人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【赤】 黒眼鏡

/*とりあえず自分がセットしますので、お二方はご自由に…というかんじでよろしい……かと!

そしてご相談なのですが、
実は私、暗殺食らって今回で逮捕されますので……………(初手離脱系出資者)
演出される場合はお二方にお願いしたい感じです。

そのうえで、おっしゃるとおりほか役職のかたの行動考えると、私だけ設定でもいいのかな…というかんじもあります。
なにとぞよきようにしていただけましたら………

いろいろお任せしてしまってすみませんが、よろしくお願いします…!

(※いいつつ檻の中からの指示みたいなロールでよければ自分もできます やりやすいほうで!)
(*20) 2023/09/16(Sat) 21:24:05

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*遅くなりスミマセン、こちら大丈夫です!
逮捕まではこちらからしなければいけないことはないので、勧めてもらっても構いません。
(-345) 2023/09/16(Sat) 23:44:26

【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレ

「そんなダサい男にはなりたくないもんだ。
 握力には自信があるのにな〜」

なあ、とおどけた様子で指をワキワキ。
林檎くらい砕いて見せらあというその動きだが、こんな場所にフリーのリンゴはない。

「うるっせえな。
 これは…営業努力ってやつだ」
「うちのメイドマンはしつけがいいからな。
 期待してるよ」

暴力に明け暮れた少年、そしてソルジャーとしての時代は、若く幼さの残る顔を隠すために。
カポになってからは、その目つきの悪さを少しでもマシにするために。
……とは本人の弁だが、逆効果も甚だしい。
この男も直属の部下からの評判は割といい方だが、それは気前がいいからだろう。

(1/2)
(-352) 2023/09/16(Sat) 23:58:22

【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレ

そしてあなたの力こぶを見れば、懐かしそうに眼を細める。
力。腕っぷし。仲間の数。路地裏の掟は、最大公約数が力と面子だ。

「殴って解決したころは、なにもかも世界がシンプルに思えた。
 だが、そういうわけでもなかった。
 世界は大体、おんなじままで、
 俺たちが背ばかりすくすく伸びてるだけってこないだ分かったよ」

「……その"こないだ"が、まあ10年は前なんだけどな」

トシくったもんだよ、と、最近多い愚痴をこぼし。

「だからまぁ、そうだな。
 できることだけはしよう、お互い。
 一番信頼できるのは、自分だけだぜ」

横顔で、緩んだような笑みを返す。

「お前んとこの店なら飲むが。」

カポも大変だよ、と苦笑が混じった。


(2/2)
(-353) 2023/09/16(Sat) 23:58:32

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「ウィッグだあ?」

ごつごつとした指が、あなたの髪だけをさらりと梳かす。
指の間を流れていく束をくるくると弄び、体の脇へと流していく。
アレッサンドロの仕草だけ見れば、あなたの肌や髪や、
そういったものの手触りを好んでいるように見えた。

「面倒そうだし、男がするのはダサくねえか…」

彼はあまり人前で出すことはないけれど、
ダサいだのなんだの気にする心を、この年になっても持っている。

そうしてそういう話をしながらも、
慣れた手つきであなたの服を捲り、開く。
あちらこちらに触れて、――おそらくは、お互いの――昂りをまるで
零れ落ちるほどに、湧き起こす。

(1/2)
(-362) 2023/09/17(Sun) 0:19:50

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

そうした行為が始まれば、アレッサンドロは口数を減らす。
その見た目からはかけ離れた緩慢で繊細な手つきで
ずぶりとその体に沈みこんでいくように。

「……、」

はぁ、という息の音が、首筋を撫でて広がった。
肌に浮いた汗を舌がすくい、掌が豊かな乳房をするりと撫でて、
つんと立ったその先端を指先で扱くように触れる。
胸を弄う手と、足を押さえていた手と、口と。
全てが別の生き物のように、別々に女を苛んで――あるいは、愛するように触れて。

くち、と。

服と布の隙間から足の付け根に滑り込んだ手が、
かきわけるように粘膜に触れる。
お互いの肌に篭る湿り気が、蜜のように一筋滴り、シーツに落ちた。

(2/2)
(-363) 2023/09/17(Sun) 0:20:02

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「そうして悔い改めて救われるというのは、
 神の愛が降り来るのも俺だろう?」
「ならば、そういうものはもう要らないね。
 神様も、いらんといっているものをくれるほど暇人ではないだろう」

あなたの言葉をやんわりと否定する。
彼にとってそれは、もう不要なものなのだ。
教会に押し付ける寄付金だとか、高価な家電とか、そういうものと同じように。

「お嬢さんも神様が助けてくれないなら、
 他の者を頼った方がいい。
 セカンドオピニオンだろ。

 ほんとに愛があるのなら、相手が誰に救われたっていいはずだ」

それでも、あなたの言葉に宿る温度――それこそ、情やら愛やらいうものだろう──を感じたのか、
頬を緩ませるように小さく笑い。

「恩ね。あれも、仕事を楽にしたかっただけだから。
 だが、恩というなら、もうすこしだけ付き合っちゃくれないか」


ポケットにひっかけるようにして持っていた、
小さな白い花束を突き出す。

「彼女の墓に、これを。

 ここからは善く生き、静かに眠るものたちの場所だ」

俺は入れない、と。気取った様子もなく、事実を告げるようにした。
(-365) 2023/09/17(Sun) 0:28:54

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*
遅くなってすみません、というわけで色々話をまとめて明日襲撃です!!!!!!!

とはいえ黒眼鏡は前言通り無抵抗で捕まりますので、
こちらからは特に変わることはありません。
ひととおりイレネオさんが"暴"をやったところにモブ摘発チームが来る感じでしょうか。

とりいそぎ、すり合わせできたら助かります!
遅くなってすいません…
(-366) 2023/09/17(Sun) 0:30:24

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*確認ありがとうございます!
相互襲撃ですねえ! 襲撃ご連絡いただいてある間にチームの方でターゲットのお話がでていてどうしようかと…………

こちらとしては、イレネオさんの逮捕→黒眼鏡の交流まではスムーズに進んで(その間にちょっと会話とか暴とかは全然ありなんですが)
取調室で暴やらなにやらをやったところでその証拠を掴まれて
(手を出させた、に近い)摘発チームが突入してくる…というのがスムーズなのかなと思いました。
(止めたはずの監視機器が動いてるとかそういう…)

それでよろしければ…!!!
(-391) 2023/09/17(Sun) 1:39:30

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

――その日も黒眼鏡は、自分の店のカウンターの奥にいた。
タブレットをとんとんと操作しながら、
低く鼻歌を歌っている。

潮騒の音が壁越しに響く。
珈琲の沸く香りが、店内にゆらりと満ちてた。
(-401) 2023/09/17(Sun) 3:13:22

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「正論は聞きたくないなあ」

と、声が零れて。
手が滑るように、全身のいたるところ――どこもかしこもを触れていく。
あちこちを撫でて、また髪を梳いて、そういう動きをするのだから、
きっとこの男はあなたの髪が好きなのだ。



(1/2)
(-406) 2023/09/17(Sun) 4:59:43

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

何度も体を重ねるうちに覚えた、いくつかの箇所を緩く撫ぜる。
鼓動のように同じリズムで、
呼吸のように同じ強さで、
体の奥底までその熱が響くように。

「……、ふー……、ん」


爪の硬い部分がときたまあたり、指の腹で擦って、急にぴんと伸ばしてみたり。
体にゆるく回された腕が、ほんの少しだけ熱をあげる。
きつく締め付けられれば、それを内側からぐいと押し開きゆっくりとかき回す。

くち、くち、くちゅ、と水音が鳴って、、
ブラインドから差し込む光に性愛の音が沈みこむ。

「ん、……」


首筋のあたりに、吐息が触れた。
手が一度離れて、かちゃり、と金具の音がする。
下着を押し上げるほどに膨らんだ男性器が、白く滑らかな肌に押し付けられた。

「フィオ」


問いかけに返るのは言葉ではなく、その名と口づけ。

(2/2)
(-407) 2023/09/17(Sun) 5:00:36

【秘】 黒眼鏡 → 渡りに船 ロメオ

メールがきている。

『忙しいので食事会不参加』
『うちの店から珈琲を持っていけ』
『お駄賃ありマス』

行くなら店に持ち運び用にキチンとバッグに入れられた珈琲のポット(複数)と、『おだちん』と書かれた現金の入った封筒がある。
行かないなら行かないで特に何も言われない。
いつものやつだ。
(-410) 2023/09/17(Sun) 8:37:32

【神】 黒眼鏡

『不参加』

短いメールが食事会関係者に届いている。

#アジト
(G43) 2023/09/17(Sun) 8:38:04

【秘】 黒眼鏡 → マスター エリカ

情報開示OK。
関係は25年前(ヴィンセンツィオ20歳、アレッサンドロ14歳)から。
(-411) 2023/09/17(Sun) 8:40:14

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

歩み寄る姿を止めるでもなく、
しかしいらっしゃいと店主として声をかけるでもない。
ただ、ざあと突然降ってきた窓の外の夕立を眺めるように視線を送り、
あなたが近づいてくるのを待っていた。


「今は昼休憩なんだがね」


そんなことどこにも書いていないが、そうらしい。
タブレットを机の上に置くと、
かちゃりと黒眼鏡をかけなおした。

「用件はなにかな? イレネオ君。
 何か欲しいものでも?
 君が欲しがるものを俺が揃えられるかは分からないが、
 努力はしよう」
(-413) 2023/09/17(Sun) 8:45:19

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「おほめ頂きありがとう。自慢の商品でね」

皮肉をそのままぱくりとのみこみ、下手な皮肉をオウムのように投げ返す。
サテ、と前置きもなく、告げられたあなたの言葉にわざとらしく首をかしげて、

「摘発チームの人間じゃないだろう、お前」

動じた様子もなく──いやきっと、あなたが来るのを予想していたのだろう。
薄らとした笑みすら浮かべたまま、カウンターの裏で足を組む。
狭いカウンターの中に遮られて、ふちに沿うようにだらしなく足を真横に放り出す姿は太々しく、
これから起こることを全く予期できていないか、あるいは全てを悟り開き直っているように見えた。

「あの取締法は確かに非常に主観的な判断で逮捕・拘留を行使することが許された歴史的悪法だが、
 それは全警察官に許された権利じゃあないぞ」

膝の上で組んでいた手をぱ、と開き、あなたに向ける。

「どういう容疑で俺を引っ張るつもりだ?
 そのことに、法治国家を運営するにふさわしい根拠があるのか?」
(-417) 2023/09/17(Sun) 9:13:02

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

アレッサンドロ・ルカーニアは、
イレネオ・デ・マリアを侮ってはいなかった。
自分がガキの頃に、多くの舐め腐った目を向ける大人に理解わからせてやってきたからだ。
子供と大人で変わるのはパンチ力に乗せられる体重くらいなもので、
それが決めるのは極小規模ミクロな喧嘩の勝敗のみだということを
男は良く知っていた。

「薬?」

だから、これは。

 「――悪いが、覚えがないな」

    彼にとっても、悩む場面だった。


「どこの誰にだい。
 警察ならきちんとそのへんはっきりしてくれないとわからないぜ」

特に覚えのない・・・・・容疑で詰められ、ぶん殴りたい気持ちはある。
だがそれ以上に――
目の前の男は、目標・・ではないのだ。
(-424) 2023/09/17(Sun) 9:49:53
黒眼鏡は、捨てた。
(a14) 2023/09/17(Sun) 10:02:32

【独】 黒眼鏡

この段階で、アリソンとして活動するプランを捨てた。
予定外ではあるが、許容内ではある。
もちろん、実力で抵抗する選択肢もあったが。

(警官を傷つけるためのプランじゃない。
 こいつらは…いや、こいつなんかはまさに、
 アリソンには関係ない・・・・奴だし)

――そして、そういう状況において。

(俺のプランに、若いもん巻き込むのだなぁ)

――この男は、ああ、まったく、わがままだった。
(-433) 2023/09/17(Sun) 10:06:10

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

店内は、電気が消えていた。
珍しいことだ。いつもは点けっぱなしなのに。

けれど、アレッサンドロはカウンターに座っていた。
なぜかむっつりと口をへの字に曲げて、
扉を開けたあなたをじっと、黒眼鏡越しに見ていた。

「おう。
 どうした」
(-436) 2023/09/17(Sun) 10:19:36

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

ほう、と声をあげた。

「良く調べてるな」

犯罪にはならない・・・・・・・・よう務めて処理をしていた、薬物類の売買記録。
随分と抜けが多いが、今の取締法施行環境ならば理由づけには十分だろう。
見慣れた名前の羅列を一瞥し、なるほど、と頷く。

どうでもいいことだ。

「執念を感じるね。仕事しながら調べるのは大変だったろう」

ぎ、と椅子が鳴る。
身を前に乗り出して、カウンターに肘をついて。

「では、お手柔らかに頼む。
 弁護士は呼ばせてもらえるんだよな?」

――犯罪をそれと知りながら行う者は、最も法を信じている。

それゆえか、うっすらとした笑みがはがれることも、
その口から神への祈りも罵倒すらも、零れ落ちることはなかった。


「ああそうだ。
 これ、アリソン女史・・・・・・は知ってるのかね?」
(-441) 2023/09/17(Sun) 10:43:19

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「事前に計画した仕事ってのは、まあ、うまくいかないもんだと思ってね」

黒眼鏡を外して、はー、と溜息。
顔をごしごしと掌で拭ってから、またかちゃりとそれをかける。
――その時にはもう、いつものようなひょうひょうとした笑みがそこにあった。

「おお、ありがたいね。
 こりゃあなんだ? ニーノ」
(-442) 2023/09/17(Sun) 10:45:51

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「大人は大変ってことだな」

適当な言葉を言いながら笑っている。

「おお、こりゃいいな。
 果物って自分じゃ中々買わねえからな…」

食に興味の薄いこの男なら、なおさらだろう。
カウンターに並んでいくフルーツを見て、
身を乗り出し興味深そうにのぞき込んでいる。

「で――ヘエ、お前こんなん作れたのか!」

そしてクロスタータには本当に驚いたよう目を見開き、
ラップで包まれたそれをあちこち、矯めつ眇めつ眺め回し。
……ぷは、と突然吹きだすように笑って、
そのままぐしゃぐしゃとあなたの髪を撫でまわす。

「オッサンは甘いモン苦手かもってか?
 もらうよ。お前すげえな、大したもんだ」

ぐしゃ、ぐしゃ、ぐしゃと――なかなか痛い。
(-451) 2023/09/17(Sun) 11:14:39

【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレ

「利益を出すのが上司の仕事さ」

世知辛いモンだ。そうボヤくが、家族ファミリーという言葉にはああ、と頷く。
当然・・のことだ。

「ああ、何もかわらねえ。
 前よりちょっと、周囲に若いのが増えただけさ」

泥水のような珈琲をいつも飲んでいる男は、アーア、とのんびりした声をあげて。

「――そいつは楽しみだな。
 はいはい、景気よく、景気づけをな」

肩を並べて、日の暮れ始めた街を歩く。
その日は普段あまり深酒をしないアレッサンドロも、妙に酒が進んでいて。
――あなたをそこそこ遅くまで突き合わせたりしただろう。


「それじゃあ、またな」

去り際、彼はそういってあなたと別れる。
しばらくじっとあなたを見てから、肩を竦めて去っていった。
――何か言う言葉を考えて、きっとそれが浮かばなくて、そのままに。
(-483) 2023/09/17(Sun) 14:26:43

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「ないなら、いいさ。
 俺も特に興味はない」

なのに挙げたその名前――アリソン女史――には、
ほんの少し感情が揺れていた。
彼にとってそれは、何か嫌な相手の名前なのだろうか。

それ以上、余計なことは口にしない。
アレッサンドロはただ粛々と手錠を受け入れ、連行されるがままになる。
その過程であなたが暴力を振ろうとも、乱雑に扱おうとも、うめき声をあげる程度で抵抗もしないだろう。

好きにしろ、と。
何もかもを、捨て鉢ではなく、さっぱりと受け入れるように。
(-486) 2023/09/17(Sun) 14:29:18

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

結構まとも・・・だな。
そんな感想を抱いて、愉快そうに口元を歪める。
まったく、こいつの先輩に比べたら大分マシだ。
…昔話を喜ぶ若者はいないから、やめておこう。

そんな、恐らく本人に知られたらより気分を害するであろう思考をいったんおいやり、
取調室の椅子をぎいと揺らす。
手錠をかけられ、黒眼鏡も外した。
そこにいるのはアレッサンドロ・ルカーニア。
ファミリーに所属するカポ・レジーム、つまりは悪党だ。

「そうだな、思ったより快適だな。
 10年ぶりに入るが、リフォームでもしたか?」
(-519) 2023/09/17(Sun) 17:28:33

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「どうかな。この悪法が改定されれば、思ったより早く出られるかもしれないぞ」

せせら笑うように口元を尖らせて、
あなたの対面でふてぶてしく椅子に背中を預けて座る。

「それで、今日の日程は?
 尋問までお前がするのか、仕事熱心なことだよ」
(-522) 2023/09/17(Sun) 18:09:37

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「医者も神も、自分のいいように言う分には同じ、と。
 俺の持論で…不信心者ですまんな」

少し――なんだか気恥ずかしそうに笑う。
ぱちぱちと瞬くあなたの瞳に、黒く澄んだ瞳を合わせて。

「だがまぁ、たいていのやつはそうだろう。
 助けるのがよっぽど悪い奴で、のちのち利用するみたいな話じゃなけりゃあな」

その言葉を吐く時のアレッサンドロは、自嘲と自省とその他もろもろ、なんとも微妙な表情だ。
つまりはそういうことをやっているのだが、
神に懺悔しても自分が楽になるだけだとよく知っている。
だからつとめて何も言わず、花束を揺らす――が。

「あんたが?」

興味深そうに首をかしげて。
…にー、と。歯を見せるように笑うと、

「――共犯者があんたみたいな人なら、神様も目こぼししてくれそうだ。頼めるかい、悪党仲間さん」

あなたの肩にガッと腕を回して――よけようと思えば避けられる程度だが、まごうことなきセクハラだ――墓地の方へといざなった。
ただその前に。


「ちなみにあんたの罪は、聞いた方があなたの助けになるやつかい?
 面倒なことを頼んだお礼がしたいんだがね」

――肩を組むにしろ組まないにしろ、耳元でぼそりとこう尋ねる。
デリカシーも配慮もないが、言う通り、お礼の気持ちではあるのだろう。
(-525) 2023/09/17(Sun) 18:19:44

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「はいはい」

髪を撫でまわしながら、大人大人、なんて言葉が透けて見えるような頭の叩き方。
恥ずかしがる様子すらも楽しそうに眺めると、
あなたの頭をがっしと腕で抱え込んで――これはヘッドロッグだ。

ぐりぐりとこめかみをはさみこみながら、嬉しそうにクロスタータとフルーツを掴む。

「ああ、もらうよ。
 ……はー」
「いや、ほんと、トシ食ったわ」

ぐりぐり、ぐりぐり。抑えられているので、男の顔は良く見えないが。
なんとなく、その声は嬉しそうで、寂しそうだった。


「なんだ、髪セットでもしてんのか? 色気づいて〜〜」
(-530) 2023/09/17(Sun) 19:02:51

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「まったく、そうだ。
 作ったやつの人間性を疑うよ」

呆れたように背筋を伸ばして、
くんにゃりと脱力。
だらしなく背もたれを活用しながら、視線が左右にわずか揺れる。

「何話しても捕まえるんだから、証言なんかいらんだろー?
 適当に書いといてくれや。
 寝不足なんだよ、最近。

 ああ、お前ンとこの警官、睡眠薬今後どうするのかちゃんと聞いとけよ?
 あれ、ルート通さんと入ってこないからな」
(-558) 2023/09/17(Sun) 20:31:27