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【独】 柊/* ご挨拶遅くなりましたーー!!!ずさーー!!! お疲れ様でしたありがとうございました!!! わたしもメッセージ送るのわすれてたごめんなさいいいい!!! そしてミヤビさん……えっちすぎんか……ひぇ…… お返事もう暫しお待ちください! 遅いかもしれないから寝てね!! (-25) 2021/03/25(Thu) 19:38:36 |
【妖】 柊[ 吐いた息のあと、ねだったとおり、 優しく褒め言葉が落とされれば、 ぞくぞくとした快感がまた下腹部から せりあがって、震える喜びに口端を上げた。 焦らすように触れられた肌。 ゆっくりと撫でられた腿がまた敏感に粟立ち 絡められた指の先から伝わる骨張った 感触がたまらなくて。 ] は 、ふ ッ………ん゛ァッ!! [ 奥を一度突き上げられれば、 濁った声が落ちて、上体ががくん、と揺れた。 張り付いていた髪をかき上げる仕草に 心臓がきゅ、と結ばれて。] ($7) 2021/03/25(Thu) 20:44:58 |
【妖】 柊っん、 [ 触れるだけの口付けを額に落とし。 優しく揺すられる体に、息をこぼした。 握られた手は彼の胸の上においたまま、 反り立った己の昂りからぼたぼたとまた、 こぼれ落ちて、引き締まった腹を汚す。 彼の腰の動きに合わせて、より奥へと誘い、 前後に揺らしながらいいところに当てて。 たまらない、と言わんばかりに 眉尻を下げて嬌声を上げた。] ($8) 2021/03/25(Thu) 20:45:12 |
【独】 柊[ 彼が何を考えているのか なにを恐れているのか それを知ることはできないけれど ただ、今はこの熱に浮かされて。 何もかもわからなくなってしまえばいいと 深く繋がった奥から、繋いだ手から、 まとまらない何かも、伝わればいいと。 ] (-33) 2021/03/25(Thu) 20:45:39 |
【妖】 柊おれ っもっ きもち、ぃ、っぁ゛ッ [ 首をこてりと倒し、喉を晒して びくびくと腹が痙攣する。 もっと激しくしてほしい。 こわいくらいの快感に溺れたい。 ただ、同時に、ずっと、この時間が、 触れ合える時間が続けばいいとも─── 否、 それは ちがうよな ] ($9) 2021/03/25(Thu) 20:46:05 |
【妖】 柊[ 揺れた思考を伏せるように、 覆い被さって、口付けを落とす。] ───ミヤビ、さん、っ [ なんとなく、呼べなかった名前を もう一度、口にして。 それを閉じ込めるように重ねた。]* ($10) 2021/03/25(Thu) 20:46:18 |
【妖】 柊[ とじこめて、無かったことにした。 名前を呼べなかったのは─── 呼んだらきっと、後で後悔するから。 シュウ、と呼ばない彼の声。 当たり前だ。俺が願った。 この場所ではWヒイラギWでいさせてくれと。 安心した。不可侵領域を踏み越えてしまった この関係でも、その線だけはきっちりと 俺と彼とを分断してくれているから。] ($16) 2021/03/27(Sat) 13:17:18 |
【妖】 柊[ 一緒に、と誘いの言葉がかけられる。 甘さの残る笑みが浮かんだその顔に、 唇を結んで、一つ頷いた。 ぐっと押し込まれた熱が、中で弾けた 瞬間、目の前が明滅して、体が痙攣して こんな快感はしらない、と。 きっと二度と、味わえない、と思った。] っ ぁ゛…ッ!!は ぅ、っ [ 力がぬけて、がくん、と頽れる。 彼のしっとりと汗ばんだ胸に額をつけて、 肩で息を繰り返していると、 頭がぼんやりしてくるのが感じられた。] ($17) 2021/03/27(Sat) 13:17:35 |
【妖】 柊[ 意識が、うまく保てなくて、 落ちてきそうになる瞼を上げ、 重い体を無理やり起こして、腰を上げれば ぬぷ、と粘着質な音がして、中を 圧迫していた茎が抜けた。] っは、 きもち、 よかった……っ [ からからの喉に唾液を通して、 ベッドに手をつき、起き上がる。] ちょ、っと、休憩、 寝ちゃいそう、だから、 風呂、行って水かぶってきます、 [ すみません、と笑って、 ベッドから足をおろした。] ($18) 2021/03/27(Sat) 13:18:06 |
【妖】 柊[ 立ち上がると、中からつつ、と 垂れて落ちてくる白濁が内腿をなぞるから びく、と体が震えてしまった。 砕けそうになる腰をなんとか立たせて、 ゆっくり浴室の方へと向かおうか。] 出たら、ルームサービス、食いません? 腹減ったし、 [ そう振り返って、笑って。]* ($19) 2021/03/27(Sat) 13:18:25 |
【独】 柊/* おそくなって!!!!!ごめんなさい!!!!!!(土下座) ほんとにおそくなった ほんとにごめん めちゃくちゃ寝てめちゃくちゃ元気になりました!!!! (-112) 2021/03/27(Sat) 13:21:27 |
【妖】 柊[ ひとりで、行くつもりだった。 中に出していいといったのは己だし、 それなら処理をするのも自分の仕事。 だから、彼を置いて、一度風呂場へと、 いこうとした。 けれど。存外重くなってしまった体は、 なかなかうまくうごかず、よろけるようにして。 仕方がないから壁を伝っていこうと そちらによろよろ近づいていけば 支える様に背中にそわされた手。 はじめは驚いたように目を開くけれど、 すぐに安心して、息を吐き。 気遣いであると同時に、 ひとりになるのは不安なのかもしれない、と 頷いて「ありがとう」と告げた。 すると、一度ベッドに引き戻され座るよう うながされる。頭にぽん、と乗せられた 大きな手のひらに心臓が一つ、音を立てた。 離れていく熱を今度はじっと見つめ。 すこしあと、差し出された水に ぱちりぱちり、目を瞬かせた。] ($27) 2021/03/28(Sun) 8:07:54 |
【妖】 柊あ、りがとう…… [ 受け取ったペットボトル。 確かに、声は少し枯れているし 喉はからからだから、うれしい。 意地悪な笑みに眉を上げて。 それから、下げて。] 絶倫じゃん [ と笑った。ペットボトルの蓋を開き、 一口含んで潤し、飲み込んで。 またつけた口からこく、こくと喉に 冷えた液体が通っていくのを感じた。 1/3ほど飲み干せば、息を吐いて。] ($28) 2021/03/28(Sun) 8:08:16 |
【妖】 柊[ ちょいちょい、と彼に手招きを一つ。 その足が素直にこちらに向き、体を 倒すように顔を寄せてくれるなら くい、と含んだ水。すこし体を伸ばし、 そのまま口付けて、ふう、と吹き込んだ。 うまく受け入れられなかった液体が つう、と口端からこぼれ落ちて、顎をつたい、 首筋と、腿を濡らす。 その喉がこくり、こくりと動けば、 わざと、ちゅ、と小さく音を立てて離し 至近距離で目を細めて。] ($29) 2021/03/28(Sun) 8:08:41 |
【秘】 柊 → ミヤビ───あとで、 ね? [ そう誘うように落とすのだ。 もう一口、飲み込んだ水。 今度は立ち上がる時、その手を彼に伸ばして。 引っ張って、支えてと願うように見上げ。 できるなら手を繋いだまま、浴室へと 共に向かおうか。 ] (-127) 2021/03/28(Sun) 8:09:10 |
【妖】 柊[ 浴室へと入れば、シャワーを使ってまずは 中のものを掻き出すことからはじめる。] ───腹壊さないならなあ… なんか、もったいない。 [ と残念そうに眉尻を下げて。 そっと指を中に沈ませていく。 情事の跡を色濃く残し、 広がり、柔らかくなっているそこから ぐち、ぐち、と白濁をこぼしていく。 漸くそこが綺麗になる頃には、 息は上がってしまっているかもしれないが。] ($30) 2021/03/28(Sun) 8:09:27 |
【妖】 柊ね、せっかくだから 湯船にも浸かりましょうよ。 [ そんな誘い文句をまた、続けて。 彼が共に入ってくれるなら、口付けをひとつ。] ルームサービス何食べます? 俺ラーメン食べたいなーがっつり [ と色気のない話を初め。]* ($31) 2021/03/28(Sun) 8:09:42 |
【妖】 柊[ ふは、と笑って、一つうなずき 「じゃあ楽しみにしとく」と伝えた。 この後だとか───それ以外だとか、 そんな話は、しないままに。 共に入った浴室で、ぐちぐちと後孔から 白を掻き出していれば、支えるように 伸ばされた手。じっと見つめられていれば、 なんだか居た堪れないのと、羞恥とで、 ちら、とそちらをみつめ。] っあんまり、 見ないで、 [ と眉尻を下げてしまうのだけれど。 その言葉とは裏腹に伸ばされた指が、 己のものと重なって挿し込まれるから。] ($43) 2021/03/28(Sun) 14:18:50 |
【妖】 柊ンッ…!ぁ、っ手伝わなくて、い、 っふぁ、 ぁぅ、っ… っまた、変な気分になるからっ [ とじわじわもたらされる快感に 生理的な涙で瞳を潤ませ、懇願した。 けれど、それは聞き入れられず、そのまま 続けられていれば、意地悪く蠢く指に 思わずびくんっと背が大きく跳ねただろう。 中が綺麗になれば、息を整えながら、 少しばかり恨めしそうにそちらを見て。 それから、寄せていた眉間を緩ませ、 微笑みかけて湯船にも浸かろうと提案した。] ($44) 2021/03/28(Sun) 14:19:10 |
【妖】 柊チャーハン食べるなら、 キスの味決めるのはミヤビさんじゃん [ 何がいい?塩か味噌かなーなんて笑いながら 動いた体に、ちゃぷ、と水面が揺れた。 両手で掬ったお湯が指の隙間から こぼれ落ちて、音を立てる。 もう一度開いて、掬って、顔を洗えば 深く息を吐いた。 ふと、彼の口が開く。 湿気を帯びた空気が微かに揺れて、響く。 ヒイラギさんは、という言葉の後、止まった。 そのまま、ゆっくり、1、2、3。 待ってみるけれどその続きは濁されて、 上げていた顔をゆっくり下げた。 彼が言いたいことはわかった。 けれど、それを答えると、約束を 反故にするような気がしたから、黙っていた。 深いため息が聞こえた後、切り出された言葉に ゆっくりと顔をあげる。] ($45) 2021/03/28(Sun) 14:19:34 |
【妖】 柊───……… [ 何も聞かないでそばにいる、それが 彼の願いだったはず、なのに。 訥々と簡潔に告げられた言葉に 眉尻を少しだけ下げた。 誤魔化すように落とされた言葉と、 立ち上がった飛沫がこちらに跳ねる。] ($46) 2021/03/28(Sun) 14:19:50 |
【妖】 柊───俺は、聞かれたくない なんていってないけど。 …反故にされちゃったら、なんか、 俺だけ言わないのずるい、 みたいじゃないですか [ ふ、と一瞬視線を水面に落とし、 それからゆっくりとあげて。] ($47) 2021/03/28(Sun) 14:20:04 |
【妖】 柊俺は、月のない夜が、苦手です ───嫌なことは大抵、 月のない夜に起きてきたから。 [ そっと立ち上がり、彼の手を取る。 それから柔く微笑みかけ。] 人肌に触れると安心できる だから、俺もたぶん、 あなたとなら安心して眠れます [ と目を細めた。 それから、ふくく、と吹き出したように 顔を下げて。「なにいってんでしょ」と 頭を掻きながら首を捻り。] ($48) 2021/03/28(Sun) 14:20:42 |
【妖】 柊[ 引いた手が、微かに震えていることには こぼされた笑みには、気づいていたのだけれど。 その理由には、気づくはずもなく。 気づいていたとしても、なにもいわない。 握り返された手。 ゆっくりと引いて出ていけば、 バスローブに袖を通した。 先ほどよりも少しマシになっていたから、 流石に壁伝いにしか歩けない、などという ことはなかっから、手伝いは遠慮した。 ソファに座り、メニューを開けば、 ラーメンの種類に目を流して。 「塩でいいー?」と彼に尋ねてみるのだ。 ぺらぺらと捲って、俺も炒飯追加しようかな、 と思ったことを口にして、他のページに広がる フレンチやイタリアンのメニューに、 こういうの食べるのもいいんだろうけど、 と思いながら閉じた。 他に欲しいものは、と続けて尋ねられたら ] ($54) 2021/03/28(Sun) 22:04:40 |
【妖】 柊あ、アイス食いたいです、バニラのやつ [ と挙手してお願いしておいた。 机の上に置いたままのペットボトルを 手に取って、蓋を開いて飲み込む。 熱った体と喉に、生ぬるい水が 沁みていくのを感じる。 はぁ、と息を吐いて天井を仰いだ。 受話器を置く音の後、足音が続いて、 ソファが少し沈んだ。 あ、ありがとうございます、と 感謝を伝えようと体を少し起こす。 けれど、それよりもはやく 切り出された言葉にゆっくりと顔を元に戻し 首を傾げて尋ねるその人を見つめた。] ($55) 2021/03/28(Sun) 22:04:55 |
【妖】 柊───買い被りすぎですよ [ そう、眉尻を下げて。 ───昔は、いた。 共に夜を過ごす恋人。 ───あの人が、いなくなったのも シーツに温もりも残さず、消えたのも 月のない夜だった。 手のひらをぎゅ、と握って、開いて。] ($56) 2021/03/28(Sun) 22:05:15 |
【妖】 柊1人に絞ってしまうと、 依存してしまうから。 ───男同士なんて、不安定な関係で 結婚も大々的にできない、子供もできない、 繋がり持ち続けるのだってむずかしい。 そんな中で、誰か1人に絞って、依存して、 別れるってなったら、きついし、 そんな思いはもう、したくないなって。 [ だから恋人は作んないんですよ、と笑った。] ($57) 2021/03/28(Sun) 22:05:31 |
【妖】 柊あなたは? ───真面目だし、無愛想だけど 仕事も───できるし、顔も、体格も、 モテない要素ないとおもうけど。 ───女の人もいけんなら、 結婚とか、かんがえなかったの? * ($58) 2021/03/28(Sun) 22:05:46 |
【独】 柊[ 恋にうつつを抜かしている時期もあった。 好きな人と共にいられる喜びに、 毎日浮かれていた日々もあった。 同性同士であることが、そんな中でも、 運命的に巡り会えたことが、特別な気がして ありきたりに、曖昧にでも簡単に、 結ばれる異性同士よりもきっと、 互いの気持ちにまっすぐでいられると。 きっと、絆は強いはずだと。 世界の中に、その人しかいらないと。 自分にとってその人が全てだと。 だから他にどう思われようと構わないと。 そう、思っていた時もあった。 (-190) 2021/03/29(Mon) 18:41:35 |
【独】 柊[ そんなものは幻想で。 すぐ近くの約束すら果たせない たったひとつ、 W今晩は一緒にハンバーグを食べに行こうW って、そんな些細な約束ですら 果たされないものなんだって。] (-191) 2021/03/29(Mon) 18:42:23 |
【独】 柊[ いつまで待っても聞こえない、ただいま、の声と 開くことのなかった扉。あの日。 同棲してたわけじゃないけど、なんとなく 増えていた彼のものが、気づいたら、 洗面台にある歯ブラシと、戸棚のマグカップ だけになっていたことに気づいて、 別れの言葉すらなくて 反故にされた約束だけがのこって 吐くほど泣いた。 自分の半分が持っていかれたような そんな痛みに、嗚咽が止まらなくて。] (-192) 2021/03/29(Mon) 18:43:07 |
【独】 柊[ 結局、ふわふわのおっぱいとか 柔らかくしなやかな体つきとか 子孫が、残せることとか 法的に───世間的に、みんなに、 認められて、祝福されることとか それが───そんなことが、 ………それが、重要なんだと、わかった。 冷たくなったシーツに、二度と温もりが 戻ることはなくなって。 ひとり、なんとなく右側をあけて寝るように なってしまったこととか。 朝起きた時にその顔が一番に見られるように 体の右側を下にして、必ず横向きで 寝る癖がついてしまったこととか。 きっと、誰にも知られていない。 そんな癖が、嫌だった。 どうにか治そうと、努力した。 だから、もう二度と─── ] (-193) 2021/03/29(Mon) 18:43:43 |
【妖】 柊[ 一瞬何か、言い淀んだのには気づいたけれど 聞き返すようなことはしない。 話したくないことは話さない。 そもそも、何も聞かない、が約束だった。 なんとなく己の答えと共に、訊ね返して しまっているけれど、本来ならばこれは 違反行為みたいなものだ。 だが、彼は濁した何かを飲み込んだ後、 静かにまた切り出す。 それを黙って、聞いていた。 彼が笑っても、笑みを返すことはなく。 ふぅ、と息をこぼした。] ($64) 2021/03/29(Mon) 18:44:01 |
【妖】 柊───人を愛したい、とは思うんですか。 [ そんな問いかけをひとつ。 だが、答えを待つよりも早く、 いま、その答えを出さなくてもいいと 言わんばかりに、すぐにまた続ける。] たとえば、人に対して恋愛感情を 持たないっていう人はいますから。 ───俺はそれでもいいと思いますし。 それも、ミヤビサンという人間の形ですから。 [ そう、首を傾げると、彼が笑った。 問いかけに、困ったように眉を下げ。] ($65) 2021/03/29(Mon) 18:44:15 |
【妖】 柊………俺は、何にもしてないですけど。 [ 前屈みになった彼から、見上げるように 柔らかな笑みが向けられる。 ───それは、普段の仏頂面でも 貼り付けたような笑みでもなく、きっと、] …っ [ 眉を寄せて少し笑った。] ($66) 2021/03/29(Mon) 18:45:00 |
【妖】 柊情緒がかけてるっていうか、 感情が表に出ない人だなって、 俺も思ってましたけど。 ───イメージ変わりましたよ。 情熱的で、それでいて、案外、 可愛く笑う人なんだなーって。 [ そう首をすくめ。 「仮面、つけなくていいんじゃないですか、 今は、あれですけど。普段は。」と頷いて、笑んだ。 部屋のベルが鳴った。]* ($67) 2021/03/29(Mon) 18:45:10 |
【妖】 柊ふは、 ありがとーございます [ 仏頂面で言われて言葉に笑って返した。 普段無表情で、厳しくて、仕事ができる 上司は怖がられているのは間違いないけれど こんなふうに柔らかく微笑みかけたらきっと その整った顔も相まって、ふんわりと 雰囲気も和らぐと思うのだけれど。 ───なかなか、難しいかな、と また、眉尻を下げた。 鳴ったベルに動くよりも早く、彼の体が うごいて、入り口に向かって行く。 今はヒイラギだけれど、本来ならば あってはならないことだよな、と思いながら 今は追いかけて行くのもなんとなく、憚られて。 今日はしてもらってばかりだな、と。 彼の声が聞こえる。 ちら、とそちらに目をやって、扉の閉まる音の後 ワゴンを押してこちらに来るのが見えれば、 流石にソファから腰を上げて、 机の上を軽く片して。 冷蔵庫に向かって、ペットボトルを一本 手に取って、そちらへ向かった。] ($72) 2021/03/29(Mon) 21:35:47 |
【妖】 柊ありがとうございます、 ほんと、いーにおい [ とその香ばしい香りに口元を緩め 冷えたペットボトルを差し出し、 どーぞ、と微笑みかけ、自分の前には 飲みかけのをとん、と置いた。 いただきます、と手を合わせて、 まずは丼をもってスープを含むと 程よい塩気と微かな甘味が口の中に広がる。 微かに生姜の香りがした。舌の根元で 転がして飲み込むと熱が喉を通って胃に落ち、 じんわりと体に温かさが沁み ほぅ、と息を吐いた。 机に置けば、箸を黄金色のスープに沈ませ、 真っ直ぐな麺を掬い上げる。 ふぅ、ふぅ、と息を吹きかけたあと、 はふ、と吐きながら口に入れて、啜った。] ($73) 2021/03/29(Mon) 21:36:03 |
【妖】 柊ん、 んま [ 数度噛んだ後、飲み込む。 まんまるく盛り付けられた炒飯は 湯気をほかほかと立てている。 レンゲをとって、ふか、としたその山に さしこみ、掬った。鼻腔をくすぐる 胡麻油の香りに唾を飲んで、 大きく開けた口の中に放り込んだ。] は ふ、 ぅ ンまい [ 綻ぶ口元。 微かに、聞こえた呟きに、一瞬、止まって。 ごくりとごはんの粒を飲み込んだ。] ($74) 2021/03/29(Mon) 21:36:34 |
【妖】 柊[ 視線が少し、揺れる。 思ってしまった、一瞬、自分も、同じことを。 あんな表情を、こんな時間を、 何もかもなかったことにするのは、 勿体無いと、───そしてそれは、 このあとの夜を思えば、余計に。 その温もりが、 余計に。 レンゲをラーメンに沈めて、ひとくち、 スープをまた、すくって、飲んで。] ($75) 2021/03/29(Mon) 21:38:37 |
【妖】 柊ね、 [ そう呼びかけて。 覗き込むようにして、そのまま そっと口付けをおくった。 触れるだけのキスの後、ちゅ、と離して。] ───塩ラーメン味? [ と眉を下げて笑った。 聞こえない、ふりをしようと思った。 だって、そうじゃないときっと───困る。 これからも、明日からも、また同じ フロアで毎日を過ごすことになるのだから。 依存は、怖い。あんな思いは、したくない。 だから、ここできちんと終わらせる。 そうじゃなきゃ、ここで蔑ろにしたら、 これからの日々がきっと、だめになるから。] ($76) 2021/03/29(Mon) 21:38:53 |
【妖】 柊[ 色気のないキス、だなんて言ってたくせに いいもんですね、なんて笑われて仕舞えば、 なんだかくすぐったくなってしまう。 一口食べます?と差し出したどんぶりから 顔を上げたそのとき、唇が重なった。] ん っ…… [ 先程の戯れのようなキスとは違って、 口内を味わうように差し込まれた熱に、 ぞく、と背が、腹奥が疼くのがわかった。 一度だけなぞった舌が引き抜かれれば、 薄く開いたままになった唇から 短く息が漏れて、なんだか、顔があつくなった。 食事を終えて、休みましょう、と 誘われれば頷いて。流石に片付けは やります、と申し出てワゴンに乗せた。] ($86) 2021/03/29(Mon) 23:49:14 |
【妖】 柊[ 静かな部屋に、胸に、吸わせるように 落とされた小さな声。 「愛し方なんて、なんでもいいんですよ」と 返そうと開きかけた唇は、 続いた言葉に詰まって、喉奥が震えて。 とろけた笑みに心臓が掴まれる気がして。 そのまま大きく鳴り始めてしまう。 右側を下にしてまた、横になったのは きっと、癖、だから。 そのまま閉じた瞼。 長いまつ毛が伏せられて 静かにその胸が上下するのがみえた。] ───眠らないって、 いったくせに、 [ ふたつとも、約束をなしにしておいて だけど、それが、嫌な気がしなくて。] ($87) 2021/03/29(Mon) 23:49:35 |
【独】 柊[ どうかこの人が今日、悪夢を見ませんように。 たった一晩。 この夜がどうか穏やかで、 優しく、よい、記憶になりますように。] (-234) 2021/03/29(Mon) 23:50:09 |
【妖】 柊[ そんな願いを抱きながら。] ………お休みなさい、雅さん [ 名前を呼んだその人は、 一体どちらだったのか、それは 己にもわからないまま。 彼の頭を優しく抱いたまま、微睡に 身を委ねて、静かに眠りについた。] ($89) 2021/03/29(Mon) 23:50:22 |
【人】 柊[ 夢は、見なかった。 嫌な夢も、いい夢も、なにも。 ただ、心地の良い感覚に揺られて、 ほんの一瞬の夜を駆けたあと、 その耳に低く、甘い声が響けば、 ゆっくりと瞼を開けた。 うまく合わない焦点のあと ぱちり、ぱちりと瞬きを繰り返して。] お、はようございます… [ へにゃりと笑った。 すると、彼の顔が、柔く、緩むから。 きゅ、と唇を結んで、一つ頷いて。] (114) 2021/03/29(Mon) 23:50:36 |
【人】 柊夢は、見ませんでしたけど、 なんか、一番よく眠れました。 [ ふと、彼が衣服を既に纏っているのが見えて。] ───帰るんですか、 [ なんて、言ってしまってから少し後悔して。] なんでも、ないです。 ………いい夜でした。 [ 体を起こして、姿勢を正し。] (115) 2021/03/29(Mon) 23:50:49 |
【人】 柊……… [ ふと、思い出した昨晩の彼の言葉。 顔を上げて、言い淀んで、迷って、噤んで。] 素敵な人が、見つかるように、 祈っておきます。 [ 揺れる心で、自分を守ろうとまた、 いらないことを口にして。 …だって、俺なんか、やめた方がいい。 買い被りすぎなのだ。 俺はただの臆病者で、この人に、 このほんとは優しくて、可愛らしい人に 愛されるべきではない、から。 同じだけの愛を返すのが怖い、俺では。] (116) 2021/03/29(Mon) 23:51:03 |
【人】 柊[ 最後には一つ、握手を求めるだろう。 互いに、裏の顔を晒した者同士 はじめの約束は反故になっていない。 忘れる、といった。 だけど忘れられる、とはいってない。 たぶん、これ以上を知ることは これから先、なくて、 たぶん、これから先もずっと、 この夜のことを思い出しては時折、 その熱を恋しく思ってしまうのだろう。 だけど、これ以上踏み込むのは怖くて。 どこにも、いけなくなるのが怖くて。] (118) 2021/03/29(Mon) 23:51:44 |
【人】 柊それじゃ、ありがとうございました [ だけど、ほんとはいつか、誰かを もう一度愛したいと思っている自分もきっといて 後悔する日が来るのかもしれない。 それはまだ、わからないけれど。 もし、そのとき彼がまだ、誰かを 愛したいと思っていて、 まだ、手遅れじゃないなら。 そんな奇跡が起こることがあるなら、なんて。 考えながら。 出た部屋の扉。 エレベーターのボタンは率先して押そう。 どうぞ、と促すのはきっと、もう、 半分は部下の顔。 閉まる扉に挟まれそうになって笑うのだ。] (119) 2021/03/29(Mon) 23:51:58 |
【人】 柊電子機器、だめなんですよね、 昨日も─── [ と思い出したオフィスのこと。 まだ自分では気づいていない。 忘れると言ったはずの裏の顔を 表の顔と混ぜて、それでもなお、 彼自身のことを、思い始めてるってこと。]** (120) 2021/03/29(Mon) 23:52:12 |
【独】 柊/* すべりこみ!!!!! ありがとうございました!!! みなさんお知り合いの方だと思うので挨拶はそこそこに…… 村たての杏さんほんとにありがとうございました! そして、春日さん組んでくださってありがとうございます!!!お待たせしてばかりでもうしわけなく…… 臆病な2人ですが、のんびり進んで行けたらなとおもいます!! それではー!またー!どこかでー! (-235) 2021/03/29(Mon) 23:53:44 |