人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

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視点:


【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「………」
「控えめって……大人しいってこと?
 僕元から、そんなにうるさい方じゃないし」

* いつものことだよ、と言いたいようで。
* かじったいちごの甘酸っぱさに、少し頬が緩みます。

「え?」
「……まあ、そりゃ、いっしょにいるからって、
 ずっと喋ってなくちゃいけないわけじゃない……し」
「……………
何??


* 途端に黙り始めたと思ったら落ち着きがないし。
* 本当に不思議だなあ、とあなたを見つめているのです。
(-3) 2022/03/26(Sat) 21:08:10

【秘】 気分屋 ルヴァ → 日輪 キンウ

「物書き?ふうん………
 すごいね、そんな人と仲良くなれるなんて」

* ちょっとうらやましそうな声で言います。
* だって、お話を作れるなんて。ルヴァにとっては魔法みたいですから。

「あ、そうなんだ。
 ……楽しくないんだ」
「いや、別に自慢するかは分かんないけど」

* 楽しくない。なんでだろう、ルヴァはちょっと考え込みます。

「君にとって、楽しいことって……何?」
(-4) 2022/03/26(Sat) 21:10:03

【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー

「まあ、隣って言ってもちょっと遠いしね……
 有名?え、……うーん……」
「……………ごはんがおいしい」

* それは有名と言えるのか分かりませんが。
* ルヴァにはそれしか思いつかなかったようでした。

「へえ、すごいね。
 そんなに作るの大変そう………」

* なんて話しているうちに、出店が見えてきて。
* 色とりどりの刺繍、花畑のように並んだそれを。
* ルヴァはじい、と。魅入られたように見つめていました。

「…………」

* ほ、と息を一つ。
(-5) 2022/03/26(Sat) 21:12:53

【墓】 気分屋 ルヴァ

「………


* ルヴァは気づきました。
* 自分の胸元から消えたものに。
* ああ、そうか。取られてしまったんだ。

「………………」

* 首を振ります。ええ、しょんぼりなんてしていません。
* だってリボンも付けましたし。しょんぼりなんてしませんとも。
(+0) 2022/03/26(Sat) 21:14:10

【墓】 気分屋 ルヴァ

「お、落ち込んでない!」

* 慌てて反論です。
* ちょっと寂しくなっただけなのです。
* いえ、なってません。寂しくもなってません。
* ………そういう、つよがりなのですけれど。

「………うん」
「応援、してるよ。
 僕たちの仇とってよね……」
(+3) 2022/03/26(Sat) 22:10:06

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

「………うん」

* 周っても回っても、周りきれないような気さえします。
* それくらい、輝きと賑わいがここには溢れていて。
* だから、こうしてあなたと歩き回るのは、楽しい。
* そう思っているけれど、言葉には出来ないルヴァです。

「………」

* くんくん。ルヴァもそのいい香りに気づいていました。
* ほう、と頬を緩めて。美味しそうだな、とあなたの示す先を見て。

「かっぷけーき………」

* 食べたいなあ、と言いたげに繰り返すのです。
(-19) 2022/03/26(Sat) 22:13:17

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

「僕も………、」

* と反射的に同意しかけて、途中で止まりました。
* ちょっと恥ずかしくなっちゃったので。
* さて、ぷるぷると首を振って恥を払って、品ぞろえをいっしょに眺めましょう。

「………えっと」
「えっと……………」

* 迷います。だってどれも美味しそうですから。
* 視線が素敵なお菓子たちの上を右往左往。しばらくして。
* 袖が示したのは、色んなドライフルーツを混ぜ込んだカップケーキ。
* その上からアラザンまでのっていて、カラフルで可愛らしいものです。
(-22) 2022/03/26(Sat) 22:25:22

【墓】 気分屋 ルヴァ

>>c0

「!」

* お花の良い香り。
* ちいさな袋を見つめて、ルヴァは少しだけぱちくりと。
* それから、それから。渡してくれたあなたの方を向きます。

「あ、」
「ありが、とう……?」

* 落ち込んでいるように見えたから、なのでしょうか。
* さすがのルヴァも、きちんとお礼を言わなくちゃと思いました。
* 慌てて言ったものですから、少しばかり声が裏返ったりして。
* あとからほっぺが赤くなりました。
(+5) 2022/03/26(Sat) 22:27:13

【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「う、うん……えっ」
「え〜……と」

* 改まって訊ねられると、少し難しくて。
* 確かに不思議だとは思っています。ちょっとだけ、ちぐはぐだな、とか。
* でもそれが嫌なわけではないと思います。

「………知らないこと、ばっかりなのかなって。
 知らないことが多いから、知ろうとして」
「なんだろ……本で読んだことが本当なのか、確かめる、みたいな」
「別に、いやじゃない、し。君は不思議だけど……分かりやすい、と、思う」

* ううん、ルヴァは悩み顔です。あなたのどういうところが不思議なのかって。
* 改めて言葉にしようとすると、まとまらなくて。

「………だから、そう」
「僕でよかったのかな、って」

* ……ルヴァは素直じゃありませんから。
* あなたが誰かを知ろうとするなら。もっと適任がいるような気はします。
* これでも頑張って言葉は選んでいますけれど。知らないものを初めて知ろうとするなら。
* それは素敵なものの方が、きっといいだろうと思います。
(-26) 2022/03/26(Sat) 22:35:36

【墓】 気分屋 ルヴァ

>>c1 

* ルヴァは、そんな声を聴いたのでしょうか。
* 甘やかされているように見えたのは少し恥ずかしいですけれど。
* 確かに、あなたも、そしてもう一人も。
* 今日で蜜を取られてしまったのは、同じですもんね。

「…………」

* 何か、何かあったかな。ルヴァはポケットをあさります。
* そして、見つけた小さな飴ちゃん二粒を。
* ラキと、イクリールにこそこそと渡しに行きました。
* 恥ずかしいので、半ば押し付けるようにしてすぐに去っていきましたけれど。
(+6) 2022/03/26(Sat) 22:38:20

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

「きれいだから………」

* ごにょごにょと理由を伝えて。

「………」
「ふつう、のも。おいしい……」

* ささやかな同調のつもりでしょうか。
* それだけを言って、あなたが注文するところを見ていました。
* それにしても、ここは本当に甘い匂いがいっぱいで。
* いるだけでしあわせな気持ちになってくる気がします。

「……どこで食べるの?」

* 手渡してもらったカップケーキを両手で持ちながら。
* そわそわとした様子でルヴァは訊ねます。
(-32) 2022/03/26(Sat) 22:42:43

【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー

「……――!」

* 瓶に伸びた手。知っている顔。
* ルヴァは目を見開きます。あなたが、蜜の妖精だったなんて。
* なんてあっけに取られていたら。リボンがひゅる、と解けていくのに気づきました。

「あ、」

* それは、とっちゃだめ!
* 慌てて手を伸ばします。けれどルヴァはあんまり運動神経のいい方ではなくて。
* そのままの勢いでよろけて、あなたにぶつかりそうになってしまうかも。
(-38) 2022/03/26(Sat) 22:54:18

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

「そ」

*
そのまま!!

* ……零さないで食べられるでしょうか。
* ルヴァはちょっぴり自信がありません。
* 食べ歩きに慣れていないのです。手元を見下ろして、あなたを見つめて。

「…………やってみて」

* これはお手本の要求です。
(-43) 2022/03/26(Sat) 22:57:52

【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「………」

* なんとなく、あなたは普通の環境で育ってないのかもしれないと。
* ルヴァは思いました。だって、まだ子供のルヴァだって。
* 自然と知っていくようなあれそれを、あなたは知らないのですから。
* ええ、それが分かったところで、あなたへの態度は変えませんけれど。
* だって、あなたがあなたであることは変わりませんから。

「いや、」

* 自信がないというか。人当たりが良くないというか。
* そんな言い訳は、あなたの言葉の羅列に呑み込まれます。
* あなたの言葉はいつもまっすぐです。余りにもありのままです。

「…………
 僕は……だから」
「……た……たの、しいよ」

* 絞り出すような声で返します。あなたの言葉は、逃げ場がないのです。
* そのまっすぐな目に、なんだか、偽りを向けてはいけない気がして。

「たのしくて、……きみも、たのしいなら……
 そ、それでいいから」
「………
分かったから……


* そこまで言って、ルヴァのほっぺはりんごのように赤くなりました。
(-45) 2022/03/26(Sat) 23:03:27

【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー



「え」
「ま……まあ、いいけど」

* この一瞬で、お祭りが終わった後の約束が出来てしまいました。
* こんな簡単に約束が出来るなんて、ルヴァは知りません。
* 嬉しいような戸惑うような、曖昧な声で返しました。

「えっと、……うん」

* 買いたいな。お財布と相談にも、なるけれど。
* さて、ルヴァはじい、と糸の花畑を眺めます。
* どれも綺麗で、素敵で……ひとしきりの後、ルヴァが手に取ったのは。
* たんぽぽの刺繍されたハンカチでした。
(-48) 2022/03/26(Sat) 23:08:39

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

* ルヴァは気づきました。
* 普段普通に慣れている人が、食べているところを見たところで。
* 参考にはならないということに。

「…………」

* けれど、見せてもらったのですから。
* そうしてルヴァも、綺麗にぱくりと食べなくては。
* なんとなく、そんな圧力を己にかけていました。

「ぼ、僕も……」

* ぱく!
* 上の部分をかじります。ほろほろと生地と果物が落ちそうになって。
* ルヴァは慌ててもう一口。そうするとまた次がほろほろと……
* ……なんてことをしばらく、あなたの前で繰り返すでしょう。
* 木の実を食べるのが下手くそな小動物のようでありました。
(-50) 2022/03/26(Sat) 23:11:55

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

「……あ、そ、そっか」

* あなたの言うとおりに、袋をちょっと広げて。
* ちぎってちまちまと食べ始めました。これなら大丈夫。

「おいしい……」

* そうしてようやく、カップケーキを味わう余裕が出来るのです。
* ふんわりやさしいカップケーキと、彩りのある果物の味わい。
* とってもおいしいです。ルヴァはそっと頬を和らげました。
* ………ふと、ちょっとだけ自分のカップケーキをちぎると。
* あなたの方へ差し出しました。
(-73) 2022/03/27(Sun) 12:51:21

【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー

「いっ、」

* ぼふ、と二人でその場に倒れこみました。
* ルヴァは慌てて身を起こすと、あなたを見つめます。

「ご、ごめん!」

* 思わず素直な謝罪がひとつ。それからハッとしました。
* 元はと言えば、あなたが急に瓶を取ろうとするから。
* むう、とちょっとばかり不機嫌な視線を向けて見せました。

「………せめて先に声かけてよ」

* なんて、言ってみながらも。あなたが怪我してないかが心配で。
* 不機嫌な視線はそこまでとげとげしくないものなのでした。
(-74) 2022/03/27(Sun) 12:54:47

【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー



「………し、仕方ないなあ」

* なんて言いながらも、どこか浮ついた声。
* だって、嬉しいですもの。言えないですけれど。
* さて、たんぽぽのハンカチを受け取ります。きちんとお金を払って。
* しあわせ、しあわせ。頭の中で繰り返しながら、視線を下ろします。

「………」
「お花にも、色々……意味が、あるんだね」

* よく見かけて、可愛いから、という理由だったのですけれど。
* それがしあわせを意味するなんて、ルヴァは知りませんでした。
(-75) 2022/03/27(Sun) 12:58:52

【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「………うん…」

* ただ、ひとつ頷きました。
* ルヴァは素直じゃありませんから。あなたの言葉に頷くだけ。
* あなたと同じだと、伝えることがやっとなのです。

「………」
「……
元気だって言ってるじゃん!!


* ぷんすこ!本当は恥ずかしいだけなのです。
* それを言うわけにもいきませんので、元気だと主張するだけ。
* ぱくり、飴ちゃんも一気に食べてしまいました。
(-78) 2022/03/27(Sun) 13:55:17

【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「…………」

* 反省しているようには見えない、ですけれど。
* あなたはきっと、ちゃんと。申し訳なくは思っている気がして。
* 反発するような言葉は、出てこないのでした。

「………どっちでも」
「君が、そうしたいなら……そうすれば」

* 撫でられるのは、嫌いではありませんけれど。
* 子ども扱いという感じで、恥ずかしくはなります。
* けれどまあいいか、と受け入れて目を伏せて。
* からっぽの棒を手持無沙汰に、緩く振っていました。
(-88) 2022/03/27(Sun) 20:09:26

【秘】 気分屋 ルヴァ → 演者 シェルタン

* こくこく。頷いて、あなたが受け取るところまでを見届けて。
* おいしい、と聞けばそうだよね、なんてもう一つ頷きます。

「あ」
「えっと……じゃあ、もらう」

* ありがとう、と返したのはとっても小さな声。
* ふわふわのそれを口に放れば、優しい甘さが広がります。

「………おいしいね」

* 誰かと買うから、こんな風に分けられるんだな。
* ルヴァはこうして分け合う経験はあまりないですけれど。
* なんだか、いつも以上におなかいっぱいになる気がするのは、何故なのでしょう。
* そうしてちまり、ちまりとカップケーキを減らしていきました。
(-89) 2022/03/27(Sun) 20:12:13

【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「………そう」
「頑張り屋、だね」

* ルヴァには、あんまり難しい振る舞いは出来ませんけれど。
* あなたは、そういうものを覚えていくのでしょうか。
* 無理はしないでほしいな、と思いました。

「そうだね、……買えて、よかった」
「えっと……次?
 君は行きたいところ、ないの?」

「好きなものとか、あるなら……」

* もしかしたらそれもまた、あなたにとっては、これから知るものだったり。
* ……するのでしょうか。だったら、困らせてしまうかな。
(-92) 2022/03/27(Sun) 21:24:43

【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「りんごが落下するのと同じ……??
 あ、えっと。ならいいけど……」

* 心配しなくていいということを、多分言ってくれたのでしょうから。
* それならいい、と頷いて。自然なことなら、無理にやめさせる方が悪いこともありますし。

「…………」

* そして。あなたが予想通り悩んでいるところを見て。
* ううんやっぱりそうかあ、なんて心の中だけで。

「……と、特にないなら。えっと」
「お花……見に、行くとか?」

* ルヴァは、ここを回っているときに、小さな庭園を見た気がしたのです。
* なんとなく、一人で行くのははばかられたので、いっしょにどうかな、と。
* 誘ってみることにしました。
(-98) 2022/03/27(Sun) 21:44:07

【秘】 気分屋 ルヴァ → 異邦人 サルガス

「……うん」
「連れて行って、あげる」

* 思えば、ここに来てから誰かに案内されることが多くて。
* こうして手を引いて、誰かを連れていくのは初めてかも、と。
* ルヴァはふと思いました。

* 進む先は祭りの外の方へ、人気は少なくなって。
* やがてふわりと、花の甘い風が吹きました。
* ちいさなアーチをくぐった先。
* ちいさな花がいっぱいに集まって、咲いたところ。
* おしゃまな風に、庭園がそこで待っていたのです。

「………わ」

* 花弁が頬をなぜていって、ルヴァは声を零します。
* それから、そのままにあなたを見上げて。
* どうかな、と聞きたげに口を閉ざしました。
(-144) 2022/03/28(Mon) 20:37:55

【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー

「失敗してるじゃん………」

* さて、体を起こしたあなたの服を、やれやれと言う風にはたき始めたところで。
* リボンの存在を思い出したのです。

「あっ」
「………もう、君が解いたんだよ」

* なんて。皮肉っぽく言う声も大して冷たくはなく。
* 言うかどうか迷って、ぽつりとつけたしたようでもありました。
* 蓋だけになった首飾りに、リボンを結び直すと。
* またぺしぺしとあなたをはたき始めるのです。

「どじな蜜の妖精だね、本当に」
(-145) 2022/03/28(Mon) 20:40:54

【秘】 気分屋 ルヴァ → 裁縫屋の子 リュシー

「はなことば……」

* ルヴァは、花言葉というものを、初めて知りました。
* ただ、そこに咲いていて、きれいなだけじゃなくて。
* その花に心を見出すように。意味を付けるのは。
* ……素敵だなあ、と。思うだけで、言葉にはせず。

「………これ」

* あなたにも見えるように、ハンカチを広げます。
* そこには確かに、たんぽぽの刺繍。おひさまのように明るく、けれどしかと地に根付く、可愛らしい花。

「似てる」
「……から、」

* 半ば無意識に零した言葉に、後からハッとして口を押えました。
* ルヴァは恐る恐ると言ったように、あなたを見つめます……
(-146) 2022/03/28(Mon) 20:44:47

【秘】 気分屋 ルヴァ → 日輪 キンウ

「…………」
「……そ、それは。おっきいね……」

* なんだかふわふわぽやぽやとしたあなたの口から。
* それだけ壮大なことが出てくるとは思わなくて。
* けれど、そうであったならいいとは思います。
* ……とても、難しいでしょうけど。

「たのしく……する、んだ。
 って、えっ」

* きままに漂っていくのを、後から気づいたように声をあげて。
* ううん、ええと。その背に投げかける言葉を探します。

「たのしく」
「なったら。……」

* 良いね、とは言えなくて。

「………教えてね」

* 代わりの言葉を付け足して、あなたを見送るのでした。
(-147) 2022/03/28(Mon) 20:47:42