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【人】 エウロパ 過労で死にかけた? 頭のいいユスティなら大丈夫でしょ! 私にとってはそのくらいの感覚なもので。 質問すれば教えてくれるし ノートも見せてもらったし ユスティは優しいね、って何度も 教えてもらう度に口にして。 時間がかかってしまったのは 申し訳ないなって思ったけれど 一緒に居られる時間が長くなって 私としては願ったりかなったり。 まあ、楽しい時間はすぐに終わってしまうんだけど。 (121) 2023/09/27(Wed) 17:00:13 |
【人】 エウロパ 心なしか、ユスティの声が 疲れてるような気もするけど気の所為だよね! こうしてユスティに何かを教えてもらうのは 小さい頃に戻ったみたいだな、なんて思う。 二人で歩きながら口にしたお礼の話は ユスティを困らせてしまったみたい。 (123) 2023/09/27(Wed) 17:01:17 |
【人】 エウロパ「…………思いつかないの? 本当に何でもいいのに。」 勿論、君に断る選択肢なんてない。 保留も本当は嫌だった。 お礼しないまま時間が経って機会を失いそうで。 だから、ユスティの返事に不服そうに 唇を尖らせて、今聞きたい、と促すわけだけど。 (124) 2023/09/27(Wed) 17:01:46 |
【人】 エウロパユスティの目の前に立って 目を合わせようとする。 これでも目を逸らされてしまうのかな。 私、今度こそ引きたくはなかったんだけど。 …………ぐぅ、と私のお腹が鳴ってしまい。 (126) 2023/09/27(Wed) 17:02:25 |
【人】 エウロパ「うぅ……。どうしてこんな時に…………。」 困ったような顔をして目を逸らす。 宿題も頑張ったし居残りはしていたし。 そうじゃなくたって結構遅くなっちゃったから 別に変ではないんだけどタイミングが悪い。 はぁ……とため息をついてしまうのだった。* (127) 2023/09/27(Wed) 17:02:52 |
【人】 エウロパこの返答では 水星の群だと思ってました!と白状したようなもの。 私の興味の矛先は君に向いている。 勉強は正直あまり興味ない……っていうと 君にも先生にも怒られてしまいそう。 魔法で捲られるページの方へと視線を移す。 まるでどこに何が書いてあるか覚えてるみたい。 木製群にある衛星のページを覗き込んでいると ユスティが解説してくれた。 (139) 2023/09/28(Thu) 21:50:38 |
【人】 エウロパ「……氷、かぁ。」 何故か頭によぎるのは凍り付いた川。 ちらつく白い雪。そして凍り付いた―――。 ふるふると首を振って、過去から目を逸らす。 (140) 2023/09/28(Thu) 21:51:03 |
【人】 エウロパ試験には関係ないのかもしれないけれど。 遠い将来に人が住めるかもしれないって話は 私の興味を引くに十分で。 ただ、それはユスティから聞くのが楽しいって。 そういう気持ちも強いから 勉強の方に身が入るかと言えば…… どうだろうね。 優しさにも代償がある……というより 貰った優しさになにかを返したい。 私はそう考えてるんだ。 貰ってばっかりじゃ嫌なんだ。 (142) 2023/09/28(Thu) 21:52:20 |
【人】 エウロパ「……そういうものなの? だって、共同で何かを作る、とかあるでしょ? 何かが足りないなら誰かに借りるのは 別に悪いことじゃないと思うんだけど……。」 (143) 2023/09/28(Thu) 21:52:42 |
【人】 エウロパ「 ……すぐお腹すくんだ、私。 なにか……んーー、じゃあユスティも一緒に! ほら、ユスティもお腹空いてるでしょ? もうこんな時間だし!」 (147) 2023/09/28(Thu) 21:53:59 |
【人】 エウロパこんな時間まで付き合わせたのは棚に上げて ユスティの手を取ると 行こう?って笑いかけるんだ。 え、自分だけ帰る? 帰らせないよ??? 「私はねー、ホットドッグ食べたいなー チーズいっぱいかかったやつ! ユスティは?何食べるの?」 繋ごうとした手は ユスティが離さないならそのままにして。 購買の方へと歩いていく。 星空を見上げながら、ふと足を止める。 (148) 2023/09/28(Thu) 21:54:39 |
【人】 エウロパ君は優しいから、放ってはおかないと思って。 でも……もし今日と同じこと他の子にもするなら やっぱりあの時のはただの応急処置で。 意識してたの、私だけってことになっちゃう。 それは……いやだな…………。 他の子に同じように接してる君は見たくない。 考えると、もやもやする。 (150) 2023/09/28(Thu) 21:55:42 |
【人】 エウロパ返事は返ってきたかな。 どっちにしても、また歩き出して。 「……あ、ホットドッグ売り切れ?!?! えーーー……どうしよう……。 ツイてないな……。」 購買に着くなりお目当ての物がないとわかると がっくりと肩を落として そのままうずくまってしまうのだった。* (151) 2023/09/28(Thu) 21:56:19 |
【秘】 エウロパ → ユスティ*** 私が学園トカリスに入学してすぐの頃。 まだルームメイトとも仲良くなってなくて 頼れる友達が一人もいなかった頃の話。 その日はグラスに水を満たす授業があって。 上手くできなかった私は放課後に 空き教室でグラスのふちを叩いては 水を出そうとしていた。 (-119) 2023/09/28(Thu) 23:15:15 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「みんなどうやってるのーーーー。」 授業では水を出そうとするたびに グラスが粉々に割れてしまって上手くいかなかった。 出来なかった人は自分で練習するように、と 言われたから、ため息をつきながら練習していた。 ……でも、一向に上手くいかない。 (-120) 2023/09/28(Thu) 23:15:37 |
【秘】 エウロパ → ユスティW魔法のコツは想像力なんだ。W 幼い頃に聞いた言葉を思い出して 杖に意識を向けながら水を思い浮かべる。 ユスティと一緒に練習していた時は 川のせせらぎが聞こえて来たっけ。 ……なんて、考えてしまったせいなのか。 (-121) 2023/09/28(Thu) 23:16:05 |
【秘】 エウロパ → ユスティいつの間にかグラスから特区に溢れた水は 机を濡らし、足元まで水がしたたり落ちる。 「え、出来てる……?? でもこれどうやって止めるんだっけ?! 」止めないと、そう思っても 焦ってるからなのか、止まらなくて。 むしろ水の勢いはどんどん増していく。 (-122) 2023/09/28(Thu) 23:16:54 |
【秘】 エウロパ → ユスティ服どころか教室の床まで水浸しにして それでも私は魔法を止めることが出来ず。 「だれかー!!これとめてーー!」 もう誰でもいいから止めて欲しい。 そんな気持ちで叫んでた時かな。 君が来てくれたのは。* (-123) 2023/09/28(Thu) 23:17:32 |
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