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人狼物語 三日月国


225 秀才ガリレオと歳星の姫

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【墓】 エウロパ



   ユスティが逃げるとは思っていないが
   行き先だけは聞いておきたかったのと
   彼の状態を確かめておきたくて。
   シトゥラは手を掴んで引き止める。

   
目に映るのは、彼女を助けた代償だった。
   

  
(+78) 2023/10/07(Sat) 1:37:46

【墓】 エウロパ



   「今から一時間以内になんとかしておいて。
    
    それ以上はお姫様を大人しく
    寝かせておける自信がないからね。」


   医務室の薬棚からユスティの症状を緩和する
   薬を拝借して手渡しながら、
   シトゥラは無茶な要求をする。

   薬の方は彼に合わせて調合した物ではないし
   気休めくらいにしかならないかもしれないけれど。
   別に完治させなくとも
   彼女の目に触れないような方法はあるはずだから。


  
(+79) 2023/10/07(Sat) 1:38:08

【墓】 エウロパ



   屋上へ向かう彼を見送ってしばらくしてから
   シトゥラはエウロパへと声をかける。


   「……ということで。
    どこまで聞いてたか知らないけど
    一時間はここで寝ててもらうから。
 

    本当は一週間は寝てなきゃいけないような
    酷い状態だってことを忘れないように。」


   
(+80) 2023/10/07(Sat) 1:39:45

【墓】 エウロパ



   途中から起きて話を聞いてたのが
   シトゥラにはお見通しだったみたいで
   しっかり釘を刺されちゃった。
   本当はすぐにでもユスティの元へ行きたい。
   会って、話がしたいのに。

   好きな女の子、って聞こえたの、
   聞き間違いじゃないよね、とか
   どうしてきてくれたのか、とか。


   話したいことは沢山あるのに
   身体を起こすことさえ今は出来なくて。

 
(+81) 2023/10/07(Sat) 1:40:34

【墓】 エウロパ



   
「一時間たったら起こしてくれるの?」



   傍に居てくれる友達に甘えるように聞けば 
   シトゥラは優しく笑ってくれた。
   

   「応急処置が適切だったし
    君に作った薬が上手く働いてくれれば
    起きる頃には多少は動けるようになってるよ。
    魔法は全く使えないだろうけど。

    だから今はゆっくり休んで。」



   その言葉を聞いて、
   私は暫くの間、体を休めるために目を閉じた。*

 
(+82) 2023/10/07(Sat) 1:41:17

【墓】 エウロパ



   一時間と少し経った頃。
   目を覚ました私は、医務室を抜け出して
   屋上へと向かう。

   身体はまだ重い。
   本調子とはいかないし、
   シトゥラの言葉通り魔法は全く使えない。

   
それでも、私は君に会いたくて。


 
(+83) 2023/10/07(Sat) 1:41:59

【秘】 エウロパ → ユスティ



   
「―――――ユスティ。」


  
(-55) 2023/10/07(Sat) 1:42:24

【墓】 エウロパ



   君の姿を見つけて、名前を呼ぶと。
   ふらふらと、君の方へと歩いていって。

   
大好きな人に抱きつくんだ。

   色々聞きたくて来たはずなのに、なんでかな。
   君の姿を見たら言葉が出なくなっちゃった。


  
(+84) 2023/10/07(Sat) 1:43:09

【秘】 エウロパ → ユスティ



   
「助けに来てくれてありがとう。」



     それでも、これだけは伝えたくて。
     互いの鼓動さえ聞こえそうな距離で伝えるのは
     守ってもらったことへの感謝だった。*

 
(-56) 2023/10/07(Sat) 1:44:03

【秘】 ユスティ → エウロパ



   ふと身体を調整しながら過去を思い返す。

   大事なのは力があるかどうかではない、と
   シトゥラの言っていることは正しいはず。

   しかし自分は力の為に全てを捨ててしまった
   そんな中で今更力に固執しないなど
   自分の存在意義さえぐらついてしまう気がする。



(-57) 2023/10/07(Sat) 2:33:00

【秘】 ユスティ → エウロパ



   やはり導き出される結論は変わらない。
   自分は彼女の傍にいていい存在では無いのだ。

   これでいい。
   また静かにある程度の距離を持って
   互いに不必要な干渉はしないまま

   卒業を迎えてしまえばそれで終わりだ。


(-58) 2023/10/07(Sat) 2:33:38

【秘】 ユスティ → エウロパ



     それなのに

         歳星キミは空から落ちてきたから


(-59) 2023/10/07(Sat) 2:37:09

【秘】 ユスティ → エウロパ



     「……?エウロパ……っ!!??」


(-60) 2023/10/07(Sat) 2:37:49

【秘】 ユスティ → エウロパ



   怪我人がなにしているんだと
   叱りたくなる気持ちをグッと堪えて
   なんとか彼女を抱き止める。

   暴走の後遺症なのか魔力の回復が著しく遅く
   幸いこちらに悪い影響は感じなくて

   彼女に離れてもらうための大義名分は
   どうやら暫くは使えなくなりそうだ。



(-61) 2023/10/07(Sat) 2:38:27

【秘】 ユスティ → エウロパ



   「……別に助けたのはボクじゃない。

         礼を言う相手はボクじゃないだろ。」


(-62) 2023/10/07(Sat) 2:39:09

【秘】 ユスティ → エウロパ



   エウロパに離れろと言えないユスティは
   しばらくエウロパを抱きとめたままだった。*


(-63) 2023/10/07(Sat) 2:39:30

【墓】 エウロパ



   ユスティの返答を聞いて、
   誰かが化けていたらしいと推測を立てれば
   シトゥラは嫌そうに顔を顰めてしまう。
   変身薬を作るのはそう簡単ではない。
   となれば、誰かに頼んだのでない限り
   作った人など限られてくる。


   そして、変身薬を使う目的なんて
   ろくでもない物の方が圧倒的に多い。


  
(+96) 2023/10/07(Sat) 20:04:31

【墓】 エウロパ



   ……ユスティよりこの手の調査は得意だし   
   エウロパが無事ならそれでいいと思えるほど
   シトゥラは寛容にはなれなかった。


   
(+97) 2023/10/07(Sat) 20:04:49

【墓】 エウロパ



   とはいえ、今大事なのはエウロパのこと。
   苦笑するユスティにかける言葉はそう多くはない。
   エウロパならきっと許してくれるだろう。
   でも、言いだしにくい気持ちも分かる。
   自分が悪いのだと分かっているなら余計に。


   「大事な人が離れようとすればするほど
    彼女は傷ついていくんだと思うけど。」



   自分は離れるつもりはない。
   ただ、本当にいて欲しい相手は自分ではない。
   シトゥラはそう思っていたから
   少し困ったように笑って。


  
(+98) 2023/10/07(Sat) 20:05:42

【墓】 エウロパ



   「情けなくなんかない。>>+92
    それだけ必死で守りたいって
    そう思ってたってことじゃない?」


   そして、共倒れにならずに帰ってきた。
   どこが情けないというのか。
   本当はユスティも一時間と言わず
   もっとゆっくり治療するべきで
   シトゥラからしたら
   かなりの無茶を言ったつもりだったのだが。

  
(+99) 2023/10/07(Sat) 20:06:07

【墓】 エウロパ



   「一時間後に君が姫を起こしに来てもいいんだよ?
    童話の王子様みたいに、さ。」>>+93


   シトゥラは冗談っぽく言いつつ
   ユスティが医務室を出ていくのを見送った。**

 
(+100) 2023/10/07(Sat) 20:06:23

【秘】 エウロパ → ユスティ



   君に好きな人がいるなら
   私の事が嫌いなら、傍に居たいと思っちゃいけない。
   そう、思っていたけれど。

   さっき聞こえてきたシトゥラとユスティの会話の中で
   好きな女の子、って聞こえて。
   話の流れからどう考えても私の事で、
   それが私の聞き間違いじゃなないのなら……。


  
(-64) 2023/10/07(Sat) 20:06:52

【秘】 エウロパ → ユスティ



   一緒にいていいかどうかじゃなくて。
   
一緒にいたいかどうかを大事にしたい。


  
(-65) 2023/10/07(Sat) 20:07:11

【秘】 エウロパ → ユスティ




   
私は空で輝くだけの星になったつもりはないもん。



 
(-66) 2023/10/07(Sat) 20:07:57

【秘】 エウロパ → ユスティ


   
   怪我人がこんな所までくるなんて
   怒られたって仕方ないのに。
   抱きとめてくれる君はやっぱり優しいね。

   魔力をほぼ使い果たし
   回復もまだできていないから
   今は限りなくただの女の子に近いんじゃないかな。
   魔法も使えない、あの頃みたいなエウロパに。


  
(-67) 2023/10/07(Sat) 20:09:13

【秘】 エウロパ → ユスティ



   「
助けてくれたのはユスティだもん!

    だって、あの嵐の中に来てくれたのも
    私に応急処置をしてくれたのも
    学校に連れ帰ってくれたのも……」

  
(-68) 2023/10/07(Sat) 20:10:49

【秘】 エウロパ → ユスティ


   
   「魔力を分けてくれたのも……」


   魔力を分けてもらった時のことを思い出して
   少しだけ目を逸らす。  
   だって、恥ずかしいし……

   
初めてのこと、だったし……。


  
(-69) 2023/10/07(Sat) 20:11:25

【秘】 エウロパ → ユスティ



   「全部、ユスティがしたことなのに。
    どうしてそんなこと言うの?」


   どう考えたって君が助けてくれたのに。
   答えは返ってきたかな。
   どちらにせよ、私が来たのは
   君と話がしたかったからで。

  
(-70) 2023/10/07(Sat) 20:11:43

【秘】 エウロパ → ユスティ



   「……あのね。
    色んなこと聞きたくてここに来たんだ。

    
えーっと……その……。」



   聞きたいことはいっぱいあって
   伝えたいこともいっぱいあって。

   少し迷って、思い出したのは、
   あの森の中での会話。

 
(-71) 2023/10/07(Sat) 20:12:07

【秘】 エウロパ → ユスティ



   「……責任取る、って
    どういうことか聞いていい……?」*


  
(-72) 2023/10/07(Sat) 20:12:35