【人】 転校生 矢川 誠壱 ──教室── [ やはり、断ろう。 そう心に決めながら足早に教室へと戻る。 先程はさすがに言えなかったし、 どのみちすぐはぐらかされるか、 却下されるに違いなかったけれど。 善は急げである。 図体の大きな違う制服の男が 廊下を闊歩する様子は きっとひどく目立っただろうけれど それどころではないから仕方ない。 教室の前まで来た頃には 軽く肩で息をしていたが、 それもお構いなしに扉に手をかける。 そのときだった。微かだが確かに 柔らかなピアノの音色。>>98 そんなもの、さっきはなかったはずだ。 つまり、誰かが弾いている? そのまま静止していれば、 怒号が続いた。その声はそう、 ついさっきぶつかりかけた───] (113) 2020/06/15(Mon) 0:24:27 |
【人】 転校生 矢川 誠壱雨宮くん…? [ 彼も間違いなく接客を嫌がっていた。 それが今はピアノを弾いている? つまりは、もしかして、これは 何か楽器が弾けたら逃れられるのでは? そっと背中のベースに触れる。 それに、弾いてみたい。 彼のピアノは、きらきらと、 どこか煌めきがあって。 それを拾い集める大きな布になれる。 きっと、ベースなら。 楽しいに、ちがいない。 だがだめだ。彼が弾いている曲の雰囲気と 今ここにあるエレキベースでは合わない。 いや、大丈夫かもしれないが、 それよりももっと───] (114) 2020/06/15(Mon) 0:26:53 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ スマートフォンを取り出す。 学校の軽音楽部室に置かせてもらっている 自分のもう一つの楽器。 メンバーに連絡すれば「鍵は開いてると思うよ」 とすぐに返事が返ってきた。 迷いなく踵を返す。 そうしてまっすぐ向かった部室の角。 置かれたケースを手に取ってまた、 教室へと戻っていく。 今度は、手を止めないまま。 扉を思いっきり開けた。 軽く、息が上がっている。 クラスメイトの視線を感じた。] (115) 2020/06/15(Mon) 0:27:14 |
【人】 転校生 矢川 誠壱───ぁ、 え、っと [ なんて、話せばいいのか、 言葉に詰まっていれば、 田中さんがこちらにずんずんと 向かって歩いてくるのが見えた。] 『遅かったじゃない。 矢川くんもはやく、着替えて。』 あ、の、そのことなんだけどさ 『できませんは通用しないよ?』 いや、そうじゃなくて、その、 [ そういって、手元に持ったケースを ずい、と目の前に差し出す。] (116) 2020/06/15(Mon) 0:27:38 |
【人】 転校生 矢川 誠壱俺、も楽器できるから。 雨宮くんと一緒に演奏するのは どうかな、スーツは、着るからさ。 [ 提案を続ければ目の前の彼女の顔は 訝しげに歪んで、こちらの顔と、 手元のケースを交互に見比べては、 「ええー」と不満げに唸った。] 接客はたぶん、向いてないよ、 やったことないしさ、でかいし、 邪魔になると思う。 「そんなことはないと思うけど」 [ そう隣から入ってきたのは委員長だった。 ああ、うーん。やはり受け入れては もらえそうにないのだろうか。 そう苦虫を噛み潰したような顔に なるのをなんとか堪える、が。] (117) 2020/06/15(Mon) 0:28:03 |
【人】 転校生 矢川 誠壱「まあ、弾いてみて、いい雰囲気に なりそうならいいんじゃない? 二人で急に、なんてできるのか わかんないけど」 …あ、りがとう [ 彼女の言葉に救われた。 ふう、と安堵のため息を落とす。 ちら、とピアノの前に座る雨宮くんの方を みてはゆっくりそちらへと向かった。] ごめんな、勝手に進めて [ そう彼に一言謝ってから 己の楽器を取り出そうか。] (118) 2020/06/15(Mon) 0:28:42 |
【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一ちょっと休憩。 静かだね。いい場所だ。>>81 [ふぅと一息つく。 壁に寄りかかっていた赤羽は ずるずると下がりそのまま座った。 そして彼女を見上げる。] あ、レモンティ それもうないんじゃない? 何か買ってこようか。 それとも一緒に行く?* (119) 2020/06/15(Mon) 0:29:12 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ それは見た目ではよく目にするであろう アコースティックギターに見えるもの。 だがそこに貼られている弦は4本。つまり] エレアコベース、持ってきた。 これならアンプもいらないし、 …たぶん、エレキよりさっき弾いてた 曲の雰囲気には合うと思う。 [ ボディには、アコギ用の小さな カスタネットが付いている。 本当ならばドラムがほしいところだが ここにはそれが出来る人はいなさそうだから。] リズムとベースは打てる。 弾いてもらえれば、知ってる曲なら 合わせるからさ、どうかな。 [ そう、尋ねて眉根を寄せた。 その瞳は不安げに揺れるだろう。]* (120) 2020/06/15(Mon) 0:30:08 |
次期生徒会長候補 赤羽 神一は、メモを貼った。 (a33) 2020/06/15(Mon) 0:31:24 |
転校生 矢川 誠壱は、メモを貼った。 (a34) 2020/06/15(Mon) 0:36:48 |
転校生 矢川 誠壱は、メモを貼った。 (a35) 2020/06/15(Mon) 0:39:21 |
【人】 教育実習生 青柳 慶−職員室− [ 学生であることは尊いものがある。 論理的に考えて、そう導き出した。 嘘だ。 経験で、思っただけのこと。 目の前の青年の場合、 また違う何かを感じているのではないかと 慶は思った。 現に手の中の紙は 普通の生き物なら息絶え絶えで 心臓が危ういほどに しっかりと握られていたから。 彼は、その紙に書かれていることが 心底嫌なのか、と興味が湧いた。 慶自身、バスケのおかげでそこそこ身長が高いが この青年は更に高い。 今度昼休みに息抜きとしてバスケをしようと 誘ってもいいかもしれない。 そんな若干邪なことを考えているとは 思っでいないだろう目の前の青年は、 何かを心に決めたらしい ] (121) 2020/06/15(Mon) 0:40:44 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 ん、話してみな。 文化祭で熱入りすぎてる奴らが 大半だから話しにくいとは思うけど、 案外聞き分けいいやつだっているはず。 俺もバスケ部でこの身長だったから、 その気持ちよく分かるわぁ… [ 模擬店の接客。 高身長故の、悩みだった。 慶自身も接客はどうだろうか、と 学生の頃乗り気じゃなかったことがあるから、 彼の気持ちが汲み取れた気がする。 話してもダメだったら、 校内放送でもかけて呼び出したら来る。 くしゃくしゃの紙を綺麗に畳んで ポケットにしまう彼に、 笑ってそう伝えると、 続け様に彼は 手伝ってほしいことがあるという ] (122) 2020/06/15(Mon) 0:45:29 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 ……………… [ 内容を聞けば、一瞬返す言葉を失った。 そんなものでいいのか、という気持ちと 自信に満ちた言葉も言えるのか、という気持ちが 入り混じったせいだろう。 青年は職員室に入っていき、 またあとで そう言った。そんな彼をみながら、 慶もつぶやきを落とす ] 任せな。そっちは絶対行く。 最後の文化祭、 悔いなくぶちかましたやつの勝ちだからな。 [ そうするならば、 タイムテーブルを知る必要が出てきた。 一旦旧校舎にある理科準備室に行って、 理科系部活動の作品を確認して、 その後タイムテーブルを確認しよう。 そう決めて、彼も脚を動かし始めるのだった ]* (123) 2020/06/15(Mon) 0:46:16 |
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。 (a36) 2020/06/15(Mon) 0:49:53 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗 (…矢川じゃん。) [ 教室端っこのここからでもよく見える長身。 何か言おうとしているそいつに、 また田中が詰め寄る。 出来ませんは通用しない、なんて 聞こえてきた言い方にムカついて 指を止めて、言い返してやろうと思った、 その時。 (125) 2020/06/15(Mon) 6:18:27 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ しかし俺にとっては天からの助けであり。 あいつがギターをやっていたなんて 露ほども知らなかったし、どんなレベルなのか もわからなかったけど。 昨日のセッションを思い出してそう思って やらしてやれよ、と声を上げようとした時、 委員長が救いの手を出した。 あいつはやっぱり良い奴だと思った。 ] (127) 2020/06/15(Mon) 6:22:20 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗まじで助かった。 [ ゆるり近づいては勝手に話を進めたこと を詫びる矢川に、そう言ってにっ、と笑う。 そうして矢川が取り出したのは ] ベースか…? [ 意外だった。 なんとなく勝手にギターだと 思っていたからだけど。 しかもエレアコベース? ] (128) 2020/06/15(Mon) 6:24:27 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ それと、一つ。 言わないといけないことを俺は口にする。 俺さ、前に事故にあって、左手が うまく動かねーのよ。 矢川の思うような演奏が出来ないかも 知んねーけど、いいか? [ と言いながらふと。 そいやベースは演奏の屋台骨だし、 俺の弾きづらい領域をカバーしてくれるなら、 それは良いものが出来るんじゃないか、と。 だから。 ] (130) 2020/06/15(Mon) 6:29:34 |
帰宅部 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a37) 2020/06/15(Mon) 6:32:26 |
【独】 帰宅部 雨宮 健斗/* 矢川くん尊いです 恋愛がますます遠のきます ちなみに中の人は、学生時代バンドでベース弾いていたので! ほくほくですー! (-97) 2020/06/15(Mon) 6:34:08 |
【人】 自撮り ユイうーん、受付してても裏方やってても音楽室が気になっちゃう。ミスばっかだから休憩してこい!って怒られちゃった… 師匠、また出てきてくれるかな。 せっかくだから別の曲もあったらいいかなって思って図書館で楽譜借りて来ちゃった! ショパンの『雨だれ』。 今日の天気にもぴったりだし、なんとなく師匠は●リオよりこっち系のが好きそう! 〜〜〜♪ あれ、三年生の教室からかな? ライブやるとこなんてあったっけ… [音の聞こえる方向へ足を向けた] (133) 2020/06/15(Mon) 7:06:20 |
【人】 自撮り ユイひょ、ひょえ〜〜〜… [しっとりした音色に聴き入っていると、受付の先輩に捕まって席へ案内されてしまった。窓際の席からは演奏者の姿が見えない。 ミルクティーを注文し、少しの間、曲に耳を傾けた…]* (134) 2020/06/15(Mon) 7:26:30 |
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