人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:


【赤】 諦念 セナハラ

ニエカワ! 今日がお前の命日だ!
2021/07/04(Sun) 21:00:00

【独】 諦念 セナハラ

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
(-0) 2021/07/04(Sun) 21:00:47

【独】 諦念 セナハラ

昨日のニエカワくんとメイジくんの秘話ログ、絶対見るからね………
俺の罪でもあるから…
(-3) 2021/07/04(Sun) 21:06:29

【人】 諦念 セナハラ

きつい消毒液の臭いを纏った男が、重い足取りで歩いている。
目指す先は己が寝泊りをしている宿直室だった。

老いとは恐ろしい。
できる事は増えているはずなのに、
できない事はそれを上回る速さで増えていく。

未だやるべき事は残っている。
しかし一度、身体を休めたかった。
(0) 2021/07/04(Sun) 21:17:20

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

「……そう、ですか。安心しました」

それは薬が効いている事に対してか、
貴方が殺めなかったことに対してか。
眠るニエカワを抱き抱えると、手術台へ乗せる。
ポケットから取り出したのは、古いラベルの薬だった。
英語で書かれた機械へ薬を仕込み、管の付いたマスクを口元に被せていく。

「ここのツマミで濃度の調節ができます。
 色々書いてありますが、最大にすれば大丈夫です」

どうせ殺すのだから。
感情を殺した、冷たい抑揚の言葉を連ねていく。
──が、ふと。

「もしメイジくんさえ良ければ、ですけど。
 きみの頭を撫でても良いですか?」

柔和な声が、貴方の鼓膜を揺らした。

/*
お疲れ様よ、ほんとに……!!
(-13) 2021/07/04(Sun) 22:34:03

【独】 諦念 セナハラ

私は今慌てて吸入麻酔薬の歴史を調べていました

日本だと昭和25年っぽいですね 
田舎の病院にあるかは微妙なとこです
(なので輸入品のお古ということにした)
(-14) 2021/07/04(Sun) 22:36:02

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

「……はは、なんででしょうね」

渇いた笑いが手術室に響く。本当はわかっていた。
大きな手がそっと貴方の頭に乗る。
包帯の巻かれた箇所を触れないように。
隠れているかもしれない痣を刺激しないように。
撫でるというよりは、なぞるような力加減だった。

「よく、頑張りました」


どうかこの慈愛にも似た想いが伝わらない様にと、願った。
そんな資格は、自分に無いのだから。
(-16) 2021/07/04(Sun) 23:36:25

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

「……良かった。
 もう泣けないのかと、思ってました」

今手術台に横たわる彼にも、
ほんの少し前、同じ事をされた。
掴まれた白衣を振り払う事はなく、今度は背中を撫でる。

「人を殺す事は、……怖い事です。
 悲しい事です。悔しい事です。つらい事です。
 その気持ちにね、嘘は吐かないでほしくて。
 ここを出た後、また人を殺めない為に。
 一度傷付ける事に慣れると、
 感覚が麻痺してしまいますから」

きみの父親のように。
言外にそう滲ませて、男は自らにも言い聞かせた。
(-28) 2021/07/05(Mon) 11:15:43

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

/*
調理実習が終わった後時空として、
干しアユミさんを表で配ってくるわ。
食べるか否かはお任せするわよ!
(-30) 2021/07/05(Mon) 11:18:57

【人】 諦念 セナハラ

宿直室で一眠りした後のこと。
男は、調理室にいた。
調理台には
干し肉が並んでいる。
一夜干しのようだ。

弱火でじっくりと焼いていく。
塩と胡椒と、何かの焼かれる匂いが漂った。

/*
察して……
(3) 2021/07/05(Mon) 11:29:50

【独】 諦念 セナハラ

もうやりたい事やりきれた


ありがとうございます
(-31) 2021/07/05(Mon) 11:37:47

【秘】 諦念 セナハラ → 発熱 ニエカワ

/*
ちなみに、このお肉は干しアユミさんよ。
まだアナタじゃないから安心してほしいわ(?)
(-32) 2021/07/05(Mon) 11:40:10
セナハラは、懐かしい臭いに顔を顰めた。
(a0) 2021/07/05(Mon) 11:40:52

【独】 諦念 セナハラ

ギャハハハハハハハハハハ
お肉は美味しいなあ!!!!!
(-33) 2021/07/05(Mon) 11:44:02

【独】 諦念 セナハラ

>>4

絶対遺書か何かでしょ!?!?!?!
(-39) 2021/07/05(Mon) 11:58:40

【秘】 諦念 セナハラ → 発熱 ニエカワ

*/
最終的にはバラして同じことになるわ。
時間が無さそうだったので、
ニエカワくんを殺した後って体でお肉を配ってます!
メイジくんとのロールが一段落したら、狼窓でニエカワくんの調理実習をする予定よ……
看取ったのは狼二人ってことになるかしらね……
(-41) 2021/07/05(Mon) 12:03:45

【独】 諦念 セナハラ

>>+2

イーーーーーーーーーーーン
ウッウッ…………………
ゴメンヨオ……ゴメンヨオ………
(-42) 2021/07/05(Mon) 12:44:09

【独】 諦念 セナハラ

>>+3

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!
(-43) 2021/07/05(Mon) 12:53:49

【独】 諦念 セナハラ

ア~~~~~~~~~~~ア^^^^^^^^^^^^
(-44) 2021/07/05(Mon) 12:54:24

【独】 諦念 セナハラ

ウオエエアアcッカ
(-45) 2021/07/05(Mon) 12:54:39

【独】 諦念 セナハラ

ウッウッ………………………………………
(-46) 2021/07/05(Mon) 12:55:03

【人】 諦念 セナハラ

>>5 【肉】

「ああ、丁度良かった。洪水で猿が流されて来てましてね。
 この状況ですから、みなさんで食べようと思うんです」

三途村近辺の山に猿はいない。

この村に詳しいなら、違和感を抱けるだろう。
尤も、言うとおり遠くから流されて来たのかもしれないが……、
運良く病院周辺に辿り着く確率は低いはずだ。
(6) 2021/07/05(Mon) 13:24:00

【人】 諦念 セナハラ

>>6

──味見、します?


その上この天気の中、いつ外に出たというのか。
少なくとも男が雨に濡れた姿は、貯水槽の時以来目撃されていない。
冷静に考える余裕があるなら、直ぐに気付けるだろう。
(7) 2021/07/05(Mon) 13:27:00

【人】 諦念 セナハラ

>>8 【肉】

焼けたばかりの肉を一切れ、菜箸で掴む。
小皿に載せると、手掴みで口に放り込んだ。

「……ん、
こんな具合だったかな


硬いらしく、何度も咀嚼している。
焼き終えた肉を皿に並べていった。

「窓辺にいたら見かけましてね、遠くに流される前にと
 一人で取りに向かったんですよ。
 傷む前に調理してしまいたかったので、
 その後直ぐ僕だけで刻んでしまったんです」

綺麗に薄く切られた物もあれば、歪に切られた物もある。
部位ごとに切り方を別けているのかもしれないし、
切った人間が二人いるのかもしれない。
(10) 2021/07/05(Mon) 14:27:27

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

「うん、僕も、……彼に、嘘吐いちゃいました」

出かける約束をした。卵焼きを作ると言った。
叶わない未来だと知りながら。
涙を拭った貴方の頭を、もう一度撫でてから手を離す。
あの日壕の中で笑った父の気持ちが、今ならわかる気がした。

「────始め、ますか」

それは、冷たく
あろうとした
、抑揚の無い声だった。
(-58) 2021/07/05(Mon) 15:27:24

【赤】 諦念 セナハラ

心拍数を示す線が動かなくなった。
計測を止め、手術台の上部にある照明を点ける。
ブリキのバケツを幾つか持って来ると、台の下に置く。

「……まずは手足から外していきましょうか。
 関節にメスを入れると、すんなり切れます。
 包丁や普通の刃物では上手く切れないので、
 必ずメスを使ってください」

鈍く光る銀色が、まだ温もりの残る肌に触れる。
──が、ふと気付いたのか、

「…………」

白い三角巾を遺体の顔にかけた。

人間だったものを小さくしていく姿は、やはり手馴れている。
切り口を下にしてバケツに入れていく。
血が吹き出るというよりは、滲み出るといった表現が近いだろうか。
死んだ生き物は激しく出血しない。
(*0) 2021/07/05(Mon) 15:41:59

【赤】 諦念 セナハラ

「概ね食べられます。
 しかし内臓は傷みやすいので今回は避けます。
 ……申し訳ないですけれど」
 
手足を切り終えれば、後は胴体を残すのみとなる。
胸にメスを入れようとして、ぴたりと手を止める。
特に吐く人間が多い段階であることを、思い出したからだった。

「ここから先は他の動物と似てますね。
 骨を折るようにして広げて、臓器を取り出して、」

どうせ吐いた所で、胃は空だろう。
……むしろ、そうしてほしかった。
そしてここから逃げ出してほしいと、未だに思っている。
胸の皮膚を切ると、血だらけの手で包丁に持ち替えた。
(*4) 2021/07/05(Mon) 21:08:13

【赤】 諦念 セナハラ

包丁で狙いを定め、肋骨を折るように切っていく。
……たとえ貴方が吐いたとしても、泣いたとしても、
手を休めることはないだろう。

「……っ、」

両開き戸を開けるように、力を込めて肋骨を開いた。
内臓を取り出し、バケツに落としていく。
暫くすれば、以前貴方が見たような──食肉の姿になる。
(*5) 2021/07/05(Mon) 21:09:43

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

/*
そういやこれ……どっち死ぬ?
とりあえずアタイのこと噛み先にしといてくれると助かるわ。
もしかすると表で誰か殺してくれるかもしれないけど…
(-79) 2021/07/05(Mon) 22:14:42

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

/*
わ か る

いや吊り先の誘導のつもりではあったけど!
せっかくだから殺されたさそうな人も探しておくわ…
(-81) 2021/07/05(Mon) 22:25:53

【赤】 諦念 セナハラ

金属音に一瞬手を止めるが──、直ぐに再開する。
作業が残っていれば、無理にでも手伝おうとするだろう。
そう考えて後の作業を急いだ。

「……慣れちゃだめですからね、こんなものに」

皮を剥ぐ。骨を外す。脂を削ぐ。

「今の気持ちを忘れないでください。
 でもこの景色は忘れるように、努めてください」

白衣は袖口を中心に、真っ赤に染まっている。
なるべく何も考えないように、無心で手を動かした。
(*7) 2021/07/05(Mon) 23:03:42

【赤】 諦念 セナハラ

粗方終えてしまうと、大きなブリキのバケツを取り出した。
蓋を開けて、骨や内臓を中に入れていく。

「…………ごめんなさい、」


生首の耳元で、小さく呟いた。
それを白いシーツでそっと包み、
名残惜しそうに、バケツの中へゆっくりと置く。
蓋をしてしまえば、贄川涼という子供だと判断できる物はもう見えなくなってしまった。

……残す作業は、
隠蔽
掃除ぐらいだろう。
(*8) 2021/07/05(Mon) 23:06:26

【赤】 諦念 セナハラ

「馴れたというよりは、馴らしたというか。
 その為に医者を目指しました」

それはあの客人に問われたものの、答えられなかった“理由”だ。
簡素な戸棚、その一番下を開ける。
同じような作りのバケツが、もうひとつあった。

「僕は忘れられなかったので、
 この光景を日常にしようと思ったんです。
 そうすれば、悪夢ではなくなるでしょうから」

眠る赤子を起こしてしまわないように。
そんな手付きで、優しく、隣に新たなバケツを置いた。
ゆっくりと戸を閉めれば、手術台の血や脂を丁寧に拭き取っていく。

「……今日の所はこれくらいにしましょう。
 ここから先は先日もやりましたから、
 見なくてもわかるでしょうし。切って糸を通すだけです」
(*10) 2021/07/06(Tue) 0:28:22

【人】 諦念 セナハラ

>>+7

男は霊的な存在を知覚できない。
貴方がいることも知らず、“贄川涼”のカルテを眺めていた。

生きてさえいれば、可能性はあった筈だ。
その可能性を手折ったのは、自分だ。
共犯者を唆したのも、自分だ。
(15) 2021/07/06(Tue) 10:34:59
セナハラは、手術道具の在庫を確認した。
(a4) 2021/07/06(Tue) 10:37:30

セナハラは、麻酔と縫合道具が見当たらないことに気付いた。
(a5) 2021/07/06(Tue) 10:38:04

セナハラは、もう人を せない。
(a6) 2021/07/06(Tue) 10:40:34

【人】 諦念 セナハラ

>>+8

誰かが触れた気がして、振り返る。
……誰もいない。
風かとも思ったが、窓は閉め切っている筈だ。

「……」

不自然に消えた道具を確認すれば、宿直室へ向かった。
(16) 2021/07/06(Tue) 12:17:17

【独】 諦念 セナハラ

>>+9

アンタ……もしかして恋未練…!!??
違うと言ってくれ 頼む
(-103) 2021/07/06(Tue) 13:43:35

【赤】 諦念 セナハラ

「……、……感謝されるような事ではないですよ。
 何て物を食わせたんだ、と怒る人もいるでしょう」

吊るされていた干し肉を下ろし、糸を外していく。
先日作った彼女の肉が、白い皿に盛られていった。
そして新たな肉を薄く切り、糸を通し、塩と胡椒を塗し、吊るしていく。

「優しい大人はこんな事を──……いや、」

自分に生きる術を教えた父は、優しかった。
優しい大人だと、今でも思っている。
(*14) 2021/07/06(Tue) 14:11:32

【赤】 諦念 セナハラ

「……うん。ありがとう、ございます」

貴方がそんなつもりで言ったのではないとわかっているが、
それでも、自身の父親を認められたような気がした。

「メイジくん。きみはきっと、優しい父親になれます」

「宿直室に、手紙を置いておきます。
 ……封は開けちゃだめですよ。
 それをここから出たとき、外の大人に渡してください」

手術台の照明を消した。
赤黒い肉が乗る皿を持ち、扉へ向かう。
(*15) 2021/07/06(Tue) 14:11:59

【独】 諦念 セナハラ

ニエカワくん〜〜〜〜〜
ピクニック行こうねえ〜〜〜〜〜〜〜〜………
万が一俺が生きたら取り憑いてくれ 連れて行く
死んだらあの世でピクニックしような
(-104) 2021/07/06(Tue) 14:16:49

【人】 諦念 セナハラ

>>+9

宿直室の扉を開き、乱雑に靴を脱いで畳に上がった。
紙と封筒、そして古い万年筆を取り出し、卓袱台に置く。

「……ふぅ」

長く息を吐いた。
久々に使う為か、それとも古いからか。
ペン先は少し錆びていた。

『此手紙を讀んだ方へ』

慣れない万年筆で綴っていく。
(18) 2021/07/06(Tue) 18:06:13

【秘】 諦念 セナハラ → 発熱 ニエカワ

『全て私が脅し關わらせた事です。』

少し考えてから、再び筆を動かす。

『彼の御父上に金を借りてゐました。』

質に入れる物も無いのに、金を貸す人間はいないだろう。
気付いてから、新たに文を書き足していく。

『出世拂ゐとゐふ話でしたが催促をされ、
 返すあてが無ゐのでやむなく殺めました。』

どうやら遺書を予め書いておくつもりらしい。
(-111) 2021/07/06(Tue) 18:06:54

【秘】 諦念 セナハラ → 発熱 ニエカワ

『食糧が足りなゐ中、私は嘗て彩帆で食べた肉の味を思ひ出しました。
 だうしても死ぬ前に再度味わひたゐと思ひ、明治君を脅したのです。』

『私が殺し、彼に處理を手傳わせました。
 つまり彼は壱人も殺してなどゐません。』

殺した名前を書こうとして、やめた。
もしかすると、まだ増えるかもしれないのだから。
飢えは恐ろしく、人を等しく狂わせる。

『大變申し譯無く思つてをります。
 私の命だけでは拭ゑぬ罪とは思ゐますけれども、
 明治君は被害者と云へませう。
 だうかご容赦くださひ。』
(-112) 2021/07/06(Tue) 18:07:37

【人】 諦念 セナハラ

>>18

……文末に自身の名前を書き加えた。
親から貰ったものはこの名前と、この身体だけだ。
封筒に入れ、蓋を糊で閉じる。

その封筒を卓袱台の中央に置き、宿直室を後にした。
──囁かれた言葉も知らぬまま。
(19) 2021/07/06(Tue) 19:58:01

【独】 諦念 セナハラ

ア〜〜〜〜〜もしかしてさぁもしかしてさぁ
“片想われのわざき”名乗るべきなん?
(-114) 2021/07/06(Tue) 20:09:17

【人】 諦念 セナハラ

>>20 >>21 【肉】

「ハルミさんとメイジくんもどうですか?
 少し硬いので、よく噛んでくださいね」

薄い肉と、大きな肉。
両方を皿に載せて、調理台の上に置く。丁度、ロクの手前だ。

猿肉なので
、少し癖が強いですよ。
 水は用意しておいたので、辛かったらこれで流し込んでください」

新たに二つの皿を取り出し、焼いた肉を置いていく。
この村周辺に猿がいないことは、村人なら誰もが知っている。
しかし。
人間は流されやすい生き物であることを、男は知っている。
(24) 2021/07/06(Tue) 21:16:21

【人】 諦念 セナハラ

>>27 ミロク

ニエカワ、と聞けば僅かに目が開いた。
が、直ぐ元通りの柔和な笑顔に戻る。繕う事には慣れていた。
言語が通じなくとも、
笑顔でいれば殺されることはない。

そう身体に染み付いている。

「時間は大丈夫ですよ。
 ……そんなに人目を気にするような伝言なんです?」

少し、体は強ばっていただろうか。
遺言にも等しいのだから当然だ。
(28) 2021/07/06(Tue) 22:30:01

【人】 諦念 セナハラ

>>29 ミロク

「……確かに暫く、彼の姿は見ていませんね。
 何故殺されたという発想になったのかは、気になりますが」

男は霊魂の類を信じない。
それは医者としての思想ではなく、
そうであってほしいと願う個人的な思いだった。

「まさか“お話し”って彼としたんですか?」

こんこん、と。
返事を聞く前に、診察室の扉を小さく鳴らす。
“中に入れ”と促しているのだろう。

「……どうも、あなたは気が滅入っているようだ」
(30) 2021/07/07(Wed) 0:19:58

【独】 諦念 セナハラ

くっそ〜〜〜〜〜
後で話すことあるってそういう事かよお!!!!!!!!!!
霊感太郎がいじめてくるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜エンエンエン
(-132) 2021/07/07(Wed) 0:24:52

【独】 諦念 セナハラ

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
(-151) 2021/07/07(Wed) 8:16:33

【人】 諦念 セナハラ

>>33 >>34 【肉】

フジノの告げる“いただきます”に合わせ、自らも肉を食べた。
男の聴力は、
誰かの
小さな足音を拾わない。
今この調理室に在る音は、生活音と肉が焼ける音だけだ。
肉を口にする子供達を見て、僅かに肩の力を抜いたが──。

「……大丈夫ですよ。
 
僕もハルミさんも、食べたでしょう?


屈んでメイジの背中を摩る。
声色は柔らかいが、どこか状況にそぐわない言葉だった。
(36) 2021/07/07(Wed) 8:18:24

【独】 諦念 セナハラ

骨折った音しませんでした?
(-155) 2021/07/07(Wed) 9:13:55

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

「…………は、」

約束。
彼と自分しか知らない筈の話に、目を見開いた。

もし僕が忘れても、ニエカワくんが忘れないでしょう?


「…………。何、言ってるんですか。
 巫山戯るのも大概にしてくださいよ、ねえ、」

きっと、生前二人は話したのだろう。
そうに決まっている。そんな筈はない。
けれども声の震えが隠せなかった。
(-171) 2021/07/07(Wed) 11:45:10
セナハラは、診察室の壁を力任せに叩いた。一拍遅れて、手が痺れるように痛む。
(a9) 2021/07/07(Wed) 11:48:47

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

甘い卵焼きを作るという、些細な約束だ。
その時は彼を殺すだなんて、考えもしていなかった。
お互いが生き延びるのは難しいだろうと、内心思いながら指切りをしたのだ。

弁当を持ってピクニックに行くと約束した時には──決めていた。
確実に守れないと、知っていた。

「ぁ、貴方、何がしたいんですか。
 どうして笑ってんですか。──
なあ!!


殺人を指摘された事よりも、
ニエカワと交わした約束を指摘される事の方が、
男にとってはずっと重い。
(-172) 2021/07/07(Wed) 11:49:32

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

肩で息をしていた男は、俯いたまま僅かに呻く。
漸く上げた顔は、憔悴しきったものだった。
何かを言おうとして、……口を噤む。
そんな事を数度繰り返し、漸く声にした。

「……。そこまで言うなら、どうぞ」

重い足取りを隠しもせず進む。
扉を開けると、肩越しに貴方を見た。

「見る方が、早いでしょうから」

男の後ろをついて歩けば、手術室に辿り着く。
(-175) 2021/07/07(Wed) 12:33:13

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

「……貴方は何があっても、生きたい人だと思ってました。
 衣類も、うん。大丈夫です。
 大分、僕も死にたくなってきましたから」

男は貴方と取引をしていない。
どんな人間か、大して知らなかった。
次に殺すなら貴方だろうかとも思っていたぐらいだ。

「後悔なんてね、ずっと、……ずっとしてますよ。
 朝起きて、夜眠るまで。
 四六時中、後悔と自責の念でいっぱいです」

手術室の扉が開かれた。
(-183) 2021/07/07(Wed) 15:27:21

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

まず目に入るのは、吊るされた肉切れ。
机には塩や胡椒といった調味料が置かれていた。
そして僅かに、硫黄のような、酸味のある異臭がする。
戸棚の一番下を開け、大きなブリキのバケツを引っ張り出した。

男は貴方に見せるように、バケツの蓋を開ける。
……中には、骨や内臓が詰まっていた。
最上部に贄川涼の頭部が置かれている。
少年の首は、割れ物を扱うかのように布で包まれていた。

室内の異臭が強くなったが、出所はこの一つではないらしい。
戸棚には、もう一つ蓋をされたバケツがある。
(-185) 2021/07/07(Wed) 15:31:19

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

/*
投票先って決まってるかしら?
なんかさ……恋未練の気配がするのよ
誰とは言わないんだけど
自由に墓下から投票させてあげたくてね…
アンタさえよければミロクに入れたげて頂戴。
アタイはミロクセット済みよ。
あと、墓下行ったあと秘話できないかな〜って思ってるわ。
墓下行ったら、アタイ殺すロールする?
自殺ルートも想定内だから、無理はしないでほしいわ…!
(-188) 2021/07/07(Wed) 16:02:39
セナハラは、2階に上がると顔を顰めた。
(a11) 2021/07/07(Wed) 16:23:15

セナハラは、この匂いを知っている。
(a12) 2021/07/07(Wed) 16:23:29

【神】 諦念 セナハラ

>>G0 >>G1

少年と少女の悲鳴が響き渡った後。
荒々しい足音と共に、部屋に駆け込んだ。

「何があっ、……、」

視界に映ったのは、黒に移り変わり始めた赤。
何があったのか直ぐに理解できなかった。
しかし、何が在るのかは直ぐに理解できる。
懐かしささえ、感じているのだから。
(G2) 2021/07/07(Wed) 16:25:24

【神】 諦念 セナハラ

>>G2

「……。部屋から離れて下さい」

予想はしていた。
だからこそ驚愕しなかったし、冷たい水を飲んだような心地がした。

「できれば、一階にいてください」

彼らに見せたい光景ではない。
死も、血も、肉も、本当は──、

「……早く。ここは僕がやりますから」
(G3) 2021/07/07(Wed) 16:26:17

【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ

/*
その言葉を待ってたわ!!!!ありがとう!!
じゃ日付け変わってから、よろしくね……Love…
(-196) 2021/07/07(Wed) 16:37:11

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

「……、……変な人ですね。気が狂いましたか」

戦場を見た人間の精神は壊れてしまう。
壊れたものは直せない。それが現代医学の結論だ。

「でも、ええ。
 その誘いを魅力的に感じる僕も、気狂いでしょうね」

自決を選ぶ人々を大勢見てきた。
あの時、崖から飛び降りる勇気も無く。
万歳と叫ぶ声に、耳を塞ぐしかなかった。
(-197) 2021/07/07(Wed) 16:39:54

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

「この時期の肉は腐敗しやすいんですよ。
 ……気持ちだけ受け取っておきます」

骨はともかく、歯を渡す気にはなれない。
今頭部から引き抜く気には、どうしてもなれなかったからだ。
……これ以上死者を痛めつけるのは嫌だった。

「で、彼と取引した商品というのは?
 彼を起こしておくのは忍びない。
 手早く済ませてくれませんか」

言いながら中身を漁り、血に濡れた骨を一つ差し出す。
背骨のひとつ、上から二番目。
喉仏とも呼ばれる、骨上げで最も丁重に扱われる骨だ。
(-199) 2021/07/07(Wed) 16:49:39
諦念 セナハラは、メモを貼った。
(a14) 2021/07/07(Wed) 17:26:24

【神】 諦念 セナハラ

>>G5

駆けつけたもう一人の声に顔を上げるが、すぐ遺体に向き直った。
首の縫合痕を見る。
施術者が素人であることは明らかだった。

「……ん、あれ」

左の耳朶に気付く。ピアスだった。
この建物にピアスを使う人間は一人しかいない。

ベッドのシーツを剥がし、そのまま胴体を包んでいく。
顔を覆う所で、ふと作業を止める。
子供達が立ち去るのを待ってから、小さく呟いた。

「貴方の、ですよね」


遠慮なく首を動かし、頭部の左側がよく見えるようにする。
(G6) 2021/07/07(Wed) 17:42:53
セナハラは、かつて父も同じ気持ちだったのだろうかと、二人の子供を見ながら考えた。
(a17) 2021/07/07(Wed) 20:36:58

セナハラは、広げた調理器具を片付ける。余った肉はまた明日、誰かの糧になるだろう。
(a18) 2021/07/07(Wed) 20:41:24

【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

骨を手渡せば、そっとバケツに蓋をする。
静かに戸棚へ戻す手付きは、眠る赤子を扱っているようにも見えるかもしれない。

「仕事なら仕方ない、と言わざるしかないですね。
 埋めるなら、うんと深く掘ってください。
 その内鹿や猪が戻ってきて、掘り返してしまいます」

東京に行く為の手段と言われても、
男には一体何なのか思い当たらなかった。
物品でなんとかなるものならば、既に彼の親が買い与えているだろう。
現実主義者の男は、考えるのをやめた。

「……倫理に関しては、僕も大概ですから」


まるで逃げるように立ち去る背中を、感情の無い瞳が映していた。
(-221) 2021/07/07(Wed) 20:42:53