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![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「……憎まれたい。憎悪によって殺されたい。」 はっきりと口にした。 「……だけどね。普通はそんな風には生きられない。人を傷つけたくはないし、悲しい顔をされたら、悲しく感じる。解決してやりたいと思うし…… 幸せを手にしようという人間の邪魔はしたくない。……だけど、『そう』すれば、殺してもらえるのかな、と、いつでも思ってる。だから……」 溜息をついた。 ストローをくるりと一回転。氷が涼やかな音を立てる。 「……すまないね。優柔不断な、どちらにも進めない男の戯言だ。気にしなくていい。私は踏み越えるほど度胸はないから。君がもし壊されたくないものを持っていても、私はそれを奪う度胸も、力もないよ」 (-342) 2021/10/11(Mon) 1:50:11 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 魅月守 チャンドラ顔を仮面で隠すのは、照れというより戸惑いの証左。 あとワイン飲んでたからアルコール臭するかなっていう、ちょっとの気遣い。気遣ったところで部屋に漂ってるんですけどね。 「わかんないなあ…… 頭を撫でたりは、君の方がよっぽどお似合いだよ、ほら」 モシャ、とローブごしにその頭を撫でる。 布越しの手はいつもよりすこし温い。 (-345) 2021/10/11(Mon) 1:53:55 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「……どうして、だろうな。隠したい、……わけではなくて」 首を傾げる。 きっかけは、わかっていた。 「家族が、見ないそういう死に方をしたんだ。憎まれて、憎悪によって、邪魔だと……言われたかどうかは知らないけど。壁に書いてあったから多分言われたのかな。私は……知らなかったけど、家族には必要とされた人間ではなくて。だから、そうして初めて一人前になれると、感じたのかな」 今や自分の奥底に癒着して離れない願望は、はっきりと己から剥がしとることは難しい。 「殺した犯人のことも、それなりには憎んでる。でもそいつは私を殺さなかった。憎んだ人間に、邪魔にすら思われなかった……というのは、なんだかね、虚しくて」 その感覚はずっと続いている。 人殺したちを殺したいほど憎んでいて、……しかし、憎まれるほどには、何もできていない、のだ。 「難しいね。望んだ姿になるというのは」 (-352) 2021/10/11(Mon) 2:16:20 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 魅月守 チャンドラ「大人しく落ち着いてたらいいのに、……あー、あー、もう」 アタックを受け止め、ハイハイと頼まれもしない撫でを続けた。 葡萄酒と、薔薇の香油の香り。 上等な仕立ての服の奥、彼の体はいつもそういった香りを纏っている。 体温はやっぱりちょっと高い。 すぐに癒せることをわかっていて深酒しているのだ。 (-354) 2021/10/11(Mon) 2:19:52 |
トラヴィスは、え怖……賑やかすぎ……と思った (a146) 2021/10/11(Mon) 4:22:17 |
(a149) 2021/10/11(Mon) 4:29:05 |
トラヴィスは、重い。パンプキンパイのおかわりを押しつけて、ココナツジュースをリタイアした。飲まず食わずでいこう。 (a151) 2021/10/11(Mon) 4:30:25 |
![]() | 【人】 墓守 トラヴィス「普段耽美食で生きてるからこのセットはちょっと重いんだよね……他になんか……もっと穏やかなものないのかい……おかゆとか……」 おかゆは耽美ではない。 ☆*:.。. なぜなにトラヴィス.。.:*☆ Q.で耽美食ってなに? A.耽美な食事のことだよ。 (108) 2021/10/11(Mon) 4:33:24 |
トラヴィスは、えっ……てなったけど見送った。 (a154) 2021/10/11(Mon) 4:36:08 |
トラヴィスは、血とかは耽美なのでいける (a156) 2021/10/11(Mon) 4:39:11 |
![]() | 【人】 墓守 トラヴィス「……あなんか転送されてきた。血じゃん。のも」 必要なところに転送されてきた。 プルタブ開ける程度に慣れた様子で封を開け、パックを啜りながら雑務をこなすことにした。カタカタ…… (109) 2021/10/11(Mon) 4:43:20 |
トラヴィスは、拒まぬ!来い!(仕事中の強気オーラ) (a162) 2021/10/11(Mon) 4:45:43 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア少女の、口にする言葉は。 あんまりにもまっすぐで。正しい形のようで。 息を飲んだ。長い時間を過ごすうちに、歪んでしまったかたちに、恥すら覚えるような。 「…………。」 「…………そう、なのかな」 それは、難しい望みを抱いたものだね、と、つぶやいて、目を瞑った。昔の己が瞼の裏に浮かぶ。 「幼い頃に君に会えたら、今の私は変わっていたかな……」 『彼』は、そんな大それた願いを抱えていたのだろうか。あの屋敷にいた頃からずっと、自分にも見えないように隠して育ててきたのだろうか。 「私自身、なんて」 鏡をみたって、見えた試しがない、のに。 (-373) 2021/10/11(Mon) 4:59:34 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 気分屋 ルヴァ「……」 却下。 することを、阻んだ思考がある。 ────別に良いのじゃないか?これは無礼講なのだし、利用されるばかりだとしても、『利用し得る』と判断があったなら、それで、だってそれは、彼という犯罪者の。 「……いいよ」 視界には入ったというのなら、礼を差し出さなくては。 (-374) 2021/10/11(Mon) 5:04:02 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 魅月守 チャンドラべつに皺なんかは気にしないけど、気にしてくれている、という心遣いは少し嬉しい。自分の個を受け入れてもらえている気がする。 「……君の種族は何というか、人懐こいよね。 それとも君だけがこうなの?撫でただけで人攫いができそう」 もちろん、この兎は凶暴なので、そんなことは不可能なのだが。 印象としては、そんな風だ。(そして事実として知っている強さを曖昧にする印象を与えられるあたりが一番こわい人だなあと思う、トラヴィスだ) (-377) 2021/10/11(Mon) 5:08:16 |
トラヴィスは、仕事に見切りをつけて、食堂を出て行った。 (a168) 2021/10/11(Mon) 5:20:03 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 気分屋 ルヴァ「……うん」 きっと自分のしていることは愚かな選択なのだと思う。 今まで耐えてきたものを蔑ろにするような愚かな選択。 だけど、……トラヴィスは自分の価値の無さを確かめないと、安心できない。間違って「自分に価値がある」という可能性を夢見てしまいそうな選択をしたあとは、 その逆を、 ────トラヴィスは、その唾棄すべき人物のあとを着いていく。 (-381) 2021/10/11(Mon) 5:25:07 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「……難しいと、思うのだけど、なあ」 だってそれは、私を見てくれる人がいないから私には私がみえなくて、……私がわからないから、見てもらえるような人間になれない……堂々巡りじゃないか? 弱ったような声をあげて、トラヴィスはあなたをちらと視界に入れた。 ────こんなにも健康的な考えを持てる人物が、なぜ人を殺すのだろう。 「…………君は。どうして」 それを問うことは、彼女を傷つけるだろうか? 彼女はなぜ藁束のように燃えゆくのか。奇妙だった。彼女は前向きで、暖かい暖炉の炎を抱いたような目をしていた。 ならばなぜ?その暖炉は全てを燃やした? 「なぜ、……私を燃やさない?」 『憎んで殺して欲しい』のとは別に、それは単純な疑問だった。 それをすべき相手を、どう、分けているのだろう? なぜ……自分を導くような真似と凶行が、その人物のなかで両立し得るのだろう? (-383) 2021/10/11(Mon) 5:34:50 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「…… …… …… そう。大きなものを、見ているのだね」 藁束が足りない。ただそれだけのことなのだと知れば、なるほど、と頷いた。それほどの攻撃性を保つのに、どれだけのエネルギーを用いているのやら。この小さな体にどれだけの絶望が訪れれば、そういう世界を見るのだろう。 それは、なんだか。とても。 「……寂しい、かな」 わたしが。 追いつけないような舞台の中心へ、向かうつもりなのだろう。 「私も、君に与えられるものがあれば良かったのだがね。 私の人生経験で、君に与えられそうなものは、中々」 その熱は、自分のそれを容易に凌ぐ。 与えられるのは、精々が、アイスティーくらいか。 からん、と、溶けた氷がまた鳴いた。 「与えられるように、与えたいのだけど。 君の受けてきた理不尽は、わたしにも、飲み下すのは難しい」 収監時の調査歴は頭に入っている。 けれど、……その経験が与えた絶望を生半可な言葉で解せるようなら、とっくに────彼女はどこかで幸せになれていたのじゃないか?こんなところで、自由を奪われる前に。 (-386) 2021/10/11(Mon) 6:13:23 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 気分屋 ルヴァ「…………いいよ」 トラヴィスは頷いた。 頭の何処かが警鐘を鳴らすように痛む。まるで過去の精算だ、と思った。『私として思考できる』──── それを聞いた時、逃れていた筈の役目が追いかけてきたのだと思った。 私は『天才』のための仮面だ。 説明を聞けば、まるで、自分の生まれた役割そのものだった。 ここまで綺麗に合致していると、いっそ笑えてくる。年は合わないけれど、こう問いたいほどだ。君はトラヴィスになるはずの人物だったんじゃないか?(実際にそうでないことはわかる。我が家が逃した天才は、人間に憎悪を持つほどには興味を持っていた。彼、ルヴァは違う。人間に毛ほども興味がないのだ) 「……道具は必要ないよ。私の力は『癒すこと』だから。その程度の失血、どうにでもなる」 肩をすくめた。 彼のために用意されたような都合の良い道具だ。織り込み済みかとも思ったが、……そうでもないのだろうな。興味がないとは、そういうことだ。 「始めよう。覚悟を待つ必要はない。とっくにできているものを流用するだけだから」 『計画』のことを、トラヴィスは知らない。 けれどおそらく、彼は知っていても頷いた。 役割を果たすべきだと感じた。それが彼に与えられていた価値だから。 (-387) 2021/10/11(Mon) 6:27:38 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「背負えるなら、まだマシだ。 背負えない、のが…………私には。苦痛だ」 理解が及ばない。それは当然ともいえた。同じ環境にあったことはなく、同じ人生を歩んだこともない。そう過酷な道はなかなか無いし、仮に同じ道のりを歩んだとして、耐えられる魂というのは世界にどれだけあるだろうか? そんな、自分が。半端に理解を示したとて、それは。 「不理解を示す言葉は……心を傷つける。それは私にもわかる、簡単な道理だ。与えられたように与えたい、ただそれだけのことが、私には、……」 トラヴィスは己を呪う。 己の無能を呪う。 「……炎に、足りぬ男で、すまない。 ああ。世界はどうしてこんなにも、」 与えられるように与えたい。 対等になろうという願いが、こんなにも、 「難しいものなんだろうな」 (-390) 2021/10/11(Mon) 7:16:14 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 気分屋 ルヴァ「……君という生き物は」 血液を流している彼を眺めている間、ぽつり、と男は呟いた。 「君という生き物は、人間が煩わしくはないか。 ……いつも不思議に思っていた。有能な人物たちはなぜ、無能な者を殺さないのだろうと。有能な人物だけが残れば、煩わしさは減りそうなのに。そこまで労力を払うほどには、ということなのかな……」 独り言に似ていた。 問いに応えられることは期待していない風だった。見ている層が違う。世界が違う。理解できるように言葉を用いるのも煩わしい、という意識も当然あるだろう。 彼の知性の程度はトラヴィスには測れない。だからこれは、人間と人間の取引というよりは、お互い、 そこにあるものを用いた だけなのだろう。彼はトラヴィスを何らかの駒のように。 トラヴィスは、「ああ、心地良い風だな」と窓を開けたように。 「……」 疲れたな。 目を閉じた。150年ぶりの義務に追い付かれたなら、もう走る意味もないかな、と、頭痛の重みの中で微かに安心を覚えた。 (-393) 2021/10/11(Mon) 7:31:44 |
トラヴィスは、傷ついた少年を癒した。 (a170) 2021/10/11(Mon) 7:32:24 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「……いいや。君は甘かったよ、私に。徹頭徹尾。 隠してもよかったんだ、触れられれば痛むだろう傷跡など」 動機は傷だ。トラヴィスが殺されたいと願うのが傷であるように、彼女が熱を求めるのも、また違う傷の形なのだろう。 それは膿んで、張り付いて、未だに芯まで彼女を苛んでいる。 でなくば、殺される前にあれほど強い意志を保てるものか。 だというのに。 この後に及んで、言葉を用いて、人と交わろうというのだ。 「…………だから本当に。とんでもないね、君は」 『君は特別強い』などとは、口が裂けても言えない。 『強いから耐えられたのだ』────そのように解釈されかねないそれは、確実に彼女の傷に触れるだろう。耐えたかったわけではないはずだ。誰も苦痛を望んではいない。断絶がそこにあれば、『この言葉は届かない』と確信していれば言えたかもしれないけれど。 受け取られたと感じる。感じてしまった。 だから、距離は近いのだと、思えば、 「…………なるべく。心がけるよ。言葉の、自傷は……」 認めるほかなかった。 …………自傷だなあ、これは。 (-405) 2021/10/11(Mon) 8:34:45 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 気分屋 ルヴァ「……?」 答えが返ってくるとは思わなかった。 『風に紛れて、遠い花びらが舞い込んだな』といった心境だろうか。血液や傷跡を見つめていた視線をあげ、ふうん、と、音もなく頷いた。 もちろん、理解が完全に及んだわけでなく。 『そういうものなんだな』と、思った。煩わしいという感情はある。ただ、彼らは有能ゆえか、ただびとたちのように感情にまかせた振る舞いはしない。…………必要が無ければ生かすし、必要があれば殺す。そう考えれば、理解はできる。ただびとを殺す労力や時間があれば、彼らはそれよりも価値のあることを行うのを好むだろう。 人間の血液を飲めるような人種で良かった、というほどには、この行為に思い入れはない。ただ、……遅かったな、と、それだけ思った。 「君が必要だと思うなら」 トラヴィスは、試行の必要性を問われ肩をすくめた。 それを判断するのは私ではない。 (-409) 2021/10/11(Mon) 8:45:11 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 魅月守 チャンドラ「それは、……なかなか、怖い話だ。 良かったよ、君が誰かに攫われることがなくて」 囚人には悲報だろうけど。 優しいくせに、籠絡は難しいもんね、と、ゆっくりもしゃもしゃに撫でながら想像する。……チャンドラだらけの村になってしまうのは、想像力のなさか。 「秘密主義……ほどじゃないけど、君が君のことを語るなんて、なんだか珍しい気がするな。飲んできた?」 それはお前だ。 (-411) 2021/10/11(Mon) 8:54:28 |
トラヴィスは、割と美味しかったよ。O型。 (a176) 2021/10/11(Mon) 13:09:34 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「まあ、ね。落ち着きはするさ。 ……だけど、……まあ、心掛けるくらいは、してみてもいいのかなって」 だって、……初めて、同じ視点まで合わせてもらったような気がしたのだ。もしかしたら幻覚かもしれないけど、それでも。 「ちょっと嬉しかったからね。ナイショだよ」 仮面を口元に当てて。 あんまりチョロい看守だとバレたら、仕事的にはけっこう困りものなのだ。内緒にされなくても、まあ、もしかしたらバレている可能性は否定できないけど。 「……難しい話は、これくらいにしておこうか。 お茶のお代わりはどう?温かいものは?」 りん、と鈴の音を鳴らし、配膳ロボットに発注する。 ベリーリーフあたりなら美味しく飲めるかな、と、手慣れた様子……このくらいしか出来なくとも、やらないよりはきっと良いと思う、ので。 (-429) 2021/10/11(Mon) 13:21:38 |
トラヴィスは、イクリール!血液出たって! (a179) 2021/10/11(Mon) 13:22:04 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 魅月守 チャンドラ「ニア……彼女も兎を好んでいたみたいだね。 ……兎だらけだな、そう思うと」 3羽かあ。 数え方を間違えないかんじに数えたが、こういう数え方するのって経緯のある言語のみだろうし実際宇宙では3匹かもしれません。 「飲んでいく?いい感じに開いてるよ、ロンドラダンの258年。赤だけど、嫌いってわけじゃないだろう?」 (-433) 2021/10/11(Mon) 13:27:11 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス『ねえ早速なんだけどさ』 急なメッセージ。 何に対して早速なのかはこの後すぐ。 『なんかあったら私のことサクッと殺してね』 なに? (-434) 2021/10/11(Mon) 13:29:06 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「……む。そうか。……食事制限、そういうところにも影響があるか……」 当たり前といえば、そうなのだけど。 『楽しみが必要のない、栄養だけの食事』を突き詰めれば、食事の体積というのは減っていく。……そりゃあ、囚人の胃袋は小さめになるし、『褒美』を食事で得ていなければお茶でも充分いっぱいになってしまうのだろう。 哀れむのも失礼だが、覚えておく必要はあるな、と、脳裏に刻む。 「わかった。次回までには、君の好みにより近い味を探しておくことにするよ。それでどう?」 ウン、とひとつ頷いた。これでいて、この男はけっこう真面目だ。中継で薔薇は散らすけど。 (-437) 2021/10/11(Mon) 13:55:13 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス『いやちょっと色々あって。 困ったことになることもあるのかなっていう、 曖昧な打ち明け話かな?自分でもわかんないけど』 80%くらい自分でもわかっていなさそうだった。 『まあ、そういう、わからない話がひとつと。 ……あと一つね、ちょっと、この間の話で』 (-441) 2021/10/11(Mon) 14:09:29 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「うん。あるよ。……その様子じゃあ、あんまりフルーツティーなんかは飲んだことなさそうだね。じゃあ、そういう方向性でいこうかな」 栄養もあるし。と、だいたいの計画を立てて。 ふわふわと浮いた体を見上げて、椅子の上から手を振った。 「私も。とても、いい時間を過ごせたと思う。 ありがとう、ニア。 また次の機会を楽しみにしているよ」 皮肉でなくそう言えたのは、いつぶりだろうな、と思った。 去っていく少女を見送った後も、彼はしばらく、穏やかな表情を崩さずにそこでじっとしていただろう。 ……ほんとうに。 ここで死ねたら幸せだろうなあ、とか、口にしないのって案外大変みたいだ。練習が、必要だな…… (-443) 2021/10/11(Mon) 14:15:23 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 気分屋 ルヴァこれは完璧な形だと思った。 完璧な己の形だった。本来あるべき『名のない子ども』の在り方だった。トラヴィスという名は自分の顔を持つ天才の名であって彼自身の名ではない。預かっているだけだ。返す場所はもうない。いや、彼は預かるとか返すとかそんな大きな立場ではなくて、トラヴィスという名札が置いてあった戸棚のようなもので。 完璧なのだな、と思った。 彼にとっての完璧ではなく、ただびとにとっての。一時的に天才の思考を沿う脳から見る景色は、星間飛行船の初速度に似ていた。どうやらそちらに進んでいるらしい、という景色がびゅうびゅうと流れていくが、一つに注視してもあっという間に遠くに離れてしまった。これは確かに我々を見ている暇などないのだな、と痛む胸は邪魔だから無くなればいいのに。これは確かにただびとにとっての完璧だ。なぜなら不完全だから。十全ではない。天才にとっての夢の中で走ろうとしている鈍さが、ただびとにとっての完璧だ。 なるほど。 それは苛立たしいな! 不意に笑いの衝動が込み上げた。試し書きの一枚を名画と持て囃されれば、苛立ちのあまり燃やしてしまうかもしれない。彼はトラヴィスになるはずだった知らない子どもを思った。私の一族が申し訳ないことをしたね!けれどすぐにそれを否定した。それは私の一族ではなかった。 遠い。 全てが、星の向こうへ消え去っていく。 一人だけの医務室で彼は静かに涙を流した。 この涙液の成分の名前は、今はもうわからない。 (-450) 2021/10/11(Mon) 15:04:51 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス『いや、ほら、私、弱点だらけだし。 利用されるかもなって思ってね』 『それで、そう、この間のこと。怒らないで欲しいんだけど』 『私はどうも、君と対等になりたいらしいんだ』 『与えてもらったように与えたいと願ってる』 『でね、何をしてあげられるかな。君が私に求めることはなに?』 (-451) 2021/10/11(Mon) 15:12:17 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス『うーん 言う 言うかあ おこられそうだな……ʅ(◞‿◟)ʃ』 なにその顔文字。 『本当?じゃあハグしにいこうか』 『君の癒しってイマイチわからないけど』 (-468) 2021/10/11(Mon) 16:20:43 |
トラヴィスは、頷いた。 (a186) 2021/10/11(Mon) 16:28:33 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス『怖いな……つまりね、えーと、その』 『ルヴァには要注意!ってことで』 『じゃあ、そっち向かうから。部屋だよね?』 そこで切る? メッセージはこれから先、全然帰ってこない。『向かう』からだ。部屋どれだけ離れてるんだかわからないけど、とにかく数分後くらいには、あなたの部屋の前にトラヴィスが立ってノックしていることだろう。 (-478) 2021/10/11(Mon) 18:51:05 |
![]() | 【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス「やあ。デリバリー美形だよ。癒されるだろう」 ふふふん。 薔薇の花束を抱えた男が貴方の部屋にずかずかと入りこんだ。 「これお土産。君は赤が似合うからね。でも下手に君に花を選んだら、すごい嫌がりそうな顔が浮かんだから」 薔薇なら見慣れてるだろ?私で。という、不遜さ。 (-484) 2021/10/11(Mon) 19:15:54 |
![]() | 【独】 墓守 トラヴィス苦情特にないけど苦情の乳首当てゲーム!!! 店員さん!カチカチカチ!店員さんボタンここ!?カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ 10 (-490) 2021/10/11(Mon) 20:00:40 |
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