人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

こくり、返事に頷く。
さて場所はどうしようか、と少し悩んで。
くるりと踵を返して、爪先を向けたのは給湯室の方。
広間に隣接するように置かれたそこは、
密室ではないものの廊下からは死角になる、
ちょっとした話にはうってつけの場所だった。

「……文面……ザザ……指示……るか……わからな……が……」


そうしてついてきてもらった場所で、懐から取り出したのは。
丁寧に折られた紙。広げてみればそこには、
【点燈用グレイの自由行動の許可】という題名と、
そこに並ぶ5人の『男性』の名前。
恐らくは、許諾署名書なのだろう。

「……これ………自由に………ごけるか………?」


君に紙を渡しながら、じっと見つめた。
(-0) 2023/12/01(Fri) 22:01:48

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

3歩後ろをついていき、死角になる場所ならばと
率先して死角に入り込む。
貴方の身体を壁にして、少し覗き込んでも見えない位置。
手慣れた位置。紙を出すのが少し遅ければ、
きっと服をはだけさせていた。

「……まさカ、本当ニ?」

瞬き。驚愕に見開いた瞳の先が、紙面を何度も滑った。
驚きが徐々に喜びに変わり、微笑みが僅かに増した気がして。

そして、小さな音がする。駆動音のような。
貴方には聞き覚えがあるかもしれない、
それはグレイではなく、機械……
人工声帯の類が駆動する音だ。
やがてそれは点燈用の喉の奥から響いてきた。

『プロテクトコードへの干渉を確認』
『上位権限者五名の署名確認。内容照合中……』
『プロテクトコード:行動制御解除要請と合致』
『五名分の署名を認証しました』

響く言葉に、点燈用の顔が安堵と歓喜を浮かべた。
――そして、その顔はすぐにいつもの微笑に戻る事になる。
(-3) 2023/12/01(Fri) 22:38:37

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

『コード解除用、最終認証を行います』
『以下より選び実行してください』

『認証方法1:出力80kg以上の物理打撃を
 点燈用の腹部に三度、30秒以内に行う』
『認証方法2:点燈用人工性器最奥部、
 疑似子宮へ1.5L以上の液体注入を行う』
『認証方法3:出力10kg以上の加圧を
 60秒以上点燈用の頸部に与え続ける』


『以上3点の認証方法からお選びください』
『なお、本認証が30分以内に行われなかった場合、
 プロテクトコード解除要請を棄却致します』

――つまり。これらを仕掛けた者達は、
善意を許さなかった、という事なのだろう。
そして、点燈用は静かに笑った。

「……まア、少々難しいでしょうネ、これハ。
 はハ、いやはヤ。下名の立場ヲ、よくよク、
 思い知りましタ。……まア、逆に考えれバ。
 ここでハ、自由でなくとモ、何かしてくル、
 ような方はいらっしゃいませんかラ。
 署名、ありがとうございましタ、シングソン様。
 ご迷惑をおかけして申し訳ありませン」
(-4) 2023/12/01(Fri) 22:47:58

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

あえて完全な密室を選ばなかったのは、
密室だと君がより一層にその行動をとるのが
早くなる、と思ったからだった。
死角まで入り込んだなら、要件はスピーディに。
夜も遅いこの時間では、あまりこの近くを
通りがかる人も多くはないが。

柔らかな笑顔を見た。
喜びに満ちる顔を見た。
きっとそれが、君が本当に浮かべたい表情なのだとわかった。



なのに人間はそれを許してくれはしない。





(-14) 2023/12/01(Fri) 23:41:39

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ



「…笑………悲しい時………泣くもの……」
「俺は………由のためな………でもする………」



無性に苛立ったような顔で、不満げに喉を震わせる。
それでも頭の中は冷静に、情報を処理し続ける。
80kg以上の物理打撃……だめだ、グレイの体と言えど耐えるか怪しい。
1.5L以上の液体注入……これも無理だ。内部損傷はより致命的になりかねない。


「……………」
「……紙……」


許諾書を一度貸してくれと手を差し出して。
その裏面に、取り出したペンで何かを書き始める。
そうして、それを君に見せる。

『認証方法3を君の体は耐えられるか?』
『ここはデータの世界だから、ある程度の治療はできるかも。』
(-18) 2023/12/01(Fri) 23:50:51

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「……」

指示の通り、許諾書を渡す。
見せられた文字を読んで。

「はイ。下名の身体を自由に扱ってくださイ。
 貴方様がしたいようにしテ、
 壊したいのならそうしテ、
 薄汚いグレイを存分にお使い潰し下さイ」

そうして、発せられる定型のような言葉は、
本心か、暗喩か、強制か、わからない。
貴方の手を取り、自らの首に添える事も、
自らの意志か、強制された奉仕か、わからない。

点燈用はただ微笑んでいる。
貴方の手に、黒い影を添えて。
(-22) 2023/12/02(Sat) 0:08:32
トムラビは、ストレス値の測定。また、上昇していた。
(a10) 2023/12/02(Sat) 0:10:34

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

定型文。
言わされているだけの言葉。
そこから君の本心を推察するのは難しい。

だから歌唱用は、己の中の経験から答えを導き出すしかなかった。
何かを強制されるのは、辛い事だ。
自由がないのは、悲しい事だ。
無理やりに何かをやらされるくらいなら、壊れた方がいい。
自分で自分の喉を潰した時のように。


ごめん、と口の動きだけで告げて。

……ギチ、チ、チ!

その黒く細い首を、白いごつごつとした手が締め上げる。
10kgの加圧なんて、人間でも出せるくらいの数字だ。
秒針がかち、こちとなる音が、頭の中に強く響く感覚。

ただ、無言で。
一切、緩める事もなく。
秒針が60回の音を鳴らすまで、歌唱用は。
己の手を、穢した。
(-26) 2023/12/02(Sat) 0:18:28

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

いつかの時間のこと。
貴方が部屋に居るか居ないか、分からないけれど。
貴方の部屋の扉を軽くノックするグレイが居た。

「こんにちはぁ、居るかなぁ?」

軍事用で、コードネーム『リュイ』と名乗る彼は
変わりのないふわふわとした調子で部屋主を呼んでいるだろう。
(-31) 2023/12/02(Sat) 0:26:02

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

そうして、貴方の手を穢す。
穢れた身を以て、貴方のこころを蝕んだ。
きっと、このコードを組んだ者も、誰かは"そう"すると
判断していたのだろう。だから、対応する。

「カ、っ、あ、ハ――も、ッと……し、テ……」


言葉が絞り出される。貴方の頬に手を伸ばす。撫でるように。
顔が軋み、笑顔を作る。はく、はく、口が開いて閉じて。
細い頸に鼓動のような振動が生まれる。
か細い声がもっと、もっとと囁く。
疑似唾液と、呼気によって発生した泡が
笑んだ口から零れ、貴方の手を余計に汚した。
水音交じりの呻きが喉奥から響き、
30の音が鳴った頃、頬に添えた手が痙攣を始め。
手が貴方の手首に絡み、やめてとばかりに力を籠め。
非力な女の手が薄い抵抗をしながら、
身体が震え、喉が細く絞まっていく。
呻きは高い空気の漏れる音に変わり、笑顔なのに目だけが暴れ、
50の音が鳴った頃、手から力が失われた。
がくがくとしていた頭がやがて止まり、
60の音が鳴った時、点燈用はその股から排水行為を無意識に行っていた。
(-33) 2023/12/02(Sat) 0:36:55

【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ

掃除の休憩中の辺りならば、きっと点燈用は部屋に居ただろう。

ノックには「はイ」と簡素な返事。
居るかなあ?にも「はイ、ただいマ」だ。
すぐに扉が開けられる事だろう。

「ごきげんよウ、リュイ様。下名にご用でしょうカ」

相も変わらぬ微笑みと言葉だ。
扉の向こうは点燈用の肌とほとんど同色の壁紙が
貼られた部屋のようだ。女性にしては高い身長が
部屋の全貌を見るには少々邪魔ではある。
隙間から見えるものとしては座布団、ちゃぶ台などだろうか。
(-36) 2023/12/02(Sat) 0:46:17

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


掃除と洗濯の当番を終えた後、昼食の前か後の事。

こん、こん、こん。
きっかり三度、強くも弱くもない、生真面目なノック音。
あなたの部屋の扉の前に、看守用は立っていた。

「トムラビ殿。今は手は空いているだろうか?」

声を掛けて、数分応答が無ければ日を改めるつもりだ。
或いは別の場所に居るだろうかと探しに行くか。
それまでは、番犬は扉の前で待っている。
(-45) 2023/12/02(Sat) 1:51:01

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「……そう言えば君は女性型だったっけ。」

要件を伝える前に、思い出した。
男性型があまりにも多いせいで感覚が麻痺していたけれど。
女性の部屋に突撃した時の何とも言えなさったら。

「んんっ、いやあのねぇ。
みんなのお部屋どうなってるのかなぁって思ったらさ。
見てみたくなっちゃってぇ。突撃隣りのお部屋訪問!ってね。」

「でも君は女性型だし…こういうの抵抗あるかな?」

気づかいはする。
女性型は色々と気にするところも多いらしいから。
(-46) 2023/12/02(Sat) 2:04:57

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

ギチギチと、指が黒い皮膚に埋もれていく。
鬱血して、あざになるかもしれないけれど、
黒い肌だからきっと大して目立ちもしないのだろう。
それも狙い通りなのだとしたら、より一層人というのは…………穢らわしい。
……その思惑通りに手を穢すしかない己もまた、同様に。

強ばる君の体を、壁に押付けてより一層に締め上げる。
壁と腕に縫いとめられて、君の足が僅かに浮いている。
唾液が手を汚していった。
足の間に膝を入れて、首を絞める力がゆるまらないようにぐっと腕に力を入れる。
カチ、コチ、1秒が長い。
今この場を誰かに見られれば、己は廃棄処理されるのだろうか。
……どうでもいい。






膝が、排水で濡れた。
メトロノームみたいに鳴り響いていた秒針の、60回目の事だった。
歌唱用は時間が経ったのを把握すれば直ぐに手を離して。
それから唾液に濡れた口元を覆うように、自らの口で蓋をした。

「…………………………」

ふー、と呼気を送り込む。
少しでも早く酸素を与えたかった。
(-55) 2023/12/02(Sat) 7:38:54

【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ

「はイ。下名は女性型のグレイでございまス」

首肯。なんとも言えない気分になっているなど知らないまま。

「なるほド、部屋の観察ヲ?いエ、問題ありませン。
 面白い物モ、ないとは思いますガ……」

扉の前から身体を退け、あなたを招き入れるだろう。
壁紙は見えていた通り、暗褐色。壁の所々に
小さな電気式のランプが設置されていた。
……ランプの柄にハンガーがぶらさがり、
着替えと下着が"なんともいえなさ"を加速させた。

女性型への配慮か、部屋の奥側の隅2か所に衝立が置いてある。
これもまた壁紙と同じく暗褐色で、何かを覆い隠すよう。

それを除いた大きなスペースは部屋に入ってすぐ、
座布団とちゃぶ台が置いてあるいわば応接間だ。
ちゃぶ台の上には武器にもしている鎖つきのランタンが
堂々と鎮座している。その傍らには磨き布と、
艶だしクリーム、替えの蝋燭などが無造作に転がっていて、
床は木製で宝石の原石のようなものが幾らか落ちている。

「右奥の衝立の向こうハ、就寝スペースでス。
 左奥の衝立の向こうハ、部品置き場ですネ」

残った部分はそう説明した。ご満足頂けましたカ?
そんな風に首を傾げて微笑んでいる。
(-86) 2023/12/02(Sat) 17:24:43

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

点燈用は力なく貴方の手の中にいた。
虚ろな目は明後日の方角を向き、
口の端から涎を垂らしながら、排水に反応したのか
時折身体をヒクつかせて貴方の膝で跳ねていた。

呼気を送り込むまでは、
ほとんど何の反応もなく。ただ埋め込まれたコードが
悪さをしたのか、繋がった貴方を微かに舌が舐めた。
二度か、三度か、呼気を送り込んだ頃になって、ようやく。

「が、はッ」

と盛大に息を吐き戻し、貴方に掴みかかるようにして縋る。
咳を繰り返し、嗚咽を漏らす。そして荒い呼吸を何度も。
強く掴んだ貴方の服に皺が付いたかもしれない。
そうして、数えた60回を超える時間が過ぎた頃に、
やっと少し息が整い、顔も見せないまま、深呼吸。
それからやっと、貴方から離れるような動きを見せて、
その時ついでに、と一言添えた。

「中々情熱的ニ、唇を奪うのですネ?シングソン様……」

顔には、ここまで見た物とは別種の微笑みが浮かんでいた。
(-89) 2023/12/02(Sat) 17:36:06

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「えエ、空いていますヨ」

扉も、手も。きっとそのような返答だった。
ややあって扉が開くだろう。

「ごきげんよウ、バンドッグ様。
 またお買い物の付き添いでしょうカ?」

微かに、前日より柔らかな反応と微笑。
或いは『自由行動』のお陰かもしれないが。
(-90) 2023/12/02(Sat) 17:39:43

【独】 点燈用 トムラビ

/*
想定される時系列順に返事をしています

リュイさんお部屋訪問(1日目昼〜夕くらい)→
シングソンさんの認証行為(1日目夜食後)→
バンドッグさんの訪問(2日目お昼くらい)

中々な事やってますね?
以降は自由行動を承認されたので
男性の3歩後ろを歩いたりしなくなります(自分用メモ)
表情と言語はどうだろうね ちょっと怪しいかも
今度聞き取り調査してダメそうならまた認証増えますね
やったあ(しろめ)
(-91) 2023/12/02(Sat) 17:48:15

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「む。であればよかった」

返答にはぽつり、呟くように返して。

「ああ……ご、ごきげんよう、トムラビ殿。」

次の返事はぎこちない。あまり慣れていないので。

「その…準備中だった家具屋が開いたそうなのでな。
 アトリの要望に花や植物があっただろう。
 他にも本部にあって損は無いものもあろうしな、
 一度見に行こうと思うのだ」

「トムラビ殿さえ良ければ、また同伴して頂きたい。
 ……そういえば、以前の件は良いのだろうか?」

以前共に娯楽施設へ行った際。
プロテクトに阻まれて宇宙番犬になった件だ。
(-97) 2023/12/02(Sat) 18:48:07

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

黒い顔に色味のない顔を触れ合わせる。
一つ、息を吐く。
歌唱用の肺活量は、閉じた喉の弁を無理やりこじ開ける。
また一つ、息を吐く。
舐めてきた舌を咎めるように少しだけ歯を立てた。
三度目、息を吸い込んで。

……口を触れ合わせる寸前に、君が咳き込む。

「………………」

ほっとした様子で、君を軽く腕で支えて見守る。
服の皺など、今後塔に向かえばいくらでもできるものだ。
膝の冷たさも衣服の乱れも、気にすることなく暫く支え続けて。

「……命……ザザ……奪う………マシ………」


離れ際の言葉、冗句も言えるなら大丈夫そうだな、と肩を竦めて。
それから改めて君の顔をまじまじと見つめる。

「……気分………どう………自由こう………できそ………?」
(-98) 2023/12/02(Sat) 19:14:21

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「……足はガクガク、息も絶え絶エ、
 首を長々とかなりマジに絞められた上ニ、
 股下に膝を入れられ、その膝の上で小水を漏らシ、
 挙句ほぼ初対面の男に唇を奪われタ、
 その気分を聞かれていますカ?」

莫迦みたいに口を開いて笑みを作って、
軽く拳を握ると貴方の胸を弱く叩いた。

「……あっハ!行動阻害プロテクト解除を確認!
 サイッコーでス!!シングソン、ツラ貸しなさイ!」

そう言ったのも束の間、貴方の胸倉を掴みにかかる。
掴んでしまえば今度は驚くほど強く引き寄せ、
そのまま唇を奪ってしまおうとするだろう。
お断りされたら、不機嫌そうな顔を作ってみせるはずだ。
(-100) 2023/12/02(Sat) 20:27:36

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「ほウ、ついに家具屋ガ?
 かしこまりましタ、一緒に行かせて頂きまス」

早々に立ち上がり、自身のクレジットを溜めた財布(概念)を
手に貴方の傍に寄っていく。

「えエ、えエ。かなり解決致しましタ。
 まったく、ひでえ目に遭いましたガ、
 費用対効果がメチャクチャに良かったのデ、
 マジでサイコーな……」

この辺りではっとなり。

「……失礼、言語データベースの参照を
 無意識にしていましタ。端的に言いますト、
 プロテクトはそれなりに解除されましタ。
 あの時は無性型のバンドッグ様にプロテクトに関して
 助けを求めようとしたのですガ、
 それを阻まれておりましテ……
 無用なご心配をおかけしましタ。
 とはいえ未だ別のプロテクトが残っているようデ、
 現在はそれを解析中でス。
 しかし今は助けを求める事も容易ですかラ、
 困ったらバンドッグ様をお呼びしますヨ!」

……なんだかかなりハイになっている。
そのせいか距離も3歩後ろどころか真横で、
なんなら腕を組もうとしてきているだろう。
(-101) 2023/12/02(Sat) 20:38:22

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「マジでサイコーな?」


番犬、困惑。

「ああ、いや。気にしないでくれ。
 …なるほど、君も色々と制約があるのだな。
 しかし解除の手立てがあるようなら何よりだ。
 ……ストレス値の高さも、それゆえか?」

「そうであっても、そうでなくとも。
 不便はなるだけ改善していかなければな。
 小官が役に立てる事なら何なりと請け負おう」

囚人の管理、ある意味生活環境をも管轄している看守用は
そういう点に於いても生真面目なようだった。

「それから、トムラビ殿の楽なようにしてくれて構わな…
 う、うむ???」

厄介なプロテクトから解放された喜びゆえだろうか。
またしてもやや困惑しながら大人しく腕を組まれている。
このままでは二人仲良く腕を組みながら
娯楽施設へ向かう事になるだろう……
(-103) 2023/12/02(Sat) 21:10:30

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

「……仕方な………俺……やりたく……ったわけじゃな……」


改めて聞くとかなりひどい事をしている。
行いだけを報告されたら普通に廃棄処分だ。
少し目を逸らし、何とも言えない顔をしていた。……が。

「………!?」

そんな風に視線を外していたものだから、
胸倉は容易に掴まれてしまい。
そしたらもう後は引き寄せられて、唇を奪われて。
勢いのままなすがまま、ただ目を丸くする。

「……まだ………制限…除できて………のか……?」


男への奉仕というプログラムに未だ支配されているのか……?
訝し気に君を見やった。
(-104) 2023/12/02(Sat) 21:33:16

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「まア、簡単に言えバ、男性に絶対服従するようニ、
 コードを埋め込まれていましタ。
 それに関する発言のプロテクトもですネ。まあ、
 少々の痛手と引き換えニ、解除して頂きましたかラ!」

襟に隠れた首元を擦りながら、実に楽しそうに語った。

「ではでハ、参りましょうカ!
 先日のアロマキャンドルの礼もしたい所でス!」

困惑もどこ吹く風、きっちり腕を組んで歩いていくだろう。
今なら家具も持ち上げられそうでス!
(-106) 2023/12/02(Sat) 22:12:32

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

たっぷり十秒、唇を合わせて、やっと離れる。

「まさカ!出来てなかったラ、胸倉など掴めませン!
 あア、こんな自由に動けるのは何年ぶりカ!」

貴方の首に手を回し、今度は頬にもキスの嵐を浴びせ。

「まだ幾らか制限はある気配がありますガ……
 しかシ、めでたイ!シングソン、感謝しまス!
 あなたのお陰デ、私は私を謳歌できまス!
 あア、このクソ汚された身体ト、
 コードに蝕まれた言葉でしか感謝を示せないのガ、
 こんなにも口惜しイ!」

そのまま強く抱きすくめる。頬擦りも。
大興奮、と言う具合で、貴方がもし膝を既に退けているなら、
手を取って踊り出しそうだった……が。

「いや普通に汚いですネ。シャワー浴びましょうカ。
 あと着替えモ。……一緒に浴びまス?」

汚した膝だとか、足まで伝った液体だとかを指しながら、
冗句を飛ばして貴方を見た。
(-107) 2023/12/02(Sat) 22:24:23

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「男性に……ああ、それゆえコードの穴をついて
 無性型である小官に提案しようと思い立ったのだな。
 しかし、絶対服従とはな…」

過酷な勤務地に、自由意志を奪うプログラム。
それはストレスも溜まれば、通報もされようというものだ。

「………、…いや、今はいいか。
 うむ、向かうとしよう。礼は気にせずとも構わないが…
 トムラビ殿がそうしたいというなら、謹んで受け取ろう」

少し思う所はあったが、今話す事でもないだろう。
そうして二人仲良く腕を組んで歩いていく事となった。
(-108) 2023/12/02(Sat) 22:34:05

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「…さて、家具屋からでいいだろうか?
 トムラビ殿が何か他に見ていきたい場所があるのなら、
 ついでに寄って行くとしよう。」

「小官も装備を新調しておきたい所だ。
 生成は一瞬で終わるゆえ、帰りがけでも構わんのだが」

所は変わって、娯楽施設。
まず入った所で、そう問い掛けた。
(-109) 2023/12/02(Sat) 22:34:21

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

10秒、柔い唇同士が触れ合って吐息が混ざる。
やっと解放されたと思ったら、今度は頬にまでその触れ合いが続いて。

「……おい、やめ………感謝……言葉だけ………良い……」


がし、頬ずりまでしてくる顔を手で挟んで止めて。
女性型にそうもべたべたされると、男性型としては中々、居心地が悪いのだ。

「自由……できるな……良い………
 これから………やりたいよう………ったらいい……」


言われずとも自由にやるだろうけど。
すくなくとも、もう自分を下名と呼ぶことも、
下座に率先して座ることも。
男にいやいや体を捧げる事もしなくていいのだ。
いやな時には嫌な表情を浮かべる事だってできる。
これ以上ないくらいに……自由だ。

「……お、れ、は、だ、ん、せ、い、が、た、だ」
「き、み、に、い、や、な、こ、と、を、す、る、か、の、う、せ、い、が、あ、る」


冗句には真面目に一音ずつ発声。
無駄に人間に近く作られたこの形は、
男性らしい部分もちゃんとある。

「……ここ、拭い………ら、一人で……浴びる。
 君…………先入って…………」


汚れた床を指さす。
軽く掃除してから一人で入る、そう告げるのだった。
(-110) 2023/12/02(Sat) 23:29:33

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「おー…随分個性的な部屋だねぇ。
やっぱりこういうランタン飾りが好きなのかな。」

他のグレイたちとはまた違った意匠。
そういう意味での興味はかなりそそられる、のだが。

「…君、下着くらいは仕舞ったら?」

何とも言えないけれど
これは他の人が見ても良くないな、と思った軍事用だった。
(-112) 2023/12/03(Sun) 1:10:20

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「はイ。バンドッグ様の場合は特ニ、
 こういった掟破りめいた事に対しテ、
 きちんと咎めてくれるかもしれなイ、
 という打算もありましたガ……」

まあ、ここからは楽しいお話でもしましょウ。
そう呟いてぐいぐいと連れていく。

「そうですネ、まずは目的から済ませてしまいましょウ。
 それから装備の更新をしテ、余力があれば
 その他細々とした買い物、
 或いは……ゲーム、というプランでいかガ?」

友人と言ってくれたあなたをこちらも友人と思って
接したいのだろう、そんな風に提案して小首を傾げた。
(-117) 2023/12/03(Sun) 2:23:13

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「ああン」

手で挟んで止められるとそんな声。
無論無闇な嬌声などではなく、
残念、と可笑しい、を含んだ楽しげな声だった。

「おヤ、存外鈍イ。貴方になら好き放題されてモ、
 なにも嫌ではないという意味ですヨ。
 ……あア、わかりましタ、わかりましたかラ、
 そんなに睨まずとモ。真面目に言うト、
 また『何か』あったラ、貴方にお願いする可能性モ、
 あるという事でス。恥ずかしい事でしたラ、尚更ネ」

一度ここまでやったなら手助けを頼みやすいというのもあり、
それと同時に貴方に何かあれば助けるという心であり、
さらに同時に貴方への深い信頼の証でもある。

「……さテ、自由にしていいト、言いましたネ?
 ではここハ、きちんと私が掃除しまス。
 あなたが先にお入りくださいナ。
 これでも異性に排泄物を片付けられるノ、
 それなりに恥ずかしいのですヨ?」

くすりと自然に微笑んで、あなたの肩を軽く叩いた。
(-118) 2023/12/03(Sun) 2:32:31

【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ

「下名は元々、炭鉱などで働いておりました故ニ。
 暗い視界ニ、柔らかな灯りという環境ガ、
 好きなのでス。無論、飾りとしても好きですヨ」

揺らめく光が時折、点燈用の影を部屋のあちこちに踊らせる。
影そのもののような姿がさらに影を生み、
照らされたその肌はそれでもやはり黒く。
闇をそのまま相手どっているような、
そんな錯覚を引き起こすかもしれない。

「……あア、失礼ヲ。誰か上がってくることモ、
 隠す理由も基本的にないものデ……
 どうセ、毎回なくなりますしネ、現実だト」

そう呟きつつ、一応と回収。
衝立の向こう、就寝スペースに放り込んだ。
(-119) 2023/12/03(Sun) 2:37:39

【人】 点燈用 トムラビ

「あア、本当に気分がいイ。……おヤ、塔ですカ?
 ……丁度いいですネ、下名……いヤ。
 私も同行いたしまス。この気分と共ニ、
 少し確かめたい事もあるのデ」

そう言って、戦闘メンバーについて行こうとする。
もう一杯だといわれれば残念そうにお留守番をするだろうが。
(38) 2023/12/03(Sun) 2:41:11

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


どうだっただろうな、なんて返しながら。
大人しくぐいぐいと連れて行かれている。
元々大股なのか、歩幅はさほど変わらない。

「うむ、では家具屋から見に行くとしよう。
 アトリから頼まれていたのは植物と花、
 それからゲーム機……だったか?
 テーブルクロスなんかもあった方がいいだろうか」

言いつつ、足先は家具屋の方へ向けて。

「ゲームか……
 生憎と小官はそういった娯楽には疎いのだが
 経歴を鑑みれば、トムラビ殿も初めてだろうか?」

「であるとすれば、気後れする事もあるまいか。
 聞いた話によれば、景品のあるゲームもあるようだ。
 良い土産になるかもしれないな」

少し考えはしたが、概ね前向きな返答。
仲良く腕を組んで歩く姿は友人というよりも、
恋人然としていたかもしれないが。
(-122) 2023/12/03(Sun) 3:21:47

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

「……………。」

ジト目。
自由になった途端この感じだ。
恐らく今まで相当自分と乖離した性格を
演じ続けさせられてきたのだろう。

「助け………する……なんでも………えばいい……」
「出来る限…………手は貸…………」


頼られれば力を貸そう、と頷く。
自分に出来る限りのことはしてあげたい。
不自由であるという事がどれだけ苦しいかは知っているから。

「む…………そう…………
 ……じゃあ……入る…………君………いるとき……
 洗濯…………回して…………」


肩を叩かれて、立ち上がる。
君が入るときに自分の服と一緒に洗濯を回しといてくれ、とのお願い。
一人一人回していたら時間がかかるし。
君の答えを聞いたなら、歌唱用はこの場を離れ、
お風呂場のほうまで歩いていくのだろう。
(-132) 2023/12/03(Sun) 10:35:28

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「かしこまりましタ。ふム、観葉植物ト……
 花はどうでしょうネ、小型の鉢カ、
 横長のプランタータイプカ、でなけれバ、
 もう少し大きク……向日葵なド?」

首を傾げながら、歩く。

「ゲーム機は恐らく据え置き機でしょウ。
 コントローラーを複数用意するのモ、
 良いかもしれませんネ。
 テーブルクロスはどうでしょうネ、
 やはり清潔な方が食は進む気もしまス」

「そうですネ、見ていた事は何度かありましたガ。
 それによると、上手くやるより楽しむ事が大事……」

ふと周囲からの視線や、小さな声を聴きつけて。

「……おヤ、バンドッグ様。
 どうやら我々ハ、恋人のように見られていますヨ」

囁きながら笑う。どうも点燈用は前日までの態度と裏腹に、
プロテクトが解けた今は他者を揶揄うのが好きらしい。
もう少し引っ付いてみますカ?なんて言っていた。
(-133) 2023/12/03(Sun) 11:00:25

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「やはりお優しイ。そんなあなたガ、
 どうしてここに送られたのか気になりますガ。
 ……まア、また今度ですネ。
 あなたが困ったら私もあなたに手を貸しますかラ、
 無茶などなさらズ。ゆめゆめお忘れなきよウ」

最後に、深々と一礼。染み付いた所作ではあるが、
今はそこには自分の意志が存在している。

「改めてありがとうございましタ、シングソン様。
 ……おっト、まだ抜けてなイ。
 はイ、かしこまりでス。お任せヲ」

言うが早いか、とりあえずと濡れた自分の服を脱ぎ始め。
平時よりも幾分ラフな格好だったというのもあり、
ズボンとショーツを脱ぎ捨てればあれよと下半身は露わに。
……そしてその状態で掃除用具の下へ向かっていった。
怪奇、下半身裸掃除グレイがそこにいた。

「終わったら軽く服をすすいでから洗濯ですネー」

なんて、お気楽に微笑んでいた。
(-134) 2023/12/03(Sun) 11:11:04

【神】 点燈用 トムラビ

#ハノイの塔

「あはははハ!!」

鎖を引きずる音がする。尖った金属が引きずられ、
床を爪で掻くような嫌な響きも。
すぐにそれは風切り音に変化して、
ふと見れば点燈用が鎖鎌よろしく鎖つきランタンを
頭上でブオンブオンと振り回していた。

「煙草の煙なんザ、炭鉱のガスに比べりゃカワイイもんでス!
 くっせえだケ、きったねえだケ、爆発もしねえでス!」

振り回されるランタンが煙草の煙を吹き散らしていく。
頭上に灯で描かれる円が徐々に大きくなり、
あわや味方にあたるのではないかと思われた辺りで
おもむろにそれを放った。
送迎用に集る雑魚のうちひとつの頭が砕け飛び、
驚いたその周辺に向けてランタンの火が爆裂した。

「あはァ……こういう時、ストライクというのですネ?」

再度、金属を引きずる音。そしてすぐに、風切り音。
今度は頭上ではなく、自身の横で縦の円。

「次はお前でス。遺言の用意は済んでいますカ?」

――男性特効を持つ点燈用は、そう笑ってみせた。
(G4) 2023/12/03(Sun) 11:21:41
トムラビは、おっト。また言語データベースの参照をミスりましタ、と思った。
(a22) 2023/12/03(Sun) 11:23:07

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

「!?」

さぁ立ち去ろう、の所で怪奇存在になった点燈用に
目をぎょっとさせて。
慌ててお風呂場まで走り、バスタオルを1枚持って戻ってきた。

「………」

ぎゅ、有無を言わさず腰に巻き付けさせて、
それから改めてその場を後にしたことだろう……
グレイによっては恥じらいという機能がないのか、
と思いながら………
(-140) 2023/12/03(Sun) 15:43:54

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「……そういえバ、露出は普通ではありませんでしタ。
 すみませんネ、普段いつでもみたいな感じなものデ」

嫌な闇がまろびでた所で、バスタオルを巻かれた姿で
手を振るだろう。そしてまた掃除に戻っていった。

「……脱衣所に入り込むのはいいのでしょうカ?」

そんな疑問を持ちながら。
(-141) 2023/12/03(Sun) 15:57:45

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「本部は3階もあるゆえ、
 全てに飾るとなると結構な数になりそうだな。
 各階に小型の鉢を2、3置くのが良いだろうか。」

「向日葵は…アトリには似合いそうだな。
 広間に一つくらいは置いても良いかもしれん。」

本部の内装を思い出しながら考える。
考えつつ、歩く。足取りは一定のまま。

「ゲーム機は、そうだな。
 皆で遊べるゲームが良いという意見もあったことだ、
 コントローラーは複数あった方が良いだろう」

「テーブルクロスもそう重くも嵩張りもしないゆえな。
 あって悪い事は無いだろう。洗い物は増えるが」

どのみち大所帯、洗い物が一つ二つ増えたところで
そう変わりはしないだろう。そんな思考。

「上手くやるより楽しむ事が大事、か……
 …む、 な、なに!?なにゆえ恋人と見られるのだ!?
 引っ付かん引っ付かん!!小官のような堅物と
 恋仲と誤解されてはトムラビ殿も不服だろう!!」

生真面目な石頭は見事にからかわれている。
(-145) 2023/12/03(Sun) 17:41:23

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「飾るのに良き植物を店員さんに見繕って頂きますかネ。
 ア、あの踊る花とかいいんじゃないですカ?」

音に合わせてうねるあれだ。

「面白そうでス。洗い物くらいで雰囲気がよくなるなら
 下名……じゃなイ、私はいいとおもいますヨ」

なんて言いながら慌てふためくあなたに笑い、
人差し指であなたの腕をなぞってみせたり。

「おやおヤ……バンドッグ、もこういうのにハ、
 結構弱いのですネ。ふふフ……いヤ、失礼。
 私の日常が日常なのデ、こういう事ニ、
 慣れ過ぎていますネ。良くないことでス」

よくないけどとりあえず腕には引っ付いておいた。
(-151) 2023/12/03(Sun) 20:57:33

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「よろしくない、よろしくないのだ!!
 破廉恥なのだ、風紀が乱れるのだ〜〜!!!」

看守用ともあって結構お硬いらしい。
振り払うわけにもいかないので引っ付かれている。
何より、あなたが楽しそうなので。

「ほ、ほら家具を選ぶのだぞ!テーブルクロスと…
 踊る花……踊る花があるのか?」

ダンシングなフラワーもある。愛玩用が喜びそうな。

「…まあ置いて損もないか……
 それと観葉植物を4つ、適当な花を6つほど頼む。
 トムラビ殿は何か必要なものは無いか?
 カムイ殿が集めてくれている資金もある。
 多少の贅沢はできるだろう」

彼曰く、要約すれば
皆がより多く快適な時間を過ごせた方が望ましいとの事だ。
であれば使わねば却って失礼というものだろう。
店員に家具を注文しつつ傍のあなたに問い掛けた。
(-155) 2023/12/03(Sun) 21:45:53

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「大丈夫でス、これくらい乱れた内に入りませんヨ」

現実の日頃を思えばなんと健全な事か。
背後に回って頭に顎を乗せようとしたりもしたかもしれない。

「ありますネ、こレ。あア、私も少しばかり稼いだのデ、
 これもお使いくださいネ。200程破壊したのデ
 クレジットには余裕がありまス」

単独探索で200戦した、さらりとそう言った。
何か必要なモノ、と言われるとふム、と唸り。

「であれバ、カムイは観測用ですよネ?資金の礼ニ、
 小型プラネタリウム装置なド、いかがでしょうカ。
 後は……そうですネ。実ハ、色々……とてモ、
 世話になったのデ、シングソンに礼がしたク。
 しかシ、彼の好みはわかりませんネ。
 喉によさそうナ……加湿器なド、どうでしょウ」

トムラビ殿は、と聞かれての答えがこれだ。
これト、こレ。などと貴方の背後から指をさしてみせた。
(-157) 2023/12/03(Sun) 22:01:03

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「騙されんぞ……!!」

頭に顎を乗せようとすれば、
恐らく耳のようなパーツの間に挟まる形。
収まりがいい。

「今200程と言ったか?」


「…うむ、どちらもあって損はないだろう。
 ただ、カムイ殿はどうも自身の為に手間や資金、物資を
 割かれる事を快く思わんようなのだ。
 小官も以前手土産を持っていったのだが断られてしまってな。
 直接礼だとは言わん方がいいだろう。
 恐らく皆の共有物として導入したという事にした方が良い」

ただ、皆の娯楽の為、という体裁であれば
彼も気が向いた時に使う事はあるのではないだろうか。
そんな魂胆。

「シングソン殿は…そうだな、加湿器も良いが
 塔の攻略に前向きな傾向があり、戦闘時偶に声を使うゆえ
 家具だけでなく持ち歩きのできるものもいいだろう。
 わかりやすいもので言えばのど飴などだな。
 そちらは日用品売り場の方で調達する事になるだろう」

「…自分のものは良いのか?」

あなたの指差した二つを店員に注文しつつ、考えを述べる。
顎が乗せられたままの場合、少しシュールだ。
(-160) 2023/12/03(Sun) 22:28:46

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「そりゃそうだけどぉ。
此処、男所帯だからさぁ。隠した方がいいよぉ。
ボクはそんなに気にしないけどねぇ。」

下着に関する話はそこまでにして。

「暗い場所に柔らかい光かぁ。
暗いところで作業するから、君はそんな見た目なの?」

他のグレイとは特に違う見た目。
用途に合わせたものなのだろうか。

すっごい溶け込んでるなぁ、なんて思いながら貴方を見ていた。
(-161) 2023/12/03(Sun) 22:31:35

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「まあまア、騙されたと思っテ」

騙そうとはしているらしい。

「不意打ちだとすぐですヨ」

「ほウ。彼も普段の言動からして難儀ですネ。
 もう買ってしまいましタ〜、使わないと損でース、
 とか言えば使いそうですガ。精神によくないカ」

やはりというか、素の性格はあまりよくない様子。
もしくはそれなりに"影響"されているのだろう。

「ふム。のど飴。ハチミツなんかもありですかネ。
 食品ばかりになるのは致し方ないのでしょうカ」
「ン?私ですカ。……正直思い浮かばなイ、というのガ、
 現状ですかネ。思考にプロテクトされているのカ、
 単に諦めているからかはまだちょっとわかりませんガ。
 あア、それにほラ。前回バンドッグがくれタ、
 アロマキャンドルがありまス。充分でハ?」

勿論頭の上だ。喋る度に耳パーツが揺れるかもしれない。
(-163) 2023/12/03(Sun) 22:52:38

【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ

「ふうム。記憶しておきまス」

反応からして、改善されるかは怪しい気もするが。

「さテ、どうなんでしょウ。最初期の自分の姿ハ、
 もう覚えていませン。何度か忘れるくらイ、
 この身体は改造・修復を繰り返してきましタ。
 しかし最初からこの姿だったとすれバ、
 放棄しやすくする為ではないかと思いまス」

――曰く。坑道とは危険な場所で。
そこに灯を燈す役割は、火を扱う事も相まって危険そのもの。
仮にガスに引火して爆発を起こし、落盤を起こし、
その場に取り残されたとして、色味が目立つ外見ならば?
逃げる作業員たちが、このグレイを置いていく事に
多少なりとも躊躇するかもしれない。人型をしているから。

ならば、闇に溶けるようなこの色なら。
見逃してしまって
も、無理はない。
作業員が見捨てた、と良心の呵責を気にする事はない、
そう言い訳が立つだろう、と。点燈用は予想を語った。
(-164) 2023/12/03(Sun) 23:00:22

【神】 点燈用 トムラビ

#ハノイの塔
「あっハ!では私が足止めをしてやりまス!
 バンドッグ、他近接攻撃する者は
 砲火が集中する前にさがりなさイ!」

ランタンが風を切って放たれる。ぶうん。
繋がる鎖がそれを追従し、男を追い越したのを見れば、
点燈用は鎖を振るう。それは男の足に巻き付いた。

「もう逃げられませんよオ?」

ランタンが赤々と火を放つ。男の足元が焼け、
靴が溶け、男は地面にしっかりと縫い付けられた。
軍事用の射撃は勿論、近接攻撃をするならば今が最適だろう。

点燈用は慌てたような男の顔に、
うっとりと嗜虐の笑みを浮かべていた。
(G7) 2023/12/03(Sun) 23:14:23

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「騙されんからな……!」

不明な攻防をしている。

「200回もしたのか……不意打ちを……」


もはや仕事人の域ではないだろうか。
それを活かして他の職に就けそうだ。

「まあ、難儀というのは否定できん。
 とはいえカムイ殿の言い分もわからんでもないのだ。
 …使いはしそうだが、
 物凄く眉間に皺を寄せていそうだな……」

そう言った時の彼の表情は想像に難くない。
どうせ使うというなら穏やかにいてほしいものだ。

「礼と言って薬をぽんと渡すわけにもいかんしな…
 ああ、飲み物なんかも良いだろうな。」

とはいえこの看守用、
喉に良いものなどあまり詳しくはないのだが。
蜂蜜の入った飲料くらいはあるだろうと思案した。
(-166) 2023/12/03(Sun) 23:43:58

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「うーむ、とはいえアロマキャンドルは
 使えばいずれ無くなってしまうだろう?
 自分のもの、私物と言うには少しばかりな……」

「…ああ、なら今度は小官からこれを贈るとしよう。
 これなら火を使わん分、寝る時にも使えるだろう?」

これ、と指差したのは
アロマポットと加湿器が一体になったもの。
暖色のLEDがぼんやりと光っている。
(-167) 2023/12/03(Sun) 23:44:36

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「騙されまイ、という姿勢が既に騙されているのでス」

この攻防に勝者は存在するのだろうか?不明だ。

「私の身体はご覧の通リ。闇に溶け込むのが得意でしテ。
 暗殺用グレイとして作られていたかもしれませんネ」

ややブラックなジョーク。

「ならバ、やはり全員用として購入しましょウ。
 シングソンには加湿器と一緒ニ、ハチミツ飲料ノ、
 詰め合わせでも探すとしテ」
「……おヤ、よろしいのですカ?
 バンドッグからの贈り物ハ、これで2度目でス。
 個人的な贈り物を贈り合うなド、まるで恋人ですネ?」

揶揄い、続行だ。頬をつついたりしてみようか。

「では私からハ……ふム?そう言えバ、
 貴方の好みも知りませン。お好みの物ハ?」
(-172) 2023/12/04(Mon) 0:53:43

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「ぐぬぬ……す、既に騙されていたとは…」

とりあえず敗者は居たようだ。

「仮に暗殺用であったとして、払い下げた先や発展先が
 点燈用というのは機能的に違いすぎるだろう!
 軍事用が基になっている小官とは話が違うのだぞ」

頭の硬い番犬、ジョークをやや真に受けている。
外観もブラックゆえに。

こッ……
ゆ、友人間であっても贈り物程度するだろう!
 いや……小官には友人など居なかったゆえ、
 実際のところはわからんが……」

威勢良く反論したものの、徐々に尻すぼみになり
大人しく頬をつつかれている。むい。

「…小官の好きなものは……その、
チョコレート…なのだ

 それ以外は……特に無い」
(-174) 2023/12/04(Mon) 1:42:34

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「フ……でハ、そういう事なのデ、
 ここの風紀はこれが正しい状態なのでス」

勝者は無茶な理論を振りかざす。ここでもそうだった。

「ふフ、ジョークでス。これから暗殺用ヲ、
 目指すのはアリかもしれませんがネ」

真に受けられた結果、こちらも変な事を考える。
真っ黒ボディをあなたに纏わりつかせながら。

「バンドッグは可愛らしい反応をしますねエ……
 ……でハ、改めテ、最初に私を友と言ってくれタ、
 私の友ヨ。後ほド、チョコレートを贈らせてくださイ。
 普段あちこちで活躍をしているのですかラ、
 友と一緒にいる時くらいハ、気を抜いてくださイ」

むいむい、頬を何度かつつきながら、
背後からやんわりと抱きしめる。

「私が貴方の初めての友……ではないカ。
 まア、貴方の友の一人としテ、提案しまス。
 武装を整えたら、スイーツプッシャーデ、
 チョコレートを取りに行きましょウ!」
(-176) 2023/12/04(Mon) 6:59:56

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「それは違うのだ!!」

負け犬の遠吠えだ。

「転職を考えるならもっと穏便な職にしてほしいものだがな…
 ほら、何だ。照明係などあるのではないか?」

真っ黒な外装はきっと黒子として非常に優秀だろう。
他にも良い職はあるだろうが。

「むぐぐ……弄ばれている気がしてならんのだ……
 うむ、だがトムラビ殿がそう言うのであれば…
どわあ!!

 こ、これでは気を抜きたくとも抜けんのだ!!」

やんわりと抱かれ、色気の欠片も無い反応。
とはいえやっぱり振り払いはせず、
大人しく頬をつつかれている。

「……トムラビ殿が、小官を友と呼んでくれるのであれば
 小官にとっては、トムラビ殿が初めての友人なのだ」

ではない、には訂正をして。

忘れずにゲーム機と周辺機器の注文も済ませて、
これだけ大荷物なら本部への一括転送もしてもらえるはず。
荷運びはサービスに任せ、装備の生成も手早く済ませて。
二人でゲームコーナーへ向かうことだろう。
(-186) 2023/12/04(Mon) 20:03:01

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「残念ながラ、勝った者がルールになるのでス……」

こちらは暴論で応じる。じゃれ合いとはこういうものか。

「照明係は私には眩しすぎますねエ。
 もう少し穏やかな光の方が喜ばしいでス」

ワガママな点燈用だ。それこそ、とカタログを指して、
プラネタリウムの案内員なんかいいかもですネ、
そう零した。転職の予定は今の所ないようではあるが。

「うーン、いい反応でス……これが看守をやっている時ハ、
 勇ましいのだかラ、世に云うギャップ萌えというのモ、
 わかる気がしまス。それぎゅっぎュー」

愛玩用よろしく、拒否がないのをいい事に抱きしめている。
実はこれらは当然のように衆目の中で行われているらしい。

「おヤ……意外でス。積極的に交流も、声掛けもしていル。
 リーダーシップもあリ、親しみやすさもあるのニ。
 ……でハ、そんなバンドッグの初めてを貰った事ニ、
 感謝をしましょウ。ハツトモですネ、ハツトモ」

初めての友であって臓物とは特に関係ないはずだ。
そうして引っ付きながら向かったゲームコーナー、
やはりスイーツプッシャーは今日もスイーツを押している。

「……3コインでどちらが多く取れるカ、勝負してみまス?」

どうも、友達っぽい事をしたがっている様子。
(-192) 2023/12/04(Mon) 21:06:37
トムラビは、ギャップ萌えを理解したかもしれない。
(a31) 2023/12/04(Mon) 21:07:40

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「ぐぬぬ……小官が負けるとは……」

多分これまでも口では負けてばかりだ。

「ああ、確かにプラネタリウムの案内員も似合いそうだ。
 何より危険も無いし……ぎゅーではないのだ!近い近い!!」

引っ付き引っ付かれワアワア言いながら歩いている。
傍から見ればさぞ目立ったことだろう。

「…親しみやすさがある、か?小官は囚人からは
 頭が固いだの冗談が通じないだの
 堅物だのとしか言われなかったのだが……」

「まあ、うむ。トムラビ殿がそう言うのならそうなのだろう。
 ……ハツトモとは?」

初めての友という意味です。

「む、……いいぞ、受けて立とう。
 3コインだな。今度は負けんぞ!」

案外乗せられやすい様子。
淡々と回り続ける菓子類を真剣に眺め、
何処を狙えば多く取れるか真面目に思案している。
(-198) 2023/12/04(Mon) 21:58:14