれる者はいない。少年はぽつり、こぼしながら日常へと戻っていくのだった。 (-200) 2021/09/20(Mon) 0:27:05 |
【神】 1117 闇谷 暁>>料理バトル 「ハァ〜〜〜?見た目なんて 地面に叩き付ければ全部一緒ですう〜〜〜」 料理バトルの概念を壊したところで クソデカボイスの参戦だ。 「いや、迷彩の持ってきた本の中では まだまともなメニューではあるんだが……。 お前、そっち居たなら話聞こえてたよな? 審査員を頼まれてくれ。」 ほい、と貴戸にレシピ本を手渡す。 読めるものなら読んでみろ。 それから皿を取り出して、 互いのコンドーム押し寿司を並べ、 マヨネーズ……後は醤油なんかも用意する。 「さあ、 俺の飯から食ってくれ………。 」 (G19) 2021/09/20(Mon) 0:54:04 |
【神】 1117 闇谷 暁>>料理バトル イヤになってて可哀想なルームメイト。 心中お察し致します。 「得意じゃないけど、 書いてる通りにやっただけで………。」 別に、と言いつつも 褒められてちょっと嬉しそう。 「………………」 続く迷彩の最悪な才能開花、 ルームメイトの必死の気遣い。 闇谷はそっと手を合わせ、黙祷した───。 → (G25) 2021/09/20(Mon) 1:40:42 |
【神】 1117 闇谷 暁>>料理バトル 「 あっハイ 」そうして自分に軍配が上がる。 そんな気はしていた。 「あー、……なんだ、 3本勝負にしてもいいぞ、迷彩……。 俺もまあ、お前と勝負するのは嫌いじゃないし。」 それで貴方の気が収まるかは分からないが 言わずに後悔するよりは良いか、と 貴戸に水を差し出しつつ そんな提案を述べた。 (G26) 2021/09/20(Mon) 1:43:47 |
【人】 1117 闇谷 暁これは料理バトルの後。 再度厨房に訪れて、 何かをしている………。 ウェディングケーキsweet 作り。 (72)1d100ぐらいの出来栄え。 (128) 2021/09/20(Mon) 2:27:08 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方が部屋に居る頃。 「聞いてくれ貴戸、 俺、料理の才能があった……………。 」桃色の可愛らしいクリームを纏う手作りらしいケーキを ルームメイトが持ち帰ってきた。どうして? 「今日のおやつだ。 味見はしてある。美味かった。」 まあ食べてみてくれ、と 更に半分に切り分け、フォークと差し出す。 貴方に褒められたのが余程嬉しかったらしい。 (-208) 2021/09/20(Mon) 2:39:23 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁部屋に戻ってきた貴方を「おかえり」と出迎える。 「そうだな、迷彩との料理バトルで分かったが暁は確かに料理が上手いと思う。 ……ケーキ?味見?まさかそれも作ったのか?器用だな。 ちょうど珈琲を淹れたところだ。一緒に楽しむとしよう」 ルームメイトの言う通り、部屋は珈琲の香りで満たされていることに気付くだろう。 ただそれよりも先にケーキが気になったのか、貴方からフォークを受け取ってそのまま食べた。 実は榊のポップコーンと迷彩の押し寿司の事もあり、誰かの手作りを若干警戒し始めるようになっていたのだが、貴方のケーキは何一つ躊躇うことなく口へ運んだ。 むぐむぐと咀嚼し、こくりと小さく喉が上下に揺れる。 「………………美味い。 ああ、やはり暁は料理の才能があるようだ。切り分けたようだが、クリームも綺麗な色をしている。完成品は実に華やかだったのだろうな」 正直なコメントを述べた。 表情筋の固さは相変わらず。けれど、声色はとても柔らかなものだった。 (-211) 2021/09/20(Mon) 2:52:11 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志なんとなく、 昨晩の事を思い出して照れてしまわないように 話題を、と思って作ってきたケーキなのだが、 「…………………………………… ………………………………………………………………」 かなりのベタ褒めだ。心なしか昨日までよりもっと優しい気もする。 自分の心境の変化か、それとも貴方が変わったのか。 ぐっとフードを引っ張って、僅かに顔を隠した。照れ隠し。 「そうか…… 俺もそう思う。 探偵じゃなく料理人の道に進むべきだったな……。」 勢い余ってウェディングケーキを作った事、 絶対に言わないでおこう。 ひとりでにうんうんと頷き、淹れたてで香りの立つ、珈琲を一口。 「……ん、こっちも美味い。 ところでさっきの、平気か? 迷彩の………………………………。 」何とまでは言わなかった。 「あと何回も言うけど傷な。 今になって痛くなってきたとか。」 (-213) 2021/09/20(Mon) 3:16:17 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「……ここを出たら、また探偵業に戻るつもりなの、か……。 ………………」 珈琲を飲む貴方から視線をそらす。自分の持っていたカップに視線を落とした。 黒一色の水面に映る自分の顔を見るのが嫌で、わざとカップを少しだけ揺らした。ぐらりぐらりと波立って、たちまち自分の顔が消えていく。 「 迷彩のブツは無事だ。 まあその、なんだ。同じ作り方をしたのにあそこまで味に差が出たのは驚いたが。 傷の方も、……、…………」 確認するように首元に手をやる。 未だに鮮明に思い出せる。 痛みも、快楽も、貴方の舌の感触も、皮膚を濡らした唾液の質感も。 「…………」 何もかもが、蘇ってくる。 「ああ、問題ない」 端的に答えた。 ▽ (-214) 2021/09/20(Mon) 3:27:48 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁表情も声も普段通りだ。 貴方がよく見てきたものと何ら変わりない。 …………藤色の髪から僅かに覗く耳の先が、ほんの少しだけ赤く色づいていること以外は。 (-215) 2021/09/20(Mon) 3:28:45 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「……いや、戻らない。 世間の信頼ガタ落ちだからな。 普通に高校また受験して、平和に暮らせたらそれで。 そう言う貴戸は、W報酬W貰ったらどうするんだ。 …………出るのか?」 貴方の視線に気が付かないまま 自作のケーキを突いて、口に運ぶ。 我ながら中々の出来だ。 貴方とはよくこうして話をする仲だが まだ話していないことも、 聞いていないことも沢山ある。 貴方の経歴は知らない訳ではないが、 こうして接していると、本当にその通りなのか疑問は尽きない。 もし、もしも同じように濡れ衣を着せられていたとして、 一緒に外に出ることがあれば………と、淡い期待を込めて。 「 迷彩のアレ多分そのままゴムに入れたから 」あんな事になったと思うんだよな。 この推理だけは絶対に正しい。 → (-216) 2021/09/20(Mon) 3:57:51 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志自分の異能は、体液の成分を変化させるもの。 とは言っても大した事は出来ないので 軽めの傷薬ぐらいにしかならないが、 昨晩のような怪我程度なら、舐めてしまえば大体治るのだ。 ただ、そう、一舐めで完治とまではいかないので こうして確認をとったのだが、 「……………貴戸?」 言い淀む貴方を一瞥。 特に怒っている……訳では無さそうだ。 では何か。観察眼はそれなりに自信がある。 「…………… …………………………………」 赤らむ耳に気が付いた。 恥ずかしい思いをさせてしまった、と ますますケーキを食べ進めていく。 「問題ないか、そうか! なら良いんだホント!マジで! いや何かあったらすぐ言えよ!? 」 (-217) 2021/09/20(Mon) 3:59:12 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「俺は出ない」 視線は逸らしていたけれど、それだけは間髪入れずに答えた。 「俺は……俺は、ここでずっと罪を償うが。 暁はそのまま外で幸せになってくれ。 だってお前は濡れ衣を着せられただけなんだろう?探偵に返り咲くことが叶わなくても、お前は幸せになるべきなんだ」 かぶりを振れば、藤色が力無くぱさりと揺れた。 これでいい筈だ。最初からそのつもりだ。 それなのにどうして、胸の奥がこんなにも痛む? ▽ (-218) 2021/09/20(Mon) 4:16:22 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁そうこうしているうちにも貴方はぱくぱくケーキを食べ進めていく。いい食べっぷりだ。 時折、恐る恐ると言う風に貴方へ一瞬視線を向ける。 元気に動く唇。ちらりと覗く舌。たまに見える白い歯。 ぞわりとかすかに肌が粟立った。 あの刻まれる感覚が、どうにも忘れられない。 「…………」 小さく息を飲んでは、慌てて視線をカップへ戻す。 「何か。何か…………」 口籠る。言うべきか言わないべきか。迷い、迷って…………。 「噛まれた事と、朝の事を思い出してしまう、から…… …………食事をするお前を、見れなくなってしまって……だな……。 ……すぐに忘れるようにする、元に戻れるようにするから…… …………あまり、俺を見ないでくれ…………」 白状した。耐えられなかった。 (-219) 2021/09/20(Mon) 4:18:55 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁料理バトルでの激闘を繰り広げた後、どこかしらの時間。 これまで毎日存在した勉強の時間も、運動の時間も無い。今が何時か、時計を持たない少年は空模様でしか把握していなかった。 「ツッキ〜、どう?罰ゲーム何か考えた?」 背後から近付き、ひょっこりと横から顔を出す。 「勝負って負けたら何かするもんでしょ?」 (-223) 2021/09/20(Mon) 11:15:24 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「………、………………そうか。 そっか、俺はてっきり 誰も彼もここを出たいもんだと思ってたから ……そか、お前はそういう奴だもんな。」 寂しげな瞳を伏せた。 じゃあ俺も残ろうかな、と簡単に言えたら、どれほど、………。 → (-225) 2021/09/20(Mon) 11:32:27 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志なんだなんだと耳を立て 貴方の言葉を待つ。 「 ン"ッグ!? げほっ、けほ、……っ!?」 咳き込み、口元を手で押さえる。 まさかそんなに恥ずかしい思いをさせてしまっていたなんて。 「 ごっ、 ごめ……ん。でも、だって、でも、その、 ああでもしないと、 気持ち、良すぎて、…………… 」すみませんでした………………………。 ケーキを食べ進める手を止め、机上に置いた。 此方も過激なW夜更かしWを思い出して 顔を一気に赤く染め上げていく。 「別に、戻らなくても……良いけど。 ていうか、お前、慣れてるだろ。 何で、その、俺より先に照れるんだよ。」 戻らなくて良い。そのままあの夜の出来事を貴方の中に刻み付けておきたい。 そんな魂胆を見抜かれないように、軽口を吐いた。 (-226) 2021/09/20(Mon) 11:33:19 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウどこかの時間帯、どこかの場所。 ひょっと現れる貴方に驚きつつ 「迷彩。 罰ゲームって言われてもな。 特に課したい事もないし………あ。」 また勝負しような、と濁してみようかと思案しつつ じゃあ、と気軽な気持ちで返答する。 「前に言ってたW将来の夢Wってやつ、 あれでも聞かせてもらおうか?」 貴方に断られれば また適当な何かを考えるだろう。 (-228) 2021/09/20(Mon) 11:43:13 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「あ〜、アレかあ」 少年にとっては大した話でもない。 話さないのは口止めされているからであり、それに対しても納得はしていないのだ。 監視カメラを見やる。 経験上、あれの集音能力はあまり高くない。 大きな物音は聞こえてしまうが、耳元で囁けば聞こえないだろう。 「ナイショにしといてよ〜?バレたらオレが怒られるし」 そう。 少年にとっては、只の目標であり、将来の夢である。 ケーキ屋さんになりたい。 サッカー選手になりたい。 その程度の内容なのだ。 貴方の耳元に口を寄せ、手で覆う。 (-229) 2021/09/20(Mon) 12:05:15 |
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